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平成19年3月定例市長記者会見

最終更新日:2007年4月5日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表項目:「こうのとりのゆりかご」について】

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 それでは、3月の定例記者会見を始めさせていただきます。本日は、「こうのとりのゆりかご」につきましての状況報告と、それから熊本駅周辺整備に関しましてのご報告とそれから最後に新年度にむけてというところを少し触れさせていただきたいと思います。
 まず、「こうのとりのゆりかご」の設置に伴います、病院開設許可事項変更許可申請への対応についてでありますが、現在の状況についてであります。
本件につきましては、2月22日に厚生労働省に出向きまして、解決すべき課題などを国に対してお示しをし、文書での見解を求めますとともに、同日、医療機関に対しましても、照会事項を提示していたところであります。
 慈恵病院に文書で照会をしておりました4項目につきましては、3月2日と9日に慈恵病院からの照会内容に関する疑義等の相談を経て整理をされ、去る20日に回答文書が提出されたところであります。
 その内容は、法律上の観点を含めまして、「こうのとりのゆりかご」を設置した場合の運用方針など病院のご見解につきまして、整理し、そしてまとめられたものでありました。
 国に文書で照会しました6項目についてでありますけれども、その後、本件に関しまして、国から大臣でありますとか首相等の発言、事務次官の発言が相次いでいるところでありまして、先日は参議院の予算委員会でも質疑が行われておりますなど、国における様々なご意見が報道されるところとなりました。
また、本市におきましても、2月議会におきまして、様々なご意見をいただいたところであります。
 そのようなことから、本市といたしまして、3月20日に担当者を国に派遣をいたしまして、文書で照会をしておりました6項目につきましては、これまでの国の法解釈に変わりがないことを確認いたし、また、今後の国との連携につきまして依頼をしたところであります。
 現在、こうした結果を整理しているところでありますが、これまでの検討結果等を熟慮のうえ、最終的な判断を行ってまいりたいと考えております。

【市長発表項目:熊本駅前東A地区市街地再開発事業の提案競技の結果について】

 続きまして、駅周辺整備に関してのご報告をさせていただきます。
 まず、東A地区市街地再開発事業の提案競技の審査結果につきましてでありますが、既に報道されておりますように、審査委員会での審査が去る22日終了したところであります。森ビル都市企画株式会社を代表者とされますアビリティイレブングループを選定したとの報告を受けたところであります。
 選定されましたグループの提案は、超高層のマンションや商業業務施設、市の情報交流施設など分棟方式によります再開発ビルでありまして、事業完了後は熊本駅前のシンボルとして、また、賑わいの拠点ともなる事業計画であると捉えております。
 今後、市内部での意思決定を新年度早々にも行いまして、再開発ビルの建物設計に着手致しますなど、平成23年春の事業完了を目指しまして、計画的に事業を進めていきたいと考えております。

【市長発表項目:熊本駅前東A地区の情報交流施設の基本計画の策定について】

 また、この再開発事業で整備をされます情報交流施設の基本計画の策定につきまして、ご報告を申し上げます。
 この情報交流施設につきましては、本市が再開発事業へ参画をした平成10年以降、市議会をはじめ市民の皆様方から多くのご意見をいただきながら基本構想を練りまして、今回の基本計画の策定に至った次第であります。
 ご承知のとおり、昨年2月に「人、情報、文化が交流をし、豊かさと活力を生み出す情報交流拠点」とする基本コンセプトを取りまとめまして、その後、市議会での議論等経まして、12月に「訪れる人の好奇心をくすぐる知の拠点」として整備する方針を示した基本計画素案を作成したところであります。
 この素案につきましては、パブリックコメントを実施いたしますとともに、オープンハウスを開設いたしまして、情報交流施設に関するアンケート調査を行い、多くの皆様からご意見やご要望をいただいたところであります。
 そしてこのたび、情報交流施設の基本計画を策定したところでありまして、19年度には基本設計を行うことといたしております。
 今後は、パブリックコメントやアンケート調査の結果を、施設整備や運営に際しての参考にさせていただきまして、よりよい施設を目指していきたいと考えております。
 東口正面に位置します東A地区でありますが、九州中央の交流拠点としての新しい熊本づくりを目指しますために、情報発信並びに賑わいの創出の拠点として特に重要な地区と位置づけております。
 平成23年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を見据えまして、都市間競争に勝ち抜き、また、九州をリードする拠点都市にふさわしい都市づくりのためにも、この地区への都市機能の充実と都市景観の向上を図りますことが、熊本市域はもとより、熊本都市圏、熊本県全体のさらなる発展にもつながると認識をいたしております。
 駅周辺整備事業全体を牽引する事業であります熊本駅前東A地区市街地再開発事業の推進にあたりましては、今後も、関係権利者、関係機関、「熊本駅周辺地域まちづくり推進協議会」や「熊本駅周辺地域都市空間デザイン会議」等との協議を行いながら、民間事業者のノウハウも十分に活用させていただき、着実に進めていきたいと考えております。

【市長発表項目:熊本駅周辺整備に関するトップ会議について】

 次に熊本駅周辺整備に関するトップ会議についてでありますが、昨年10月以来、2回目となります会議を明日開催することとなりました。熊本駅に降り立った方が「くまもとの魅力を感じ取れる」ような熊本駅周辺のまちづくりを進めますため、一つ目が熊本駅周辺における都市機能のあり方、二つ目が乗換利便性の向上等交通結節のあり方、三点目としてその他新幹線開業に向けての取り組み、以上三点につきまして一回目同様意見交換を行う予定でありまして、いよいよ4年後に迫まりました九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向けた具体性のある議論を深めていきたいと考えております。

【市長発表項目:新年度にむけて】

 最後に新年度に向けてというところでありますが、来週から新年度に入ることになりますが、新年度におきましても、様々な分野におきまして、新しいくまもとづくりをこれまで以上に積極的に取り組みを進めていきたいと考えております。
 第6次総合計画策定に向けた取り組みでありますとか、乳幼児医療費助成の拡大、あるいは父子家庭に対する医療費の助成の実施など子育て支援の充実や、35人学級の小学校4年生への拡大などの子どもたちが生き生きと学べるような教育環境の整備、そして九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向けました熊本駅周辺整備や中心市街地の活性化、熊本城築城400年祭の各種催事の開催、さらには富合町との合併協議、政令指定都市の実現に向けた取り組み、都市圏連携に向けた事業の推進など、事業の選択と集中を図りながら、「まちづくり戦略計画」の着実な実行をさらにスピードアップして進めていきたいと考えております。
 その中でも、「中心市街地活性化基本計画」についてでありますが、現在最終的な詰めの作業を行っているところでありまして、今月中に国の中心市街地活性化本部へ申請する予定であります。新年度の早い時期に認定をいただき、400年の歴史と伝統が息づき城下町の魅力が輝く、九州中央の賑わいと活力あふれる交流拠点を目指した取り組みを進めていきたいと考えております。また、熊本電鉄との結節につきましても、本年度中に行政としての対応方針を取りまとめることといたしております。

【市長発表項目:熊本城築城400年祭 第一章花絵巻について】

 最後に、熊本城築城400年祭でありますが、1月の「プロローグ 夜明け」に続きまして、第一章花絵巻を3月24日から開催いたしております。4月8日までの期間、800本の桜に彩られました熊本城で観桜大茶会、熊本城花市、熊本城桜ステージなど多彩な催事を開催しているところであります。市民の皆様はもちろんのこと、多くの県内外の皆様にもこの機会にぜひおいでいただきたいと考えておりますので、報道関係各位におかれましても、皆様への周知につきましてご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
 私からは以上でございます。それでは質問をお受けいたします。

【質疑応答:こうのとりのゆりかごについて-その1】

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【記者】赤ちゃんポストに関して市長のほうとしては方針というものはもう固められたんじゃないんですか。
【市長】いや、まだ固めておりません。
【記者】その判断というのは、今判断するにあたってどういう状況であるのか、判断するに残された環境整備といいますか、検討しなければいけないものはどうなのかと、何が残されているのかと、だいたい判断する時期の見通し、それについて市長の口からお願いします。
【市長】まず先程申し上げたように、慈恵病院に照会をしておりました4項目につきましては回答をいただいたところであります。それから国に照会をしておりました6項目について、これは文書でと考えておりましたけれども、文書がいただけないということでございましたので、先程申し上げたように担当のほうで出向きまして、そして6項目の内容につきまして改めて確認をさせていただいたところでございます。そういうなかで前回私が訪問した時と基本的には考え方に変わりはないと確認をさせていただいたところであります。そういう意味で判断材料は整いつつあると思っております。しかしながらそういった回答の内容等も踏まえまして今後、県あるいは県警、児童相談所等々協議を進めていかなければならないと、回答を踏まえた上で協議をし、そして最終的な市の対応、方針を判断をしなければならないと考えております。時期につきましてはまだその協議がどの程度かかるかと目処はたっておりませんので、今のところはなんとも申し上げられません。
【記者】県や県警との協議についてなんですけれども、熊本市は12月と1月に関係者会議を県市でされたというふうに聞いています。判断材料が揃いつつあるということで、近く県警も入れた形で連絡会議をされるのではないかと思っているのですけれども、時期についてはいつなのでしょうか。
【市長】そのへんの時期はまだはっきりは決まってないと担当から聞いております。
【記者】日程調整も進められていると聞いているのですが。
【市長】日程調整はしている状況でしょうかね(事務局に確認)。ただまだはっきりと決まっていないということであります。
【記者】その会議の中での協議内容はどういったことになるのでしょうか。
【市長】協議内容はまずは国の考え方でありますとかあるいは病院の考え方という正式な回答がきている訳ですから、それを共通認識として持つということがひとつあろうかと思っております。それからそれを踏まえた上でですね、仮に設置するということになれば先程申し上げたような関係機関の連携というものが非常に重要になってくると思っておりますので、そこをどうネットワークを組んでいくのかということが協議の中心になろうかと思っております。
【記者】市長としては現段階でどういうネットワークというか、どういう行政としての支援体制というのを想定されているのでしょうか。
【市長】これまでもそれぞれの役割を果たしてきたと思いますけれども、それでもやはりもう一度、今回「こうのとりのゆりかご」という施設の申請が出されたということを踏まえた上で、これまでの行政としての対応がどうだったのか、相談体制等も含めて充実すべき点がないのか、あるいはネットワーク等さらに強化していく必要がないのかということをしっかりと今回を機に協議をしておく必要があるだろうと思っております。
【記者】実際に赤ちゃんが預けられたときのシミュレーションというかそういったものも含めて会議の中で話あわれるというふうに考えてよろしいでしょうか。
【市長】当然ネットワークをただ作るというだけではなくて、やはり先程申し上げたように仮に設置をされ、そしてそれが使用されたということまで想定したシミュレーションというのはやっておかなければならないだろうと思っています。
【記者】判断の時期なんですけれども、まもなく平成18年度終わりますけれども、新年度に入るとまた人事の異動などがあるかと思いますけれども、今年度中に判断を出しておかなければいけないという考えで進めてらっしゃるのでしょうか。
【市長】これまでもできるだけ早い時期にということは申し上げてまいりましたが、それがその年度内にこだわっているというものではありません。確かに人事異動等はありますけれども、だからといってそこに合わせるということを重視している訳ではありません。
【記者】判断のタイミングとしてなんですけれども、ネットワーク作りとか課題の整理とか全て整理できた点で判断されようと思われているのか、それともある程度70パーセント、80パーセントある程度見通しがついた時点で判断されようと思っているのか、そのへんの基本スタンスはどうなのでしょうか。
【市長】最終的な判断をする時にはですね、100パーセント、70パーセント、80パーセントという言い方が私自身ちょっとひっかかるところあるんですけれども、当然設置するということになれば万全の体制を整えてということにはなろうかと思います。そこをその見切り発車的な形でというのはこれはいかんのではないかと思います。ただ全国で始めての取り組みでもありますし、実際その運用してみないと分からない点もあろうかと思っておりますけれども、しかしながら現時点でですね考えられるなかでの万全の体制というものはやはり判断するにあたっての最終的にはやはりそこのところはきちんと整えておくということが必要だろうとは思っております。
【記者】やはりもし許可となった場合、許可即設置と病院側が開設というようなことを想定してということなんでしょうか。
【市長】ここは担当からいいですか。
【事務局】たぶんこれは病院のお考えであれば医療工事用の許可がでれば直ちに工事等が必要でございますので、それに着手されるのは予測しております。
【記者】県とか県警との協議ですけれども、これは1回だけじゃなく数回開いていく予定なのでしょうか。
【市長】それは開いてみないと何とも申し上げられません。1回なのか複数回なのかというのはですね。
【記者】最初の会議が開かれる時に、熊本市としてこういうネットワークを構築してみたらどうですかというような提案までされるのですか。
【市長】市としての考え方あたりはある程度はということでいいですか。(事務局に確認)
【事務局】基本的にはそれぞれの役割がございますので、今の条例上もそれぞれ役割を担ってらっしゃいますので、それがどうかということを国の示された内容について、我々が報告しますと、それについてもう一度整理をすると、これが基本であります。あと、それぞれその後に出てきた課題等があるかもしれませんので、それについても確認が必要だと考えています。
【記者】先週担当者が上京してもう一度厚労省から返答を伺った際に、地域の相談体制の強化の取組みをするようなアドバイスを受けたというようなことをおっしゃってたんですけれども、万全の体制を整えるということにはそういった点も入ってくるのでしょうか。
【市長】相談体制の強化というものは、先程も少し申し上げましたけれども必要になってくるのではないかなと思っております。
【記者】関係機関との協議なのですけれども、先程日程は調整中だとおっしゃっていたんですが、今年度というか今月中に開く予定で調整中なのでしょうか。
【市長】できるだけ早くやりたいということで持ちかけております。
【記者】今月中にということですか。
【市長】できるだけ早くということです。
【記者】判断を発表される時には、国からも要望があった相談体制の強化であるとか関係機関とのネットワークとかですね、運営に当たっての市としての新たな対応、それをセットで発表するということになるのでしょうか。
【市長】まだそのへんは協議をこれから関係機関と協議をしていくわけですから、そういうものを踏まえたうえでということになろうかと思います。
【記者】関係機関との協議が最後のステップだというふうに考えてよろしいでしょうか。関係機関との協議の後まだこれをしなければならないとか。
【市長】協議が1回で終わるかどうかというのも分かりませんし、それからそれを踏まえた上で市としての整理も必要になってこようかと思います。

【質疑応答:第2回トップ会議について】

【記者】明日のトップ会議なのですけれども、前回のときは市電の乗り入れの提案とかあったと思うのですが、市のほうで今の段階で何か提案されようということで具体的に考えていらっしゃることがあるのでしょうか。
【市長】それは明日というか、先程申し上げたように三項目について集中的に議論していきたいと思っておりますが、前回市電の乗り入れについて方向性については一致をしたところでありますが、技術的な問題ですとか、クリアできるかどうかという話もありましたので、そのへんをもう少し具体的な形でお示しをすることができればと思っております。それから熊本駅周辺全体の都市機能、どういう機能が必要なのかということは全体的な熊本市、あるいは中心市街地との整理をしていくなかで熊本駅周辺に必要な都市機能についてのその集約は進めていかなければならないかなと思っております。

【質疑応答:こうのとりのゆりかごについて-その2】

【記者】また赤ちゃんポストについて改めてお考えを伺いたいのですけれども、国から法律上は問題はないという見解は確認された訳ですけれども、ではあとどういう問題がですね、法律的な問題はこれでクリアーされたかと思うのですけれども、ではそれ以外のどういう問題があと残っていると市長は認識されているのでしょうか。
【市長】これもこれまで申し上げたとおりなんですけど、まずこの「こうのとりのゆりかご」というもの自体が現行法では想定されているものではないということで、これまで市としてもいろんな方々に相談をしながら進めてきたところです。それともうひとつがただ単に作るか作らないかの話ではないのではないかと、仮に設置した場合、その後の体制はどうあるべきか、これまでの体制がどうだったのか、それぞれの役割がきちんと果たせてきていたのかどうなのかということを再度確認をして、そして充実すべきところは充実ということがやはり必要であろうということで慎重に協議を進めているところでありますから、そういった今申し上げたところを整理をする必要があると、まだそこが残っていると思っています。

【質疑応答:熊本電気鉄道株式会社と市電の結節について】

【記者】電鉄(熊本電気鉄道株式会社)と市電の結節の方向性なのですが、今年度中に方針を明らかにされるということなのですけれども、今どういう状況までいっているのですか。最終的な三者協議をやって取りまとめという仕上げの段階(なのですか)。
【市長】県と合志市さんとそれから私どもと三者での、行政としての三者としての対応方針をまとめようということで今最終的な詰めを行っている段階であります。そして年度内に、計画を出されました熊本電鉄さんのほうに取りまとめた上で回答をしなければならないということで、今準備を進めているところであります。
【記者】検証はもう終わっている段階ということですか。
【市長】計画が出されまして2年近く経過をしている訳ですから、いろんな課題については整理をしてきているというところではあります。ただ全てが全て整理されつくしてあるか、場合によってはもう少し検討が必要な部分も残ってくるのかもしれません。そこも含めまして今、最終的な方向性について三者で協議をしているところであります。
【記者】この件について熊本電鉄のほうはやはり行政の財政面の支援という部分を求めているんだろうと思うのですが、その点についてはある程度それに沿った回答となる見通しなのでしょうか。
【市長】国で新たな軌道系に対する支援措置を盛り込まれてきているところでもありますから、その計画とそういう新たな支援措置あたりをですね照らし合わせたそういう検証も進めているところではあります。
【記者】電鉄の結節については調査費用ということで予算が計上されていますが、これは建設を前提ということで考えてよろしいのでしょうか。
【市長】建設を前提といいますか、様々な調査が必要だろうと思っておりますから、とにかく方向性については年度内に取りまとめたいと、そして回答したいと思っておりますから、その方向性をさらに具体化していくための様々な調査に使っていきたいと思っております。
【記者】なぜここまでずれ込んでいるのでしょうか。本年度ということなんですけれども。まだまとまっていないところがあるのでしょうか。三者間で。
【市長】最終的な一致には至っていないということではあります。
【記者】それはどういうところなのでしょうか。
【市長】それは非常に大きな課題でもあります。この都心結節という問題はですね。財政的な面もありますし、現在の交通渋滞、交通に与える影響ということもありますし、それともうひとつが全体の交通体系どうあるべきかというようなところもあろうかと思っております。とても大きな課題である、しかしながら熊本市、熊本都市圏にとりまして長年の課題であったということは間違いありませんので、何とか一歩踏み出すことができないかということで、今最終的な調整をしているということであります。

【質疑応答:合併問題について】

【記者】合併問題についてお尋ねします。先週、県との間で市長御自身も潮谷知事と会われて、熊本市は熊本市で庁内で協議の体制を作りますし、熊本県のほうもきちんと対応するというような回答がありました。また一方では熊本大学のほうでは政令市になるべきだというような研究成果もでています。だが一方では町村会ではそれにブレーキをかけるような、ともとられるような、やはり県や国に対して合併については各自治体の自主性に任せて欲しいとブレーキをかけたともとられるような発言が出ています。このなかで市長としては今の状況をどうみてらっしゃる、合併政令市というのを掲げられて今の流れをどうみてらっしゃるのか、それとやはり残り三年という特例法の期限のなかで今後どのような対応をしていかれようと思っているのか、この時期改めてお考えをお願いします。
【市長】合併政令市の状況といいますか、私自身が就任してもう五年目に入ったところでありますけれども、就任当初の時と比べますと、確実にその機運といいますか、高まりつつあるのではないかと思っております。この問題はただ単に熊本市が政令市になる、ならないというだけの話ではなくて、都市圏ビジョンのなかでも言い続けさせていただきましたように、都市圏をさらに力強いものにしていくために必要であるということでありますとか、あるいは県全体を考えましたときにも、新幹線の全線開業等も控えたなかでストロー化現象等も懸念されているなかで、もっと熊本市、熊本都市圏が牽引役となって全体を引っ張っていくそういう期待というものが経済界あるいは大学の提言のなかにもそれが盛り込まれていたと思っておりますし、そして県でも先般庁内の検討会議を私どもと歩調を合わせるかのように立ち上げていただくということも表明をしていただきましたし、いろんな意味でその機運は高まりつつあるのではないかと考えております。しかしながら先程お話があったように合併についてあくまでも自主的にということをおっしゃる自治体も都市圏のなかにもあるのも事実でありますし、それは確かにそうだと思いますし、着実に信頼関係を高めていくなかで連携を深めて、そして合併政令市というような歩みを進めていきたい、前進をさせていきたいと考えております。そういう意味では機運は高まりつつあると思っております。繰り返しになりますが。
【記者】いま富合町と続けています法定協それ以外に政令市の要件を満たす70万というのを満たすために次の個別自治体へのアプローチというのは新たなことは考えていらっしゃらないのですか。
【市長】まずは富合町さんとのこの法定協議会を着実に進めていくということが必要だろうと思っておりますが、今後他の市町村に対しましては都市圏ビジョンというひとつのビジョンが出来上がった訳でありますから、その具体的な取組みにつきまして個別にいろいろと協議はしていきたいと考えておりますし、そういうなかでやはりその手法として合併は必要ではないかという提案も場合によってはさせていただこうかと思っています。
【記者】政令市絡みなのですが、都市圏の研究会があって基本計画のビジョンがまとまりましたけど、その後の体制をどうするのかと、いうことが次に考えなければならないと思うのですが、そのあたりは検討は進んでいらっしゃるのでしょうか。
【市長】その後の体制については検討中ということであります。
【記者】先程の県の中にも庁内会議ができるということでしたけれども、県のほうとしても市の庁内会議と連携を図っていきたいということで何らかの連絡会議みたいなものを設けて県市で取り組んだらどうかみたいなことを話されているのですが、市としてはその県との連携を具体的にどういうふうに考えていらっしゃいますか。
【市長】私どもで立ち上げたこの庁内の検討会議が、これと県で今後立ち上げていただく予定の検討会、ここはしっかりと連携をしていくことが必要だと思っています。
そして具体的な形で政令指定都市になった場合には住民サービスがどう変わっていくのか具体的な形でメリットをお示しすることができるようにしっかりと連携を深めていきたいと、そういう意味では会議体を一緒にやっていくと、連絡会議をもっていきたいと思っております。
【記者】先程の話で、この前発表があった関係自治体に対して個別に合併などの提案もやっていきたいというような話がでたのですけれども、そこは特定の自治体に対して熊本市のほうから申し入れをしていく、打診をしていくというふうに理解してよろしいのでしょうか。
【市長】これまでも合併の対象としては、100万都市圏どこも対象になりますと話をしてきておりますので、そして具体的に今回のビジョンを具体化していくなかで、場合によっては合併ということもでてくるだろうと思っています。ですから今のところどの自治体かを決めうちをしているものではありません。
【記者】それはやはり先程も言いましたように特例法があと残り3年というなかで、合併が成立するようなスケジュールを考えながら時期をみて申し入れをしていくこともあり得るということなのでしょうか。
【市長】この期限というのは意識して進めていきたいと思っています。
【記者】ということはタイムリミットはいつだとお考えですか。具体的に合併の相手を示す(タイムリミットは)。
【市長】タイムリミットといいますか、やはり3年という特例法の期限というのは意識して進めていきたいと思っています。

【質疑応答:バス網の再編について】

【記者】バス網の再編についてなのですけれども、昨年9月に民間からの申し入れがあって一回目の連絡会議があったかと思うのですが、その後の協議、会議は開かれていませんけれども、これまでの検討状況について教えてください。
【市長】実務検討会議を民間3社からの提案を受けまして、実務検討会議を設置をしております。これまでに5回開催をしてきております。協議経過につきましてはこの検討会議の位置づけでありますとか、検討項目さらなる路線移譲や共同運行の進め方、共同運行会社の概要、独禁法への対応について協議をしてきたという報告を受けているところであります。
【記者】民間のほうは共同運行会社を設立してやってもどうかということを提案されていましたけれども、具体的な検討に入っているのでしょうか。
【市長】具体的な協議をしていただいていると伺っています。

【質疑応答:統一地方選挙について】

【記者】統一地方選挙が始まっておりますが、まもなく市議選のほうも告示というスケジュールになりますけれども、市長の選挙についての期待というか希望とか、それから市長御自身のスタンスについて教えていただけますか。
【市長】希望といいますか、地方分権が進みます中で非常に地方選挙というものが重要になってきているなと、それともうひとつが市民、国民の関心も高まってきているのではないかと思っています。そういう状況の中で熊本で行われます県議選、市議選におきましてもやはり多くの人達が関心を持っていただいて、そして貴重な一票を投じていただければと、ぜひ棄権せずに投票していただければと思っています。私のスタンスとしては特定の政党ですとか、に肩入れすることはありません。
【記者】特定の支持者は?
【市長】前回の市長選の時に応援をしていただいた方がいらっしゃいます。ですからそういう方々の集まりに声がかかることがありますけれども、そういうときには今後の市政のあり方等も含めて出席をさせていただいてお話をしているところではあります。
【記者】関連で市議選に関してですが、市議選というのは争点というのは難しいものなのですが、市長の考えとして今回市議選の争点がこうあるべきであるという点はありますか。
【市長】市議選の争点ですか。やはり先程の話と重なるかもしれませんけれども、地方分権が進むなかで当然首長選というのも重要ではありますが、それと同じように市議選、議会の存在といいますか、これも益々重要になってきていると感じておりますので、そういう意味ではやはり、今マニフェストが特に首長選ではマニフェスト型の選挙になりつつありますが、やはり議会選挙のなかにおいてもできるだけ具体的な公約を提示し、それを広く市民の皆様方に届けるなかでの選挙戦、政策型の選挙になっていくことを期待をしています。

【質疑応答:中心市街地活性化について】

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【記者】中心市街地の活性化についてですけれども、パブリックコメントの期限、今日までだったかと思いますけれども、どのような意見がどのくらい寄せられていますか。それに対して市長はどのようにお考えでしょうか。
【市長】今日が期限でありますのでまだ取りまとめは出来ていないですよね(事務局に確認)。
【事務局】今まだ取りまとめは出来ていません。(パブリックコメントは)複数きているのですが、だいたい一桁くらいなものですから、ちょっと中身についてはまだご報告できるような状態になっていませんので分かり次第ご報告させていただきたいと思います。
【市長】パブリックコメントだけではなくて、協議会でありますとかあるいは協議会の幹事会でありますとか様々な意見をいただいているところではあります。私どもの理解でもそうですし、それから先般は東京のほうでも国会議員の皆様達ですとか、あるいは東京の経済界の方々からもですねいろんなご意見をいただいておりますから、そういったものを含めたなかでしっかりとした計画を作り上げ、そしてやはり意見としてでておりますのは、これをいかに具体化するのか、実現に向けて取り組んでいくのか、ということを言われておりますから、しっかりとした計画を作るのと同時に、あとは実現に向けて全力でいろんな方々の協力を得ながら取り組んでいくことだろうと思っております。
【記者】今月中に申請ということですか。
【市長】申請は今月中にしたいと思っています。
【記者】いつということは決まっていない(のでしょうか)。
【市長】先方があることなので、今調整中と(いうことです)。しかしながら今月中で今調整中ということであります。
(終了)

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