離乳の開始の目安は、
・首のすわりがしっかりして寝返りできる
・5秒以上座れる
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)
・食べ物に興味を示す
などです。このようなサインがみられたら、離乳食を始めてみましょう。乳児の哺乳反射は4~5か月ごろから少しずつうすれ、6~7か月ごろには消えていきます。そのころから、食べることが自分の意志によって行われるので、この時期に離乳を開始するのが親にも子どもにも最も負担が少ないと考えられます。最初は緊張するかもしれませんが、まずは一口から始めてみましょう。
むせずにごっくんできず、スプーンを舌で押し出してしまうようなら、まだ離乳食は早かったのかもしれません。2~3日お休みをして、再チャレンジしましょう。赤ちゃんも最初はうまく唇を閉じることができず、口の端からだらりとこぼれてしまいます。それをスプーンで受けて口に入れるのを繰り返しましょう。そのうち、唇を閉じて飲み込んでくれます。
おかゆは、すりつぶしただけではざらつきが残り、気になる子もいます。裏ごししてなめらかな状態にしてみましょう。1回食は、食べることを練習する時期です。嫌がるようなら無理強いしません。お母さんもリラックスして、「おいしいね」と声掛けしながら笑顔で与えてあげましょう。少量でも食べられたらたくさんほめてあげましょう。
熊本市の公式YouTubeチャンネルに、離乳食づくりの動画をアップしています。
動画はこちらから↓↓↓
Let's離乳食クッキング 動画を追加しました!!
一時的に水分不足や腸内環境が変化したことで、便の回数や形状が変化します。赤ちゃんの機嫌もよく、スムーズに便が出ているようなら問題ないですが、赤ちゃんの機嫌が悪い、食欲がない、お腹が張っているなどの症状が出た場合は便秘が疑われます。お腹のマッサージ、肛門マッサージ(綿棒の先を肛門に入れてくるくるする)、屈伸運動(寝かせた赤ちゃんの足首を持って自転車こぎ)などをして、腸に刺激を与えてみましょう。
いろいろ試しても便秘が改善しない、肛門が切れるなどの症状が出た場合は、かかりつけ医に相談しましょう。
1回食のうちは、1回に食べる量も少なく、まとめて作って1回分ずつ分けて冷凍保存しておくと便利ですね。しかし、家庭の冷凍庫は開け閉めも頻繁なので、長期での保存は避けましょう。保存する時には容器や袋に日付を書き、1週間をめどに使い切りましょう。また、1度解凍したものの再冷凍はしません。
★離乳食について心配なこと、不安なことなどありましたら、お気軽に区役所保健子ども課 栄養士までご相談ください。