■脳死とは
出典:(公社)日本臓器移植ネットワーク
■脳の構造と役割(機能)
大きく以下の3つに分けられます。
・大脳;知覚、記憶、判断、運動の命令、感情などの高度な心の働きを司る。
・小脳;運動や姿勢の調節をする。
・脳幹;呼吸・循環機能の調節や意識の伝達など生きていくために必要な働きを司る。
大脳、小脳のある程度の損傷は、回復の可能性もありますが、脳幹は、その機能を消失
すると生命を維持することができなくなります。
■脳死とは
・脳幹を含む、脳全体の機能が失われた状態です。
・回復する可能性はなく元に戻ることはありません。
・薬剤や人工呼吸器等によってしばらくは心臓を動かし続けることはできますが、やがて
(多くは数日以内)心臓も停止します(心停止までに、長時間を要する例も報告されてい
ます)。
■植物状態とは
・脳幹の機能が残っていて、自ら呼吸できることが多く、回復する可能性もあります。
・脳死と植物状態は、全く違うものです。
■脳死と人の死について
世界各国の考え方はいろいろですが、日本では脳死での臓器提供を前提とした場合に限
り「脳死は人の死」とされます。
詳しくは、下記をご覧ください。
脳死とは(日本臓器移植ネットワーク)(外部リンク)