【記者】今年の漢字と抱負で地震について触れられましたが、具体的には災害に強いまちづくりのためにどのような計画を進めるのでしょうか。
【市長】1つは、やはり熊本地震の経験、そして教訓を忘れないようにするための取組が非常に重要になってくると思っています。やはり10年も経つとかなり記憶が風化している。あるいは、生々しかった恐怖などが薄れてくると、油断も出てくるし、いろいろな備蓄も含めてですが、だんだん以前よりはおろそかになってきますので、そうやって備えていただくために、防災に関する啓発イベントを行うことを計画しています。
それと同時に訓練です。震災対処訓練を5月、それから秋の2回に分けて開催しようと考えています。内容については過去の会見でも申し上げたと思いますが、例えば熊本地震が起こった10年前は、SNSもそれ以前の災害のときよりは進んでいたわけですが、その活用がさらに進んでいます。今はスマートフォンも10年前よりもたくさんの方が持っています。
今「くまもとアプリ」というものがあり、避難所でQRコードを使えば(受付)できたり、防災情報もそこで受け取れるようになっています。しかも、本人認証をしっかりできるマイナンバーカードと連携していますので、いろいろな個別支援にもつなげられるということで、DXの力でどんどんアップデートしていっているということも皆さんには体感していただきたいと思います。
それと同時に、発災直後の10年前は、避難所の床の上にブルーシートを敷いたり、段ボールを使って寝るなど、非常に大変な思いをされたと思います。もちろん一時的に急に避難しなきゃいけないということでもありますのでやむを得なかった面はありますが、それをどんどんアップデートしていこうとしています。
「TKB48」という全国の避難所をもっと改善していこうという動きの中でもあります。イタリア式のスフィア基準も含めて、避難所の環境をもっと良くしていこうという取組がありますが、その中で「T」のトイレです。熊本地震のときも水が流れず非常に困りました。そして「K」はキッチン。炊き出しなど、災害直後も乾パンや冷たいものばかりではなく、温かい食事を提供できるようにしよう。そして「B」のベッド。これは段ボールベッドなど、床の上で寝るのは衛生的にも問題がありますし、高齢の方や障がいのある方はベッドなどの環境があった方がより快適に避難生活を送れます。
そういった訓練もあわせて全国各地で取り組んでいる団体の皆さんと連携して行っていこうと、かなり大規模に、そして、地域でも皆さんがそれぞれ結びつきを強くしていただくような取組を、熊本市としても支援していきたいと、このように本市で計画しています。
それから大規模な広域訓練として、九州市長会等他の自治体との連携もする。あるいは自衛隊や他の機関とも連携した大規模な訓練もやっていきたいと思っています。
【記者】市電の改革について増員の方向性が示されました。任期付職員の採用については順調に進んでいるという認識でよろしいでしょうか。
【市長】順調に進んでると思っています。
【記者】元々は2026年度から市電の延伸が着工する予定でしたが、昨年延期が決定されました。また、新たな路線の話も出ていますが、その点についてはいかがですか。
【市長】熊本市電に関しては、まずは先ほど申し上げたようにこのプロジェクトの中で、安全で安心で皆さんに快適に乗っていただく市電をきちんと構築するということで、この再生プロジェクトの取組を徹底的に推し進めていくことが第一義的にあります。
一方で、こうした市電の改革・立て直しを進めていきながらも、将来のビジョン、要は、都市圏の交通、基幹交通軸をしっかり考えていくことが非常に重要になってきます。
ちょうど1月3日の新聞で報道されていましたが、熊本都市圏では元々都市交通マスタープランを策定しており、この中では有識者の方々も含めて皆さんでたくさん議論いただいて、プランをまとめています。熊本市だけでまとめているものではありません。その中で、益城方面への熊本市電の延伸ルートが示されたところです。これが新聞の一面に載りましたので、皆さんにもインパクトがあったと思います。
東町の市民病院までの延伸の必要性はもちろんありますので、これはきちんと考えていますが、東町線だけでなく、今までも南熊本や田崎、長嶺、沼山津方面といった延伸の検討は、基幹公共交通軸を機能強化していこうと、ずっと検討してきたことです。
その延長の中で、こうした形でマスタープランの中に、特に、益城方面に関しては多くの人口が擁しており、また、空港へのアクセス鉄道という別のルートもあります。1つのルートだけでなくいろいろな形で市民の皆さんのアクセス性を高めていくという意味で、非常に大きなことだと思っています。
まだ、市電に関しては改革を先に進めていくことになりますが、将来のビジョンとしてこの都市圏の都市交通マスタープランの中にしっかり明記されています。これは熊本市だけではできません。県や益城町、関係の皆さん、沿線の皆さんとも協力しながら、将来に向けた需要も含めて。採算性も当然ありますし、多くの皆さんが車での移動よりも市電での移動の方がアクセスが良い、あるいは、快適だと感じてもらえるようになれば利用も進みます。特に、東部エリアの深刻な渋滞には極めて大きな改善の影響をもたらすと考えています。
それはこれからアクションプログラムをそれぞれ作っていくことになりますので、皆さんとともにしっかり熟議しながら検討していきたいと考えています。
【記者】市電の益城町方面への延伸について、いつできるかは置いといて、市として取り組むことに決めたということでしょうか。
【市長】決めたと言いますか、それだけ需要のあるエリアに基幹公共交通軸を伸ばすことは、非常に重要な取組だと思っています。特に、他に代替の交通手段がなかなかないということで、これはバスの場合もありますし、こうした市電のルートもあります。
こういったものをさらに充実させていこうと、我々は皆さんと検討しながら案の中に盛り込みました。当然ながらその方向性については、実施したいと考えています。
【記者】市電の改革の話について、これまで組織改革の必要があると言われてきました。ルールやポイントを示されましたが、組織改革に向けて最大の難点や課題は何だと思いますか。
【市長】やはり人の手当の問題だと思います。先ほどご質問もあった通り、待遇の面、それから雇用の安定は非常に重要です。そして、先の見通しをちゃんと立てられるかどうかということです。
やはり運転士の皆さんやスタッフの皆さんには自分たちの生活ももちろんあるわけで、そうなると、きちんと先の見通しが立って、やりがいを持って働く。電車が好きなだけでは続かないわけです。ですから、きちんとした待遇に改善していく。そのための組織をしっかり固めていくということ。
そして、収益構造は非常に重要になってきます。収益性を高めていくことで、多くのお客さんに乗っていただくとことはすごく大事です。ですから快適に利用できる市電がしっかり入っています。
安全・安心は当然ですが、これを実現するために人の力、そして組織の意識は非常に重要だと思います。
今年度に入って大きな事故やインシデントは今のところ起こっていません。皆さんに応援していただいていますので、市電に乗っていただいて、運転士やスタッフに声掛けしていただいて、そして利用していただくことで、さらに改善点があれば皆さんの声を聞きながら変えていく。こういう形で、市民と密着するような形をとっていく。
全体としては「風通しが悪い」と言われていた交通局の風通しを、利用者も市民の皆さんも、そして、組織のトップも含めてみんなで改善していく。そのことが、市電の信頼を取り戻す大きなポイントになると考えています。
【記者】スケジュール感ですが、この市電改革は今年度中に実施予定ですか。
【市長】今年度中に対策の整理案が示されますので、3月までには「こういう具体的なことを取組みます」と、今日ご説明した内容の深掘りが出てくるということです。
【記者】それが最終的なものになりますか。
【市長】いえ、もちろんこれは継続的にいろいろことをやっていかなければいけないので、ここで終わりではありません。
ただ、3月末までにまとめられるものは全てまとめて、そして、すぐ実行に移していきます。
さらに、まだ時間をじっくりかけて検討しなければいけないこともあります。これは去年立ち上げたプロジェクトなので、1年ぐらいでできないこともやはりあるわけです。
ずっと課題を整理し、分析する中で、こういうものはもう少し先になるかもしれないですが、見通しはそこで示す。そういったことで、こういう形にしていきたいと思っています。
当然、改革の中で対策を整理したものは実行していきますが、他にもまだ検討しなければいけないことがありますので、それは継続してやっていくということで一定のご理解をお願いします。
【記者】3月末には報告書という形でまとめる予定ですか。
【事務局】取りまとめの成果として出すものが、報告書になるのか計画になるのかは未定ですが、何らかの形でお出しします。
【記者】市電改革の信用乗車制度の検討について、参考にされる取組や具体的に描かれていることがあれば教えてください。
【市長】信用乗車は皆さんあまりご存じないかもしれません。午後のレクチャーで少し説明させていただきますが、例えば、切符を事前に買っておいて、改札でのチェックをしないで乗り降りができる。3時間なら3時間券、半日なら半日券。1日乗車券は今もありますけれども、そういったものを持っていれば、その時間帯のうち何回乗ってもどこでも自由に乗り降りができる。
実は、ヨーロッパですでに実現しています。過去に私たちが視察させていただいた、フランスのストラスブールなどでは完全に信用乗車になっていますし、ドイツでは新幹線ですら信用乗車で、改札がありません。
ですから、皆さんはチケットをきちんと持っていただいて、それで乗り降りを自由にしていただきます。そうなると無賃乗車が増えるのではないかということですが、検札と言って、もしルールを守っていない人を見つけたらそれをチェックする人がいて、そして何倍というお金を支払ってもらうことで抑止します。
いつ検札が来るかは分からないですが、突然来たときに「何万円払ってください」ということになる。不正が完全にゼロになるかは不正率を考えないといけないと思いますが、かなりの部分で信用乗車になります。
他の海外での実績もありますし、例えば、国内でも一定程度どこでも乗り降りできるという意味では、宇都宮の新しいライトレールも準信用乗車的な形で運行されています。他の交通事業者の方も各地で検討を進めていると聞いているので、我々もいろいろ勉強を進めて、これからさらに日本の中でどういう形でできるのか、そして、熊本でどういう形でうまくいくのか。少し時間はかかるかもしれませんがやってみたいと思っています。
そうすると、ICカード決済の更新費用が高くなって大変だということもクリアになります。
私もヨーロッパで乗車したときに、これは便利だなと思いました。でも、無賃で乗るのはいけないのでちゃんと皆さんがルールを守って買っておられる。ヨーロッパで成立することが日本で成立しないはずがないなと。
また、最近は無人の駅がたくさんあります。あれはほぼ信用乗車に近いんです。駅員さんがいないJRの駅もあります。
今、非常に乗り降りでも混雑します。そういったことも解消できるという意味では、この信用乗車制度を検討・研究していく。そして、どの段階かで実装していくことになると思いますが、一定程度社会実験も必要になってくると考えています。
【記者】市電延伸について、マスタープランでは南熊本駅や西区役所への延伸も示されていたと思います。市長の中で何か優先したいルートなどのお考えがあれば教えてください。
【市長】特に事業可能性が早くできそうだということで、東町線は今まで選択されてきました。
そして、効果あるいはB/C(ビーバイシー)です。コストに対して利益が上回るという状態で採算が取れるのでやろうということでしたが、やはり各路線を見てみても、今、また交通状況が変わっているので、優先順位もいろいろ検討しなければいけません。
今ここで私が明確に特定の方面を言うと相当ハレーションが起きるので、私なりに「こっちの方がいいかな」という感覚は持っていますが、ここではまだ申し上げられないと思います。
これから公共交通に関しては、今年1年徹底的に力を入れていこうと思っています。これは県にも協力していただきながら、あるいは、交通事業者の皆さんとも協力しながら、しっかりやっていこうと思っています。そういう中で皆さんからもご意見をたくさんいただいて、「こういう方がいい」「ああいう方がいい」といったご意見をたくさんいただきながら、候補路線についてもお示しできるようにしていきたいと思っています。
東部方面に関しては、先ほど益城方面という話がありました。4車線化が地震の後に進んだこともあって、以前のマスタープランでは空港方面までしか示されていませんでしたが、それが益城方面というようにある程度明確になったのは、これは道路の拡幅も1つプラス材料になったのではないかと考えているところです。
【記者】ちょうど1年ほど前に、市電の延伸を見直す指示をしたと発表されていますが、再び進める判断をしたという受け止めでいいのでしょうか。それとも改めてタイミングを見て、市長から延伸に向けて進むという判断があるのでしょうか。
【市長】先ほど申し上げたように、熊本市電再生を徹底して進めることが昨年から最優先ということで、熊本市電再生プロジェクトを組みました。一定の方向性をこれから示すということなので、改革の方向性やこれまでの取組、実績、そして、これから取り組むことをやっていくわけです。
その中で、そこ(市電再生)が確保されないと、当然のことながら市電の延伸など大きな夢を描いていくことも含めて、将来構想を描いていくこともなかなか難しい。
ただ、(市電再生を)やりながら同時並行的に検討はできるということです。都市圏の都市交通マスタープランのようなものは、熊本市や市電部門だけでなく、みんなでいろいろなことを考えながら大きな絵を描いているので、それは当然大きな軸の中でプランとして進めていく話です。
ただ、私たちが延伸も含めてどのようにルートを決めるのか、あるいは、どのような見直しをしていくのか。そういったことも含めて、改めて私の方から発表します。
今回はあくまでも都市圏の都市交通マスタープランの中にそういう方向性が示されたので、それについて我々も真剣に検討をこれからしていくということでご理解いただければと思います。
【記者】今年力を入れていかれる交通に関して、運輸連合の取組への着手や時期的な目処など、今お考えのスケジュールなどありましたら教えてください。
【市長】運輸連合については交通事業者の方々の対応も必要になってくるので、熊本市だけで進めるということではなく、皆さんときちんと合意形成を図りながら進めていこうと思っています。
ただ、12月24日に地域公共交通に関する特別委員会が開催され、新たなマネジメントの組織に関してはいろいろな質疑をいただき、関心も高いと考えています。そういう意味では、スピード感を持って新年度のうちにはいろいろな方向性が示せるようにしたいというのが1つの私の目標です。これは私の3期目のマニフェストで掲げたことでもありますので、任期中に「運輸連合はこのように進めていきます」ということをお示しできるようにしたいと思っています。それは私のリーダーシップの中でやっていきたいと思っていますが、熊本市だけで推進できる話ではないので、皆さんとともに協調・議論しながら進めていきたい。ただ、相当な覚悟をもってやっていこうと思っています。
【記者】益城までの市電延伸について、4車線化との調整も必要だと思いますがどのようにお考えでしょうか。また、益城のどの辺まで延伸するイメージでしょうか。
【市長】恐らく今のマスタープランの中でも、益城中心の役場付近が1つの方向性として示されていると思います。4車線化に関しては、やはり物理的な制限がどうしても出てきますので、そういったものをよく調整していかなければならないと考えています。
マスタープランの策定には県や益城町も入っておられますので、そういった中で皆さんときちんと協議しながらやっていきたいと思っているところです。
【記者】マスタープランに上熊本での接続について記載があったと思いますが、これについてはどうお考えですか。
【市長】以前、熊本電鉄と合志市の荒木市長と私でプロジェクトをやっていこうと、連携協定を結びました。そのときは、上熊本駅前で、対面で市電と電鉄が乗り換えられるようになれば、随分接続が良くなるのではないかという話もありました。そうすると、合志方面から人の流れが公共交通によってできるということです。
ただ、その中でいろいろな課題もあります。物理的にレールの幅が違うなどの課題もありますが、直通にすることによって利便性が高まるのではないかという話もありますので、そういったことも含めて多角的に検討します。
この結節は非常に重要になってくると思っています。今、熊本電鉄の沿線エリアは、半導体関連産業の皆さんなど多くの方々の利用もこれから期待できますし、また渋滞も非常に激しいです。御代志方面も含めて周辺が非常に渋滞していることを考えると、公共交通の軸を評価していくことは非常に重要な方向性だと思っています。
なんでも大盤振る舞いでするのではなく、やるべきことをきちんと計画の中に落とし込みながら1つ1つ進めていくこと。「こっちが済んだから次はこれ」ではなく、同時並行で検討すべきものは急いで検討していこうと言うことで、このまちの公共交通の骨格をしっかり築き上げていきたいと考えています。
上熊本に関してもですが、電車の本数がそんなに多くありません。上熊本と藤崎宮前を比較すると、接続に関してどこまで市電のダイヤとの流れが良くなるのかもあります。熊本電鉄の運行状況や列車の保有数などにも影響してくるので、そういったものをしっかり考えていきます。
いずれにしても、いろいろなケースを考えながら、詰められるところはどんどんやっていこうということで、実現可能性をさらに高めていきたいと考えています。
【記者】上熊本との直通も視野に入れて整理されているということでよろしいですか。
【市長】 はい。
【記者】今年の漢字を「結(ゆい)」と発表されましたが、結果の「結」でもあるので、交通渋滞の結果を出したいという想いがあるのかなと思います。保田窪北交差点の改良工事を進めていますが、まだまだ今朝も渋滞していました。交通渋滞解消に向けた思いを改めてお願いします。
【市長】今日1月5日は仕事始めで、雨が降っていたこともあり車が多かったと思います。 ただ、短期でできることはどんどんやろうと、県と一緒にこれまでも取組を進めてきました。
短期で取り組むことの1つの中に、交差点の改良があります。主に区画線を改修して右折レーンを伸ばすことですが、今まで計画している11ヶ所のうち、9ヶ所はすでに完了しています。
国体道路と東バイパスの交差点である保田窪北交差点ですが、昨年12月24日に改良が完了しました。東バイパスに向かう国体道路の右折レーンを約20m伸ばしたので、以前よりも改善されているはずだと思います。
この取組で劇的な変化につながるわけではありませんが、こうした地道な取組をあわせて、いろいろな公共交通の軸を増やしたり、大きな都市計画道路や10分20分構想も含めたものも検討しながらも日常的な改革をしっかり確実にやっていくことで、結果にコミットしていきたいと考えています。
【記者】今年は午年で、市長選の年でもあります。市長が出馬するかどうか、今のお気持ちはいかがでしょうか?
【市長】はぐらかすわけではありませんが、やはり、今、いろいろな課題に私も取り組んでいますので、しっかり1つ1つ確実に結果に結びつけていくことが大事だという局面だと思っています。
それから、年末に多くの支援者の皆さんや事務所関係者を含めて100名以上の方が集まった機会がありました。ちょうど仕事納めの翌日でしたが、いろいろお話をしました。皆さんも私が年末の記者会見等で「時期尚早」と発言していたので、あまり直接的に「どうするの?」とは聞かれませんでしたが、支援者の皆さんからは「今までやってきたことを市民に示して判断してもらうべきじゃないか」「多くの皆さんが期待していると思う」といった声はいただきました。
そういったことも、自分の心の中でしっかり受け止めながらも、3期目に掲げたマニフェストの確実な実現に向けてしっかり頑張って取り組んでいきたいと思っています。
【記者】最近YouTubeチャンネルを開設されましたが、そこで表明することも考えていますか?
【市長】そういうアイデアもありますね。それも検討してみますが、やはり政治家の出処進退はきちんとした公の場でやった方がいいと私は思っています。いいアイデアかなと思いましたが、YouTubeでいきなりというのはあまり馴染まないかなと思いました。
ただ、自分の考え方はきちんとYouTubeなどでも解説していきたいと思っていますが、やはり議会や記者会見など公の場でしっかり発表することが必要なんじゃないかと思っています。
【記者】学校給食費の無償化について、昨年末に国が大まかな方向性を示しましたが、現在の熊本市の検討状況はいかがでしょうか?
【市長】国でも全国の標準的な基準額を示してやろうということですが、金額も含めてまだその中身について具体的な詰めができていない状況ですので、それをしっかり確認しているところです。
いずれにしても小学校の給食無償化に関しては、国でも財政措置がされますので、それを検討して、熊本市としての方針を2月定例会のあたりにきちんとお示しできるようにしたいと考えています。今、予算の作業も含めてしっかり検討している最中です。
国の制度設計によっては、例えば、超過負担が生じる可能性もあります。無償化にあたっては超過負担が生じないように国が必要な額を措置することが前提であると考えていますので、そこは国に対して強く要望していく必要があると思っています。
とは言え、私たちも食材の調達などの予算措置がこれから必要になってきます。今朝、教育長から臨時庁議の中で「この制度設計に向けてしっかり頑張っていく」と話がありましたが、今、現場でも鋭意話を進めているところです。
恐らく2月議会までにはいろいろな方向性を発表させていただくことになると思います。