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熊本市中心市街地活性化基本計画認定後の市長記者会見

最終更新日:2007年5月31日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:熊本市中心市街地活性化基本計画の認定を受けて】

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 それでは臨時ではありますけれども記者会見を開かせていただきますが、内容に入ります前にまずは先程コメントも出させていただいておりますが改めまして松岡農林水産大臣、突然の訃報に驚いたところでございますけれども、改めまして謹んで哀悼の意を表させていただきたいと思っております。大臣は衆議院議員連続6回当選をされまして、その間我が国の農林水産業の振興、そして郷土熊本の発展に大きな役割を果たしてこられた方でございます。大変残念でございます。心からご冥福をお祈り申し上げたいと存じます。
 それからもう一点、今日この時間帯非常に遅くなってしまいました。伊藤一長前長崎市長の市民葬に出席してまいりましたのでこの時間帯になりましたことをお詫びを申し上げたいと思います。
 それでは内容に入らせていただきます。本年の3月30日に申請をしておりました熊本市中心市街地活性化基本計画、本日、内閣官房中心市街地活性化本部のほうから認定を決定したと連絡を受けたところでございます。お手元にもその写しが届いているかと思っておりますが、中心市街地活性化事業、これまでも取り組んできたところでありますが一層推進できるということで大変うれしく思っているところであります。
 今年が築城400年という節目の年でもあります。そういう年に認定をいただきまして、そして4年後に迫っております九州新幹線鹿児島ルート全線開業を見据えながら中心市街地の活性化に取り組んでいくことは、熊本の顔として「城下町熊本」を全国に発信していく上におきましても、大変意義深いものであると考えております。
 内容につきましては、これまで公表してきたとおりでございます。計画の概要につきましては、パンフレットをご参照いただければと思います。少しだけ申し上げさせていただきますと、今回新たに熊本城域を計画区域に加えさせていただきました。熊本城とともに歩んでまいりました中心市街地の歴史的資産を最大限に活かして多くの人を引き付ける魅力と活力にあふれ、回遊性の高い街並みの形成を目指してまいりたいと思っております。そしてこの中心部のなかで特に、花畑・桜町地区でございますけれども、バスターミナルを含めました民間の2つの再開発事業というものも盛り込んでいるところでございます。それから熊本の陸の玄関口となります熊本駅周辺ですが、九州新幹線鹿児島ルート全線開業や熊本地方合同庁舎移転、(熊本駅前)東A地区の再開発、市電の駅舎乗り入れ等九州における情報発信・交流拠点として、中心市街地の魅力など「九州・熊本」を発信する利便性が高く魅力ある都市空間の創出を図ってまいりたいと考えております。それから中心部と熊本駅の中間に位置をいたします歴史的建造物が残る新町・古町地区などと一体となった城下町風情の創出によりまして、「城下町熊本」を全国的に発信をして行きたいと考えております。
 上記を達成いたしますためお手元のパンフにも記載をされていますけれども、具体的数値目標、歩行者通行量でありますとか、熊本城の入園者数、市電の利用者数等を定め実行してまいりたいと考えております。
 それから認定証の授与式でありますけれども、5月31日に執り行なわれるということでございまして、私も出席の予定でございます。以上で私からの報告は終わらせていただきます。何か質問がございましたらお受けをさせていただきます。

【質疑応答:熊本市中心市街地活性化基本計画の認定を受けて】

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【記者】2点質問させてください。これまで中活(中心市街地活性化基本計画)関連でたくさんの事業計画を挙げていらっしゃったかと思いますけれども、まず熊本市で早急に取り組む事業がありましたら教えてください。
【市長】今回、計画の中には46の事業を盛り込んでいるところであります。その中でまず新幹線の全線開業を見据えまして、駅周辺の整備を今進めているところであります。(熊本駅前)東A地区の再開発も含めまして、玄関口として駅周辺の整備をしっかりと、この計画の認定を追い風として進めていきたいと思っております。それからもう1点、早急にというお尋ねとは少し逸れるかもしれませんが、やはりポイントとしては先程少し触れました、桜町・花畑地区の再開発、こちらを民間主導で今進めておられるところでございますけれども、中心市街地の415ヘクタールのエリアを考えました時に中心となる位置だと思っておりますし、熊本城へのエントランスという位置付けでもございますし、ここの再開発をどこまで進めることができるのかということ、これがこの計画の大きなポイントではないかと思っております。それからもう1つ、今回新たに熊本城域を加えたということで、やはり熊本らしさという意味で熊本城、城下町の面としての再生というものをどこまで進めることが出来るのかということ、これもしっかりと取り組んでいきたいと思っています。
【記者】もう1点ですけれども、先程、話にも出てきました民間と連携して取り組んでいる桜町・花畑の開発ですけれども、これの進捗状況を教えてください。
【市長】これにつきましては現在、特に花畑でありますけれども、民間3地権者、それと市の間におきまして、施設の規模・内容について詰めを行っている段階であります。この計画は、民間で平成23年春の新幹線開業までにぜひオープンを目指しているということでもございますし、早い段階での合意形成が必要であるといった認識を持っておりますが、私どもとしても出来る限りバックアップ、協力をさせていただいているというものであります。
【記者】同じように、桜町の開発についてはどのような形で進捗と、市がどういう形で関わっていこうとお考えでしょうか。
【市長】桜町につきましては、これはまだ九州産交さんで開発構想を今固めていらっしゃる段階ということでございまして、まだ直接的に私どもでその内容を熟知しているというものではありません。ただ、この地が、これまでも申し上げて参りましたが、バスターミナルも含めた再開発ということもありますし、非常に私どもとしては大きな関心を持っていろんな意味で関わっていかなければならないと思っております。
【記者】具体的に、情報交換とかそういう場を設けたりとか、今後はどういう形で…。
【市長】これまでも事務的なレベルでは、いろんな相談を受けたりという事はあっているようではございます。今後も、そういった頻度は高くなってくるのではないかとは思っております。この桜町の再開発計画自体は、花畑の再開発と計画としては別個のものではございますけれども、非常に関連性は高いと思っておりますので、その連携については私どもがいろんな意味で橋渡しはしなければならないのかなと思っております。
【記者】市の負担金はどのくらいになりそうですか。
【市長】市の負担ということですが、まず全体の事業費でありますけれども、これは民間主導のものもございますし、なかなか確定というものではございませんが、現段階で私どもが把握をしているといいますか、想定も含めまして考えておりますのが、計画期間中の5年間でありますけれども、総事業費は約1300億円と予定をいたしております。その中で市の負担といいますか、約300億程度と考えております。
【記者】基本計画すべてのものについての、ということですか。
【市長】すべてのものの、5年間に関してということであります。残りは民間、あるいは国、県ということになります。ただ、これも繰り返しになりますけれども、民間事業、先程の構想の部分も含めたところも入っておりますので、これから変動要因は多分にあるということであります。
【記者】5年間に関しての例えばいろいろ進み方があると思うのですけれども、例えば(九州)産交の開発とかが遅くなった時に、着手した時には着手部分は入るのですか。
【市長】桜町の話をされていらっしゃるのですね?この5年間では桜町はどこまで見込んでいますか。桜町に関しては先程申し上げた中にはほとんど含まれていないと考えていいですか?(事務局に確認)
【事務局】(再開発の着手に係る事業費など)事業当初部分が入っているということです。
【市長】最初の部分が少し入っているということです。ただこれも前倒しで進んでくれば、事業費的には大きくなるということ、ただなかなか煮詰まらなければ逆もあり得るということですね。その辺も変動要因として含まれております。先程の数字としては。
【記者】この1300億に含まれている中で一番大きな事業というのは、花畑になるんですか。
【市長】事業単体で、46事業の中で一番大きなものと言うと?(事務局に確認)
【事務局】駅関係が一番です。
【市長】駅関係が一番多くなります。
【記者】それは(熊本駅前)東A(地区)の再開発がその中でも最も(多いのですか?)
【市長】事務局からいいですかね?
【事務局】鉄道連続立体交差(事業)、それと駅周辺関係の道路、街路整備(事業)で、どちらかというと県と国の負担が主なものです。そういったものが全体事業の中では大きかろうと思います。
【市長】先程申し上げた事業費の中に、特に駅周辺に関してはこれまでも県市協定の中で進めてきたものも含まれているということではあります。当然、(熊本駅前)東A(地区)も含まれてはおりますけれども。
【記者】今回の申請内容と、今回認定が決まったということで、そこで変更があった部分もあるんでしょうか。
【市長】最終的な申請と決定では、ほとんど変更はないということでいいですよね? (事務局に確認)少し文言修正があったりとかいうことはありますが、計画自体の大きな変更はありませんでした。当初、私どもで懸念しておりましたのが、もともとの中心市街地のエリアがおよそ270ヘクタール、今回熊本城域を加えるということでおよそ415ヘクタールに広がっていく、このエリアが認められるかどうかということを懸念はしておりました。そして国の経済委員会に参考人招致されました時に、その柔軟的な対応をということも述べてきたところではありますが、エリアにつきましても415(ヘクタール)で私どもの考えどおり認めていただいたということであります。
【記者】今日同時に11(都市)ですか、認定をされたということらしいのですけれども、熊本の特徴というのは先程もお話がありましたとおり、この熊本城域を加えて全体を熊本の街のエントランスといいますか、顔づくりという形で取り組むというところが一番の特徴ということでいいのでしょうか。
【市長】やはり特徴という意味では熊本城域を加えて、城下町・熊本というものをどこまで再生できるかということ、これが目標でもありますし、特徴としたいと思っております。これまで熊本はよく、「いい素材は点在しているのだけれども、それが宣伝に繋がっていない」ですとか、あるいは「面としての魅力に欠けるのではないか」という指摘を受ける事がよくありました。ですから今回、そういったことを教訓としながら、このエリアというものを、繰り返しになりますが、熊本の顔としてしっかりと位置付けてまいりますこと、城下町の再生につなげていくことが新幹線開業等に向けた対応といいますか、対策になるのではないかということで、しっかりと進めていきたいと思っております。
【記者】もう1回確認ですが、先程の1300億には例えば民間の部分というのはどこらへんが入っているのですか。産交(桜町再開発事業)の初めの部分というか、何と表現したらよいでしょうか。
【市長】例えば民間で言えば?(事務局に確認)
【事務局】あとは花畑(再開発事業)関係です。また下通アーケードの架け替えです。
【記者】一応、今日全体的な計画の認定ということですので、今後は個別に補助金の申請とか事業事業でやっていくようなことになるのですか。
【市長】はい、そうですね。そうなりますし、それから今後まさに進めていく上におきましては、民間との連携が非常に大事になってくると思っております。それは先程の桜町・花畑(再開発事業)に限ることなくですね、例えばまちづくり会社も設立をしていただいておりますし、商工会議所内におきましても対策室を作っていただいておりましたり、そういった民間との連携の中でどこまで実現させていくのかということ、これが非常に大事になってくると思っております。
【記者】授与式は場所はどこであるのでしょうか。
【市長】官邸内と伺っております。
【記者】時間は決まっていませんか。
【市長】(事務局に確認)夕方ということであります。正式には、また改めて連絡があるかと思います。あとで皆様方にも何らかの形でお伝えすることになるかと思います。
【記者】繰り返しになって申し訳ないのですけれども、今回認定を受けての最初に言われた感想をもういっぺんお願いします。
【市長】今回認定を受けたことになりますけれども、大変嬉しく思っております。特に、認定を受けました年が熊本城の築城400年という記念すべき年でもございますし、それから新幹線開業まで4年を切ったということ、この中活(中心市街地活性化基本計画)が5年を計画期間としているということ、そういう意味では新幹線開業に向けた準備と重なるということでもございますし、いろんな意味でこれまで進めてきた市としての事業の追い風になるのではないかということで、大変ありがたく思っております。このエリア、約415ヘクタールのエリアというものを熊本の顔として城下町の再生に向けてしっかりと取り組んでいきたいと思っています。
【記者】改めてなんですけれども、この中活法(中心市街地活性化法)の趣旨というのは実効性のあるもので、今まで衰退しているとかいろいろ問題の出てきている中心市街地を(活性化しよう)、ということなんですが、市長は熊本の中心街に関して一番危機感を持っているところはどこですか?熊本中心部での現状について。
【市長】エリアといいますか全体の話でいけば、やはり回遊性が弱いということだろうと思っています。例えば中心部で言いましたら、3つのモールと2つの核がございます。それから熊本城までを含めたところの回遊性、これがやはり少し弱いと思っています。例えば上通、手取での2つの再開発で上通側は非常に賑わっている。ただ一方におきましては、桜町界隈におきましては、人の流れが段々とやはり少なくなってきている。新市街も含めましてですけれども。やはりポイントとしてはここをしっかりと再開発に取り組むことによって、熊本城も含めたところの回遊性といいますか、これをしっかりとやっていくことが大事だと思います。それともう1つは熊本駅も含めたところの回遊性といいますか一体性ですね。熊本駅周辺と中心部との一体性、それを考えました時にもやはり先程申し上げました桜町周辺というものは非常に大事なゾーンになってくるだろうと思っております。この2つの回遊性という意味で桜町、花畑地区というのは大事なポイントだと思っております。
【記者】花畑の再開発ですけれども、覚書を交わすとかということもありましたけれども、市を含めてですね、そこら辺の進捗状況と、テナントとの交渉が難航しているみたいな話も聞くのですけれども、そこら辺の進捗状況を教えてください。
【市長】まだ構想自体が固まっておりませんので、先程の覚書のところまでもまだ至っておりません。それからもう1つ、テナント交渉云々という話もございましたが、まだその辺はそういう事業(内容)が固まっておりませんので、まだテナント交渉している段階にはないということであります。ただ先程申し上げましたように、その地権者といいますか再開発を考えてらっしゃる方はぜひとも新幹線開業までに間に合わせたいという思いもございますので、色んな意味でスピードアップをしなければならないと、それに対して私どもとしても協力をしていかなければならないと思っております。

(終了)

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