市長室トップへ

ようこそ!市長室へ(スマホ版)ようこそ!市長室へ

  • 音声読み上げ リードスピーカーを起動します
  • 文字サイズ 拡大標準
  • 背景色 青黒白

平成19年5月定例市長記者会見

最終更新日:2007年5月25日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp
イメージ

【市長】おはようございます。只今から5月の記者会見を始めさせていただきます。今日は、こちらからの発表項目は特にございません。ですから早速、皆様方から質問がございましたらそれをお受けさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【質疑応答:「こうのとりのゆりかご」についてーその1】

【記者】赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」の件ですけれども、これは慈恵病院がこの前男児が入ったケースについてお認めになりましたけれども、まずはその事実確認について熊本市はどのようにお考えでしょうか。
【市長】その件について、どういうことをおっしゃったのか、その内容についてこちらでまだ確認が出来ておりませんので、只今おっしゃった件につきましては前回お話をした通り、私どもとしてはあったか無かったかも言えない状況であるということ、それに変わりはございません。
【記者】情報公開を1年に1度、数値として発表するということですけれども、これで検証のほうは十分だとお考えでしょうか。
【市長】まず大前提として考えなければならないことは、やはりこの前も申し上げましたが、子どもの人権や福祉、それからその後の成長に支障をきたしてはいけないということ、これを第一に考えなければならないと思っております。それで統計資料といたしましては、年1回ということを先般お話をさせていただいたところであります。とは言いましても、今回の「こうのとりのゆりかご」がいろんな意味で問題提起を社会全体に対してもしていると思いますので、そういう意味では、「ゆりかご」が設置をされてその後の状況がどうなのかということ、これは定期的に公表していく必要はあるんだろうと思っております。ですから要保護児童対策地域協議会の中でその運用状況の検証は3ヶ月ごとにやっていくということでありますので、その協議した内容、それをどこまで公表することが出来るかということ、これはその協議会の中でもしっかりと検討してもらった上で公表できる部分は公表をと考えております。非常にこれは難しい問題でございます。やはり第一義的には子どもの人権等に配慮しなければならないと考えておりますが、しかしながら先程申し上げましたように「ゆりかご」のことを社会全体で考えていくという意味におきましては何らかの情報をお示しすることは必要だろうと考えています。
【記者】続いて同じ赤ちゃんポスト関連での質問ですが、今日一部報道でですね、県が保護者を捜索するという記事が出ています。市としてですね、何か対応を取られるというような動きがありましたら教えてください。
【市長】このことは県には確認はしております。担当からでよろしいでしょうか。
【事務局】県に、今報道されている事実について確認中でございます。ただ一般的にこれまで(児童相談所の方で)親を探すことがあるのかというお尋ねがあってお答えをしたものが、あのような報道をされていると児童相談所は理解している、そういう回答は得ているところでございます。詳細については今調査中でございます。
【市長】詳細について、市としても確認をしている状況であるということであります。
【記者】詳細については確認中ということですが、市として何か対応を取られるとかいうことは。
【市長】あったかなかったかということ、これは何とも申し上げられない状況でございます。個別のケースについてはお話は出来ません。

【質疑応答:城南町長訪問について】

【記者】城南町を先日訪問されていたと思うのですけれども、その中でも合併については、はっきりしたお答えをされていなかったと思うのですけれども、今後どのように合併のほうをアプローチしていくのかということとですね、益城とかほかの町へもどのように合併について働きかけをしていくのか、そのへんをお聞かせください。
【市長】城南に限らず、やはり近隣の自治体、特に都市圏を構成している自治体につきましては都市圏ビジョンの策定をし、その中で合併・政令指定都市の意義については位置付けをすることが出来たということ、これは大きな前進であると思っております。これを前提として個別の自治体に対しましても、そのビジョンを実現するためにはどうすれば良いのか、そしてその手段の一つとして、やはり合併・政令指定都市というものが必要ではないのかということ、これは個々にお話をしていかなければならないと思っています。先般の城南町さんの件だけで申し上げますと、初めて訪問をさせていただきまして、ビジョンについての説明をさせていただいた。それについて、その必要性といいますか、十分に理解を示していただいたという意味では大変ありがたいと思っております。
【記者】具体的にほかの町を訪問するというスケジュールは今のところたっていませんか。
【市長】私自身が訪問するしないに関わりませず、都市圏及び政令指定都市についての研究会の事務局は私どもで担っておりますので、色々と担当レベルでもそれぞれの自治体を訪問していることはございます。私自身もいろんな場面で首長さんともその後の進め方についてはお話をしていかなければならないとは思っています。

【質疑応答:熊本市民会館のネーミングライツについて】

【記者】ネーミングライツの関係ですが、先日、市民会館のほうで募集されていましたけれども、応募がゼロだったということで投げ込みがありました。要因についてはこれから検証されるとのことだったのですが、市長自身、ゼロ件だったというこの結果をどのように見られるかということと、ほかの施設への導入を検討されているかどうかお聞かせください。
【市長】まず応募がなかったということ、これは期待をしておりましただけに正直、大変残念な結果だなと思っております。ただ全く反応が無いということではないようでありますので、どの点に問題があったのかということを今調査中でございますので、その結果を踏まえてまた二次募集等も予定をしているようでありますので、何とか、出来れば市民会館、現在改修中でございまして、リニューアルオープンまで間に合わすことが出来ればと思っております。現在、市民会館でもその思いで二次募集に向けていろんな手続きを進めているところであります。それから他の施設についても考えているのかということでありますが、現時点では他の施設にネーミングライツを導入するということは方針決定しているものはございません。

【質疑応答:「こうのとりのゆりかご」についてーその2】

【記者】最初の質問で病院がどう言ったのか内容を確認できていないということでしたが、内容を確認されるのでしょうか。
【市長】内容の確認はしたいと思っています。
【記者】いつされるのですか。
【市長】出来るだけ早くとは思っています。
【記者】今日ではない?
【市長】場合によっては今日ということもありうるでしょう。先方がつかまれば、とは思っておりますが。
【記者】その後にまた市長のお話を伺うということは出来ますか。
【市長】それは構いません。

【質疑応答:都市圏及び政令市に関する研究会について】

【記者】都市圏及び政令市に関する研究会なのですが、もうビジョンのほうはこの前城南町のほうには説明されたということが今ありましたけれども、いま研究会自体は今後のあり方というのはどんなふうになっているのでしょうか。
【市長】まだ今後の進め方についてどうするかということ、これは具体的なスケジュールが決まっている訳ではありません。それぞれ今事務局が回ります中で今後の進め方について検討している状況でございます。

【質疑応答:「こうのとりのゆりかご」についてーその3】

【記者】「ゆりかご」についてですが、情報公開の在り方について先程、公表できるものは公表していくということを要保護児童対策地域協議会での検討次第では年1回の公表ということの変更もあり得ると理解してよろしいのでしょうか。
【市長】基本的には年1回の公表、統計資料についてはそれを考えています。ただ場合によっては例えば件数がかなり多くなってくる状況がありましたり、あるいはいろんな法令に違反するような事例が相次いで出てくるような状況が仮にあったとすれば、それはまた公表しなければならない状況も出てくるのではないかと思っています。ただ基本的には年1回の公表と現在のところ考えております。
【記者】情報公開については子どもの人権とかを配慮して熊本市は情報を統制というか、しているわけですけれども、一方で警察のほうからは親は捜さないという報道をされたりとか、今回のように慈恵病院の方が理事長がそういう発言をされるということについてはしっかり統制がされているのかなと逆に思うのですけど。
【市長】県警の件につきまして今一連に報道されていること、これについては公式的に公表しているものは一切ないというコメントはいただいております。
【記者】公式ではなくてもそういう情報が今巷でなっていることについては?
【市長】非常に憂慮すべき状況であると思っています。やはり先程申し上げましたように、非常に公表だけを考えましても難しい問題であると思っています。やはり繰り返しになりますけれども、一義的には子どものことを考えた上での対応が必要であると思っておりますが、その一方ではゆりかごの初めての取り組みでもありますし、それと同時にゆりかごだけで完結する話ではない、いろんな周辺の理解や協力のなかで運営していかなければならないと思っておりますので、子どものことに配慮しつつどこまで情報をお出しすることができるかということ、ここは非常に悩ましい問題ではございますけれども、やはり先程申し上げた協議会のなかで慎重に協議した結果、出せるものについては出していくという姿勢、これは守っていきたいと思っています。ですから今報道関係の皆様方にも是非ともお願いをしたいことは、皆様方には知らせる義務はあろうかとは思いますけれども、しかしながら子どもの人権であれ福祉についても皆様方につきましても是非ともお考えをいただいた上で、いろんな取り上げ方をしていただければ幸いだと思っています。ちょっと今過熱気味になっているところが、非常に憂慮すべき状況だなと思っています。
【記者】「ゆりかご」について一般的なお尋ねになると思いますが、「ゆりかご」に新生児が預けられた場合と幼児が預けられた場合の、基本的な市長のお考えをお伺いしたいと思います。補足して言うならば、幼児という場合に一定の親子関係が形成されて物心がついていると、場合によっては親に関する情報も知っているといった場合、そういう状態と新生児と扱いを受けたときの市側の行政としての対応ですね。
【市長】行政としての対応ですか。
【記者】はい、行政としての対応。新生児が預けられた時と幼児が預けられた時の対応というのは、基本的に区別を考えているものなのかどうなのか。
【市長】区別といいますか、新生児とか幼児の区別だけではなくて個別個別のケースによって異なると思っています。ですからそのケースを協議会の中で、しっかりと一つ一つを検討するという作業が必要になってくると思っています。新生児や幼児、その区分けの仕方だけではない、個々に色んなケースが想定されると思っています。
【記者】それは新生児のケースと幼児のケースでも対応は違った対応になると一般的にお考えになりますか。
【市長】新生児と幼児の場合の対応、それはケースといいますか、違った対応というのも考えられると思います。ただその事は、その分け方だけではないということですよ。繰り返し、念のため申し上げますけれど、個々のケースによって同じケースだということは一切ないだろうと思っています。

【質疑応答:政令指定都市の実現のための今後のスケジュールについて】

イメージ

【記者】合併の件ですが、市長は先般城南町を訪問されました。非常に必要性を十分理解していただいたということをお話しになりましたが、相手の町長はやはり町民の意見を考えて、議会の意見を汲み取りながら進めていきたいということを言われています。今回、熊本市の合併を通じての政令市昇格ということになればスケジュールが限られてくることになります。今の進め方で、城南町に関してスケジュール的なものに対してはどう受け止めていらっしゃいますか。
【市長】まず、城南町長さんが住民や議会の意見を聞きながらという考え方、これはごもっともであろうと思っています。やはりこうしたことは住民あるいは議会等の広い理解の上で進めていかなければ途中で行き詰まってしまうだろうと思いますので、そういう考え方というものは私自身も十分に理解できるものであります。ただスケジュール的なことですね、合併政令指定都市の実現という特例法の期限を考えましたときにはあと3年きっているという期限を考えましたときには、現時点でもかなり厳しいスケジュールであるということ、これは間違いございません。ですからこれも繰り返し申し上げてきていることではありますが、合併というものは一足飛びに出来るものではありませんので、しっかりと段階を踏んだ手続きといいますか、それを進めながら特例法の期限を意識しながら実現に向けて全力で取り組んでいきたいということに尽きるだろうと思っています。

【質疑応答:妊娠に関する悩み電話相談について】

【記者】妊娠に関する悩み相談電話なのですが、件数はこの2週間分を教えていただけないでしょうか。
【市長】妊娠に関する悩み電話相談でありますが、2週間経過をいたしましたけれども、5月7日の午前8時半から21日の午前8時半現在まで合計61件の相談を受けています。その内容でありますが、望まない妊娠あるいは未婚での妊娠、さらには出産に対する悩みから出産費用に関する悩みまで幅広いものになっているようであります。それから昼間と夜間との内訳でございますが、午前8時半から午後5時15分まで、開庁時間でありますが、この間に相談があった件数が38件、それから午後5時15分から翌日の午前8時半まで、この間が23件ということになっております。ちなみに1日平均でありますと4.4件という状況であります。
【記者】今の相談についてなんですけれども、着信が市内からか市外からかとか、そのへんはお分かりになりますか。
【市長】市内・市外、県内・県外の内訳というものは把握できていますか?(事務局に確認)
【事務局】電話は匿名でお受けしておりますので県内・県外・市外・市内というのは正確には出ておりません。
【記者】これはいずれも女性の方からですか。
【市長】男女というのも統計はとっていますか?調べようと思えば調べられますね。(事務局に確認)
【事務局】ほとんどが女性と伺っております。

【質疑応答:「こうのとりのゆりかご」についてーその4】

【記者】「こうのとりのゆりかご」の件ですが、仮に理事長が言うことが本当であった場合で県が親を探すということも確認がとれた場合、市はその手伝いというか、一緒に探したりするんでしょうか。
【市長】仮定の話には、大変申し訳ないのですが答えられません。ただいずれにしても、これを運用していくに当たっては病院や県や、あるいは県警をはじめとしていろんな関係機関との連携が必要であると思っております。いろんなケースが発生をした場合には、しっかりと連携をして取り組んでいくということが必要であろうと思っています。
【記者】仮に、今日その確認が取れた場合はもう一度市長に会見とかしていただくとかできるのでしょうか。
【市長】確認といいますか会見が必要かどうかは別として、いろいろとお話をお聞きした上で、また私どもとしてもいろんな考え方をまとめた時点でまたお話をすることはやぶさかではありません。
【記者】病院に確認が取れた時点でも、あったかなかったかを言えないという前提でお話しになるということですか?そうしますと変わらないような気がしますが。病院が公式に発言したという…。
【市長】それは、またそういう場を設けますのでその時に話をしませんか?現時点で仮定、仮定の話では、なかなかこちらも答えづらいところもありますし、聞かれる側としても非常にもどかしいものを感じられるのではないかと思いますので。また改めてこういう場を設定いたしますので、その時に聞いていただければと思います。
【記者】先程市長からこの件に関して、報道が過熱気味で憂慮しているというお話を伺いました。特にどういう部分がでしょうか?もっと詳しく報道内容について思いを語っていただきたいと思います。
【市長】発生したですとか、例えば年齢ですとか、どこから来たですとか、どういうことを言ったですとか、そういう話が断片的に流れていっている状況というもの、その情報のソースがどこにあるのかという思いもございますし、そしてそういうことがあまり加熱しすぎるとやはり子どもの人権の侵害につながりかねないと考えておりますので、そのへんが非常に憂慮すべき状況だと私は思っております。
【記者】今のお話ですけれども、そういう点を報道されるのが過熱というふうにとらえてらっしゃるとのことですが、例えばそうした報道によってその子の身元確認につながるのじゃないかとの見方もあると思うのですが。親が名乗り出るとかですね、情報が寄せられるとか。そのようなことについてはどう思われますか。
【市長】また仮定の話になってしまいますね。確かにそういうこともあるのかも知れません。ただ、繰り返しになりますけど、何を一義的に考えるかというと、私どもとしては子どものことを、子どもの将来のことを考えた上での対応が必要であると考えています。それはケースによっては、今おっしゃったようなことも出てくるかもしれませんけれども、それは本当にケースバイケースであると思っています。

【質疑応答:富合町との合併に向けての今後のスケジュールについて】

【記者】合併についてです。富合町についてです。城南町のことを考えますとやはり富合町との合併協議がスムーズにいくかということが、飛び地であるかどうかという問題の解消につながりますし、大きな意味を持っていると思います。富合町とは法定協(議会)が進んでいますが、今後の進め方についてスケジュール的なもの、今年はどのあたりまで進めたい、そういう富合町とのスケジュールのことについてお考えを聞かせてください。
【市長】まずは次回の協議会の開催でありますけれど、これまで3回の協議会を開催してきておりますが、第4回目の協議会の開催を6月の初旬に開催をしたいと思っております。少し3回目と4回目の間が空きましたのは、市議会議員の改選等もございましてメンバーの入れ替え等も(必要に)なってまいりますので、少し間隔が空いている状況であります。スケジュールでありますが、まず最終目標でもあります合併の期日ですね、これについては協議会での協議項目とはなっておりますけれど、何回目の協議会で諮るかというのはまだ決定はしておりません。合併の期日については議員専門部会の付託事項にもなっていますので、まずは議員専門部会の審議を経た上で合併協議会で協議をすることになります。その期日が定まればですね、そこに向かってということになろうかと思います。

【質疑応答:婚姻の解消又は取消し後300日以内に生まれた子の出生の届出の取扱いについて】

【記者】今日から離婚後300日以内に生まれたお子さんが前の夫と推定される民法の救済措置が始まるんですけれども、今日から受付ということなのですが、法律的に難しい部分があると思うのですけど、市としての例えば相談対応とかというのはどういうふうにされているのでしょうか。
【市長】改めてでありますが今回の通達の内容でありますけれども、離婚後に懐胎をした子で、早産等により前夫の子としての推定がかかるものにつきましては、医師が作成した「懐胎時期に関する証明書」があれば民法772条の推定が及ばないものとして救済するものであります。この特例措置、5月21日ですから今日ということになりますね、今日以降の出生届出から実施をされることになります。そしてその通知を受けて私どもがどうしたかというところでありますが、市民課、総合支所、市民センター、この戸籍担当者に対しまして、医師が作成をしたその証明書が添付された出生の届出があった場合には、今回発出をされました通達及び依命通知どおり取扱うように周知を行ったところであります。
そしてこれまで通達に関する問い合わせが市民の皆様からあったかどうかということに関しましては現時点では問い合わせはないと聞いております。そういうことで個別に窓口で対応してまいりたいと思っております。

【質疑応答:市の事務的ミスに対する市長の考えについて】

【記者】市の事務のことについてなんですけれども、前回の定例会見で質問しましたが、ここ1ヶ月強くらいで下水道負担金の徴収に関する問題、その後は軽自動車税の納税通知書の記載ミスの問題、そして市営住宅の駐車場の扱いなどに対して市は事務的な対応で不手際があったというふうに感じております。市長はどう感じていらっしゃるのかと、政令市に向かってやはり事務に対して市民の信頼をやはり高めていく必要があると思いますが市長としてそれに向かってどのような考えがあるのか教えてください。
【市長】ただいまご指摘がありましたように下水道徴収金、受益者負担金の徴収の問題、それから軽自動車税の納税通知書の件、特にこの2つの件につきましては事務的な引継ぎのミスでありましたり、あるいはチェックの漏れでありましたり、やはり事務の基本的なところができていなかったことによって発生をしたと思っております。今後政令市を目指す本市にとりましては更なる事務の移譲等も出てくる訳でありますから、しっかりとこういったことを教訓として二度と起きないような対策をそれぞれで講じていくということが必要ではないかと思っております。それから市営団地の駐車場の件につきまして、これにつきましてはこれまでの経緯もございますし、それと同時に指摘を受けてからの対応、これがやはり遅かったのではないかという反省をもっているところであります。今後ですけれども、庁内検討委員会というものを立ち上げまして、それから市営住宅全団地に対しまして再度具体的に無届け使用に関する実態調査を行うことによりまして、市有財産の適正管理に努めていきたいと考えております。いずれにいたしましても信頼される市政という意味で非常に大事な部分だと思っておりますので、それぞれの対応を今後しっかりとしていきたいと思っております。

【質疑応答:市議会改選後の動きについて】

【記者】今度市議会が改選されましたよね。会派のほうもまた新たに結成されたりとか変化が起きていますけれども、そのなかで幸山市政とともに改革を進めていきたいと掲げる会派も10人ということで新しくできたところもありますが、前の議会のときと比べるとそういった部分の変化が起きてますが、市長はどのように受け止めていらっしゃいますか?
【市長】よく申し上げることなんですが、これから先の3年、4年、数年間、新幹線の開業も控えておりますし、非常に熊本市にとって大事な時期を迎えておりますので、しっかりと新たに会派構成された議会の方々と議論を戦わせる中で市政改革あるいは政令市の問題であれ、新幹線開業に向けた取組みであれ、そういった課題に前向きに進んでいくようなそんな状況というものを私自身も心がけて作り上げていかなければならないと思っています。
【記者】改革(フォーラム)と従来の市民クラブが結成の会見をしたときに会派の理念として第一に幸山市政の改革を推進するというのを掲げておりました。そのことを掲げたということはうれしかったですか。
【市長】そのことをあげていただいたということは非常にありがたいと思いました。とはいいましても、だからといって全ていいよということではないだろうと思いますので、しっかりと気を引き締めて取り組んでいかなかればならないと改めて思ったところであります。

【質疑応答:市営住宅の駐車場問題について】

【記者】先ほどの市営団地の空き地の問題なんですが、やはり市として空き地に関しても二千円の徴収をしていたということはやはり法的解釈としても違法行為であったという解釈でよろしいですか。
【市長】現時点でその実態調査をしている状況でございますので、その調査の結果を踏まえまして今後の対応というものは考えていきたいと思っていますが。
【記者】市として被害を受けたか受けてないかの判断なんですけれども。
【市長】繰り返しになりますけれども、まずはどういう状況であったかという実態調査、これをきちんとやりたいと思っております。そしてその後の対応についてはまた改めて公表させていただきたいと思っています。

【質疑応答:熊本城築城400年祭シンボルキャラクター「ひごまる」について】

【記者】彦根城の「ひこにゃん」というキャラクターがすごく人気だそうで「ひごまる」はいまいち全国的に知名度が低いかと思うのですが、せっかくああいう可愛らしい感じなのにですね。売り込みの件について市長が思われることがあればと思ってですね。
【市長】確かに「ひこにゃん」は爆発的な人気のようでありますが、「ひごまる」くんも負けないくらい可愛いのじゃないかと私は思っているのですけれども、ただPRの仕方としてもっと工夫をする必要があるかなと思っています。今でもいろんな企業の方々があのマークを使っておみやげもの等にPRしていただいているところもありますし、また県外等に「ひごまるくん」だけではない、その築城400年祭のPRもしているところでありますので、もっと積極的に活用していきたいと思っています。おかげさまで築城400年祭につきましては、あるいは熊本城の入場者数につきましては順調な推移を示しておりますが、やはりもっともっとという思いをもって積極的にPRをしていきたいと思っています。

【質疑応答:道州制の是非について】

イメージ

【記者】政令市を進めるなど熊本市にとって重要な時期だとおっしゃいましたけど、もう少し大きなレベルでみると道州制の議論で近畿とか九州でもという話がでていますけど、市長としてこの道州制の是非ということについてどういうスタンスでいらっしゃいますか。
【市長】道州制の是非でいいますと、地方分権が進み、そして市町村合併等も進んでいっていると、基礎自治体の枠組み自体が変わっていっているわけですよね。そういう中で広域自治体、都道府県の位置づけあるいは役割というものも今後変わっていくんだろうと、そういう中で地方分権というものは進んでいくべきであろうと思っています。そして九州市長会で道州制のビジョンを作り上げることが出来たのですが、市長会のなかで私が発言をさせていただきました。といいますのも、やはりそれまでの道州制の動きというものが上のほうからのといいますか、国でありましたり、あるいは知事会を上と言ってしまってはいけないかもしれませんけれども、そういった議論、やはり住民と直接接している市長会辺りからもっともっと議論をして積極的に提案していく必要があるのではないかという発言をいたしまして、委員会ができて、そして先般九州市長会のなかで報告書をまとめたところでありますので、そういう意味で地方からもっと道州制のあり方ですとか、必要性ですとかそういうことをしっかりと訴えていかなければならないかと思っています。やり様によっては屋上屋を重ねるような今の国、都道府県、それから市町村、基礎自治体といういわゆる三層構造か場合によっては国、道州とそれから都道府県、市町村という四層構造ということにもなりかねません。やり様によっては、仕組みによってはですね。そうならないようにしっかりとした基礎自治体からの発信というものをやっていく必要があると思っています。

(終了)

このページに関する
お問い合わせは
政策局 秘書部 広報課
電話:096-328-2043096-328-2043
ファックス:096-324-1713
メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp 
(ID:802)
※資料としてPDFファイルが添付されている場合は、Adobe Acrobat(R)が必要です。
PDF書類をご覧になる場合は、Adobe Readerが必要です。正しく表示されない場合、最新バージョンをご利用ください。
〒860-8601 熊本市中央区手取本町1番1号 代表電話:096-328-2111(代表)096-328-2111(代表)
[開庁時間]月曜~金曜日の午前8時30分~午後5時15分(ただし、祝・休日、12月29日~翌年1月3日を除く)
copyrights(c) 2013 Kumamoto City Allrights Reserved