「子ども議会」は、社会への参画意識を高め、他校の参加者と意見交流をし、リーダーに必要な資質(コミュニケーション力、創造力、集団統率力等)を伸ばすために実施しています。
また、『児童の権利に関する条約』および『こども基本法』で謳われている参加する権利(意見表明権)を行使する場としています。参加する中学生が、自分たちができることを考え意見発表を行い、それをおとなに聴いてもらい認めてもらうことで、自分たちがおとなから理解され、尊重されているという実感をもつよい機会となっています。
令和6年7月31日(水)熊本市議会の本会議場において「子ども議会(中生連夏季研修会)」を開催し、熊本市内の市立・私立・国立の各中学校の代表生徒51人が参加しました。
この子ども議会は、「こども基本法」と「熊本市教育振興基本計画」の基本理念に則り開催されたもので、中学生にとって一番身近な社会である学校を議題とし、「全校生徒が本気で取り組む学校づくりについて話し合おう!~私たちの『声』が生きる学校をめざして~」をテーマに、4つの分科会に分かれて話し合いました。
令和5年8月2日(水)熊本市議会の本会議場で「子ども議会(中生連夏季研修会)」を開催しました。熊本市内の市立、私立、国立の各中学校より代表生徒51名が参加しました。
今年度のテーマは、今年4月施行の「こども基本法」と「熊本市教育振興基本計画」の基本理念に則り、「全校生徒が本気で取り組む学校づくりについて話し合おう!~私たちの『声』が生きる学校を目指して~」としました。また、学校全体に視野を広げ、より具体的な話合いを行うために、各校からの意見で決定した4つの分科会に分かれて、生徒の意見を生かした学校づくりについて話し合いました。
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<研修1の様子> |
こども家庭庁が作成した動画とパンフレットを教材として、この法律の基本理念等について知るとともに、この法律がつくられた理由や「子ども議会(中生連夏季研修会)」の目的とのつながりについて考えました。
「こども基本法についての研修もあり、より自分たちの思いを伝える大切さを感じた上で活動に入れたのでよかった。」という生徒の感想がありました。



研修2 4つの分科会に分かれての話し合い
生徒へのアンケートにより設定した「A:校則について考える取組」「B:地域と連携した取組」「C:生徒会活動」「D:学校行事」の4つの分科会に分かれて、今年度のテーマに基づいて話合いをしました。参加する分科会も生徒の希望によるもので、全ての生徒が第1、または第2希望の分科会に所属しました。
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【A分科会:「校則について考える取組」】 | 【B分科会:「学校行事」】 |
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【C分科会:「生徒会活動」】 | 【C分科会:「学校行事」】 |
研修3 本会議場での分科会ごとの意見表明における主な提案事項

【A分科会】

【B分科会】
【A分科会:「校則について考える取組」】 ・校則についての生徒の関心を高める取組⇒校則は暮らしをより良くするもの ・校則の中で、理由が曖昧なものを明確にする取組⇒全員が話し合える場の設定 ・校則の見直しを定期的に行うための手立て ・意見を出しやすくするための手立て
| 【B分科会:「地域と連携した取り組み」】 ・地域の人と交流するイベントを企画する ・避難訓練や学校行事を通した地域との関わり⇒生徒も地域の人も満足きる学校づくり ・今までの取組に新しい取組を加える⇒体育大会の競技、学校独自のイベント等 ・学校と地域のかかわりを増やす手立て
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【C分科会】

【D分科会】
【C分科会:「生徒会活動」】 ・生徒会への意識の向上⇒生徒全員に生徒会会員という自覚を持ってもらう ・意見箱の活用⇒デジタル化したアンケート ・他学年との交流についての取組⇒交流を盛んにする活動・イベントを定期的に開催する
| 【D分科会:「地域と連携した取り組み」】 ・支え合いや関わり合いの機会をもつための取組⇒学校内・地域との関わり合い・支え合い ・学年・学級を超えた交流をするための取組 ・一人一人が輝ける学校づくり⇒小中一貫校での先輩先生等の取組 ・生徒全員が行事に参加し、自主性を高める
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