次に、「平成28年熊本地震10年関連事業」についてお知らせいたします。
来年の4月で平成28年熊本地震の発災から10年が経過いたします。
この大きな節目を迎えるにあたり、改めて復興を支えてくださった皆様への感謝の気持ちを伝え、本市の着実な復興の姿を広く発信するとともに、地震の記憶や教訓を次世代に継承するため、「平成28年熊本地震10年関連事業」を、今年度から令和8年度にかけて展開してまいります。こちらのモニターをご覧ください。
事業全体のコンセプトは「支えられた日々を、支え合う力に。」です。
この言葉には「これまでのご支援や地域での支え合いを胸に、今度は私たちが誰かを支え、助け合える社会を築いていきたい」という願いを込めておりまして、今回の大雨においても、全国の皆様から温かいご支援をいただきまして、その想いをより一層強くしたところでございます。
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このコンセプトのもと、熊本地震の最大の教訓である「地域のつながり」を核に、「犠牲になられた方々への追悼と想いの継承」「復旧・復興の歩みの振り返り」「未来への教訓等の伝承」「支援への感謝と恩返し」という4つの基本方針を定めました。
この基本方針に基づきまして、今定例会では、「熊本地震記録映像集制作のための映像等収集」に要する経費や「熊本市特別防災訓練」、「熊本地震10年復興イベント」の実施など、関連事業の予算を計上しております。
今後、関係者の皆様と連携いたしまして、その他の事業についても検討を進めてまいります。
本市では、地震から10年の節目に向けた様々な施策を着実に進め、「安全・安心で、災害に強くしなやかなまち」の実現に向けて、引き続き全力で取り組んでまいります。
次に、「自動運転バスの実証運行」についてお知らせいたします。
今年3月21日から6月末まで、熊本城周辺で実施いたしました自動運転バスの実証運行には、1,000名もの方々にご乗車いただきまして、「また乗りたい」といった好評の声を多数いただきました。
この実証運行では、運転士の操作を要さない自動運転比率が86.8%と高い成果を達成しました。そこで、この結果を踏まえ、「レベル4」運行の早期実現に向けた「自動運転バス実証運行第2弾」として、新たに、バス路線の一部であり、バス専用レーンなど走行環境が整っております「南熊本ルート」において開始いたします。
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自動運転バスの実証運行については、今回、10月1日から11月23日までの間、月・水・金・日曜日に運行することとしております。次のモニターをご覧ください。
ルートは、「JR南熊本駅」を出発いたしまして、「本荘中通り」を経由して「花畑広場前」に停車、そこから直接、今度は「JR南熊本駅」に戻るという循環ルートです。ここは直通で「JR南熊本駅」まで行くというルートになっております。
そして、運賃ですが前回同様無料にさせていただきまして、乗車予約については9月17日から開始いたしますが、空席があれば予約なしでもご乗車いただけます。
また、今回の実証運行も、「レベル2」で行いまして、センサーやカメラ等で周辺状況を常時監視しながら、緊急時には同乗のオペレーターが対処するなど、安全面も万全を期しております。
ぜひこの機会に自動運転バスにご乗車いただき、最先端の技術を体感いただきたいと思います。
次に「大阪・関西万博へのブース出展」についてお知らせいたします。
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現在開催中の大阪・関西万博に、9月26日から9月29日までの4日間、「地下水都市熊本」ブースを出展いたします。
この出展は、石破首相が本部長を務めます、国の「水循環政策本部」との連携により行うものでございまして、国内外から多くの来場者が訪れる万博会場で、「市民・事業者・行政の協働によります本市の地下水保全の取組」を広く発信する絶好の機会であると考えております。
展示は、食・文化・ヘルスケアに関わる「未来の暮らし」が体験できる「フューチャーライフエクスペリエンス」内で行う予定でございまして、本市の地下水保全の取組に関する動画の放映やパネル展示などを通じて、「地下水都市熊本」の魅力を紹介します。
限られた期間での展示となりますが、この機会を最大限に活用し本市をPRしてまいりたいと考えております。
最後に、「江津湖花火大会2025」の開催についてお知らせいたします。
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熊本の夏の風物詩「江津湖花火大会」を、いよいよ今週末8月30日(土)に開催いたします。
当日は、会場となる下江津湖周辺で大規模な交通規制を行いますので、大変な混雑が予想されます。ご来場の方はノーマイカーデーにご協力いただきまして、熊本駅及び城彩苑の2か所から運行いたしますシャトルバスや公共交通機関、自転車などを利用して、時間に余裕をもってお越しください。
この花火大会は、地域の皆様のご理解とご協力のもとで開催されておりますので、ご来場の皆様は、無断駐車・駐輪、ゴミのポイ捨てなどの迷惑行為は厳に謹んでいただき、観覧マナーの厳守をお願いしたいと思います。
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また、今年は新たな取組として、「イベント推進課公式Instagram」内でフォトコンテストを開催いたします。優秀作品には賞品をご用意しておりますので、素敵な写真をたくさんご応募いただければと思います。なお、詳細は、江津湖花火大会公式ホームページ及び「イベント推進課公式Instagram」をご確認ください。
今回の大会は、先日の大雨からの復旧に向けて、多くの皆様に元気や活力を与えるような大会にしたいと考えております。
ぜひ、ご家族や友人などとご一緒に、夏の夜空を彩る花火をお楽しみいただければと思います。
私からは以上です。