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熊本駅周辺整備に関するトップ会議

最終更新日:2006年10月11日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:熊本駅周辺整備に関するトップ会議について】

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 それでは、事務局を努めております関係上、私の方から報告をさせていただきます。
 会議におきましては、熊本駅周辺整備基本計画を前提といたしまして、熊本駅に降り立った方が熊本の魅力を感じ取れるようなまちづくりを進めますために、三点を議題といたしまして意見交換を行いました。
 まず、一点目が熊本駅周辺における都市機能のあり方について、そして二点目が乗り換えの利便性の向上等交通結節のあり方について、三点目が都市空間デザインのあり方についてでございます。
 まず一点目の熊本駅周辺における都市機能のあり方についてでございますけれども、熊本都市圏の役割及び中心市街地の位置づけについて、これにつきましては資料1を参照いただければと思います。新幹線開業後、都市間競争の激化が予測されます中で、熊本都市圏がどのような役割を果たすべきか、またその都市圏の中での中心市街地の位置づけはどうか、どうあるべきかなどの議論を行ったところであります。
 そして熊本駅周辺地域の役割及び必要な都市機能についてでございますけれども、熊本駅周辺地域は今年度取りまとめる予定の中心市街地活性化基本計画におきましても中心市街地の一画を形成をいたしておりまして、中心地区との役割分担と連携のもと必要とされます都市機能につきまして意見交換を行ったところであります。具体的には駅を利用する県外の来街者や都市圏民にとりまして、本市のゲートウェイでもあります駅周辺にどのような施設があると便利で快適かといった視点から議論を進めたところでございます。
 最終的にいろんなご意見をいただいたところでございますけれども、特に住宅につきましての意見が多くございました。駅周辺にもっと人が住むようにすべきではないかというご意見でありますとか、あるいは九州中央の駅ということを意識した整備、そして機能のあり方についてさらに深めていくべきではないかという話でございますとか、それと具体的な話として出てまいりましたのは、レンタカーの駐車場の場所をどこに置くのかという話も出てまいったところでございます。
 最終的にいろいろと意見が出ましたけれども、ワーキング(グループ)への指示ということで、公共で整備ができる部分、東A(地区再開発)でございますとか、あるいは合同庁舎、駐輪場等につきましては計画的に整備が進められますけれども、民間でなければ整備の出来ない施設もございますので、その中でも核となる施設につきましての洗い出しでありますとか、あるいは誘導策、配置等につきまして次回までにワーキング(グループ)の中で整理をしてもらうということにいたしました。
 議題の二点目の乗り換え利便性の向上等交通結節のあり方についてであります。
 まずその中で、東口駅前広場への市電の乗り入れ検討の経緯についてでございますけれども、東口駅前広場につきましては、昨年策定をいたしました基本計画を前提といたしながらも、乗り換え利便性向上に向けまして工夫の余地がないのか、ワーキングにおきましていろんな角度から検討してもらったところでございます。
 その結果、計画策定当時は駅舎への市電の乗り入れは物理的に難しいということでいったんは断念をしたものではございますけれども、在来線の高架構造物の詳細な設計をもとに再度、検討を加えてもらったところ、技術的には可能であるということが明らかになりました。このため、駅舎への市電の引込につきまして、意見交換を行ったところであります。お手元にそのイメージパースをお配りをいたしておりますので、そちらの方をご覧いただきたいと思います。技術的に駅舎への乗り入れは可能という判断、そしてそれぞれのトップの皆様方もおおむね乗り入れ、駅舎への引き込みにつきましては、方向性としてはご賛同をいただいたところであります。
 しかしながら今後関係者、たとえば県警でありますとか、あるいはバス事業者でありますとか、さまざまなところとの意見調整も必要になってまいりますので、それが最終決定というわけではございませんけれども、さまざまな課題をクリアしていく中で駅舎への引き込みにつきましては、ぜひとも進めていくべきということでまとめさせていただいたところでございます。次回までに残された課題につきまして、ワーキングの中で整理をしてもらうということにいたしております。
 最後に、都市空間のデザイン、あるいは駅舎のデザインでございますけれども、この都市空間デザインの中でも象徴となりますのが、駅舎にもなるわけであります。
 現在、この駅舎デザインにつきましては、鉄道運輸機構によりまして新幹線駅舎の設計が行われているところであります。また、在来線の駅舎につきましては、JR九州が行うこととなっているところでございます。
 これまでも駅舎のデザイン、あるいは全体的なデザインにつきましては、いろんなご意見もいただいているところでもございますし、また駅舎につきましては、特に市民、県民の関心も高いというものでもございますし、そういう中におきまして、熊本らしさ、あるいは象徴的なものになるようにというご意見等が繰り返し出されたところでございます。   
 以上が会議におきまして議論されました主な内容でございますが、今後事務担当者によりますワーキングにおきまして、先ほどから申し上げておりますが、課題の整理、あるいは実現に向けましての方策につきまして検討いたしまして、そして少し時間があきますけれども来年の3月頃をめどに第2回目のトップ会議を開催をさせていただきまして、駅舎への市電の乗り入れなど乗り換えの利便性の向上策、あるいは賑わい創出等に向けての都市機能の誘導策や配置案など取りまとめができればと考えております。事務局からの報告は以上でございます。

【質疑応答:熊本駅周辺整備に関するトップ会議について】

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【記者】駅、市電の乗り入れの件ですけれども、先ほどの説明の中で駅舎への引き込みをする方向で進めていくべきということで一応関係者、トップの方々の了承を得たということでよろしいでしょうか。
【市長】駅舎への引き込み、これまで先ほど申し上げましたように技術的になかなか難しいということで断念した経緯がありますが、それが可能であるということが明らかになりましたので、方向性としてはぜひ進めるべきであるという話はすべての方からいただいたところであります。ただ、今後課題も残っておりますことから、その辺を整理したうえで次回のトップ会議の中でもっときちんとしたものを出して欲しいという注文はつきました。
【記者】その課題というのは具体的にどういうものがあるのでしょうか。
【市長】たとえば駅舎への乗り入れということになりますと、駅前広場を分断することにもなりますし、その分断したところの歩行者空間をどう確保するのかという問題もございます。その時に、たとえば県警との協議も必要でございますし、そういった部分が会議の中で指摘をされたところではあります。
【記者】そうしますと、東口駅前広場、西口も含めて伺いますが、基本計画にあったレイアウトですね、それについて基本的に見直すというところの前提で市電引き込みについて了解がとれたという解釈になるのでしょうか。
【市長】最終的な形がきちっと決まったわけではありませんけれども、当然その見直しもありうるということであります。
【記者】駅周辺ということで、JRの用地、それと行政が持つところ、ほかの民間の土地についての洗い出しをなさるということでしたけれども、先ほどのご説明だと駐車場、駐輪場ということでの洗い出しをなさるということでしたが、他の商業施設、文化ホール的なもの、そういうものを含めて民間の開発の誘導策というのは何か今日の段階で具体的な方策というのは了解がとれたのでしょうか。
【市長】民間開発の具体的な誘導策につきましては、そこまではまだ議論は至りませんでした。しかしながら、都市機能、どういう機能を持たせるべきかという点につきましては、お手元の資料1の中のたとえば9ページ、10ページあたりで、これまでもワーキングの中でいろいろとこういうものが必要ではないかというものが出されましたり、あるいはその中ですでにたとえば東Aでございますとか、その他の部分で吸収できるものにつきまして整理をさせていただいたりということは会議の中で説明、報告をしたところであります。そういった中で先ほど申し上げたような意見もまた新たに出されたというところでありますが、一つおっしゃられたのは、熊本市の駅というだけではなくて、九州の中央に位置する駅ということで、この駅に降り立って九州全体に移動できるような、そんな発想の中で都市機能を考えるべきであるという意見が出されたところでございます。
【記者】JR九州、今回トップが参加なさったという一番いいことだと思うのですが、0番線、あるいは高架下のスケジュール、結局在来線が上がらないと、という話だと思うのですが、来春3月までのトップ会議の段階で何をJR九州と合意形成をする、その課題性というものが今日の段階でできたのか、あるいは来年度以降どういう形でそれをスケジュール、逆算する格好でも組み立てていくのか、そういうところは今日、課題性は出てきたのでしょうか。
【市長】特に都市機能の中で注目されたのは高架下でもありますし、あるいは0番線の活用はどうあるべきかということがなかでも議論はされました。しかしながら、今日の会議の中で3月、今年度中には一定の取りまとめをしたいということは合意をしておりますし、その中で都市機能はどうあるべきという話をもっと集約させていかなければならないと思っております。しかしながら、どの程度まで、たとえばJR用地でありましたら、JRと合意ができるのかどうかというところまでは今回の会議の中では明らかになってはおりません。
【記者】交通結節についてもう一つ、市電の話がありましたが、バスの乗り場についてもいろいろ意見が今まで出ていると思いますが、その点について今日の会議の中でどういうお話がありましたでしょうか。
【市長】バスにつきましても、基本計画の策定にあたりまして、長距離のバスベイと路線バスの位置につきまして意見が出されたところでもございますし、今回の会議の中でも同じような意見が出されたところではございますけれども、まだそこをどうするというところまでは方向性が出されたものではございません。
【記者】都市機能と乗り換えと駅舎デザインで一点づつお伺いしたいのですが、都市機能で周辺にもっと人が住むべきだという意見が出たということですが、これは西(側)はもともと住宅地区だと思うのですが、東(側)にも住むべきだということで意見が出たのでしょうか。
【市長】主には西側で区画整理を行い、そこが新しい都市生活を創造する場ということですから、こちらの方が重点的になる。都市機能の話をしました時に、やはり人が住んで、そして集まってくる中で、どういう都市機能が求められるのかということにつながるのではないか。そういう意味ではもっともっと人が住めるような環境といいますか、そういうものをきちんと整えていくべきだという話が出されたところであります。当然、東口の方にも住宅のスペースというものは可能ではございますけれども、基本的には西側の方が中心の話ではございました。それに関連しての都市機能はどうあるべきという話につながっていったというものであります。
【記者】乗り換えですが、駅舎への市電の乗り入れが技術的に可能であるということですが、予算とかそういうところでの課題はないのでしょうか。
【市長】当然、乗り入れということが実現になりますと、新たな費用負担は出てくることになります。ただ、その費用負担までは、今回の会議の中では議論はいたしておりません。
【記者】駅舎デザインですが資料を見させていただくと、JRさんの方からかもしれなのですが、あり方ということでいろいろな駅(の写真)が出ているのですが、示されたデザインの中でどういうのが熊本にふさわしいであるとか、何か意見が出たのかお伺いしたいのですが。
【市長】駅舎デザインにつきましては、他の事例の紹介にとどまっておりますけれども、先ほども申し上げましたように熊本の象徴となるようなといいますか、しかしながらデザインだけが突出するものではなく、駅周辺、あるいは全体的な調和のなかで、シンボルとなるような、と非常に難しい話ではございますが、そういう意見が出されておりました。
【記者】駅舎は、来年3月までにJR側が具体的な案を示されるということですか。
【事務局】(駅舎については)今からいろんなご意見を聞きながらということになります。
【市長】3月までというものではありません。
【記者】スケジュールのことと少し絡むのですが、基本計画の変更あたりが仮に出てきた時に、実際暫定形とか5年後の開業とか、そういったスケジュールをにらんだ時に実現が可能なのかどうかという点と、都市空間のデザインのあり方ということでこの中に当然駅舎のデザインも関連してくるわけですよね、開発の規制とかいろんな問題が現実問題として出てくると思うのですが、この辺のところは今日話し合われなかったのかということと、実際間に合うのかという認識を含めてお願いします。
【市長】スケジュール的なことを会議の中で議論したわけではありませんけれども、ただ今日の会議に臨むにあたりまして、ワーキングで県、市あるいはJRさん、それぞれでしっかりと議論をして今回提案をされたものでありますから、それは当然スケジュール的には可能であるという判断のもとで提案されたと認識をいたしております。あるいは、規制等々もあるとは思いますけれども、その辺もクリアすることは可能であるという中での提案であったと認識を持っております。
【記者】ただ実際には、来年度以降の作業ということになるわけですよね。
【市長】東口の駅前広場は暫定形と完成形がございますけれども、完成形を見据えた中での暫定形ということになります。なるべく手戻りがでないようにということでありますれば、もし変更ということになれば、暫定形の変更もありうるということでありますから、その辺のスケジュールは見極めた上での今の議論になっているというものであります。
【記者】今日改めてトップとしてこういう形で会合で集まられましたよね。ワーキンググループとか実務でできる面とかある程度あると思うのですが、今日集まった意義というか、あえてトップ同士で話した意義というか、この辺何か具体的にあるのですか。
【市長】都市機能の面におきましても、たとえば0番線につきましても、あるいは高架下におきましても、何かやって欲しい、あるいは駅ビルの話等もこれまで出ておりましたですね、そういう時に何かやって欲しい、JRに何かを期待するというものではありますが、そういう時に地元としてどういうものを期待するかということをきちんとトップ同士で集約していくことが大事だと思っておりますが、そのまずは1回目になったのではと思っております。今後、ワーキングや会議を重ねていく中で、都市機能のあり方について集約をされてくるということが一つあります。それから、駅舎への市電の乗り換えの利便性につきましても、このことは今の基本計画に出されている駅前広場、この基本計画自体もいろいろ議論を経た上でのものでございますから、この計画自体が良い悪いというものではございませんけれども、さらに熊本の駅として特色、今日の会議の中でもやはり市電は非常に財産であると、もっと有効に使うべきであるという意見も出されておりました中で、熊本らしい駅という意味で乗り入れができるかどうかというようなこと、それが技術的に可能であるということが明らかになった、であるならばそこに向かってもっと精査をしていこうという方向性が出されたということ、これは大きな意味があるのではないかと思っております。

(終了)

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