第7号後藤是山記念館だより「淡成居」を発行しました!
後藤是山(本名・後藤祐太郎)は「生涯一記者」として99歳の人生を生きた人です。その生涯にわたる活動や魅力、記念館のことなどをたくさんの皆様へお伝えするため、『後藤是山記念館だより「淡成居」第7号』を発行しました。
どうぞご覧ください。
◆徳富記念園だより・第7号後藤是山記念館だより「淡成居」 目次(4ページ)
P1 巻頭言:「久に寝る吾家の庭の蝉の声 南風」
P2・3 俳誌『かはがらし』と『東火』で辿る後藤是山の半生 ~『かはがらし』創刊時のエピソードなど~
P4 記念館ニュース:《特別企画 平成28年熊本地震から10年》 熊本明治震災日記奇談がたり~地震のあっと傘屋んもうかる!?~を開催しました。
後藤是山記念館へ行こう!:「うつりゆく時代の中で 淡成居100年」展を開催中
◆バックナンバー
令和8年度講座・イベント開催情報
《自主講座を開催します。お気軽にお出かけ下さい。〉
◆絵付け体験講座「お皿に描く あなたの世界」の参加者募集!
与謝野寛と晶子は昭和7年8月、熊本を訪れた際、是山の案内で天草本渡の窯元「水の平焼」を訪れ、お皿の絵付けを楽しみました。この講座では「水の平焼」器峰窯の窯元、岡部俊郎さんを講師にお迎えし、寛と晶子が楽しんだ絵付けを体験します。
日時 令和8年6月21日(日)午後1時~午後3時
場所 後藤是山記念館内
講師 水の平焼「器峰窯」窯元 岡部 俊郎 氏
受講料 入館料と材料費が必要です
材料費:3,000円
お申込方法 令和8年6月6日(土)から電話でお申込みが必要です。 (先着10名様)
★お申込みは後藤是山記念館 TEL096-382-4061へ。
★受付時間は9時30分~16時30分.休館日は月曜日です。
備考 詳しくは後藤是山記念館へお問い合わせください。
※当日は駐車場がないため公共交通機関をご利用ください。
後藤是山記念館ニュ―ス
〈自主講座を開催しました!!〉
◆令和7年11月15日(土):「第2弾『淡成居』で論語を学ぼう!~大谷選手の愛読書『論語と算盤』の原点に迫る~」を開催しました。
当館では昨年に引き続き、第2弾となる「『淡成居』で論語を学ぼう!」を開催しました。講師は論語講師松﨑昇先生です。 記念館内に残る後藤是山の旧居『淡成居』は時習館2代目教授薮孤山の旧居と伝わる家の一部を移築し建てられたと言われ、そこに当日は14名の皆さんが参加されました。皆さん熱心に受講され、「論語の入門としてわかりやすかった」「論語をこれからも勉強してみたい」という声をいただきました。
◆令和7年9月6日(土):記念館自主講座「お皿に描く あなたの世界」を開催しました。
与謝野寛と晶子は昭和7年8月、熊本に訪れた際、是山の案内で天草本渡の窯元「水の平焼」を訪れ、お皿の絵付けを楽しみました。今回の講座はその「水の平焼」の『器峰窯』窯元、岡部俊郎さんを講師にお迎えし、与謝野寛と晶子、是山が楽しんだ絵付けを体験しました。当日は8名の方が参加され、岡部さんの指導のもと、用意されたお皿に思い思いの絵付けをされてました。絵付けされたお皿は『器峰窯』で焼成され参加者の皆さんのお手元に届きます。出来上がりをお楽しみに!! (会場:後藤是山記念館)
◆令和6年11月24日(日):「淡成居」で論語を学ぼう! ~大谷選手の愛読書『論語と算盤』の原点に迫る~」を開催しました。
後藤是山記念館では、去る11月24日(日)、自主講座として「淡成居で論語を学ぼう! ~大谷翔平選手の愛読書『論語と算盤』の原点に迫る~」を開催しました。
「淡成居」は、時習館の第2代教授・薮孤山の旧居と伝わる建物の一部を移築したものです。
是山は大正元年から北千反畑町にあった薮孤山の旧居に借家として住み、この建物が解体されることとなって、昭和2年にこの地に新築し引っ越して来ました。そのとき大工さんから旧居には床の間や縁側、天井、壁などにはなかなか立派な材料が使われているからと、それを使うよう勧められ、旧居の一部を移築したといいます。
薮孤山が教授を務めた時習館では朱子学が中心でした。当然『論語』も教えられており、孤山も論語について語ることが多かったと思います。

淡成居で受講する皆さん
そこで今回は淡成居に論語講師・松﨑昇先生をお招きし、講座を開催することにしました。15名の参加を得て、床の間と次の間はいっぱいになりました。「学而(がくじ)」から「陽貨(ようか)」までのうち、順に16章を素読し、講師が解説を加えていかれました。
当日は天気に恵まれたものの寒波で冷えたのですが、皆さん熱心に講座を聞かれました。「楽しかった」「また続編を開催してほしい」といった声が聞かれました。
後藤是山記念館探検‼
(1)記念館の前まで来ると白壁の蔵が見えます。
水前寺の後藤是山記念館の近くに来ると、白壁の美しい蔵が見えてきます。
ここが後藤是山記念館の正面建物です。記念館の建物がどうして蔵の形をしてるのでしょう?
それは是山が住んでいた頃、土蔵も屋敷の一角に作られていたからです。

後藤是山記念館

揮毫する是山(淡成居にて)
(2)記念館の中に入ってみよう! まず資料展示室があります。
入ってすぐ、受付があり、資料展示室があります。
後藤是山は九州日日新聞社(のちの熊本日日新聞社)の記者となり、徳富蘇峰の国民新聞社でも学び、熊本の近代文化の発展、向上に大きく貢献した人です。昭和26年に熊本県近代文化功労者として顕彰され、昭和54年に熊本市名誉市民となっています。
明治19年(1886年)に大分県久住町に生まれ、昭和61年(1986年)99歳で、記念館に残されている「淡成居」で亡くなります。徳富蘇峰や与謝野寛、晶子、高浜虚子など広く中央の文化人とも交流を深めました。

記念館資料展示室(左側)

記念館資料展示室(右側)
(3)記念館の中には「淡成居」が建っています。「淡成居」の中へ入ってみよう
「淡成居」とは、是山が昭和2年から移り住んだ住まいのことです。「淡成居」とは、「君子の交わりは淡々として水の如し」という意味があり、徳富蘇峰が命名しました。いかにも文人墨客の旧居らしい名前ですね。
この旧居は、熊本藩時代の時習館2代目教授・薮孤山の旧居の一部を移築したものといわれています。
記念館に来館されたら、ぜひこの「淡成居」も見学してください。是山がふと出てきそうな、そんな昭和の風情が色濃く残る旧居です。庭にも自由に入れます。

庭から見た淡成居(左)

中庭(右)
〇玄関から入ってみましょう。さあ、ガラガラっと玄関を開け入ってみましょう。

玄関

玄関前飛び石
玄関を入って左の部屋には小さな囲炉裏のある茶の間があります。
是山は炬燵を使わず、この囲炉裏で暖を取っていました。夏でもこの囲炉裏の火は絶やしたことはなく、ここでお茶を飲んだり,談笑したりしていました。是山のくらしを彷彿させます。
この部屋には是山の使ったラジオや電話機、ミキ夫人の使ったアイロンなどがあります。
〇次に床の間です。
「淡成居」は江戸時代時習館の教授だった藪孤山の屋敷の一部を移転したものと言われています。とても落ち着いた床の間です。昭和2年、ここに徳富蘇峰も訪れ、時を忘れ話し込み、楽しい時間を過ごしました。
〇広縁からガラス戸を通してお庭を観ましょう。
ガラス戸に囲まれた広縁や縁側が西南に広がります。このガラス戸を通してみるお庭も素敵ですよ。ここの籐椅子に座って、庭を眺めながら是山と思索の時間を過ごすのもいいですね。
(4) お庭には2つの石碑が立っています。蘇峰や蘆花ゆかりの木々も・・・
石碑の一つは昭和17年に建立された徳冨蘇峰の詩碑(写真左)です。蘇峰が淡成居に送った公孫樹の成長を祝い、是山への思いを託した漢詩が刻まれています。もう一つは是山の筆塚(写真右)です。是山が詠んだ「落葉炊く凡庸の山眺めつつ」の句が刻まれています。昭和25年に建立されました。

徳富蘇峰の「公孫樹詩碑」

是山の筆塚
また、このほか是山が徳富蘆花が亡くなったあと粕谷の蘆花園(現在の蘆花恒春園)から持ち帰った2株の満天星(ドウダンツツジ)と、実を拾って来て植えた栗の木もあります。
どうぞぜひ一度お越しください。「淡成居」が好きになりますよ‼。
◎熊本市観光ガイド 後藤是山記念館
(外部リンク)
「淡成居」四季遊行(紅葉)
後藤是山記念館「淡成居」のお庭が紅葉を迎えました。(令和6年12月15日撮影)
毎日がだいぶ寒くなって、遅かったお庭に紅葉の時期がやってきました。
お庭のもみじも満天星つつじも真っ赤に紅葉しています。
開館時間・休館日・入館料・アクセス
◆開館時間
午前9時30分から午後16時30分まで
◆休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
◆入館料 高校生以上:200円 小中学生:100円 幼児:無料
ただし、熊本市・福岡市・北九州市・鹿児島市在住の65歳以上の方と小中学生は身分証(マイナンバーカードや免許証、名札など)提示で無料
◆アクセス
●JR
豊肥本線「水前寺」駅下車 徒歩10分
●熊本市電
「国府」電停 下車7分
●バス
熊本都市バス「水前寺グランド通り」下車 徒歩7分
●車
熊本市役所から約15分
※駐車場スペースが2台分しかございません。満車の場合は近くのコインパーキングをご利用ください

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地図