【市長発表項目:年頭にあたって】
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皆さん、明けましておめでとうございます。それでは、今年はじめての記者会見をはじめさせていただきます。年頭にあたりまして、1年の抱負などにつきましてお話をさせていただきますが、その前に、富合町との合併協議会につきまして、お知らせをさせていただきます。
昨年、12月27日に市議会で可決いただきまして、富合町と相談のうえ、明日1月5日でありますが合併法定協議会の設置の告示を行いまして、知事に届出書を提出することといたしました。
これから、合併協議会の委員の選任を経まして、できるだけ早い時期に第1回の合併協議会を開催したいと考えております。
それでは1年の抱負などにつきましてお話をさせていただきます。
先ほど仕事始め式で話をしたところでありますが、新しい年を迎えまして、市民の皆様の市政に対する大きな期待に応えていくべく、信頼される市政の実現を目指したこれまでの改革を、さらにスピードアップをし、初就任以来取り組んでまいりました「日本一住みやすく暮らしやすいまちづくり」を67万市民の皆様と協働で推進していかなければならないと決意を新たにしているところであります。
さて、本年は、熊本城築城400年という記念すべき年でもあります。幕開けとなりますプロローグ~「夜明け」でありますが、大晦日の夜から1月3日昨日にかけまして開催をいたしました。大変天気が心配されましたけれども、ひどい雨にはなりませんで、比較的天候にも恵まれまして、400年祭の幕開けを多くの皆様とともに迎えることができまして、大変感激をいたしました。復元整備の目玉ともなります本丸御殿大広間が完成いたします来年春までの約1年半にわたりまして、熊本城一帯で四季折々の様々な催しを繰り広げる「築城400年祭」を通じまして、蘇る熊本城の素晴らしさはもちろんのこと、歴史・文化・自然に恵まれた熊本の魅力を国内外に広く発信をいたしまして、新たな100年への幕開けにふさわしい年にすることができればと考えております。
さらに、九州新幹線鹿児島ルート全線開業を約4年後に控えまして、熊本の新しい陸の玄関口にふさわしい魅力ある駅周辺のまちづくり、そして、日本一乗り換えの便利な駅を目指しますとともに、九州中央の拠点都市にふさわしい「魅力と活気にあふれるまちづくり」に向けまして、中心市街地活性化基本計画を策定をし、熊本の顔ともいうべき中心市街地の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。
また、富合町との合併を着実に進めますとともに、「熊本都市圏及び政令指定都市についての研究会」におきまして、100万熊本都市圏の連携強化を目指した都市圏ビジョン基本計画を策定し、都市圏の一体的な取り組みを強めながら、圏域内の各市町村との信頼関係をさらに深めていくことができればと考えております。こうした取り組みが、政令指定都市の実現につながっていくものと期待をいたしております。
国におきましては、さらにスピードを上げて地方行財政改革を進めているところでありまして、加えまして道州制論議、これが本格化をいたしますなど、国、地方のあり方が抜本的に見直されようとしている中にありまして、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業、合併・政令指定都市の実現、少子高齢社会など、本市を取り巻きます環境、大変大きく変化をしております。本市といたしましては、こうした時代の動きに的確に対応いたしまして、新しい熊本づくりを全力を挙げて進めてまいりたいと考えておりますので、報道機関各位におかれましても、昨年同様、ご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
最後に、年末記者会見におきまして産業文化会館の地下タンク関連の点検実施体制についてのご質問につきまして、実施状況等について記者会見後に訂正をさせていただきましたとおり、平成11年以降でございますが、毎年ではなく3年に1回検査をしていたというのが事実でございます。このことは、結果として消防法に対する認識の不足、結果として消防法違反ということでございまして、市民の皆様に深くお詫びを申し上げたいと存じます。今後は関係当局と連携しつつ、早急に必要な措置を講じてまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。それでは質問をお受けさせていただきます。