はじめに、「令和6年(2024年)熊本市観光統計」についてご報告いたします。
まずはこちらのモニターをご覧ください。
令和6年の本市の観光消費額は前年比23.4%増の1,153億円、そして延べ宿泊者数も13.9%去年から伸びまして402万3千人、入込数についても12.1%増の630万5千人ということで過去最高を記録いたしました。
次のモニターをご覧ください。
特に外国人観光客のほうですが、2023年と2024年を比較しますと延べ宿泊者数は倍増ということになりまして入込数も100万人を突破しました。大幅に増加している状況なのですが、
地域別でいきますと、台湾・中国・香港・韓国からの宿泊者数が前年比約2.5倍ということで66万5千人と全体の約75%を占め、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ヨーロッパからも前年比約1.8倍ということで7万3千人に増加している状況でございます。
これは、円安の進行による訪日外国人の急激な増加を背景に、TSMCの熊本進出による台湾をはじめとするアジア各国との観光・ビジネス交流が非常に活発化しておりまして、阿蘇くまもと空港の国際線定期便の新規就航・増便が相次いだことよるものと分析しているところです。
本市では、令和6年3月に策定した「熊本市観光マーケティング戦略」に基づき、観光資源の魅力づくり、そして受入環境の整備、九州内の自治体等との連携による戦略的なプロモーションなどの取組を進めておりまして、引き続き、戦略のビジョンであります「訪れる人が、暮らす人と共に上質なときを創るまち くまもと」の実現を目指してまいりたいと考えております。
次に、「新庁舎整備を契機としたまちづくりシンポジウム」の開催についてお知らせいたします。こちらのモニターをご覧ください。
新庁舎整備を契機として、本市のまちづくりを市民の皆様とともに考えるための「新庁舎整備を契機としたまちづくりシンポジウム」を来る7月19日(土)に熊本城ホールのシビックホールで開催させていただきます。
このシンポジウムは3部構成で、第1部では約50年間にわたり横浜市のまちづくりに携わってこられました「横浜市立大学客員教授 国吉直行さん」によります基調講演を予定しています。
また、続く第2部・第3部では、私もパネリストとして参加いたしまして、有識者の皆様とともに「熊本の個性や魅力を生かしたまちづくり」、そして「本市の今後の可能性」についてパネルディスカッションを行う予定でございます。次のモニターをご覧ください。
当日の観覧は定員300名で、本日午後4時から6月19日(木)午後8時まで、本市ホームページ及びひごまるコールにて申込受付をさせていただきます。入場料は無料で申込多数の場合は抽選となりますので、詳細は本市ホームページをご確認いただきたいと思います。
本市では引き続き、市民の皆様のご意見を丁寧に伺いながら、新庁舎整備はもとより、これを契機としたまちづくりを通じて、災害に強く、そしてにぎわいにあふれて、本市の歴史や文化と調和した魅力的なまちの実現に取り組んでまいりたいと考えております。
最後に、「自動運転バス」についてお知らせいたします。
こちらのモニターをご覧ください。
本日より運行を再開いたしました自動運転バスの実証実験について、より多くの皆様に自動運転を体験いただくため、この度、運行期間を6月30日まで延長することといたしました。
運行ルートは、これまでと同様「桜の馬場城彩苑」を起点といたしまして、「二の丸駐車場」、「市役所前」、「家庭裁判所前」、「三の丸駐車場」を経由して、城彩苑に戻ってくる1周約30分のルートで、1日6便運行いたします。
運賃は無料で、専用の予約システムによりまして事前に予約してご乗車いただいておりますが、予約無しでも空いていれば、どの停留所からでもご乗車いただけます。
次のモニターをご覧ください。
自動運転バスにはこれまで延べ452名の方にご乗車いただいておりまして、利用者の皆様に実施したアンケートの結果、86.9%の方が「再度利用したい」ということで回答いただきまして、そして66.7%の方が「乗車中に安全性を感じた」と回答されたということです。86.9%の方がリピーターを希望するということ、それから66.7%の方が安全性を評価されているということで、思っていたよりもスムーズで技術の進歩に感動したとか、遠くの車や人を車内モニターで確認できて安全性を感じたと、こういった大変好意的な評価をいただいているところです。
また、常時、センサーやカメラ等で周辺状況を監視して、緊急時には同乗のオペレーターが対処いたしますので、安全面にも万全を期しておりまして、安心してご乗車いただけるものと思います。
なお、来月2日より、報道でも発表されておりますが、しろめぐりんが平日運休することとなりまして、利用者の皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、この自動運転バスは観光ルートでもあります熊本城周辺を運行しておりますので、ぜひこの機会に多くの皆様にご乗車いただきたいと思います。
私からは以上です。