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平成19年第2回臨時市議会後の市長記者会見

最終更新日:2007年11月13日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表】

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 それでは、臨時議会後の記者会見を始めさせていただきます。本日行われました市議会におきまして、本市と富合町との合併に伴います廃置分合等の議案につきましてご賛同いただいたところであります。大変ありがたく思っております。本日の市議会の議決によりまして両市町議会の廃置分合議決が終えましたことから、今後合併に向けての準備を着実に進めていきたいと考えております。富合町と本市との合併までにはまだいくつかの手続きを経なければなりませんけれども、引き続き丁寧な説明を心がけ関係者の皆様にご理解をいただきながら、手続きをひとつひとつ着実に進めていきたいと考えております。そして最終的な総務大臣の告示をいただきまして、来年の10月6日の新市誕生を迎えたいと考えております。そしてそれからが本当の意味でのスタートだと思いますので、これまで協議の中で十分それぞれの課題につきまして協議してきたこと、そして計画の中で作りあげてきたことを10月6日以降の本市と富合町との街づくりのなかで実現に向けてさらに努力をしていきたいと考えております。それから議会でも話があったところでございますけれども、富合町さんとの合併をまずはきちんとやり遂げることが大前提ではございますけれども、さらなる合併を目指し、政令指定都市の実現に向けましてもこれまで以上に全力で取り組んで行かなければならないと考えております。私からは以上でございます。

【質疑応答】

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【記者】富合町の住民グループが求めていた住民投票条例の制定ですけれども、それが取り下げということになりました。このことについて市長の感想をお聞かせください。
【市長】昨日東京におりましたけれども、東京で取り下げの一報を聞きました。突然のことで驚きました。先程議場でも申し上げたところでございますけれども、取り下げられたと言いましても、熊本市との合併にまだ不安をお持ちの方々も多数いらっしゃるということは事実でございますので、そういう方々に対してより丁寧な説明を心がけることで、両市町の住民にとって良かったと言っていただけるような合併に繋げていかなければならないという思いを新たにしたところであります。
【記者】次は県議会での議決に向けて合併の申請を知事にされると思うのですが、そのへんのスケジュールで決まっているものはございますか?
【市長】知事への申請は明日の9時30分に伺うことになっています。
【記者】先程議会でも具体的な名前が出ましたけれども、周辺自治体植木町、城南町、今後の動きについて今日の採決を得て、何か市長の中での心境の変化ですとか、意気込みとかありますでしょうか?
【市長】今日の議決を経てといいますか、これが一つの政令市実現に向けての弾みになればいいなと、さらに機運の高まりに繋がればいいなという思いは持っております。これまでも都市圏を構成する市町村の方々とは都市圏ビジョンを作り、そしてそのビジョンを基にいろんな話し合い、協議等も進めてきたところでありますし、そして今日議場でも具体的に町名を述べさせていただきましたが、例えば植木町さんであれ、城南町さんであれ、そして益城町さんであれ、いろんな動きが出てきているところにつきましては特に情報交換等緊密に行うことによりまして具体的な協議する場を作ることができればと考えておりますので、精力的に取り組んでまいりたいと考えております。
【記者】今日議会では合併が議決されましたけれども、まだ今後手続きが残っていると思いますし、様々な課題も残されていると思います。新市の街づくりについて残された課題、何が一番の課題と考えているのか、それとその解決策について伺いたいのですが。
【市長】手続き面で言いますと県議会での同意、知事の承認が必要になる訳でありますが、まずは県で認めていただくということが次の大きな手続きとしてはなるのだろうと思っております。あとは総務大臣等に申請するということになりますけれども、手続き的には次の県議会でお認めいただくということが大きなものになろうかと思っております。明日県に参る予定でございますので、しっかりとこれまでの経緯も踏まえまして、ご理解いただけるように説明をしていきたいと思っております。それから合併に向けての課題と言いますか、今日の議場でも申し上げましたけれども、これから10月6日に向けての準備を進めていくということ、特に電算関係が非常に時間もかかりますし、非常に複雑な作業も必要になってまいりますので、しっかりと遺漏のないように、ミス等が新市がスタートして起こることがないように、電算も含めまして事務的なこともしっかりとこれから詰めていかなければならないと思っております。それから加えまして先程申し上げた住民の方々に対する丁寧な説明というものも合わせてやっていかなければならないと思っております。
【記者】富合町の一部の住民の中には宇土市へ境界変更を求める動きがあるようですが、この点についてはどのようにお考えですか?
【市長】確かに宇土市との境界変更を求めるという声があるというのも承知を致しております。しかしながら私どもと致しましては富合町さんと熊本市が合併することによって一体的な街づくりを進めていくこと、合併の計画に基づいて進めていくということが大きな目標だと考えておりますので、そのことをそういう不安をお持ちの方々に対しても理解を求める、理解をしていただくという努力をすることが大事だと思います。
まずはそういう方々に対して説明すると同時に合併後の姿というものをしっかりとご理解をいただくなかで、そういうことを考えていただきたいと思っております。
【記者】次の合併協議のなかで植木町については勉強会という話がでています。今の勉強会の進め方で市長が考えていらっしゃること、それとスケジュール的なもの、合わせて植木(町)との合併協議の入り口とも言えると思いますが、それを成就させていくために重要な点はどういった点だと考えていらっしゃるのか、その点合わせてお願いします。
【市長】勉強会は植木町との勉強会に限ってということですか?
【記者】はい。
【市長】植木町との勉強会につきましては日程は決まったのですか?(事務局に確認)
【事務局】まだ決まっていないです。
【市長】先般町長さんのほうから私に対して直接勉強会設置の、合併が前提ではないといいますか、ありましたけれども、合併したらどうなるのかという行政レベルでの勉強会をつくりたいという申し出がございました。大変ありがたく思いましたし、できるだけ早く立ち上げに向けて事務的な協議を進めている段階であります。富合町とのこの合併協議を植木町に引き直すことによりまして、ある程度私どもの近隣の自治体に対する姿勢というものは理解いただけると思いますが、植木町特有の課題というものもいくつかあろうかと思いますので、その勉強会のなかで植木町特有の課題につきましても議論し、そして方向性が出せるものであれば出していきたいなと思っています。やはり今後具体的な合併に進めるかどうかの大事な勉強会だと思いますので、心して取り組んでいきたいと思っております。
【記者】植木(町)以外で何かアプローチは?
【市長】城南町さんが近々アンケート調査を実施されると聞いておりますので、そのアンケート結果をみた上でということになろうかと思いますが、その結果を大変期待しているものでもございますし、可能であればそういう勉強会という形も作ることができればという思いもございます。
【記者】今日議場でも討論が出ましたが、これまで熊本市の合併特例法の中での合併論議は、当初は住民投票で立て続けに否定されたりして、今回廃置分合案が両議会で可決されたということは初めていい形の結論が出たと思います。そういう観点からこの結果をどう受け止められているか率直な市長の思いを(聞かせてください)。
【市長】思い出しますのが(市長に)就任して直後でありましたけれども、近隣の市町村議会での否決でありますとか、あるいは住民投票で反対が多いとか、ことごとく熊本市の合併について拒否をされたということが私の就任当初続きました。大変悔しい思いを正直持ちましたし、しかしながらなぜこういう現実が突きつけられたのかということをしっかりと分析しなければならない、教訓としなければいけないと思いました。それから様々な取り組みを進めました。詳しくは申し上げませんけれども、本市の財政不安に対する声につきましては、しっかりと合併しても住民サービスを提供できるという安心感を近隣の自治体にも持っていただくために、財政健全化につきましても取り組んでまいったなかで、一定の成果が上がっていると思います。そして近隣の自治体との信頼関係という意味におきましては、まずは中央広域市町村圏協議会を具体的な形で動かし、そして都市圏という意味ではそれでは足りませんので、都市圏の研究会を立ち上げビジョン作りを進めていくと、信頼関係だけではない、合併があくまでも政令市になるための数合わせではないんだということを近隣の自治体の皆様方にご理解をいただくような努力というものも進めてまいりました。そういう中で富合町さんとの合併協議が始まり、本日に至ったわけでありますので、そういう意味では最初の(否決等の動きは)本当に悔しかったわけでありますけれども、そのときがあって、今があるのかなという思いもございます。ただこれで終わりじゃございませんので、しっかりと富合町さんとの合併を成就させるとともに、さらなる合併につなげ政令指定都市の実現に向けてさらに努力をしなければならないと思っております。

(終了)

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