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平成19年7月定例市長記者会見

最終更新日:2007年7月31日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【水難事故と今後の水防業務の対策について】

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 それでは、7月の定例記者会見を始めさせていただきます。
7月の上旬でございますが、梅雨前線の活発化によります大雨によりまして、本市におきましては床上浸水、土砂崩れなどの被害が発生したところであります。被災された皆様方には心からお見舞い申し上げたいと存じます。また、去る7月11日でございましたが水防活動中に東部土木センターの職員の命が失われましたことは、誠に痛恨の極みでございます。故人のご冥福を改めて心からお祈りをいたしますとともに、ご遺族の皆様にも心からお悔やみ申し上げたいと存じます。今回の事故に関しましては、市民の皆様に対しましても大変ご心配をおかけしたところであります。また、捜索につきましては、関係機関の皆様の多大なるご協力をいただきまして、心から御礼を申し上げたいと存じます。
今後の水防業務の対策についてでございますが、現在全庁をあげて取り組み、そして検討を進めているところであります。一点目につきましては水防業務の安全対策、それから二点目の水防態勢、それから三点目の健軍川事故原因究明及び対策、以上の3項目につきまして現在検討を進めているところであります。
特に、健軍川の事故対策についてでありますが、防護柵、道路照明灯及び注意喚起を表示する電光掲示板を設置したところでございます。また、水防業務の安全対策についてでありますが、緊急の措置といたしまして、安全用具のライフジャケット、キャップライト及び命綱の配備を行っているところでありまして、さらに、現場での水防活動についての安全マニュアルの充実や消防局による安全研修を実施することといたしております。
今後、あらゆる方面からの検証と安全対策につきましての検討を進めまして、二度とこうした事故を繰り返さないような十分な対策をとってまいりたいと考えております。

【節水社会実験について】

本日は、これから始めます事業や取り組みにつきまして、6点の発表をさせていただきたいと考えておりますが、本題に入ります前に、もう一点今月実施しております節水社会実験につきまして報告をさせていただきます。
7月1日から開始した「節水社会実験」も大詰めを迎えているところであります。7月23日までの平均生活用水使用量233リットル、約8パーセントの削減と順調に市民の皆さんの節水行動が数字として現れてきているところでございます。一年目が2.3パーセント、二年目が3.1パーセントでございましたが、これまでのところ8パーセントということで大変順調に、目標までには達しておりませんけれども、順調に推移していると捉えております。これは、市民の皆さまの節水意識が着実に根付いているということ、それが節水行動に繋がっていると考えておりますし、加えまして月半ばまで、大雨によりまして散水などが控えられたことも一つの要因であるのかと考えております。残り一週間でございますが、これから気温30度を超えるような真夏日も予想されておりますが、市民の皆様方に対しましては、水の出しっぱなしをしないなどといった、基本的な節水行動の再確認をしていただきまして、なお、一層の節水をお願いしたいと考えております。
また、熊本都市圏のビジョンの基本方針であります地下水保全の取り組みの一環といたしまして、8月は熊本都市圏の節水月間と位置づけまして、「熊本都市圏 100万人の節水挑戦(チャレンジ)」と銘打ちまして、引き続き都市圏単位におきまして節水に取り組んでいくことといたしておりますので、熊本市のみならず都市圏域の住民の皆様のご協力をぜひお願いしたいと考えております。
 それでは、少し長くなりましたが本日の発表項目に移らせていただきます。

【市長発表:路上禁煙区域及び美化重点推進区域の指定について】

まず1点目でありますが、「路上喫煙及びポイ捨ての禁止等に関する条例」の施行に伴います路上禁煙区域及び美化重点推進区域の指定についてであります。この条例でありますが、市内全域、公共の場所でございますが、ここで「歩行中や灰皿のない場所での喫煙」及び「ポイ捨て」をしないといった努力義務が発生することになりますが、特に、喫煙を制限する必要があると認められる区域を「路上禁煙区域」、それからごみの散乱を防止し生活環境の美化を推進することが特に必要と認められる区域を「美化重点推進区域」として指定をいたしまして、この区域内での路上喫煙やポイ捨てなどの違反行為に対して過料が科されることになります。この「路上禁煙区域」、及び「美化重点推進区域」については、地域自治会・商店街、関係機関等で組織をいたしました「路上喫煙及びポイ捨ての禁止区域指定に伴う協議会」あるいはパブリックコメントのご意見を踏まえまして、「上通り、下通り、新市街のアーケード内」これを8月1日から指定することといたしまして、「路上禁煙区域」周辺には、灰皿を7ヵ所でございますが、設置することといたしました。また、「路上禁煙区域」、「美化重点推進区域」に関する周知広報につきましては、市政だよりやパンフレット、ポスター、テレビ・ラジオ・新聞等のメディアを活用するとともに区域内に吊下げ看板、置き看板、路面表示を設けることといたしております。罰則の適用につきましては、十分な周知・啓発が必要でありますことから、来年の4月から予定をしておりますが、その運用につきましては、罰則の適用が、条例の本来の目的ではありませんことから、禁止区域の現況調査をして決定をしたいと考えております。条例の目的を達成いたしますためには、市民の皆様のご理解とご協力が必要でありますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

【市長発表:熊本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の施行について】

続きまして2点目でありますが、「熊本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例」この施行についてであります。この条例でありますが、ごみステーションに出されましたアルミ缶や新聞紙などの資源物等の持ち去りを禁止するものであります。これまで条例の趣旨、目的等については、市民の皆さんや関係者に説明を行ってきたところでありますが、10月1日から条例を施行することとなります。なお、罰則規定につきましては、来年の4月から施行する予定であります。

【市長発表:住民参加型市場公募債について】

続きまして3点目でありますが、今回で5回目となります住民参加型市場公募債「蘇(よみがえ)る名城くまもと市民債」これを8月1日から募集をさせていただきます。熊本城はご承知のとおり本年、築城400年を迎えまして、本丸御殿の復元工事も順調に進んでおりまして、来年の春には一般公開できる予定であります。お城の復元にあたりましては、熊本城復元基金に加えまして、平成15年度から資金の一部といたしまして住民参加型の市場公募債を取り入れさせていただいているところであります。昨年は1,646通ものご応募をいただき、おかげで、盛況のうちに完売したところであります。詳細につきましては、お配りをしておりますお手元の資料の通りでありますが、今回の募集につきましても積極的に市民の皆様方にご応募をいただければと考えております。

【市長発表:ヒロシマ原爆展について】

続きまして4点目でありますが、「ヒロシマ原爆展」についてであります。広島市と財団法人広島平和文化センターとの共催によりまして、来月13日月曜日から19日日曜日まで市庁舎1階と14階のロビーにおきまして「ヒロシマ原爆展」を開催をいたします。終戦60年以上経過いたしまして、戦争を知らない世代、いわゆる戦後生まれが社会の多くを占めるようになってまいりました。広島市が原爆被害の実情を伝えることで、核兵器廃絶の意識を高め、平和や命の尊さを再認識をし、世界恒久平和実現の推進を図ることを目的に、全国主要都市の持ち回りによる開催がなされているところであります。原爆による被害の実情や平和への取り組みなどを紹介しました写真パネルや被爆をした三輪車、焼け焦げた被爆者の衣類などを市庁舎14階ロビー等に展示をいたしますとともに、ビデオコーナー、折鶴コーナーなどを設けることといたしております。また、8月19日日曜日午前・午後2回、市庁舎14階大ホールにおきまして広島で15歳の時に被爆されました高山 等さんをお迎えをいたしまして、当時の様子などにつきましてお話をいただく被爆証言講話と朗読ボランティアによる被爆体験記朗読会を開催することといたしております。この「ヒロシマ原爆展」を通じまして多くの人が原爆の悲惨さ、平和の尊さについて改めて考える機会につながることを願っております。

【市長発表:熊本オフィシャルウォーター「熊本水物語」の販売場所拡大について】

5点目でありますが、熊本オフィシャルウォーター「熊本水物語」の販売場所を夏季限定で拡大をいたしますのでご報告をいたします。追加する販売場所でありますが、銀座熊本館とJR熊本駅構内売店であります。販売開始日には現地にて「熊本水物語」の試飲などを通じてPRを行いたいと考えております。このように、市民の皆様方のみならず、東京や県外客などに対しましても、PRを行いまして、「日本一の地下水都市・熊本」を更に浸透させていきたいと考えております。

【市長発表:「火の国まつり」・「熊本城築城400年祭 夏絵巻」について】

 最後になりますが、今年で第30回を迎えます「火の国まつり」と「熊本城築城400年祭 夏絵巻」についてお知らせをいたします。熊本の暑い夏を乗り切る「火の国まつり」を8月10日・11日の2日間開催をいたします。30回目を迎えます今年は、8月10日には、熊本城二の丸広場での開幕式典及びオープニングステージ、終了後に納涼花火大会を実施する予定であります。翌日の8月11日は、約64団体、5,000人の皆さまによります「おてもやん総踊り」や「火の国Dance splash2007」などの催しを予定をしております。今年はじめての取り組みといたしまして、8月1日から11日までの期間、熊本城長塀前におきまして、大小の華やかな走馬灯を設置をいたしまして熊本城の装飾を行いたいと考えております。また、昨年の大晦日から始まりました築城400年祭も来月からいよいよ第4弾となります「夏絵巻」が始まります。「夏絵巻」は、奉行丸を会場とした野外コンサートや竹の丸広場でのシネマウイークなど、熊本城を背景に多彩なイベントを予定しておりますので、多くの皆様に熊本の夏の夜をゆっくり楽しんでいただければと考えております。「火の国まつり」、「熊本城築城400年祭」、ともに、多くの市民の皆様にご参加をいただきまして、熊本の夏をますます熱く盛り上げていただきたいと考えております。少し長くなりましたが私からの発表は以上でございます。それでは質問をお受けいたします。

【質疑応答:水難事故と今後の水防業務の対策について】

【記者】まず7月11日の職員さんがお亡くなりになった事故の件ですが、そのための対策として、ライフジャケット、命綱の配備などを緊急項目に挙げてらっしゃいます。すでに配備はなされたのですか。
【市長】すでに配備は済んでおります。
【記者】その他、何か対策として、一人で行動しないなど緊急的にありますか。
【市長】先ほど3点について報告をしたところですが、まずは水防業務の安全対策といたしまして、ただ今お話をした水防職員の安全装備ということでライフジャケット、キャップライト、安全ベルトの配備をしたところであります。それから水防活動の安全マニュアル、これを今見直しを行っているところであります。それから水防実働業務の安全研修、これを行っているところでございます。それから水防態勢の見直しといたしまして、今検討を進めているところでありますが、まず1点目が水防実働業務の現状と課題の洗い出し、それから2点目が水防実働班体制、人員でありますとか出動のタイミングがどうであるか、この辺の見直しを行っております。それから3点目が水防実働業務のマニュアルの見直し等も行っていく。それから4点目が水防態勢配備基準、これがどうかということ。以上4点について検討を行っているところでございます。それから、健軍川事故原因究明及び対策といたしましては3点の検討を行っています。今回の事故原因がどうだったのか、それから2点目の健軍川危険個所の事故防止策について、それから、その他危険個所の対策について、以上今申し上げたように、水防業務の安全対策、水防態勢の見直し、健軍川事故原因究明及び対策と、3つにつきましてそれぞれで原因等の検証と対策の検討を行い、可能なものから対策をとっているという状況でございます。
【記者】事故の現場に防護柵と電光掲示板と、もう1つは何だったでしょうか。
【市長】防護柵と道路照明灯ですね、それから電光掲示板、この3つを設置いたしております。
【事務局】あと1つあります。緊急時に回転する赤ライト、パトライトです。
【市長】以上4点を設置したところであります。
【記者】事故原因は今調査されているということですね?
【市長】事故原因につきましては、改めて、先ほど申し上げた健軍川事故原因究明及び対策検討委員会を立ち上げまして、この中で更に原因を掘り下げていこうとしております。
【記者】それについては、まとまった時点でまた発表されるということになるわけですね?
【市長】7月18日に第1回目の会議を開催したところでありますけれども、ある程度まとまりました段階でまた何らかの形でご報告をしたいと思っております。

【質疑応答:節水の取り組みについて】

【記者】次に節水に関してですが、今のところ順調という話がありましたけれども、市長ご自身がご家庭でやってらっしゃるような節水対策を教えてください。
【市長】あまり大掛かりなことはやっていないのですが、この前申し上げましたが、まず1つはお風呂の残り湯を洗濯に使うということをやっております。それから細かいことでありますけれども、歯磨きのときには必ずコップを使うということ、これでもかなりの節水になるようでありますし、シャワーについてもこまめに栓を閉じたりしております。それから、たまにですが、食器を洗うときには水を溜めたところに浸けて洗うように心がけてはおります。
【記者】都市圏ビジョンで来月、節水月間を設けてあるということですが、具体的にどういったことをやるのでしょうか。
【市長】都市圏での節水の取り組みでありますけれども、先ほど述べましたように8月を都市圏での節水月間と位置付けまして、100万人の節水チャレンジに取り組んでいきたいと考えておりますが、具体的には、まず各市町村の広報誌におきまして住民に対する節水の啓発記事を掲載をしたいと考えております。それからホームページも活用したいと考えています。ホームページにつきましても、節水に関するものを載せていただこうと、それから15市町村のホームページをリンクさせまして、わがまちの水自慢を掲載をいたしましたり、都市圏に対する節水メッセージを送っていただきますと抽選でそれぞれの市町村から素敵なプレゼントが当たるといった企画を展開する予定であります。また新聞広告によります都市圏の節水の取り組みを宣言をしたいと考えております。

【質疑応答:路上喫煙及びポイ捨ての禁止等に関する条例について】

【記者】ポイ捨ての条例の件なのですけれども、これは監視員の方がパトロールをされているかとは思うのですが、状況としてはどのような報告が上がっているのでしょうか。
【市長】ポイ捨ての状況調査でありますけれども、6月4日、13日、23日、7月9日と4日間実施しております。調査時間は朝7時半から8時半まで、それから午後12時から13時まで、夕方5時半から6時半までと、これは7月、8月も実施をする予定といたしております。調査した結果でありますけれども、路上喫煙者数でありますが6月4日が85名、それからその次が118名、105名、60名ということであります。それからポイ捨てする人でありますが、これが9名、10名、9名、1名ということであります。それから散乱ごみ数でありますけれども、737、729、904、562ということでありまして、まだ禁止区域の指定はしておりませんが現況としてこれだけ路上喫煙者、あるいはポイ捨て者もいらっしゃいますし、それから現実にこれだけごみが散乱しておりますので、しっかりとした禁止区域指定後の取り組みが必要ではないかと考えております。
【記者】9月には藤崎宮例大祭がありますよね。例大祭のとき、恐らくアーケード街でものすごい人がタバコを吸っていくと思うのですけれども、指導員は足りますか?どうされるのですか?
【市長】指導員、確かにそれだけの人数では足りない状況もあるかもしれませんけれども、8月から具体的に始動することになりますので、しっかりそこに向けて周知を進めていくことが必要ではないかと思っております。
【記者】お祭りの行列の参加者も、当然その対象になるという考えですよね?
【市長】エリアの中であれば当然その対象になるということであります。
【記者】路上喫煙、ポイ捨ての罰則についてですね、運用は禁止区域の現況調査をして決定したいということですが、この運用というのは過料の金額とかそういうことですか。
【市長】過料の金額と適用の時期ということであります。今のところ4月ぐらいからと考えてはおりますけれども、実際にはその状況を見た上でと考えておりますけれども。
【記者】4月じゃないかもしれないと。
【市長】その辺は状況を見て、と考えております。基本的には、こういう過料を科さなくてもポイ捨てやくわえタバコなりがなくなることが理想ですけれども、なかなかそういう状況も難しいようであれば過料を科すということも、条例の主旨からいってもやらざるを得ないかなとは思っています。その辺は状況を見てから、と思っています。

【質疑応答:「熊本水物語」について】

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【記者】「熊本水物語」は増産して銀座(熊本)館などで販売するのですか。
【市長】「熊本水物語」につきましては今回何本にしたのですか。(事務局に確認)
【事務局】今年度は6万本の製造予定です。
【市長】その6万本の一部を、先ほど紹介した銀座熊本館でありますとか駅でも販売することにしております。これまでも市民の皆様やいろんな方から「水物語はどこに行けば買えるのか」ですとか「もっと広く周知・アピールしたほうがいいのではないか」というご意見もいただいておりました。そういうなかで今回、いろんな方のご協力をいただきまして、東京の銀座熊本館あるいは県外からの来訪客が非常に多い熊本駅で販売することになったわけであります。
【記者】東京で販売するのは初めてですか。
【市長】東京で販売するのは初めてです。銀座熊本館も、もちろん初めてになります。
【記者】熊本駅で売るのも初めてですか。
【市長】熊本駅でも初めてになります。
【記者】好評だった場合は、続けて置いていくことも考えているのですか。
【市長】そうですね。好評であればまた考えていきたいと思います。

【質疑応答:熊本市要保護児童対策協議会について】

【記者】次にその他の質問事項ですが、「ゆりかご」に絡むこともあるのですけど、熊本市要保護児童対策協議会が来月予定されていると思いますが、日程はお決まりですか。
【市長】まだ日程は決まっておりません。8月中には開催したいと考えておりますが、まだ日程は決まっておりません。
【記者】特に何か検討しなければならないような重点事項はありますか。
【市長】これまでも3カ月ごとに協議会を開くということを予定しておりましたので、会議のあり方といいますか、内容につきまして詳細に詰めているところではありますけれども、特に重要な云々というものは、協議会の進め方においてはないと思っております。

【質疑応答:妊娠に関する悩み相談電話について】

【記者】妊娠に関する悩み相談なんですが、今、第5報までいただいておりまして、「思いがけない妊娠」「産みたいけど育てられない」という内容までは出していただいていますが、実際に、具体的にどちらかの産婦人科病院を紹介したとか、援助があって出産にこぎつけたですとか、救える命があったという実績はお話いただけるところはありますか。
【市長】相談に関する具体的な内容までは私自身は承知をしておりません。誰か今の質問に対して答えられる人はおりますか。(事務局に確認)
【事務局】今、現状を分析しておりまして、もうしばらくしましたら分析結果とかを皆さんにお知らせできると思っておりますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。
【市長】今回「ゆりかご」をスタートするにあたって、24時間電話相談をスタートいたしました。個々にどういう相談があったのか、そのときの対応がどうであったのかというそこをやはりしっかりと分析をすることが非常に重要であると思っておりますので、そこはただいま申し上げましたように、改めてご報告をしたいと思っております。

【質疑応答:「こうのとりのゆりかご」の検証について】

【記者】「ゆりかご」の検証などについて市長は「国の関与が必要だ」ということを繰り返し言ってこられましたが、相談体制の充実や法整備の問題まで含めて、市長ご自身若しくは市の幹部の方が国と協議をこれまでされてきたとか、今後される予定もしくはされるお考え等ありますか。
【市長】国と具体的な協議はしておりません。ただ、是非とも今後の検証の場に国には入っていただきたい、というのは先般も申し上げたとおりです。まだ予定は決まっておりませんけれども、この件につきましては県とも協議をしながら国に対してどういうふうな働きかけをしていくのかということ、これは詰めていきたいと思っております。

【質疑応答:熊本市民会館のネーミングライツについてーその1】

【記者】市民会館がもうすぐオープンすると思うのですが、ネーミングライツの二次募集のその後の検討状況を教えてください。
【市長】ネーミングライツのその後の検討状況につきましては、前回報告をしてから大きな変化はございません。まだ引き続き、前回関心を示された方々に対する聞き取りなどを今進めているという状況です。
【記者】期間と金額については?
【市長】そこもまだ、調査が終わっておりませんので固まっておりません。ただいろんな意見があります。年間2000万円が高いという声もあれば、いや下げてはいけないというような話もありましたり、期間につきましても5年が長いという声もあれば、この前ご意見がありましたように、あまりコロコロ変わってはいかがなものかという話もありました。期間や金額について見直し方も難しいなと正直思っておりますが、市民会館のネーミングライツにつきましては、直接ヒアリングしましても関心をお持ちの方はいらっしゃるという感触を持っておりますので、是非とも実現したいと思っております。

【質疑応答:合併に関する具体的な動きについて】

【記者】合併に絡むことでお伺いします。この間の会見のときに市長は植木町を含む12市町村に熊本市側から積極的にアプローチしていくというような趣旨の発言をされましたが、市長ご自身、若しくは熊本市としてどんな行動をなさっているのでしょうか。
【市長】前回お話をした以降、広域担当ではいろいろと都市圏の市町村をまわりまして、情報収集、意見交換を進めている状況です。それからひとつは城南町さんが都市圏(ビジョン研究会)に入りたいという意思表明をされておりますので、それについて他の市町村の皆さん方がどうかという意向を把握している状況でございます。
【記者】やはり今後政令市を目指すにあたっては、近隣の市町村と具体的に合併の勉強会を開いていく必要があると思いますし、時間も限られていると思うのですが、今後のスケジュールなり、今後の考えで、「こういう行動をやっていきたい」その辺はどうでしょうか。
【市長】富合町さんとの場合ではまず行政レベルでの勉強会を立ち上げたと、それから任意協(議会)、法定協(議会)と進んでいったわけでありますけれども、そういう勉強会に入ることが出来ればという思いはあります。ただ、今はまだその前段階と言いますか、都市圏ビジョンで策定したビジョンを実現するためにというレベルでの勉強会ですね、これは今、意見交換をおこなっているところでありまして、益城町でもそれについては現在おこなっているところです。
【記者】富合町では法定協(議会)がかなり協議も進んでいるようですが、その他のところでは法定協(議会)の前に任意協(議会)、その前が勉強会で、今はまだその前段階というお話だったと思いますが、手応えといいますか今後の見通しを率直にどう考えていらっしゃいますか。
【市長】これまでもよく話をしているところではありますが、以前、4~5年前に比べますと大分雰囲気は変わってきたかなと思っております。三位一体(の改革)が進められて、それぞれの自治体が厳しいという状況もございますが、それと同時に都市間競争、都市圏間競争が激化をしてきているという中で連携をする必要があるという意識はかなり高まってきていると、ただその連携のなかで合併、そして都市圏の力を高めるという意味での政令指定都市という部分ではまだ温度差があるということは事実でございますけれども、しかしながら合併についても興味を示しておられる自治体が増えてきたということは間違いないのではないかと思っております。これは今、富合町さんと合併協議を進めておりまして先般、合併特例区の導入を決めましたり、「ああいう手法もあるんだな」ということが他の自治体の方々にも伝わっていくなかで合併というものを現実の問題として捉えていただいているところも増えてきているのではないかと考えております。
【記者】当面は今の進め方でいくというようなことになりますか。
【市長】しっかりと連携を深めていくなかで合併につながっていけばと思っております。
【記者】この政令市移行に関してなんですが、もし区役所を設置したりする場合、区役所の機能を充実したりする場合、すべての市民センターを把握しているわけではないのですが、市民センターの利活用ということも出てくるとは思いますが、そういう場合増築とかいろんなかかる経費とか、そういうものは試算したり検討したりするようなことはどうされているのでしょうか。政令市移行に伴う色んな財政負担とかですね。具体的には区役所の充実とかですね。区役所設置に伴う経費。そこら辺、当面合併政令市移行のなかで当然議論になったり考えていかなければならない問題だと思うのですが、東部市民センターとかを見ても、区役所的な機能を持たせるには、ある程度投資が必要なのかなと思ったりもするのですが。
【市長】市民センターが10か所、総合支所が4か所ありまして、新たに区役所を設置するということになれば、そのどこかが候補になるということはあり得ると思っています。そういう中で、区役所に今の施設のままで十分なところはかなり少ないと思っておりますので、当然設備投資も必要になってくるかと思っております。ただ実際試算についてどのぐらい費用がかかるかというところは、まだ現時点ではやってはおりません。やはりそれは政令市、合併というのが伴ってまいりますので、相手がどこになるのか、そういうなかで区割りをどうするのかということ、そして区役所をどこに置くかということになりますので、現時点ではやはり試算はなかなか難しいところです。ただその設備を充実するにあたっては国から支援策等もございますので、それをしっかりと活用していくことになろうかと思います。

【質疑応答:熊本市民会館のネーミングライツについてーその2】

【記者】ネーミングライツなんですが、聞き取り調査というのは代理店を通してやっているんでしょうか。
【市長】代理店を通してやっているものもありますし、担当局の方で個々に企業の意向調査も並行して進めているところです。
【記者】時期的な目処はありますか。
【市長】時期的な目処は今のところありませんが、思いとしては、新年度ですね、来年度からスタートすることが出来ればと思っております。そこを目標にやっていきたいと思っています。

【質疑応答:合併と政令市に関する市民説明会について】

【記者】合併と政令市ですけれども、機運を高める事が非常に大切だということで、周辺の自治体の中からそういう機運が高まっていくのが大事だと思うのですが、熊本市民の方も興味・関心を持つことが必要だと思うのですけれども、先般開かれた市民説明会を見ていてもどう考えても参加者は多いとは思えないのですが、今後、気運を盛り上げていく秘策というのは何かないのでしょうか。
【市長】この説明会の周知の仕方というものはもう少し考えたほうがいいかなと(思っています)。参加者が実際1回目が19名、2回目が40名ということでまだまだ少ないということで、説明会の周知の仕方は見直したほうがいいと思っております。それから秘策というわけではないんですが、今後シンポジウムも開催することになりますし、あらゆるメディアを活用いたしまして政令指定都市の必要性を訴えていきたい、伝えていきたいと思っておりますし、私自身も地域に出向きまして校区ごとを単位とした校区自治協トークというのをやっておりますし、それからブロック単位でおでかけトークというのをやっておりますが、そこにおきましても必ず政令指定都市の問題は触れるようにしておりますし、富合町との合併の話も触れるようにはしております。そういう場では、よく政令指定都市に関してのご意見等は出てくる訳でありますので、そういうことを地道ではありますけれども着実にやっていきたいと思っております。

【質疑応答:市長の夏休みの予定について】

【記者】世間は夏休みなんですけれども、市長の夏休みのご予定は。
【市長】私の夏休みの予定ですか。たしか、ちょっとあったと思いますけど。ただ夏は、先ほど紹介しましたような「火の国まつり」ですとか「お城まつり」もありますし、なかなかゆっくりとバカンスに行くというわけにはいかないかなと。それでも合間をみて少しずつ休んでいこうかとは思っています。

【質疑応答:市の総合計画について】

【記者】総合計画について(質問)です。基本構想の策定作業が始まりましたが、個別の政策でお尋ねするつもりはないのですが、総合計画のあり方とか、若しくは大きな柱の部分、市の方向性、体裁とかそういう部分で、現段階で市長のほうで新しい総合計画について、こういう部分を変えたいと、変えることが必要だと思ってることがあればお尋ねします。
【市長】変えたいと言いますか、昨日も1回目の審議会の時にお話をしたことではありますけれども、総合計画というものは本来、まちづくりの指針ですね、熊本市にとってのまちづくりの指針でなければならないということ、そしてそれは行政の指針だけではなくて、市民と行政の共通の指針にしなければならないと思っています。これまでの総合計画の位置付けを見ました時に、あまり市民の皆様方で総合計画の存在をご存じない方も多いわけでありますし、これは私どもの反省でもあるのですが、行政内部におきましても総合計画を意識して仕事を進めるという部分が少し弱かったような反省も持っております。ですから今回改めて第6次の総合計画を策定するにあたっては、先程申し上げた市民の皆様方と私どもとの共通のまちづくりの指針にしなければならないと思っております。そういう意味で策定過程というものを基本構想から基本計画、実施計画、この策定過程を大事にしなければならないと思っております。昨日は基本構想、それぞれの代表の方々に入っていただいての第1回目の会議を開催したところでありますが、その前段階といたしましてこれまでの総合計画とあるいはまちづくり戦略計画の検証の市民会議というものも立ち上げましたし、それを検証しながら今後の総合計画の策定を進めていきたいと思っておりますが、多くの市民の皆様方に関心を持っていただいて、出来る限りご意見をいただくような仕組みといいますか仕掛けをおこなってまいりたいと思っております。それから今後、本市の場合は人口減少の懸念もされますし、あるいは新幹線の全線開業、道州制等も議論されておりますなかで、人口減少ではありますけれども、交流人口がかなり高まってくると思っております。そういう中で九州の中心に位置する熊本市がしっかりとその拠点都市としての役割を果たすためには、都市との交流の拠点としての役割という位置付けをしっかりと持っていかなければならないと思っておりますし、今後の視点として、九州の中での、ただ今申し上げた熊本市の役割と同時に東アジア等を向いた視点も大事にしなければならないのではないかと思っております。これは(市庁舎)14階で職員向けに話をしたときにお話をしたことでもあります。

【質疑応答:参議院議員選挙について】

【記者】続いて参議院選についてお尋ねします。市長は自治体の長として、今回の選挙は何を問うべき選挙だと考えてらっしゃるか教えて下さい。
【記者】年金問題とか、有権者の関心を問う色んなアンケートとかありますが、ある意味で争点が見えにくくなっていると思います。有権者は熊本市の場合、市議選等で投票率が低かったという問題もありますが、今回、市長のお立場としてはどういうものをこの参議院選では問うべきだと考えてらっしゃいますか。
【市長】まず関心は今回の参院選、非常に高いと今のところは出ておりますので、ぜひとも高い投票率のなかで選挙が行なわれて欲しいという思いは持っております。今、争点として挙がっておりますことは年金の問題ですとか、あるいは教育の話ですとか、憲法の問題ですとか、色々と出ておりますけれども、やはり今回の参議院選というものは、直接この参院選の結果によって政権が変わるというものではありませんけれども、政権選択につながる選挙ではないかと、国の将来に関わる非常に重要な選挙ではないかと、そんな選挙であろうと思っております。ですからやはり、高い有権者の投票率のもとで、高い関心のもとで今回の選挙がぜひ行われて欲しいと思います。

【質疑応答:消費税論議について】

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【記者】先般熊本市で行なわれました全国知事会議のなかで、一部の知事辺りから国の財政問題を考えるとやはり消費税論議が不可欠だという意見が出ました。一方で、市民の暮らしぶりから消費税論議をするのは早計だという意見も出ました。ただ国と地方の財政問題というのは待ったなしの状態だと思います。市長はそういう消費税論議、今回の参議院選に全く無関係ではないと思いますが、その消費税論議については、アップすることについては市長はどう考えてらっしゃいますか。
【市長】消費税をアップすることについてどうかということを考えました時には、今の状況をみました時には、すぐ上げなければならないというものではないと思っております。ただ現在の国の財政状況を考えました時には、景気が多少良くなって、税収も上がっているようではありますが、国の借金が減少傾向に移っているわけでもありませんし、プライマリーバランスを黒字にという目標もありますけれども、しっかりとその道筋をつけて欲しい、そのための財源はどうなのかということ、これはそれぞれの政党レベルでもしっかりと打ち出して欲しいなという思いがあります。それを考えました時に、今それぞれの政党が出されているマニフェストを見ましても肝心なところは少し逃げておられるのかなという思いはあります。ちょっとその辺が分かりにくいのかなと、一有権者としてそのような思いはあります。
【記者】肝心なところというと、税制論議ということでしょうか。
【市長】消費税にとどまることなく全体的な税制の論議といいますか、あるいは財源をどうするかですとか、どうやって財政を建て直していくのかですとか、その辺の道筋が非常に分かりにくいかなという思いはあります。

(終了)

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