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令和7年(2025年)6月5日 臨時市長記者会見

最終更新日:
(ID:64664)

1 スタートアップ・エコシステム拠点都市の選定について

2 質問
(1)幹事社代表質問(日経・NHK)
(2)各社質問



会見録



市長発表

「スタートアップ・エコシステム拠点都市」の選定についてお知らせいたします。
スタートアップ・エコシステム拠点都市とは、内閣府が選定します、グローバルに稼げるスタートアップの創出を支援するための拠点都市ですが、地方自治体や大学、企業、金融機関等が連携して、国際競争力のあるスタートアップの支援環境、スタートアップ・エコシステムといいますが、これを整備するものです。こちらをご覧ください。
そしてこのたび、熊本市、それから熊本県などで構成されます「くまもとスタートアップ・エコシステム コンソーシアム」が、内閣府の「第2期スタートアップ・エコシステム拠点都市」ということで選定されました。
これは、「オール熊本」という体制で産学官金が一体となって取り組んでいることについて、そのビジョンが高く評価されたもので、大変うれしく光栄に思っているところでございます。
まずは、この場をお借りしまして、スタートアップ・エコシステム拠点都市に選ばれたことについてご協力いただきました皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。
そして、今後の取組の詳細につきましては、本日午後3時から熊本県庁で開催いたします県市合同の記者レクチャーでご説明をさせていただきたいと思います。
本市では、これまでもスタートアップ支援施設「XOSS POINT.」を中心に、スタートアップエコシステムの構築に向け取り組んでまいりました。この選定を契機といたしまして、産学官金のコミュニティを更に充実させ、熊本から世界に挑戦し、グローバルに活躍するスタートアップの創出に向けて、全力で取り組んでまいりたいと思います。

私からは以上です。

質疑応答

【記者】熊本市のどういったところが選定に繋がったとお考えでしょうか。

【市長】この前もスタートアップワールドカップの九州予選を熊本で開催しましたが、エコシステムというかコミュニティが、ここ数年、非常に活発になっていて、金融もそうですし、大学もそうですし、それから行政も県や市が連携しながらずっと取組をしています。こうしたところが、多分、他の地域と比較して、かなり緊密なネットワークができているということで評価していただいたのではないかと思います。
それからもう1つ、やはり半導体関連産業が熊本に集積しているということで、世界中のハイテク産業も含めたいろいろな企業の皆さん方が熊本に注目しているということもあります。そういったファクターも大きく影響したのではないかと個人的には考えているところです。

【記者】今の質問にも少し重なりますが、例えば熊本市からどういった産業・業種のスタートアップを世界へ羽ばたかせていかせたいという青写真はありますか。熊本オリジナルのユニークなところではいかがでしょうか。

【市長】先日のスタートアップワールドカップでもありましたが、例えば医薬・創薬系、それから食品には熊本は強みがあり、そういった産業が集積しているところがあります。半導体やハイテクなビジネスだけではなく、科学医療、それから健康の分野は世界中の人々のいろいろな課題解決に繋がっていく。例えば熊本大学もいろいろな研究をされていますし、そういった研究成果をさらにスタートアップの力で伸ばしていくことはできるのではないか思っています。
今回、このスタートアップエコシステム拠点都市に選定されましたので、おそらく、いろいろな投資家の皆さんもそうですが、熊本はそういう環境が割と整っていると、全国のいろいろな地域の中でもこういう拠点都市に選ばれることは非常に注目を集めます。当然、行政としても国のいろいろなスタートアップに関する補助などの採択にも加点をされるなどメリットもありますし、国や県、市、行政の手厚い支援もさらに加わるので、新しいスタートアップの皆さん方がより集まっても来るでしょうし、それを支える人たちの層も増えていくこと。ここが非常に大きいところではないかと期待しているところです。

【記者】熊本市として、スタートアップ、新興企業をこれまで支援してこられたと思いますが、今後、新たに誕生させていくことについて、考えている支援があれば教えてください。

【市長】スタートアップに関しては、九州だと福岡市はかなり先進的に取り組んでおられたので、そこをキャッチアップしようと思ってやってきました。熊本は、まず、コミュニティをしっかり作っていこうということを最初にスタートしました。
XOSS POINT.を作って、それから、そこにいろいろな人が集まって、年間300以上のいろいろなイベントをやって、そこで、人の繋がりができていきますので、そういう意味では、行政が主導してやるということよりも、そういう環境をいかに広げるようにしていくかということが大事で、官主導というよりは、その環境を整えることで皆さんが集まりやすくなり、スタートアップは単独ではなかなか生き残れないから、エコシステム、生態系ということで、周りのいろいろな環境が作用しながら伸びていくということになっているのではないかと、それがスタートアップ・エコシステムの考え方の根底にあるのではないかなと思います。
ですので、スタートアップもそうなんですが、投資家の皆さんやいろいろな環境が整うように、行政が表に出るよりは、黒子になって皆さんの活躍フィールドを育てていくといいますか、環境を作っていく。そこをしっかりやっていきたいなと思っています。
スタートアップワールドカップの九州予選を熊本に誘致しているということも、そういう企業を生み出す環境を作っていますし、熊本でスタートアップをやっていこう、始めようと思う気持ちを持っていただくような環境を作っていければなと思います。そういう意味では、これは非常に追い風になるなと思っています。
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