2024年11月
国際寛容デー(11月16日)
「寛容」とは、「心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないこと。また、そのさま。」という意味です。
「国際寛容デー」は、「寛容」の精神を多くの方々に広め、浸透させるために、1996年に開かれた国連総会で定められました。私たちは全ての人々が価値あるもの、尊いものとして大切にされ、受け入れられるべきです。しかし、残念ながら、自分と違うものを否定したり、弱い立場の人が虐げられたり、人が人を傷つける行動や態度が世界中で見られます。そこには、他人に対する無神経さ、鈍感さ、言い換えると「不寛容」が潜んでいます。私たちはもっと他人の感情や権利、尊さについて敏感になり、毎日の暮らしの中で「寛容」の精神をもつことが大切だと思います。ただ、間違ってはいけないのは、「寛容」とは一部の人たちが満足するために他の人達が我慢して受け入れたり、罪や欠点が許されたりすることではありません。
皆が平和に暮らすために、私たちはお互いを知り、理解し、認め合おうと努力することが必要です。「寛容」の精神を日常に取り入れてみませんか。
(「じんけんコラム ホッとスペース」は、各公立公民館のホームページ、公民館だより、施設内の掲示などで、みなさまにお届けしています。)