市長室トップへ

ようこそ!市長室へ(スマホ版)ようこそ!市長室へ

  • 音声読み上げ リードスピーカーを起動します
  • 文字サイズ 拡大標準
  • 背景色 青黒白

年末市長記者会見(平成19年12月28日)

最終更新日:2008年1月10日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:1年を振り返って~はじめに~】

イメージ

 それでは、今年最後の記者会見を始めさせていただきます。本日は、今年1年を振り返っての所感を述べさせていただくことといたします。
 今回は10(重)大ニュースということで、10の項目のお話をさせていただきたいと思いますが、そこに入ります前に、まずは触れなければならないことは、相次ぎました職員の不祥事についてでございます。今年は職員の不祥事が相次ぎまして、特に贈収賄事件という市政の根幹を揺るがすような事件も発生したところでございます。市長就任以来5年経過し、6年目に入ったわけでございますけれども、市政に対する市民の信頼を得ますために、職員の意識改革に努め、さまざまな市政改革に取り組んできたところでございますが、まだまだその思いというものが全職員に伝わっていなかったこと、更には、これまで積み上げてまいりました市政に対する市民の信頼が失われましたことは誠に残念でございまして、私自身この事態を重く受け止めているところでございます。
 これまでも繰り返し述べてきたところではございますが、ここ数年が本市の将来を決定付ける重要な時期でありまして、来年はその失った市民の信頼回復に向けまして危機感を持ちまして、もう一度ゼロからの気持ちでスタートし、様々な課題に職員一丸となって着実に取り組んでいきたいと考えております。
 それから、今年は梅雨前線の活発化などによりまして7月上旬から大雨が続きました。特に7月6日の朝から降り始めました雨でございますが、7日の昼までに300mmを超える雨量を計測致しますなど、白川の水位がはん濫危険水位を超えると予想されました。そのため、水道町界隈に避難準備を促しますために、今年度より採用致しました「避難準備情報」を伝達致しますとともに、河内・松尾地区におきましては、土砂災害危険の恐れがある危険度レベルに到達致しましたことから、5つの校区の地域に対しまして、本市として始めての避難勧告の発令を行ったところでもございます。本市におきましては、今年の大雨による甚大な被害までは至りませんでしたけれども、その一方では水防活動中に職員の命が失われるという出来事、誠に残念でございまして、痛恨の極みであります。改めて故人のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様にも改めましてお悔やみ申し上げる次第でございます。今回の事故を踏まえまして、職員の安全対策を図りながら、市民生活の安全確保に努めてまいりたいと考えております。
 それでは、今年の熊本市の動きを具体的に10(重)大ニュースという形で振り返りまして、併せて所感を述べさせていただきたいと思います。ただ、発表する順番で重要性に差をつけているものではないということは、あらかじめお話をさせていただきたいと思います。

【10(重)大ニュース:富合町との合併について】

 まず1点目でございますけれども、富合町との合併でございます。
 合併・政令指定都市実現に向けた動きというものが、着実に動き始めた1年ではなかったかと感じております。今年2月に、都市圏の各市町村それぞれの地域特性を生かしました都市圏ビジョンを策定致しまして、5つの基本戦略の中に「政令指定都市の実現」を戦略のひとつとして位置付けることができたこと、そのことが大きな前進につながったのではないかと捉えております。この動きと平行する形で、富合町との合併に向けましては、今年年明けの1月5日に法定協議会を設置を致しまして、10回に渡ります協議を重ねまして10月31日に合併協定調印式を執り行うことができたわけでございます。その後、11月1日、6日に富合町、本市両議会におきまして廃置分合等の議案を議決いただいたところでありまして、12月県議会における同意、知事による決定及び総務大臣への届出が現在なされているところであります。今後、総務大臣の告示を経まして、来年10月6日の合併を目指すことになりますが、諸所の準備を進めまして新市の実現に努めてまいりたいと考えております。

【10(重)大ニュース:政令指定都市実現に向けた新たな動きについて】

 続きまして2点目でございますが、これも政令市関連でございますが、政令指定都市実現に向けた、富合町との合併以外に新たな動きが出てきたことを挙げさせていただきます。
 植木町におきましては、今年9月に町議会に合併問題調査特別委員会が設置されまして、11月14日には、事務レベルによる「熊本市・植木町の政令市及び合併に関する研究会」が発足致しまして、両市町が合併し、政令市となった場合の効果や課題などについて研究・検証が行われまして、先日12月26日にその報告書が提出されたところであります。この報告書をもとに植木町の藤井町長さんのほうでは1月中旬から2月にかけまして住民説明会を行い、遅くとも6月までにはいずれかの方向性を決めると言われております。
 また、城南町におきましては今月5日に実施されました住民アンケートの結果、合併賛成が約7割で、そのうち約7割の住民の方が本市との合併を望まれているということでございまして、来年の早い段階で任意協議会を設置することを表明されておられ、先ほど八幡町長さんがお見えになったところでございますけれども、その進め方についてお話をさせていただいたところでございます。さらに益城町におきましても、両市町の住民代表による合併や政令指定都市に関する研究会を設置することが検討されますなど、近隣町における動きが活発化してきております。
 新合併特例法期限まで残り2年余りとスケジュール的には厳しいものがございますが、このような具体的な動きというものを大事に致しまして、さらなる合併、政令指定都市の実現に向けた動きを加速させていきたいと考えております。

【10(重)大ニュース:熊本駅周辺整備事業について】

 続きまして3点目でございますけれども、熊本駅周辺整備事業、約3年後に迫りました九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向けた取り組みを挙げさせていただきます。
 熊本駅前東A地区再開発事業につきましては、今年3月に事業提案競技で、本市の情報交流施設と商業施設によります公益商業棟、更には超高層住宅棟などの建設を提案されました「ABILITY11(アビリティ・イレブン)」グループが建設業務代行者に選定されたところであります。今後、施設の実施設計等を行いまして、来年度中には工事に着手し、平成22年度末の工事完成を目標に整備を進めていくということにしております。またそれ以外でも、今年は新幹線駅舎デザインが決定致しました。それに加えまして、九州新幹線と山陽新幹線の新大阪と鹿児島中央間の相互直通運転が、JR九州とJR西日本の間で正式に合意されますなど、平成23年春の全線開業に向けて確実に前進した年でもあったのではないかと考えております。本市としましても、熊本の陸の玄関口にふさわしい景観の形成と賑わいを創出致しますため、魅力あふれる熊本駅周辺整備を、市民の皆様方と一体となって進めていきたいと考えております。

【10(重)大ニュース:中心市街地活性化について】

 4点目でありますが、今年5月に国から認定を受けました中心市街地の活性化についてであります。
 九州新幹線の開業を控えまして、都市間競争の激化が予想されます中で、本市のシンボルでもございます熊本城を核と致しまして、中心商業地から、新町・古町地区そして熊本駅まで約400ヘクタールを「熊本の顔」として位置付けまして、回遊性を高め、新たな魅力と賑わいを創出していくことと致しております。事業計画1年目の今年は、地区ごとに4つの部会が設けられまして、事業の推進を図るために活発な意見交換が行われますなど民間の機運も高まってきております。本市と致しましても着実な事業の実施・支援を積極的に行っていきたいと考えております。

【10(重)大ニュース:熊本城築城400年祭について】

 続きまして5点目でございますが、熊本城築城400年祭について取り上げさせていただきます。
 昨年の大晦日の「プロローグ夜明け」から秋絵巻までこれまで四季折々の様々な催事を繰り広げてきたところであります。築城400年祭にはこれまで47万人の方においでいただきますなど、この効果もございまして、今年の熊本城の入場者数も11年ぶりに100万人を突破致しました。そしてその後も入場者数は増え続けまして、12月23日には、これも16年ぶりになるそうですが、120万人を突破したところでございます。また、昭和35年の天守閣再建から6千万人に到達致しますなど県内外から多くの方においでいただきまして、築城400年を盛り上げていただいているところであります。
 今後築城400年祭は、今月31日から新たな100年への飛躍を期するカウントダウンやお城ならではの迎春催事で新年をお祝いする「冬絵巻」を開催することと致しております。天守閣は屋根改修工事の関係で3階までしか登ることはできませんが、ぜひ多くの皆様にお越しいただきたいと考えております。

【10(重)大ニュース:公共交通網の再編について】

 続きまして6点目でありますが、公共交通網の整備を挙げさせていただきます。
 バス網再編につきましては、今年3月末に民間バス事業者3社によります共同運行会社の設立が表明されまして、検討が本格的に始動致しました。バス網再編に向けましては、バス全体の採算性の向上、そして利用者の観点から利便性の向上を目的と致しまして、これまでに市営バス6路線を民間バス会社に移譲してきておりまして、更に来年の4月までに2路線を移譲することと致しております。また、民間バス事業者3社による新バス運行会社が設立致しまして、平成21年4月運行開始を目途と致しまして、市営バスも本山営業所が管轄しております路線を面的に移譲することで、今後協議を進めることとしまして、先日公表させていただいたところでございます。
 またバスだけではなく、今年の3月に、本市、合志市、県の3者間で合意をし、現在推進しております熊本電鉄の都心結節につきましては、6月に第1回検討委員会、8月には作業部会を開催致しまして、利用者増の施策や沿線のまちづくりなどにつきまして検討を行っている段階でございます。
 繰り返しになりますが、九州新幹線全線開業まで3年余りとなります中で、熊本市あるいは都市圏内の公共交通機関の再編・構築というものは喫緊の課題だと位置付けておりまして、関係者と具体化に向けました協議を進めながら積極的に取り組んでいきたいと考えております。

【10(重)大ニュース:環境対策について】

 続きまして7点目でございますが、今年取り組みました環境対策について挙げさせていただきます。
 本市の地下水は、「水道の蛇口をひねればミネラルウォーター」といわれるほど量だけでなく水質も非常に良いわけでございまして、本市の大きな魅力となっております。この地下水を将来に渡りまして保全し、活用するために行政、市民、事業者がそれぞれの責任と役割を持ち、水質保全、水量保全、節水対策、地下水管理等に総合的に取り組むため地下水保全条例の全部改正を行ったところであります。
 また、平成17年度から生活用水使用量の平成14年度比10%削減を目標と致しまして、市民協働によりまして「節水社会実験」を実施してきたところでございますが、最終年度であります今年は、目標達成はできませんでしたが、気温30度を超える真夏日や35度以上の猛暑日が続いたにも関わりませず、昨年度の3.1%削減の倍以上の7.0%の削減につながった。このことは、市民の皆様の節水意識が着実に高まり、節水行動に繋がった表れではないかと捉えております。
 さらに環境問題と致しまして、熊本城築城400年を迎え、観光都市にふさわしい安全で快適な都市環境の形成を図ることを目的と致しまして、7月1日から「路上喫煙及びポイ捨ての禁止等に関する条例」を施行したところであります。条例施行後半年が経過を致しまして、禁止区域における路上喫煙及びポイ捨ての状況は、施行前と比較致しますと違反者は約三分の一に、散乱ごみは約半分に減少致しますなど、一定の効果が表れているのではないかと考えております。今後も啓発・指導並びに周知徹底に努めることによりまして、安全で美しい街づくりを推進してまいりたいと考えております。
 また、市民と市が協働して行っております資源物等の回収・リサイクルの仕組みを、今後も安定的に維持させることを目的と致しまして、「熊本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例」を10月1日から施行致しまして、ごみステーションに出されましたアルミ缶や新聞紙などの資源物等の持ち去りを禁止したところでございます。条例の施行にあたりましては、ホームレス支援策として8月1日から生活支援や就労支援のための相談窓口の設置や巡回指導などを行いますとともに、毎日、職員及び委託業者によるパトロールを行いまして、持ち去り行為に対しての条例の周知及び指導を行っているところでありまして、条例内容の理解は進んでいるものと考えております。

【10(重)大ニュース:少人数学級について】

 続きまして8点目でございますが、少人数学級についてでございます。
 子ども一人ひとりの個性に応じたきめ細やかな指導を行いますために、昨年度、本市独自で小学校3年生に35人学級を導入し、そして今年度は小学校4年生まで拡大したところでございます。また、中学校における少人数学級、少人数指導の導入につきましては現在、課題の洗い出しや経費の試算等の検討を行っているところでありまして、今後、小学校の少人数学級における学習面、生活面の課題、さらには指導法の共有化などについての検証を進めまして、中学校における少人数学級、少人数指導の導入を図ってまいりたいと考えております。

【10(重)大ニュース:校区自治協トークについて】

 それから9点目でございますが、市民協働という観点から校区自治協トークを挙げさせていただきたいと思います。
 本市では信頼される市政の実現とともに、市民協働で築く自主自立のまちづくりを進めているところであります。そのためには、情報公開と情報共有が重要でありまして、できるだけ多くの市民の皆様方と直接対話することを心がけまして、これまでの「まちづくりトーク」「おでかけトーク」や「ゆめトーク」に加えまして、今年4月から、地域力の向上と住民自治の確立を目指す組織として設立されております校区自治協議会の皆様方と、地域活動や校区のまちづくりの推進について意見交換を行います「校区自治協トーク」を、桜木東校区を皮切りと致しまして年内に15箇所で実施したところでございまして、市政への意見や地域の課題などを伺ってきたところであります。多くの市民の皆様が、本市の将来について真剣に考えていただいているということを改めて実感したところでもございます。

【10(重)大ニュース:「こうのとりのゆりかご」について】

 最後に10点目になりますが、「こうのとりのゆりかご」を挙げさせていただきたいと思います。
 このことは、子どもの人権や福祉、情報開示のあり方などをめぐりましてさまざまな議論を交わしてまいりました。本来、「ゆりかご」は利用されないことが望ましく、そのためには相談体制の充実を図る必要性があるとの思いから、24時間体制の「妊娠に関する悩み電話相談」を開始したところであります。その相談件数でありますが「ゆりかご」開設7ヶ月余りで570件を超えまして、昨年度1年間の115件を大きく上回っている状況でございまして、いかに多くの女性が妊娠・出産に不安を抱えているかを改めて実感することとなりました。
 この「ゆりかご」の設置でございますが、妊娠や出産、子育てにかかる問題や命の尊さ、子どもの人権、福祉に関して様々な課題を社会に投げかけた意義は大きかったのではないかと考えております。今後も、「ゆりかご」に関しましては、運用状況について、より多くの人々による社会的な検証が必要であると認識を致しておりまして、来年5月頃を目途に、運用開始から一年間の項目を統計化し、個人が識別されない範囲内におきまして、可能な限り公表したいと考えているところでございます。

【市長発表:1年を振り返って ~その他~】

イメージ

 以上が10(重)大ニュースという形で、この1年を振り返らせていただいたわけでありますが、このほか、今年の熊本は、いろんな意味であつい1年ではなかったかと考えております。
 先ほども触れましたが、気温35度以上の猛暑日は平成6年の41日間に次ぐ27日間、気温30度以上の真夏日が99日間ありまして、とにかく暑い1年でございました。
 また今年の熊本のスポーツも大変熱かったと考えております。まず、サッカーでは、ロッソ熊本のこの1年の戦いぶりは熱く、JFLリーグで見事2位を獲得、今月3日には、2005年の県民運動推進本部の結成以来、念願でありましたJリーグ参入が正式に決定したところであります。また、野球におきましては、熊本工業が春の選抜大会でベスト4に進出致しますとともに、熊本ゴールデンラークスがチーム結成2年目で8年ぶりに熊本市代表として全国都市対抗野球大会に出場致しまして、初出場ながら1回戦で前年の優勝チームに勝利致しました。それから今度は陸上でございますが、先週日曜日の全国高校駅伝におきましては、男子の九州学院高校が6位、女子の千原台高校が準優勝と熱戦を繰り広げましたことは、県民・市民に大きな感動を与えてくれたのではないかと考えております。さらにゴルフ界では、上田桃子プロが国内女子プロで最年少の賞金女王に輝きますとともに、プロ野球ソフトバンクホークスの馬原投手が最優秀救援投手に輝き、本市出身のスポーツ選手の活躍も凄かったと思います。
 以上、この1年を振り返りながら所感も含めて述べさせていただいたところでございます。
 それから、1点ご報告でございますが、市民の皆様方にご心配をおかけしておりました、秋津町秋田の配水管漏水に伴う修復工事でございますが、漏水箇所の修復、水圧試験及び水質検査の結果確認が終わりましたので、本日午後2時に通水を再開することとしたことを報告させていただきます。また、この配水管の止水に伴いまして切替えを行っておりました配水系統は、順次通常のものに復帰させていくこととしております。道路等の復旧工事等を含めまして、1月末までには、全て完了する予定でございます。
 報道機関におかれましては、今年賜りましたご協力に心から感謝申し上げますとともに、来年も同様のご理解、ご協力をいただきますようにお願い申し上げます。
 それでは私のほうからの発表・報告は終わらせていただきます。質問を受けさせていただきます。

【質疑応答:城南町との合併協議について】

【記者】合併に向けた動きの点なのですが、先ほど城南町の八幡町長が任意協議会の設置に向けての申し入れをされました。来年1月早々にということですけれども、今事務レベルで協議を進める中で、どういった課題を整理しているのかということを伺いたいのですが。
【市長】今日正式に申し入れがあったわけでありますから、どういった課題があるかも含めまして新年早々から協議していくことになろうかと思いますけれども、任意協議会ということでございますので、そのメンバーをどうするか、あるいは始まる時期を含めまして全体のスケジュールをどうするのか、さらには協議項目・協議内容をどうするのか、その点を詰めていく必要があるだろうと思っております。と言いましても富合町さんと任意協議会等の実績もあるわけですので、その辺も参考にしながら出来るだけ早い時期に立ち上げることが出来ればという思いを持っているところではあります。
【記者】その事務レベルでの協議はこれからやるということですか。もうすでに進んでいるのですか。
【市長】これからということです。
【記者】市長の考えとして伺いたいのですが、例えば今後城南町との合併協議を加速させる、スムーズに進める上で課題になるであろうというところはどういった点があるのかというところをお聞かせいただきたい。
【市長】どの点が課題になるのかというところまで詳細を把握しているものではございません。しかしながら協議を進めていく上におきましては、色んな課題も出てくるであろうと思いますので、その点につきましては先ほども申し上げた富合町との合併協議、あるいは調整方針等も参考にしながら、城南町の皆様方の理解をいただくように努力していきたいと思っております。
【記者】城南町と合併したら、城南中は2つになりますよね。どうします?
【事務局】少し考えはしておりますが、まだまだです。
【市長】懸案の1つになるかもしれません。

【質疑応答:10(重)大ニュースについて】

【記者】10大ニュースで挙げた順番は市長が印象に残った順番ということになるのでしょうか。
【市長】冒頭に申し上げたように、1番、2番、3番と10項目ありますが、「10大」はその数の「10」というよりは重い「重」が10あると思っていただければと思います。順番というのは非常につけにくいということを、改めて今回この発表項目を整理する上で考えまして、そういう整理でいるところではあります。
【記者】一番感動したとか、心を揺さぶられたり嬉しかったりということは何かありますか。
【市長】やはり、これまで永年の課題でありました合併・政令指定都市ですね。富合町さんとの合併が決まり、さらなる動きが出てきたということ、これは今年1年の中で非常に大きなといいますか、永年の懸案が動き始めたという意味では大変大きな1年ではなかったかと思っております。
【記者】何か瞬間的に感動したことなどがあれば教えてください。
【市長】合併でですか。
【記者】特に合併・政令市関係で(なくても)いいです。「この瞬間」というものを。
【市長】いろいろありますけれども、やはり合併の調印式ですね。あの場面というのは1つのけじめでもありますので、それを迎えることができたというのは合併の中ではやはり印象深いかなと思います。ただその後に議会での議決等も控えておりましたので、それで万々歳というわけではありませんでしたが、協議を終えて調印式を迎えることができたというのは非常に印象深い出来事でありました。

【質疑応答:合併・政令指定都市について】

【記者】合併に関連してなのですが、人口の条件を満たすためには先ほど挙げられた植木・城南・益城というのはいずれも3つとも大事というお考えですか。あと残り2年余りの中で、この3つの町とはいずれも成就させたいというお気持ちでいらっしゃるのですか。
【市長】今おっしゃったとおりであります。政令市実現のためには、合併して人口70万を超えなければならないという1つの目安があるわけですが、70万を超えればそれで良しというものではないと思っております。これまで都市圏を構成する市町村で研究会を立ち上げ、ビジョン等も作ってきたなかで、植木・益城・城南の新たな動きが出てきたわけでありますから、今の動きというものはそれぞれ大切にして是非とも合併にこぎつけ、さらにはともに政令市を作り上げていくという形になることを期待しております。

【質疑応答:市民会館のネーミングライツについて】

【記者】市民会館のリニューアルオープンが10(重)大ニュースに入っていませんでしたが、ネーミングライツの件はどうなったのでしょうか。
【市長】市民会館のリニューアルオープンがたいした出来事ではないという意味ではないのですけれども、10(重)大とかをやると必ず「なぜこれが入っていないんだ」とかいうのが出てくるわけですよね。それは職員の中でも思いがあるのかも知れませんけれど。中心市街地活性化の1つに加えていただければなという思いもありますが。
ネーミングライツにつきましては、これまで企業等を探ってきたところでございますけれども、現段階におきましても「やろう」というところがまだ出てきていない現状でございます。

【質疑応答:熊本市の今年1年を表す字について】

【記者】ちなみに今年を振り返って一言、漢字で表すとすれば、どの言葉になりますか。一文字で。
【市長】考えてなかったですね。この辺のセンスがないものですからね。一文字ではありませんが、先ほど色んな(合併・政令指定都市の)課題が動き始めたということでいえば「始動」とか言えるのではないかと思います。すみません、もうちょっと気の利いた言葉を考えとけばよかったのですが。

【質疑応答:市長の年末年始の予定について】

【記者】お正月は、市長はお休みに入られるのですか。年末年始の過ごし方は。
【市長】年末年始は、明日から1月3日まで特に公務は入っておりません。ただ築城400年祭冬絵巻もありますので、プライベートでいろんな場所を覗いて見ようかなとは思いますが、今のところ公務としては入れておりません。

【質疑応答:市職員不祥事について】

イメージ

【記者】10(重)大ニュースを拝見しまして、冒頭申し上げた市の腐敗と再発防止が当然入るべきだと思うのですが。例えば中心市街地活性化と熊本駅周辺事業は同じだと思いますし、政令指定都市実現と富合町合併も一緒にできる。冒頭におっしゃられたようなことを当然、10(重)大ニュースには市長の決意表明として入れるべきだと思うのですが、いかがですか。
【市長】これも非常に迷いました。この10(重)大の中に入れるかどうかということを。結果的にはその10の中には入れなかったわけでありますが、まず最初に触れさせていただいたということをもって、今回こういった不祥事が相次いでいるといったことを非常に重く受け止め危機感を持っているという意思表示を、そして再発防止に向けた決意を一番最初に触れさせていただいたということでご理解をいただけるかと思いまして、そういう整理に致しました。
【記者】番外ということですね。
【市長】番外というよりも、項目として挙げるよりもそれ以前の問題といいますか、本当に重要な問題ということで、まず触れさせていただいたというところであります。10(重)大の中に並べるということすらもどうかと思いました。それだけ重い問題だと思いました。

(終了)

このページに関する
お問い合わせは
政策局 秘書部 広報課
電話:096-328-2043096-328-2043
ファックス:096-324-1713
メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp 
(ID:998)
※資料としてPDFファイルが添付されている場合は、Adobe Acrobat(R)が必要です。
PDF書類をご覧になる場合は、Adobe Readerが必要です。正しく表示されない場合、最新バージョンをご利用ください。
〒860-8601 熊本市中央区手取本町1番1号 代表電話:096-328-2111(代表)096-328-2111(代表)
[開庁時間]月曜~金曜日の午前8時30分~午後5時15分(ただし、祝・休日、12月29日~翌年1月3日を除く)
copyrights(c) 2013 Kumamoto City Allrights Reserved