【市長発表:世界女性スポーツ会議】
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それでは、5月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日は、3点の項目につきまして、発表させていただきます。
まず第1点目でありますが、高円宮妃久子殿下のご臨席を賜りまして、5月11日から14日まで開催をいたしました「2006世界女性スポーツ会議くまもと」の報告についてであります。
第4回目となる今回の会議でありますけれども、最終的には74の国や地域から700名のご参加をいただきました。参加者数につきましては、過去最高ということでございました。当初約100ケ国ということを申し上げておりましたけれども、ビザの関係等で最終的に参加できなかった方もいらっしゃったようでございまして、結果的に74の国や地域から700名のご参加ということでございました。
4日間のこの会議でありますが、この会議のために初来日されました、国連の女性地位向上部長カロリン・ハナン氏の基調講演に始まりまして、全体会、分科会などが開催され、特に、熊本の2つの女性市民グループが、熊本のスポーツ分野における取組みや女性の視点からの地域づくりへの提案などにつきまして分科会を実施されますなど、熊本開催を印象づける会議となりました。また、最終日には、「熊本協働宣言」が発表されまして、熊本の名が世界に発信されることにつながったのではないかと考えております。
さらに、会期中には、知事とともに「ブライトン宣言」に署名をし、スポーツに限らず全ての社会の更なる男女共同参画を推進していくことを表明させていただきますとともに、地域スポーツの振興を図りますために、日本オリンピック委員会と「JOC・パートナー都市協定」を締結させていただきました。
このような、ブライトン宣言署名とオリンピックパートナー都市協定締結という今回の会議で生じました果実でございますが、会議を一過性に終わらせないという意味でも、今後の政策に反映させていきたいと考えております。
最後になりますが、参加者の皆様より、「市民が一丸となって運営にかかわっていることを、各場面で感じることができた」あるいは「市民のみなさんのおもてなしがとてもすばらしかった」との声が寄せられておりまして、このような市民との協働が、会議の成功につながったのではないかと考えております。
今回の会議を準備の段階から、様々な面でご支援をいただきました市民の皆様方、関係団体の皆様方に対しまして、この場をお借りいたしまして、心から感謝を申し上げたいと思います。