【市長発表項目:「こうのとりのゆりかご」について】
それでは、3月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日は、「こうのとりのゆりかご」につきましての状況報告と、それから熊本駅周辺整備に関しましてのご報告とそれから最後に新年度にむけてというところを少し触れさせていただきたいと思います。
まず、「こうのとりのゆりかご」の設置に伴います、病院開設許可事項変更許可申請への対応についてでありますが、現在の状況についてであります。
本件につきましては、2月22日に厚生労働省に出向きまして、解決すべき課題などを国に対してお示しをし、文書での見解を求めますとともに、同日、医療機関に対しましても、照会事項を提示していたところであります。
慈恵病院に文書で照会をしておりました4項目につきましては、3月2日と9日に慈恵病院からの照会内容に関する疑義等の相談を経て整理をされ、去る20日に回答文書が提出されたところであります。
その内容は、法律上の観点を含めまして、「こうのとりのゆりかご」を設置した場合の運用方針など病院のご見解につきまして、整理し、そしてまとめられたものでありました。
国に文書で照会しました6項目についてでありますけれども、その後、本件に関しまして、国から大臣でありますとか首相等の発言、事務次官の発言が相次いでいるところでありまして、先日は参議院の予算委員会でも質疑が行われておりますなど、国における様々なご意見が報道されるところとなりました。
また、本市におきましても、2月議会におきまして、様々なご意見をいただいたところであります。
そのようなことから、本市といたしまして、3月20日に担当者を国に派遣をいたしまして、文書で照会をしておりました6項目につきましては、これまでの国の法解釈に変わりがないことを確認いたし、また、今後の国との連携につきまして依頼をしたところであります。
現在、こうした結果を整理しているところでありますが、これまでの検討結果等を熟慮のうえ、最終的な判断を行ってまいりたいと考えております。