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熊本市・富合町合併協定調印式記者会見

最終更新日:2007年11月9日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

熊本市・富合町合併協定調印式記者会見

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【記者】先ほど市長、町長それぞれのご挨拶があったところですが、まず、調印式を迎えられて無事滞りなく式が終わりました。その率直な感想をそれぞれお聞かせ願えますか。
【市長】では、私のほうから。ただ今調印式を終えることができましたけれども、先ほども挨拶で申し上げたところではございますが、大変感慨深いものがございます。と言いますのも、やはりこれまで合同の研究会、それから任意協議会、さらには法定協議会という様々な形を経てまいりましたし、そしてその協議の場にない様々な苦労と言いますか、色んなものを乗り越えてまいりまして本日のこの調印に至ったということ、改めて感慨深いものがございます。しかしながら、これも先ほど申し上げたところではありますけれども、合併の成就に向けましては、まだまだ経なければいけない手続きもございますので、しっかりとそこを間違えないように、10月6日の合併成就に向けて全力をあげて取り組みますとともに、10月6日以降が本当の意味でのスタートだと思いますので、新市の基本計画も策定させていただいたところでございますが、その計画に基づいてしっかりと新市のまちづくりというものを進めていかなければならないという思いを新たにしたところであります。
【町長】私も感慨無量という一言に尽きると思います。長い間、色々と熊本市との協議を進めてまいりました。メリット・デメリットはたくさんございますし、色々な批判をされる方もたくさんおられます。その方達が熊本市との協議内容をよく聞いていただき、正しい情報と色んな情報を把握していただければ、今後理解していただくものだと私は期待しているところでございます。熊本市にも大変配慮いただきました。今後残った期間、私達の町も力をつけて、熊本市は政令市を目指しておられますので、ご協力していきたいと思っております。
【記者】先ほどご挨拶のなかでも、市長も町長も政令市について触れてらっしゃいましたが、改めてこれから政令市を目指すにあたっての、今回合併の調印をされたのをどういった位置付けで考えてらっしゃるのか、またこれからどのように進めていきたいのか、期待感などをお聞かせください。
【市長】先ほど私のほうから最初に政令市のことについて触れさせていただきました。本来であれば、この富合町さんとの合併協定調印式にその話を持ち出すのは、大変失礼にもあたるかなという思いをもっておりましたけれども、しかしながら先ほど申し上げましたように、法定協議会の終わりました後に村﨑町長さんから大変ありがたい言葉をいただいたわけでありますから、町長さんをはじめといたしまして富合町の皆様方の想いというものをしっかりと受け止めて、政令市の実現に向けて更に頑張っていかなければならないという思いを新たにしたところであります。
【町長】富合(町)だけの合併では政令市になりませんが、うちの隣の城南町も、いろいろな動きがあります。また、植木(町)の話もお聞きしますし、その方あたりがうちの合併を参考にされまして、そして期限内で合併されれば政令市になると思いますので、そのために私たちも努力をしたいと思っているところでございます。
【記者】村﨑町長にお伺いしたいのですが、明日の臨時議会が廃置分合案について可決することについては自信を持っておられるということなのでしょうか。
【町長】私は議員さんに委ねながら信頼しておりますので間違いはないと思っております。
【市長】法定協議会のなかにも、それぞれ3名、議員の皆様方にも協議会に入っていただきましたし、通常の合併協議のなかでは珍しいと言われておりますけれども、議員専門部会も立ち上げさせていただくなかで、しっかりと議論していただいた結果として本日を迎えたわけでありますから、そういう意味におきましては私どもの市議会も富合町さんの町議会も、しっかりとこれまでの協議を踏まえていただいた結論というものを出していただけるものと期待をいたしております。
【記者】「この合併を参考に」と、都市圏の城南(町)と植木(町)のことを町長はおっしゃられましたけれども、今日の協定調印式までの経緯と経験を踏まえて、一番訴えたい点、アドバイスしたい点は何ですか。
【町長】相対的に熊本市の色々な配慮がありまして、私も交渉の段階で頭の下がる思いをしております。それと併せて、特例区、これは熊本県では初めてですけど、この特例区も容認していただきました。そして問題がたくさんございましたが、激変緩和措置を認めて頂き、そういうことも1つの大きなご理解だったと思っております。
【記者】村﨑町長に伺いたいのですが、住民投票に向けた動きというのが依然続いているという状況ですけれども、今後その署名が集まった場合を考えると、住民投票をどうするのかというのが一つ焦点だと思うのですが、それに対してはどのようにお考えでしょうか。
【町長】先ほど挨拶で申し上げましたとおり、うちも前議会、今の議員さんの前の議会から合併検討委員会というのを作られまして、十分協議をされました。そして熊本市に、という答申が出ました。そしてその間、議会の解散選挙が行われまして、熊本市を標榜される方が多く当選されましたし、今住民投票(に向けての活動を)される方は色々とおっしゃるけれど、私としては色々の制度・道を踏んできたと思っておりますし、またそういうこと(住民投票)をする必要はないと思いますが、出てくれば選挙管理委員会に出てくると思いますので、議会の皆さん方に検討していただいて、法に則って進めていきたいと思っております。
【市長】富合町さんは、検討委員会を立ち上げられましたり、あるいはそれぞれの合同研究会、任意協議会、法定協議会とその都度住民説明会等を丁寧に開いていただいておられますので、そういう意味では非常に丁寧に住民に対して説明をしてこられたのではないかと思っております。ただ、ここに至りましても、まだまだ不安を感じておられる方がいらっしゃるわけでありますので、今後も10月6日の合併期日に向けまして、先ほど様々な手続きという話をさせていただきましたが、そういう住民の方々に対して理解を求められる努力を今後も続けられると思いますし、それに対しては私どもも一緒になって取り組む必要があるのではないかと思っております。
【記者】まもなく九州新幹線全線開通に伴って車両基地は富合(町)と関係あると思うのですが、それに向けての思いをそれぞれお聞かせいただければと思います。
【町長】私が町長に就任したとき、車両基地の用地買収は進んでおりませんでした。これも合併協議と併せて、大変大きな仕事だったと思います。2年半ぐらいで買収が終わりまして、(鉄道運輸)機構と色んな交渉をしながら周辺整備なり、JRの駅もつくるようなことにも話は進んでおりますし、富合町が今度熊本市に入れば、地域の発展の大きな宝だと思っております。車両基地まで併せて約30町くらいの土地の買収が終わりましたので、ピッチを上げて23年の開業を目指して進めておられますので、今後富合町、また熊本市が色々なことに恩恵を受ける宝だと思っております。
【市長】ただ今町長さんからお話がありましたように、この新幹線の車両基地の建設というものは富合町さんにとって合併協議と特に力を入れてこられた事業であること、重々認識致しております。そういう意味では今回設置させていただきました合併特例区の事業としても位置付けさせていただいたわけでありますし、これまでのご努力を無にすることのないように、そして色んな波及効果が出てくるように私どもとしても最大限の努力をしなければならないと思っております。やはりこの車両基地があることによりまして、熊本発の新幹線のダイヤというものも数多く組まれてくると思いますし、さらには車両基地を使って例えば体験学習でありますとか観光的な面でありますとか、色んな活用方法も考えられると思いますので、その辺はこれから建設を着実に進めると同時に、色々と知恵を出してより効果を高めるための努力をしていきたいと思っています。
【記者】今日も知事がお見えになりましたけれども、これから政令市を目指していくなかで県のバックアップ支援というものが非常に必要だと思うのですけれども、最近、県の姿勢も随分変わってまして、政令市実現に県も一生懸命取り組んでいるというふうにおっしゃってますけれど、その辺はどう見ておいでになるのか、あるいは県にこれからどういうことを期待されるのか、よろしいでしょうか。
【市長】県の合併、政令指定都市に向けた取り組みに対する関わり方、特にここ最近に至りましてはかなりご支援をいただいていると思っております。この富合町さんとの合併協議におきましても、様々な形でご協力をいただきましたし、また今特に近隣の自治体のなかで合併に向けた動きもあるわけでありますけれども、そこに対しても例えば出前講座等で出向かれまして合併や政令指定都市の意義について説明もしていただいているところでありまして、そういう意味では大変ありがたいと思っております。ただ、更に県の支援を期待いたしております。といいますのも、これも繰り返し申してきたことでございますけれども、この合併さらにはその先の政令指定都市というものは熊本市が政令指定都市になる・ならないというだけの問題ではなくて、熊本都市圏にとって、あるいは熊本県域全体にとっても、非常に地方にとって厳しい時代の中において、その競争に勝ち抜いていく大きなひとつの核になるものだと思っておりますので、そういう意味ではこの動きにつきましては私ども、あるいは都市圏を構成する自治体の皆様方、そして県と同じ歩調のなかで達成に向けて進めていくことが出来ればと思っておりますし、更なる支援というものを期待しているものでもあります。

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