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令和8年(2026年)7月10日 定例市長記者会見

最終更新日:
(ID:71836)

1 グローバルネイチャーポジティブサミット2026について 

2 熊本地震10年関連事業について

3 くまもとアプリ 夏のポイント抽選会について    

4 海外訪問について    

5 質疑

(1)幹事社代表質問(時事・NHK)

(2)各社質問





会見録




市長発表

はじめに、「グローバルネイチャーポジティブサミット2026」についてお知らせいたします。
前回の会見でお知らせしましたこのサミットに、高円宮妃殿下にご臨席賜ることになりました。
熱心な野鳥写真家としても知られる妃殿下は、サミット主催者「ネイチャーポジティブイニシアティブ」の構成団体「バードライフ・インターナショナル」の名誉総裁として、長年にわたり自然環境保全に関する啓発活動に取り組まれております。
妃殿下にはおかれましては、7月14日の開会式へのご臨席のほか、同日に開催されます全体会議へのご登壇、熊本市立慶徳小学校の児童による生物多様性の危機などに関するワークショップをご見学いただく予定としておりまして、サミット開催市の市長として大変光栄に存じているところです。
本市では、このサミットが有意義なものとなりますよう、主催者と連携しながら、引き続き万全を期してまいりたいと考えております。 

次に、「熊本地震10年関連事業」についてお知らせいたします。
まずはこちらの動画をご覧ください。
ご覧のとおり、今年の「くまもと復興映画祭」の開催が決定いたしました。モニターをご覧ください。
10月10日、それから11日ということで、熊本城ホールのシビックホールにて、くまもと復興映画祭を開催いたします。この映画祭は、熊本地震以降、行定勲監督をはじめ多くの皆様のご尽力によりまして開催されてきたものです。発災から10年の節目となる今回は、10月10日と11日の2日間、熊本城ホール・シビックホールで開催いたします。
また、前日の10月9日には、花畑広場で、熊本地震に関連する作品などを上映する前夜祭を入場無料で開催いたします。詳細は決まり次第、復興映画祭や本市のホームページ等でお知らせいたします。次のモニターをご覧ください。
翌週の10月18日には、熊本城ホールのメインホールで復興コンサート「FUTURE」を開催いたします。このコンサートは、これまでの復興の歩みや復興を支えていただいた皆様への感謝の思いを、音楽を通じて発信するもので、南こうせつさん、それからとんねるずの木梨憲武さん、そしてmiwaさんなど非常に豪華なアーティストの皆様にご出演いただきます。
また、このコンサートに先立ちまして、市内の中学生を対象としたダンスワークショップを開催し、その成果を、熊本地震10年復興イベントのスペシャルナビゲーターでいらっしゃるwink firstの皆さんとともに、コンサート当日のステージで披露していただく予定です。
次をご覧ください。
チケットは、7月15日から熊本市民向けの先行販売を開始いたします。
熊本地震から10年の節目に開催する特別なコンサートですので、ぜひ多くの皆様にお越しいただきたいと思います。詳細は、本日公開しました復興コンサートホームページでご確認いただきたいと思います。よろしくお願いします。次のモニターをご覧ください。
加えて、10月17日、18日には、防災イベント「イザ!カエルキャラバン」を熊本で初めて開催いたします。このイベントは、阪神淡路大震災10年を機に始まったもので、水消火器を使った消火体験、それから防災に役立つ知識を楽しみながら学ぶことができます。
こちらも入場無料ですので、ぜひご来場いただきたいと思います。
このほかにも10月には、浜崎貴司さんによるライブイベント「GACHIスペシャル」や、EXILE THE SECONDによる「NES-FES.」など、熊本地震10年関連事業として様々なイベントが予定されておりますので、今後の発表を楽しみにお待ちいただきたいと思います。 

次に、「くまもとアプリ 夏の抽選会」についてお知らせいたします。
こちらのモニターをご覧ください。
毎回ご好評をいただいております「くまもとアプリ抽選会」について、今回は「くまもと応援!夏のポイント抽選会」ということで、7月21日から8月31日までの期間で実施させていただきます。次のモニターをご覧ください。
今回の抽選会では、ロアッソ熊本や熊本ヴォルターズ等、本市にゆかりのあるスポーツチームの観戦チケットやグッズのほか、植木温泉のペア宿泊補助券、地域の商店街でご利用いただける商品券など、合計100以上の魅力ある景品を用意させていただいております。
応募には、くまもとアプリとマイナンバーカードの連携が必要で、300ポイントにつき1口ご応募していただくことができます。当選された方には9月上旬以降に景品を発送させていただきます。
次のモニターをご覧ください。
くまもとアプリでは、アプリを新たにダウンロードされた方に200ポイントを進呈しています。さらに、この抽選会にあわせまして、本日から8月31日までの期間、新規登録者も含めてすべての登録者の皆様、今まで登録していただいている方々にも100ポイントを付与するキャンペーンを実施いたします。
詳細については、本市ホームページをご確認いただきたいと思います。
くまもとアプリは、ボランティア活動への参加等によるポイント付与など、平時から便利に利用できるアプリです。災害時にも避難所の受け付けや災害ボランティア受け入れに活用できます。新規ダウンロードで300ポイントが貯まるこの機会に、ぜひアプリをご利用いただきたいと思います。

最後に、「海外訪問」についてご報告させていただきます。
昨年度、旧植木町とアメリカ・ローム市との姉妹都市締結30周年を迎えたことを契機といたしまして、昨年10月にローム市代表団の皆様方を本市にお迎えしまして、このたび、7月1日から6日にかけて本市の代表団がローム市等を訪問いたしました。
こちらのモニターをご覧ください。
ローム市では、2日にジム・ボジョ市長と会談し、今後の交流の在り方について意見交換を行い、新型コロナの影響で中止していた青少年交流の再開に向けて、両市が連携して準備を進めることを確認させていただきました。
また、両市のこれまでの友好の歩みを振り返りますとともに、長年ご尽力いただいた方々への感謝状を贈呈する青少年交流の功労者表彰等を行わせていただきました。
同日に開催されました歓迎レセプションでは、クレイ・フラー連邦下院議員や、チャック・ハフステトラー州議会上院議員をはじめとする関係者約60名が参加されまして、交流の輪をさらに深めることができました。また、ジム・ボジョ市長から、ローム市のシンボルであるクロックタワーの写真を贈呈いただきました。
こちらがそのクロックタワーの写真です。ローム市の方々が、市のシンボルとして非常に大切にしている、歴史ある建造物です。熊本市で言えば、熊本城に匹敵するような町のシンボルになります。次のモニターをご覧ください。
7月3日には南北戦争の戦没者墓碑への献花も行わせていただきました。
ローム市と植木町は、ともに歴史的な戦いの舞台となった地域でありまして、多くの尊い命が失われた歴史に思いを馳せるとともに、平和の尊さを次の世代へ伝えていくことの大切さを改めて感じたところです。次のモニターをご覧ください。
あわせて、在アトランタ日本国総領事館の松田賢一総領事と面会させていただきまして、ローム市との交流や、スタートアップ企業を中心とした北米における本市との経済的・人的な交流促進について、総領事館からも全面的な協力をいただけることとなりました。
次のモニターをご覧ください。
アメリカ合衆国建国250周年の節目となります独立記念日の7月4日には、国立公民権・人権センター及びキング・センターを視察するとともに、キング牧師ゆかりの地を訪れまして、平和や人権、そして民主主義が多くの人々の勇気と努力によって築かれ、守られてきたものであることを改めて実感したところでございます。
本市においても、これらを教訓に、誰もが尊重され、安心して暮らせる社会の実現に取り組んでまいりたいと考えております。
また、青少年交流をはじめとするローム市との交流をさらに発展させて、両市の友好関係の深化と国際感覚を備えた次世代を担う人材の育成につなげてまいりたいと考えております。
私からは以上です。


質疑応答

【記者】行定監督のくまもと復興映画祭は、今年で10年目となります。新しく紹介される映画や、熊本市としてもしっかりアピールしていきたい熊本地震関連の映画など、見どころを教えてください。

【市長】現在、ディレクターでいらっしゃいます行定勲監督が、内容について検討を行っていらっしゃるということですので、決まり次第、順次、くまもと復興映画祭のホームページ等で発表される予定となっております。
行定監督が、復興も含めてですが、毎回、人が前向きになれる、あるいはいろいろな人間の葛藤も含めて考えさせられるような内容の映画もチョイスされたり、それから、本当に多彩なゲストを呼ばれて、ご覧になった方は分かると思うのですが、ティーチインという形で映画が上映された後に、監督さんや出演した俳優の方々が出演をされて、どんな気持ちで、どういう形で作っていったのか、あるいは作品の背景にあるもの、こういったものを解説されるということで、非常に満足感の高い映画祭だと思います。これまでの主要なゲストの方々もそうそうたる俳優陣の皆さん方であったり、監督であったりするということで、特に今年は10年という節目ですので、おそらく行定監督もいろいろと考えておられるのではないかと思います。
今は、詳細についてまだお聞きしていません。分かり次第、発表があると思いますので、お待ちいただければと思います。

【記者】ローム市の訪問に関して伺います。熊本市も植木町田原坂での西南戦争から来年で150年になりますが、訪問してみて、記憶の継承であったり、アイデアであったり、熊本市になかったものであったり、そういう着想などはありますか。

【市長】実際に訪問しまして、墓地が非常にきれいに整備されているということです。熊本地震で、植木町田の原坂にある官軍墓地などのエリアが被災してしまいまして、墓石が崩れたりとか、傷んでしまったりということで、今、修復したり、それからレプリカを置いたりしています。戦没者への畏敬の念をしっかり祈念するということで言えば、こういった整備は非常に重要だと思いました。
日本は、年に4回ぐらいお盆やお彼岸などで行きますと話をしたら、日本と違ってそういう風習はあまりないとおっしゃっていました。献花をしながら、手を合わせたお参りの姿は、皆さんもびっくりされたのではないかと思います。日本式にお参りさせていただきましたが、南北戦争の激戦地であったということと、それから資料館など、ヒストリーセンターという所にも行きましたが、植木町の田原坂の資料館とは、例えば鉄砲とか弾とか、軍服のようなものもいろいろ展示されていましたように、非常に酷似しているんです。その時代の内戦に共通点があること、それから、政府軍と地方の戦いについてです。今回、南北戦争についてもかなり知識を得ました。今回、私も行って良かったと思ったのは、この30年という歴史の中で、先人たちがそういうことをテーマに非常に大事に交流をしてきた(と分かったことです)。ただ単に経済がいいとか、インバウンドがあるとか、そういうことではなくて、その土地の歴史や文化において相手の国との共通項を見ることによって、自分たちの地域の歴史や文化をもっと磨き上げる、あるいは再発見していく効果があると思いました。青少年交流を再開するということで、これから協議していきますが、これは未来に向けて、記憶を継承していくこと、あるいは歴史や文化を正しく伝えていくことに大きな意義があると感じたところです。

【記者】福岡県議会の議長になるに当たって、有力議員にお金を渡すだとか、福岡市の高島市長も、自身の著書の中で、もちろん払ってはいないがそういう要求をされたというお話があります。大西市長は、最初の市長選出馬から現在に至るまで、そういう不当な要求を議員や関連団体から受けたことがあるのか、なかったとしても、そういう風習についてどう考えられているか教えてください。

【市長】今お尋ねの点について、いろいろなことが次々に報道されているので、私もびっくりして、非常に興味深く拝見しています。
本当にそんなことがあるのかということで、私自身の経験から申し上げますと、そういう経験は一切ありません。それから、噂を含めて、熊本ではお金を持ってこないと立候補させないぞとか、応援しないぞとか、そういうことは聞いたことがないです。
隣の県のお話ではありますが、そういうことがどこまで事実かはまだわからない中で、発言だけがどんどん出ていっていますので、コメントのしようがないというのが、現在の正直なところです。
ただ、いずれにしても、こういう金銭の話であるとか、政治とお金の話というのはクリアにしておかなければいけないと思います。そういうところがやはり政治不信につながりますし、政治家を目指そうという人も、おそらくいなくなってくるということになってきますので、そういうイメージも含めて払拭していくためには、透明性を高めていくことが非常に重要であろうと思います。
それから、高島市長の著書については、私も読んだことがあります。ご本人としょっちゅう会いますが、よく考えてみたら、その点についてあまり深掘りして聞いたことがなかったので、今度お尋ねはしてみようと思います。ただ、報道でも見ましたが、そういうやりとりが過去にされたことがあることは、記者会見でも語られていましたので、正常化していくという意味では、オープンにしていくことが、非常に重要ではないかと思います。

【記者】ローム市の市長からどのような内容のお話があったか、また、ローム市との今後についてどのようなお考えでいらっしゃるか教えてください。

【市長】ロームの市長は、これまでコロナ禍で交流が途絶えてしまったことについて、非常に憂慮されていました。初代市長をはじめ、交流をしてこられた功労者の皆さん方がいらっしゃいまして、現市長が、こういう先輩たちを非常に称えていらっしゃったのが印象的だったことと、市長から私に対しても、今後、特に若い世代にもっと継承していかなければいけないということは、自分たちも考えているということで、非常にその点が印象的でした。
それから、ここの発表には入っていませんが、教育機関に2か所ほど訪問させていただいています。私立の学校と公立のパブリックスクールと両方行きました。ローム市は、非常に環境のいいところでして、大都会ではなく、人口としては2万、3万という規模の町ではありますが、大都市のアトランタから1時間ちょっとという地域でもありまして、落ち着いて生活ができる環境をつくるということは非常に重要だと、よくお話しされていました。
ローム市の産業についても、進出企業であるとか、アトランタは日本企業も含めて多くの企業が集積しているということもありますので、そういう企業間との交流も非常に重要だということで、熱心にお話がありました。半導体関連企業との接点は、直接あるわけではないのですが、アトランタあたりを含めて、スタートアップが盛んな地域でもあります。
それから、アトランタの総領事館でも、総領事が「こうやって直接首長が来て、そしてローム市に行ってもらうことによって、自分たち総領事館、外務省としても、その地域の政治に非常にコミットしやすくなった。」とおっしゃられるということは、意外と我々も国際貢献につながっているのかという感じはしました。というのは、総領事といっても、なかなか簡単に首長や周りの政治家、あるいは選出の連邦議会議員など、こういった人たちと簡単には会えないわけですが、今回、レセプションなどがあることによって、そこで外務省の皆さんも会うことができたということで、それがかなり深まっていくという効果があるのだということは、総領事からも今回の訪問について評価していただいたので、改めてそこは良かったと思います。

【記者】新庁舎整備に関してお尋ねします。今日の午前中に、新庁舎整備基本計画検討分科会が開かれまして、委員から本庁舎と中央区役所の合築の検討が必要ではないかという意見が出たと思います。同様の意見は、市議会の特別委員会にも出されていると思いますが、合築の必要性について、市長はどのようにお考えになるか教えてください。

【市長】今日、午前中に第8回新庁舎整備基本計画検討分科会が開催をされたということで、新庁舎の各機能の必要性であるとか、面積等の精査についてご審議いただいたと聞いています。実際の審議の詳細については、午前中の会議だったのでまだ詳細な報告は受けておりません。追って報告を受ける予定ですが、概略を聞いているところによりますと、委員の皆さんから非常に熱心にご議論いただいて、各機能の面積精査であるとか、視点について多くのご意見をいただいたと報告を受けています。それから、工事費の高騰について、ここで改めて面積を精査することの重要性について、分科会の委員の皆さん方もご理解いただいていると報告を受けています。
分棟や合築のことについてはまだ詳しく聞いていないので、今、明確な答えはできないのですが、ただそういう方向性が示されて、議論していく項目がいろいろ必要だということは、私もそのとおりだろうと思いますので、そういったこともこれから検討していくことになるのではないかと思います。
いずれにしても、この基本計画の検討分科会のご意見が、今度は新庁舎の検証委員会の方でも当然反映されて議論されていくと思いますので、そうした中でより精査していく必要があると思います。

【記者】仮に合築となった場合、床面積の縮減やコスト削減の面で、どの程度の効果が見込まれるのでしょうか。

【市長】それも今の段階では何ともお答えしようがないですので、いずれにしても、分科会とそれから検証委員会で、しっかり議論して明らかにしていくべきだろうと思います。

【記者】今日の分科会でも、委員の方から、他の自治体に比べてかなり議会部分の面積が広いので減らせないかという意見がありました。配布された資料にも、今後議会側と調整すると書かれていました。熊本市の方針としては、議会にも床面積を減らすように要請するなど、どういった形で話を進めていくのでしょうか。

【市長】議会棟の面積については、精査も含めて、まず市議会できちんと議論していただく必要がある。これは、主体的に市議会が検討していく必要があると思いますので、市議会における検討の参考資料として、今回の分科会でのご意見などもお伝えしていきたいと思います。
議会と執行部は、二元代表制の中でそれぞれ独立していろいろ考えていきます。ただ、議会としても、工事費の抑制についてはいろいろと検討しなければいけないと考えていらっしゃると思いますので、しっかりその辺も主体的にご検討していただけるのではないかと思います。

【記者】熊本市の方からも、検討を促されていくのでしょうか。

【市長】検討してくださいというより、まずは、こういう話が出ていますという情報提供をすることによって、議会に主体的に考えていただくことが一義的です。だから、議会のことに執行部がこうしてくださいと指示したりするということではなくて、議会が主体的にお考えいただくことになるのではないかと思います。その上で、総合的にどういう削減の効果があるとか、面積をこのくらいに減らしたらいいだろうとか、多分いろいろな話が議会の中でも議論されていく。それが、市民の皆さんに理解されていくかどうかが、非常に重要ではないかと思います。

【記者】議会には、情報提供という形でされますか。

【市長】そうです。ただ、市議会でも当然いろいろな検討をされていくと思いますので、議会へ情報提供というよりも、検討の参考にしていただくために、いろいろなご意見があったことについては詳細にお伝えしていきたいと思います。

【記者】委員の方から、床面積を減らす上で、合築をした場合にどれくらい減らせるかの情報が欲しいという意見が出されまして、それについて市も検討したいと答えられたのですが、合築をした場合の床面積の目安を出されるということでしょうか。

【市長】先ほど申し上げたように、今日の午前中の審議の結果はまだ報告を受けてないので、その報告を受けてから検討することになるかと思います。

【記者】合築となると、これまで議論していた機能だとか、床面積とか、まちづくりとの関係についても大きく変わるのですが、合築の提案が出てきても、それを受け入れる方向になるのでしょうか。

【市長】受け入れるとか何とかを今申し上げているわけではなくて、いろいろな観点から検証委員会でも検討していかれますし、一番の方法は何なのかをこれから探っていくということですから、今、断定的にこうするとか、ああするとか、何か決めているということではないです。
ただ、今までまちづくりの議論をしっかりやってきて、そして庁舎も今、少なくともスペースの問題、それから機能の問題、何よりも災害のリスクをどうするかということを考えて今の基本計画を検討しているということですから、そういったものは当然重要で大事にしながらも、ただ、前提が1,000億円を超えるという巨額になった建設費についてどうするのか、将来負担をできるだけ減らしながらやっていく必要があるということは当然ですので、そういったことにどれだけこれが反映できるのか、そして、最終的に一番いい形は何なのかということです。
それは、将来、市民にとってどうかということがありますから、そこをしっかりオープンに議論していくことが重要だと思います。

【記者】最近、防衛省や三重県で、USBでウイルスが検出されたという問題があって、三重県では個人のUSBを使っていたということで、私用のUSBを全面禁止にしています。熊本市の状況と、今後の対応策を教えてください。

【市長】熊本市は、個人のUSBは当然のことながら禁止しているのと、それからUSBの調達に関しても、しっかり契約先から調達するということで、情報セキュリティに関してかなり気を使っています。それから、USBの保管についても厳密に管理をするようにしています。今後、こうした件を受けて総務省が全国的に調査をするということですから、そういった調査にはしっかり協力していくと同時に、我々にはUSBも含めて情報流出の危険がありますので、モニターをしていまして、例えばパソコン内のプログラムの振る舞いをチェックするようにしています。これは、データ的に通信パケットなどの監視をしながら、不正通信の監視機能が導入されています。詳しくは情報の担当に聞いていただければと思いますが、仮にマルウェアに感染したUSBメモリが職員用のパソコンに接続された場合は、不審な挙動を検知できる仕組みがあります。それから、市民の皆さんの、いろいろな個人情報を扱う基幹系のシステムというものがあります。ここには、指定以外のUSBメモリは使えない仕組みになっています。そういう意味では、かなり厳密に運用させていただいていると思います。
とはいえ、こういうものは、いつどういう形で情報が漏れていくか、注意していてもいたちごっこのようにいろいろなサイバーセキュリティは追いかけてきますので、これには我々は常に気を張って厳重に注意していかなければいけないです。先日から私もお詫びを申し上げたり、事務処理のミス等で市民の皆さんの大切な個人情報を漏洩してしまう可能性がある出来事がいくつもありましたので、この点は、本当に気を引き締めて対応していきたいと思います。
現状、我々としては、そういう形で取組をさせていただいていますので、システム上と運用上は万全を期している状態になっているとご理解いただければと思います。

【記者】先日、東京都が職員の服装について、一部ハーフパンツの着用を認めたという動きがありました。それについて、大西市長の受け止めをお願いします。

【市長】東京都の考え方でされたのだと思います。もともと、都知事自身がクールビズを推奨された方ですので、かなり先進的にいろいろなことを考えられるかと思います。
一方で、熊本市では、今日は私も普通のワイシャツとスーツで来ましたが、例えば、ジャケットにTシャツでパンツにスニーカーもOKにしています。これも多分皆さんも見かけられていると思います。この中にもそういう人たちがいますが、それは職員が快適に仕事をしやすくするということと、環境に配慮するということ、それから今、熊本も酷暑ですので、そういった熱中症の予防もそうなのですが、快適な仕事着にできるようにということで、規定を変更して、通年でそういう運用をしています。
いろいろなあり方があっていいと思いますが、ただ、TPOをわきまえることは非常に重要だと思います。その辺は、うちの職員に関しても、特に市民の皆さんから何か苦情が来ているということもありませんし、かなり現実的に運用されているかと思います。
ハーフパンツがいいかどうかも、気象の状況にもよるでしょうし、例えば職場の環境にもよるのではないかと思います。ですから、そういったことも考えながら、柔軟な対応ができるようにしていけばいいかと思います。

【記者】職員から、ハーフパンツの着用を認めてほしいという声があった場合、市としても議論する可能性がありますか。

【市長】今のところはないですが、議論はしていくということになるのでしょうか。
例えば、私が昔言ったのは、デニムでもいいのではないかと。あまりダメージの入ってないデニムだったら、作業をする部署など、そういった人たちは逆に強くて多少汚れても大丈夫な格好は、ある程度許容されるのではないかと。ただ、接遇をする職員は、清潔感とか、公務員としての信頼感とか、そういったものがあるから、その部署ではなかなか難しいかもしれないなど、そうやっていろいろな考え方をしていくのは、私はいいことだと思います。この前、沖縄県に行きまして、九州市長会の総会に出ましたが、かりゆしウェアというものも皆さん着られたりして、あれは正装として今定着していますが、例えば、そういうことも熊本市でもどういう風に考えるかは議論していいのではないかと思います。そこは、大いにいろいろなスタイルがあって、それから時代の変化によって許容される、されないというのも結構あります。ですから、そういったことも柔軟に考えていけばいいと思います。若い皆さん方の意見、それからベテランの意見も含めて、それをどんどん言っていくということ、活性化していくということは、すごく考える上でも大事だと思いますし、ディスカッションするからこそ、TPOをわきまえることにもつながるのではないかと思いますので、大いにいいのではないですか。

【記者】そうすると、可能性はゼロではないということでしょうか。

【市長】「ハーフパンツも可」と明日タイトルが出たり、今日の夕方のニュースで「熊本市長もハーフパンツを許容した」などと言われると、それは違うので、明確に否定させていただきます。議論する余地はあるかと思いますが、(東京都の取組についての)報道で見た感じで、おじさんがハーフパンツになるのはいかがなものかという若い女性の声もあったので、まあそうだろうなと。
家で、普段着で私もハーフパンツを着ることはあって、あまりそれで外出はしませんが、報道を見ながら、若い人たちに50代のハーフパンツは格好悪いと見られるのは、残念だという悲しい気持ちになったというのはありますが、スタイルは、年齢や自分のファッション感覚も含めてなのでしょうが、自分を表現することの一つでもあるので、そういうことは大事にしていくべきではないかと思いますが、私自身がハーフパンツを履いて、ここで記者会見することは多分ないと思います。

【記者】新庁舎建設の検証委員会について伺います。スケジュールでは、今月中の設置を目標に動かれていると思います。前回10日ほど前の会見では、委員の選定も含めて動いていらっしゃるということでしたが、現状はいかがでしょうか。

【市長】事務局で委員の選任、それから皆さんの調整もしなくてはいけないので、会議の開催日程、その辺に向けた準備を今進めていると報告を受けています。会議の開催メンバーも含めて、委員の構成も決まり次第、速やかにお伝えしたいと思います。今ちょうど委員選任のための事務手続きを進めているということですので、どういう委員の構成になるのか、どういう専門家の皆さんにお願いするのかについては、近々発表させていただき、そして第1回目の検証委員会の日程等についてもお示ししたいと考えています。

【記者】6月に示された大まかなスケジュールを大きく外れることは、現状ではないという理解でよろしいでしょうか。

【市長】もちろん議論の経過にもよるとは思いますが、大まかなことについては、これまで申し上げてきたとおりです。
ただ、第1回目の検証委員会でどういう議論になるか、その状況を見て、どのくらいのスケジュールでとか、どのくらいのペースでやるかということは、そこでまた少し議論されるのではないかと思います。


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