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令和7年(2025年)11月21日 定例会前市長記者会見

最終更新日:
(ID:67790)


1 令和7年第4回定例会提出議案について

2 熊本競輪場グランドオープンについて   

3 熊本地震の映像等募集について

4 熊本市消防避難訓練の日にかかる取組について

5 質問

(1)幹事社代表質問(読売・KKT)

(2)各社質問



会見録





市長発表

発表に入ります前に、11月18日に発生いたしました「大分市佐賀関の大規模火災」について申し上げます。

まず、この火災によりお亡くなりになられた方に衷心より哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての皆様にお見舞い申し上げます。
昨日、大分市の足立市長と直接電話でお話をさせていただきまして、現地の被害状況をお伺いしました。被災された皆様が一日でも早く元の生活に戻ることができるよう、本市はもとより、私が会長を務めております九州市長会としても、できる限りの支援を行っていくことをお伝えいたしました。
火災予防の取組につきましては、本日の発表項目にもございますので、後ほど改めて述べさせていただきます。
それでは、発表に入らせていただきます。 

はじめに、令和7年第4回定例会提出議案についてご説明いたします。
まず、補正予算案につきましては、令和7年8月豪雨への対応をはじめ、今後の備えとしての安全・安心なまちづくりを推進するための経費や、人事委員会勧告を踏まえた給与改定に係る経費等を計上しております。
補正額は、一般会計、特別会計、企業会計を合わせた全体で131億6,458万円の増額となります。その主な内容について説明させていただきます。
本市では、これまで、令和7年8月豪雨への対応として、既存の支援メニューはもとより、災害見舞金の支給や自家用車等に被害を受けた被災者の皆様への移動支援など、本市独自の支援策についてもスピード感をもって取り組んでまいりました。
しかしながら、被災者の皆様の生活再建のためには、引き続き、ニーズに応じた支援が必要であります。
また、サイレン吹鳴の遅延や排水機場の機能停止など、今回明らかになった課題に対しても、各検証委員会からの答申を踏まえ、早急に対応する必要があります。
そこで、今回の補正予算案においては、軽自動車等が浸水被害に遭われた方々に対して軽自動車税相当額を給付する「軽自動車等浸水被害特例給付金」や、被災された方々の住宅再建を支援する「すまいの再建助成事業」、河川水位と連動しサイレン吹鳴を自動化する「防災情報伝達体制整備事業」のほか、建物への浸水を防止するための止水板の購入や設置費用を助成する経費などを計上しております。
このほかの事業として、小学校に入学する新1年生に対し黄色い帽子を配布する「新入生交通安全対策事業」や、熊本市電再生プロジェクトに関する専門家会議の運営に要する経費等を計上しております。以上が補正予算案の概要です。
次に、条例等の議案については、主なものとして、熊本市地下水保全条例見直し委員会等の設置に伴う「熊本市附属機関設置条例の一部改正」のほか、「熊本市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正」をはじめとした給与改定に関する条例等の提出を予定しております。
詳細につきましては、先ほど開かれた議会運営委員会においてご説明差し上げたとおりとなりますので、割愛させていただきます。以上、提出議案について説明させていただきました。 

次に、「熊本競輪場グランドオープン」についてお知らせいたします。
こちらのモニターをご覧ください。
平成28年熊本地震で大きな被害を受けました熊本競輪場は、昨年7月より、8年ぶりにレースを再開しておりましたが、このたび、来年1月に全ての再建工事が完了して、いよいよ1月27日(火)にグランドオープンすることが決定いたしました。
これまで、競輪場の再建にご尽力いただきました関係者の皆様方、並びに地域の皆様、そして熊本競輪場をご利用いただいている全ての方々に対し、改めまして心より感謝申し上げたいと思います。
次のモニターをご覧ください。
今回、新たに整備される場内の駐車場ですが、ここは自動車300台が収容可能でありまして、大規模災害が発生した時には車中泊避難場所として活用することができます。さらに、敷地内のサービスセンターには防災備蓄倉庫を設けまして、地域の防災拠点としても活用する予定です。
また、このサービスセンターには、キッズスペースや会議室も整備しておりますので、周辺地域の皆様もお気軽にご利用いただきたいと考えております。
次のモニターをご覧ください。
競輪事業は、戦後復興の財源捻出を目的に始められておりますが、一般会計への繰出金は累計で680億円にのぼりまして、熊本地震からの復旧や様々な市の事業に活用しているところです。
本市では、競輪事業の収益向上による本市財政への貢献はもとより、熊本競輪場が、まちづくりや、さらなる賑わい創出の拠点として、地域の皆様に愛される施設となるよう、引き続き、取り組んでまいります。 

次に、「熊本地震の映像等募集」についてお知らせいたします。
来年4月で、平成28年熊本地震の発災から10年を迎えます。
この大きな節目を迎えるにあたり、本市では、復興を支えていただいた皆様へ感謝を伝え、着実な復興の姿を広く発信するとともに、地震の記録や記憶、教訓を次世代に伝承するため、「平成28年熊本地震10年関連事業」を、今年度から来年度にかけて展開してまいります。
こちらのモニターをご覧ください。
そしてこの度、この熊本地震関連事業の取組の一つとして、発災当時の映像や記録をまとめた「熊本地震記録映像集」を制作するため、市民の皆様が保管されている発災当時の写真や動画などの映像素材を募集することにいたしました。
募集期間は11月28日から来年3月15日までで、募集内容は、発災当時の被災状況や災害対応等に関する写真・動画・記録などです。
次のモニターをご覧ください。
こちらは発災直後の熊本城の様子でありますが、このように施設や道路等の被災状況に加えまして、例えば地震で揺れている最中の状況を映した動画や写真など、そして地震発生直後の様子、避難所や支援物資の状況など、当時の状況をリアルに感じることができる映像素材をご応募いただきたいと考えております。
応募方法は、専用のWebページを使ってご提出いただきます。詳細については、専用ページを公開した時に改めてお知らせをさせていただきたいと考えております。
今回の募集を通じて、市民の皆様が当時を振り返り、防災意識を高めていただく良い機会になればと思っておりますので、ぜひ、多くの皆様にご参加いただき、「熊本地震記録映像集」を作り上げていきたいと思っております。 

最後に、「熊本市消防避難訓練の日」にかかる本市の取組について、お知らせいたします。
昭和48年11月29日に発生いたしました「大洋デパート火災」では、104名もの尊い命が失われました。改めて、犠牲となられた方々に衷心より哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。
このような悲劇を二度と繰り返さないために、本市では、11月29日を「熊本市消防避難訓練の日」と定め、火災予防と防火意識の向上に重点的に取り組んでおります。
次のモニターをご覧ください。
11月29日(土)には、サンロード新市街で市民参加型のイベント「熊本市消防避難訓練の日 in 新市街 まちなか防災体験」を開催いたします。
このイベントは、火災発生時の煙の怖さや避難方法を体感できる「煙体験」や、お子様に人気の「VR消火体験」をはじめ、はしご車や救急車の車両展示など、市民の皆様が楽しみながら防災を学ぶことができる内容となっておりますので、多くの方にご来場いただきたいと思います。
次のモニターをご覧ください。
また、市役所1階ロビー及び熊本市広域防災センターでは、大洋デパート火災の教訓を伝えるパネル展を11月25日から28日まで開催いたします。
冒頭で申し上げましたとおり、大分市において大規模な火災が発生しております。
火災は、皆様の大事な命や財産を一瞬で失う、恐ろしい災害であります。市民の皆様におかれましては、「熊本市消防避難訓練の日」を契機に、ご家庭や職場の火災予防や、万が一の場合の避難方法について、今一度ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。

私の方からは以上です。


質疑応答

※準備ができ次第、掲載します。

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