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平成18年9月定例市長記者会見

最終更新日:2006年9月27日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:台風13号及び9月議会について】

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 それでは、9月の定例記者会見を始めます。まず、項目に入ります前に、17日の台風13号についてでありますけれども、非常に強い勢力で北上してきましたために、16日土曜日の午後5時に水防本部を設置いたしまして、17日の午前8時半には注意報発令態勢から警報発令態勢に移行させまして、警戒をしてきたところでございます。
 本市におきましては、熊本城や動植物園など一部の施設の閉鎖、あるいは倒木被害等ございましたけれども、現段階で判明している範囲では死傷者等の人的被害はなかったようであります。ただ、梨や柑橘の落果被害など農作物等の被害が生じておりまして、詳細については現在調査を進めているところであります。
 また新たな台風も発生をいたしておりまして、今後も更なる防災体制の充実に努め、災害に対応してまいりたいと考えております。
 それからもう一点でありますが、本日、9月議会が終了いたしました。今議会におきましては、補正予算案をはじめといたしまして、「住民基本台帳に係る個人情報の保護に関する条例」や「国民健康保険条例」の一部改正などを提案しましたほか、議会におきましては中心市街地活性化対策、熊本駅周辺整備事業、障害者自立支援法への対応や子育て支援など、本市が直面をしております重要な課題につきましても、ご議論をいただいたところであります。いずれも今後の市政運営にとりまして重要案件でありましたが、今回提出をいたしました全ての議案につきましては可決いただき、感謝をしているところであります。
 それでは本題に入りますが、4点の発表があります。

【市長発表:犯罪を防止し安全で安心なまち熊本市をつくる条例】

 まず第1点目でありますけれども、6月議会において制定をされました「犯罪を防止し安全で安心なまち熊本市をつくる条例」、いよいよ10月1日から施行となります。
 これまでも、市民の皆様には、地域での安全安心パトロールなど安全安心まちづくりにご協力をいただいておりますが、条例施行後も引き続き犯罪及びこれらを誘発させる行為の発生を防止するため、協働で取り組んでまいりたいと考えております。
 今後の取り組みでありますが、「熊本市安全安心まちづくり推進協議会」や6つの違法行為を重点的に対処いたしますための「繁華街対策の組織」を立ち上げますとか、「安全安心まちづくり旬間」におけるイベントの開催や「モデル地域」の指定等を行う予定といたしております。

【市長発表:まちづくりシンポジウム】

 次に2点目でありますが、「美しい城下町くまもと・その街なかに住む」をテーマといたしまして、まちづくりシンポジウムを10月22日に開催をいたします。これは、日本建築学会の120周年記念事業の本市での開催に合わせまして、熊本大学工学部「まちなか工房」、熊本中心商店街等連合協議会との共催によりまして開催するものであります。
 中心市街地においては、郊外への都市化の進展などによりまして、定住人口の減少と共に街の活力が衰退しておりまして、都市の顔としての役割が失われつつあります。本市においても、新しい中心市街地活性化基本計画を策定し、活性化に向けて取り組むことといたしております。
 そのような街なか居住の推進は重要な施策でございまして、今回のシンポジウムで活発に議論されることを期待いたしております。詳細につきましては、お手元の資料をご覧いただきたいと思いますが、このシンポジウムを通じまして、中心市街地の街なか居住につきまして市民の皆様と一緒に考えてまいりたいと思っておりますので、多くの皆様にご参加をいただければと考えております。

【市長発表:くまもと秋のお城まつりと城下町大にぎわい市】

 第3点目ですが、「第11回くまもと秋のお城まつり」と「城下町大にぎわい市~熊本こだわりの味と技~」についてであります。詳細につきましては、お手元にお配りしておりますものをご覧いただきたいと思いますが、今年も例年同様、盛りだくさんの催しを繰り広げる予定としております。
またお城まつりにあわせまして、本丸御殿の現場見学会を開催いたします。この本丸御殿の現場見学会でありますが、ゴールデンウィークにも開催をいたしましたけれども大変好評でございました。平成19年度の完成に向けまして最終段階へと進む復元工事の様子を、間近でぜひご覧をいただければと考えております。
 さらに、商店街が主体となって開催される「城下町くまもと銀杏祭」、秋の季節に欠かせない行事となってきております「熊本城400年と熊本ルネッサンス県民運動」の皆様方によります「みずあかり」なども開催されることとなっておりまして、熊本城築城400年に向けましてこのような様々な取り組みが、熊本城と中心商店街との回遊性を高めますとともに、にぎわい空間を面的に広げ、熊本城を軸とした中心市街地全体に賑わいをもたらしてくれるのではないかと期待をいたしております。
 大にぎわい市、お城まつり、また関連する行事につきましても、多くの市民の皆様においでをいただきたいと考えておりますので、市民の皆様への周知につきましてご協力を賜りますようお願いをいたします。

【市長発表:市電150円均一運賃の試行】

 最後、4点目ですが、市電150円均一運賃の試行についてであります。このことはすでに発表しておりますが、来月10月1日から12月31日までの3ヶ月間、全線を対象といたしまして、市電150円均一運賃を試行することといたしました。
 公共交通機関をご利用いただく皆さんが年々減少しておりますなか、市民の皆様の、日々の足として親しまれる市電を、さらにご利用いただけますよう努力してまいりますとともに、この均一運賃の試行を機会といたしまして、環境や人にやさしい市電をアピールしてまいりたいと考えております。
私からは以上ですが、最後にもう一点述べさせていただきたいと存じます。今回は私の1期目最後の議会となりますことから、これまで4年間の検証と総括、また2期目の基本姿勢と公約についてもご質問がありまして答弁をいたしたところであります。
 その際にも申し上げましたが、私はこれまで市政運営にあたりまして、67万市民にとって公平、公正であるかどうか、あるいは次の世代のために今必要なことなのかどうか、この二つを大きな判断基準といたしまして取り組んでまいったところでございます。そして議会という公の場、繰り返し申し上げてまいりましたが、ここにおける議論を大事にいたしまして、この4年間それぞれの議会に臨んでまいりましただけに、現在の任期中最後の議会を終えたところでありまして感慨深いものがございます。
 一部の議案につきまして否決、修正もこの4年間ありましたけれども、議会での議論を通じまして、市民にとりまして市政の課題がわかりやすくなったのではないかと感じております。また、長年の熊本市にとりましての課題を決してこれ以上先送りすることなく、正面から取り組んでまいりましたことで、この4年間で市政は大きく前進をすることができたのではないかと考えております。
 しかしながら、熊本市の将来を見据えました中でまだまだ課題も抱えておりますことから、議会は終わりましても残された任期を全力で取り組みまして、新しい熊本づくりに向けた道筋を確実なものにしてまいりたいと考えております。
 以上で終わります。それではご質問をお受けいたします。

【質疑応答:市議会との関係について】

【記者】今日(市長)がおっしゃいましたように任期中最後の議会だったわけですけれども、市長は就任して以来、議会と執行部は切磋琢磨して緊張と協調の関係を築きたい、そのために努力をされてきたかと思います。しかしこの4年間で協調を目指しながらも、執行部と議会の意思の疎通が前の市政に比べてうまくいかなかった、そういう面もあるかと思います。この4年間を顧みまして、議会との間にどうして溝ができてしまったのか、その原因、理由、ご自身どんなふうにお考えでしょうか?
【市長】今の議会と執行部の関係を溝ととらえるかどうかという、これは見方だろうと思っております。先ほど触れましたように、議会との公の場での議論を大切にしたいという思いで取り組んでまいりました中で、市民にとりまして、私は市政の課題というのが非常にわかりやすくなったのではないかと前向きにとらえているところでございます。
 それから、先ほど緊張と協調とおっしゃいましたけれども、あまり協調に進みすぎますと、これは逆に市民にとってわかりにくいものにもなりかねないという思いの中で、そこをどうバランスをとっていくかということ、これは私にとりましての課題でもございました。
 そういう中で、今回の議会の中でも緊張と協調ということで、もっと議会と前向きに切磋琢磨できるような環境をつくるべきではないかという指摘を受けたところでありますけれども、そこにつきましては、私自身もまだまだ反省すべき点があろうかと思っております。ですから、そういった切磋琢磨、前向きな議論につながるように、もっと丁寧な説明でありますとか、あるいは素案の段階での説明でございますとか、ありとあらゆる手を尽くす必要があるのかなと思っております。

【質疑応答:市長選について】

【記者】市長選に向けての意気込みと公約についてもいろいろ言われていたのですけれども、特にこれを重視して訴えていきたいということがあればお願いします。
【市長】市長選に向けての意気込みですね。先ほど申し上げましたようにこれまで取り組んでまいりました、そこで一定の成果、前進はあったかととらえておりますけれども、しかしながら大きな課題もございます。新幹線の全線開業に向けてですとか、あるいは政令指定都市の実現に向けてでございますとか、そういった大きな目標に向けてもさらにこの4年間を土台にして、熊本市の未来に向けてさらなる前進をさせなければならないのではないかと考えております。
 具体的な公約につきましては、この前議会の中でも少し触れたところでございますけれども、大きく三つ、いつも申し上げておりますのが、何より人が基本であるという中でこれまで子育て支援、あるいは学校教育の充実等に取り組んでまいりましたけれども、そこに厚みを加えますことと同時に、もっと幅の広いといいますか、若い人たちの起業家に向けたサポートでありますとか、あるいは地域の中でいろんな市民の方々がもっと活発に街づくりに取り組めるような環境づくりでありますとか、そういうものにさらに力を入れて取り組んでいきたいと思っております。
 それから、地下水に代表されますような環境、あるいは他都市に比べて優位性があるといわれております教育、医療などそういうものをさらに引き上げていく努力でありますとか、そういった部分をもっと充実させることによって、日本一住みやすく暮らしやすいまちを目指していきたいと思っております。
 それから、九州の真ん中から熊本力をさらに発信をしていかなければならない。道州制等が本格的に議論されております中で、熊本市域のことだけを考えるのではなくて、熊本都市圏としての連携、あるいは道州制等を見据えた中で、九州の中でのこの熊本市の位置づけでありますとか、もっとそういうものを明確にしてまいります中で、九州、全国に熊本力を発信をしていかなければならないのではないか。その一つの手段として政令指定都市の実現というものは、ぜひとも果たさなければならない課題であると思っております。そういったものに、引き続き取り組んでいきたいと思っております。

【質疑応答:市議会との関係についてーその2】

【記者】最初の議会との関係ですけれども、反省すべき点もあったとおっしゃいました。それは、具体的にいうと事前の説明がなかったということでしょうか?
【市長】議論がかみ合ってない部分が一部あったということではないかと思っております。私としては、公の場での議論が先ほど申し上げました理由から大事という思いで取り組んでまいりましたが、なかなかご理解をいただけないという部分につきましては、これはこちらの方の責任ではないかと思っています。そういう意味で、先ほどの切磋琢磨、前向きな議論になるようにさらなる努力が必要と思っておりまして、そういう部分が反省点ではないかと思っています。

【質疑応答:入札制度について】

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【記者】入札、契約のことですが、委員会でも話がありましたけれども、1者しか入札に応じなくて、その者がそのまま落札したことや、同額の入札が去年から9件、最低制限価格と同じ価格の入札もあったという、不自然と見られるような入札が起きたわけですけれども、1者の入札については、総務局長から今後1者しか入札しなかった場合には改めて入札をやりなおすという方針が示されました。そのことについて改めて、1者入札、同額入札については、9件のうち5件は2月18日に起きていて、いくら積算ソフトの精度が高いといっても不自然ではないかと思うのですけれども、これについての市長の考え方をお願いします。
【市長】入札制度につきましては、これまでいろいろな改善を加えてきたところであります。今、不信感として取り上げられていることは、ただいまおっしゃったような1者での入札、あるいは最低制限価格との同額での落札ということが取り上げられ、そしてそれが市民にとっての不信感につながっているというご指摘でありました。先ほどおっしゃいましたように、1者につきましては再度やり直すという方向で今、調整をしているところであります。同額のことでございますけれども、これにつきましても昨年の6月でございましたけれども、そういう不信感の声もございまして、制度の改善を行ったところでありまして、それから先は同額(での入札)は出てきていないと考えております。
 しかしながら、いろんな積算の業者さんの会社の能力の向上でありますとか、その制限価格にさらに近づいているということについて、今回また不信感といいますか、不信の声があがっている中で今後どういう見直しが必要かということも検討しているところでございます。
 入札制度というものは、なかなかどれがもっとも最適な制度であるかということ、これはどの行政も今、模索している状況ではないかと思っておりますが、私どもとして不信感を払拭するために制度の改善に取り組みたいと思っております。

【質疑応答:市長選についてーその2】

【記者】今回の議会では、たとえば乳幼児医療費の問題とか、2期目を意識された政策を打ち上げられたと思うのですけれども、このタイミングでこれらのことを言うというのは、選挙戦を意識してですか?
【市長】公約としてですね、確か8月でありましたけれども、この4年間の公約を検証する大会、それから次に向けての公約の一部を発表させていただきましたが、その中でもすでに発表している項目でございました。今回改めてそれに関連する、あるいは次に向けての姿勢を問われましたものですから、その思いというものを議場で述べさせていただいたというものであります。

【質疑応答:佐土原の大型SCについて】

【記者】イオンについてですが、東部地区の住民の方に直接市長が出向いて、これからのイオンの開発行為に関する経緯とか東部地区のまちづくりが見えないという意見が地元住民からかなり上がっているのですけれども、その点についてご自身が直接出向いて説明されるということはありますでしょうか?
【市長】私自身が出向く必要性がありますれば、それは考えたいと思っております。もうすでに今回陳情を上げられた方々に対しましても、ぜひ今回の決定の説明をしたいという申し入れをしているところでございますので、日程調整を今先方と行っているところだろうと考えております。そういう中で可能でありますれば、私自身も出向くこともあろうかと思っております。
【記者】東部地区のまちづくりがよく見えないという点についてはどのように?(お考えですか)
【市長】東部地区といいましても、どこまでを東部地区ととらえるかということだろうと思いますけれども、東部地区はご承知のように住宅地として、あるいはさまざまな開発が熊本市域全体ととらえましても、かなり東の方に伸びている状況にあります。そういう中でたとえばいろんな公的施設ですとか、そういったものの配置、バランスにつきましてどうあるべきかですとか、あるいは住宅地が伸びていく中で今後東部地区をどういうまちづくりにしていくのかなど、そういう部分につきましては確かに明確なものというものが打ち出せていなかったのではないかなという思いもあります。
 そういう中で、今回マスタープラン等の見直しを行うわけでありますけれども、そういった中で市民の皆様方の声等もうかがいながら進めていきたいと思っております。
【記者】いつぐらいをめどにマスタープランの見直しは終わるスケジュールになっているのでしょうか?
【市長】本年度中には方向性は出したいと思っております。

【質疑応答:熊本市民病院のMRSA感染訴訟について】

【記者】先日、市民病院のMRSA感染訴訟がありました。高裁判決が出まして市の控訴が棄却されたわけですけれども、今後上告されるのか、その辺の結論は出ているのでしょうか?
【市長】判決自身は、重く受け止めいるところでございます。その後の対応については、現在検討中であります。
【記者】いつぐらいまでに結論が?(でるのでしょうか)
【市長】9月29日が(上告)期限でありますから、当然それまでには決めなければならないと。(考えております)

【質疑応答:消防署の出張所の再編問題について】

【記者】総務委員会で消防署の出張所の再編の問題で、自民党の方から凍結を続行するという話がでたのですが、本年度中は当然無理になるわけで、第一段階の相談もできていなくて、何も手をつけられていない状態ですけれども、今後は凍結をそのまま尊重されるのか、あるいは強制的に年度内に執行するのか、市長のお考えを教えてください。
【市長】ここは議会の方々としっかり、議会は終わりましたけれども意見交換をしていかなければならないと思っております。3月議会の時に、一部地域に対する説明不足ということを指摘を受けまして、凍結ということになったわけでございましたけれども、今、私ども、地域にできる限り出向いてご理解をいただく努力を続けているところでありますし、なにより平田地区におきましては、今の所署の体制を考えました時にある意味空白地域になっているわけでございまして、急がなければならないという思いを持っております。
 当初の計画でいきますと、20年度からの開設の予定でありましたのですが、やはり地域の方々の声等を重く受け止めまして1年前倒しでの整備ということで進めてまいったところでございますので、しっかりとここは議員の皆様方のお考えでありますとか、ご意見等をお聞きした中でなんとか実現できるように精一杯努力をしなければならないと思っております。
【記者】総務委員会を臨時でまた開いていただいて、消防署の再編について審議いただくとか?
【市長】場合によっては、そういうこともしなければならないのではないかと思っております。
【記者】別に凍結なので拘束力はないですよね、法的には?
【市長】法的には確かに拘束力はありませんけれども、ただ委員会の皆さんの一致した考えということでありますので、これは法的拘束力はないとはいいましても重くは受け止めなければいけないと思っておりますので、しっかりとそこのところはご理解いただけるように議会が終わりましても引き続き努力をして、ご理解をいただくなかでできるだけ早い実現に向けて精一杯取り組んでいくしかない。そして市民のいろんな不安に対する声に応えていかなければならないと思っています。
【記者】選挙がありますけれども、それと関係なく議会に働きかける?
【市長】これは、市民の生命、財産に関わる基本的なことでありますから、選挙があるから、ないからという問題ではないと私自身も思いますし、議会の方々もそういうとらえ方ではないのではないかと思っております。

【質疑応答:市の契約業務からの暴力団の排除措置について】

【記者】市の契約業務からの暴力団の排除措置のことですが、この前審査会が開かれて、今、役員の名簿の提出を拒んでいる民放4社に対してさらに提出するよう働きかけるということだったのですが、その後どうなっているのか、そしてこの後どうされるのか教えてください。
【市長】報道各社に対しましては、9月1日に開催いたしました暴力団等の排除措置に関する審査会での審議を踏まえまして、暴力団排除措置の趣旨を説明したところでありますけれども、現時点におきましては役員名簿の提出はいただいておりません。こうしたことから、早急に再度審査会を開催することといたしております。次回開催されます審査会において、さらにご議論をいただきたいと考えております。
【記者】最初の審査会の時に、例外は認めないという答申というか、考え方ははっきりしていたかと思うのですが、このままいくと名簿の提出がなされないとなった場合、宙に浮いている契約関係はどうなるのでしょうか?
【市長】これをできるだけ早く実現しなければならないという思いもあります。そういう意味では、安易な例外を認めてしまってはいけないと思っておりますが、市としての考え方ですね、暴力団排除に対する考え方を再度ご説明をするなり、あるいは運用上においてですね、たとえば例外とできるような対応ができないかどうかですとか、市としての考え方をまとめました中で再度審査会の中でお諮りをしたいと考えております。その中でなんとかご理解、ご了解をいただいて先ほどの契約案件、実現できるように取り組んでまいりたいと考えております。

【質疑応答:熊本都市圏及び政令指定都市についての研究会について】

【記者】政令市と都市圏に関する研究会ですが、前回の研究会で基本構想案が大きくまとまった状態になりまして、次に構想を策定するという段階から、来年には基本計画をまとめる非常に重要な時期にきていると思うのですけれども、あの場で合併の議論をしないと前提があるので、なかなか市長さん側からも踏み込んだ議論ができていないように思えるのですが、宇土市長からもどこが合併する、政令市になるという話ができないから全然話ができないとか、富合の町長からも自分のところは8千人しかいないから政令市にはという話があったのですが、この状況をどう見ていらっしゃるのかということと今後の方向性なり何かあれば教えてください。
【市長】研究会の場は、あくまでも都市圏としてのビジョンを議論をする場だととらえております。また、合併、政令市につきましては、また別の場でという思いをもっておりますし、呼びかけに際してもそれを前提として呼びかけてきたところでございますので、そこはしっかりと一線は引いておきたいと思っております。ただ、都市圏のビジョンを描く中で、そしてそれを実行に移すためにはという具体的な話になった時に、やはり合併、政令指定都市についての必要性というものは、これは避けて通れないといいますか、当然研究会の中でも入ってくるものであると思っております。そういう中で、宇土市長さんでありますとか、富合の町長さんからも合併に関する意見等もあの場で出てきているというものでありますから、それは、それとして大変ありがたい意見だということで受け止めさせていただいております。ですから、そういった意見を踏まえて、またさらなる違う場でですね、そういった具体的協議につながればという思いはもっております。いずれにしても、研究会は基本構想をこの9月、10月中に策定をし、そして基本計画まで2月目標にしておりますから、そのスケジュールに沿って進めていきたい。そういう中で合併、政令指定都市の実現に向けた機運というものが熊本市だけではなくて、県やあるいは近隣の市町村や、あるいはご参加をいただいている経済界、学識の皆さん方ですとか、あるいはそれを周知する中で広い都市圏の市民の皆様方、県民、そういった多くの人たちにその必要性というものをぜひ認識をしていただくような努力をしなければならないのではないかと思っております。
【記者】都市圏や合併の機運の高まりとか認識というのは、あの研究会を通して?(感じますか)
【市長】高まりつつあると思っています。フォーラムを開催いたしましたり、それに参加をされた方々ですとか、そういった方々を通じましてそれぞれの地域のなかにおきましても合併、政令都市について考えようじゃないかという動きも生まれてきておりますから確実に機運の醸成につながっているととらえています。
【記者】ただもったいないと思うのは、あの場で活発な議論になっていないという現状がありますよね。経済団体とか学識者の方の発言が多くて、市町村側からの意見がなかなか出にくい状況がありますよね?
【市長】確かに研究会の場では、なかなか市町村長さん方が活発な議論を出していただくという状況にはなっておりませんが、ただ作業部会でありますとか、あるいはこの研究会を進めていく中で事務方もあるいは私もそれぞれの市町村に出向きまして意見交換をしている。そういう中では、具体的な話ですとか、率直な意見等もいただいておりますから、やはり研究会を作って進めているということには大きな意味があると思っております。

【質疑応答:熊本駅周辺整備事業について】

【記者】(熊本駅周辺整備に関する)トップ会議ですが、10月に開かれるということですが、市長は答弁の中で電停の見直しなどを提案したいということだったのですが、ということは10月の最初の会議の中で駅前広場のレイアウトというか、そういったのを主として見直すということを提案されるととらえてよろしいですか?
【市長】新たな提案をやりたいと思っております。
【記者】それでは、駅前広場全体をということになるのでしょうか?
【市長】駅前広場全体、乗り換えの利便性ということを考えました時に、市電の電停の位置をもっと駅舎に近づけることができないか、あるいは今のバスターミナルが二つに分かれているのを1か所にまとめることができないかというようなものを具体的な形で提示をしたいと思っております。
【記者】そうするとバスバースの位置とか、そういったもの全部、市の独自の案を提出されるということでよろしいですか?
【市長】すべてになるかどうか、10月の第1回目の会議の中でどこまで具体的なものが提案できるかというのが固まっておりませんので今のところは申し上げられませんが、先ほど申し上げた視点で再度見直しを行い、そして具体的な提案を行いたいと思っております。
【記者】1回目に具体的な案を示すかどうかというのはまだわからない?
【市長】具体的な案を示したいと思っております。
【記者】そしてそれについては、年度内に一定の、JRとかと合意を得たいという?(考えですか?)
【市長】年度内に一定の方向性が集約できればという思いです。
【記者】見直しはいいと思うのですが、県と市で一緒に作られた案だと思うのですが、その点は?
【市長】当然それは県ともあるいはJRさんとも、いろんな方々との協議は必要だと思っています。ただ単に市で勝手に絵を描いてポンと出すということにはならないと思っています。
【記者】それでは何でそれが最初からできなかったのかということが疑問なのですけれども、何か状況の変化があったのでしょうか?
【市長】昨年の6月に策定した基本計画、策定の過程におきましても駅前広場につきましてはいろんなご意見をいただいていたという中で、最終的な取りまとめとして新幹線開業時の暫定形についてはこれを基本に進めていく、完成形については今いただいている意見を踏まえて今後も議論を深めていくという取りまとめになったかという認識をもっておりまして、ですから昨年の6月の基本計画策定後もそういった声を受けながらさらに利便性を高めるため、あるいは駅周辺の魅力を高めるためにはどうあるべきかということを議論を続けてきた中で、今度の10月のトップ会議の中でそういった具体的なものを提案することができればと思っております。
【記者】多くの意見がその後出たので?(ということですか)
【市長】基本計画を策定する時点でも出ておりました。ただ、あの当時には現状の計画ということでとりあえずのご了承をいただいたところであります。ですからあの計画を前提としてではありますけれども、さらによりよいものにするためにはということでいろいろと検討を進めてきたところでありますので、その検討の成果といいますか、考え方をぜひとも今度10月のトップ会議の中では出したいと思っています。
【記者】案については、県の理解を得られそうなのですか?
【市長】理解を得たいと思っていますし、県だけではなくてやはり多くの市民の皆様方にも理解を得たいと思っています。

【質疑応答:熊本市・富合町合併準備協議会について】

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【記者】富合との任意協議会ですけれども、だいぶ個別の項目の整理が終わって次に基本計画の叩き台を作成し、その後はやはり法定協はいつという時期的なことが重要だと思うのですがそれについてのお考えは。
【市長】法定協については、できるだけ早くという思いはございますけれども、残念ながら今のところは設置時期は未定というところであります。
【記者】今年度中とか?
【市長】今の任意的な協議会の中でも検討は進めておりますから、それを土台にしてといいますか、次のステップにぜひとも進みたいと思っておりますが、残念ながら今のところ時期についてはお話をできる状況にはなっておりません。
【記者】富合側のまだ議会解散して?(間もないからでしょうか)
【市長】議会も解散直後でもございますし、町長をはじめ執行部の皆さんたちが議会やあるいは住民の方々に説明をされている段階でございますから、ある程度の理解が得られたなかでだろうと受け止めております。

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