熊本市の歯と口腔の健康づくりの推進について
歯と口腔の健康づくり- 歯と口腔の健康は、単に食物のそしゃく機能を保持するのみではなく、豊かな食生活や楽しい会話の基盤となり、全身の健康の保持増進に重要な役割を果たしています。
- 熊本市では「熊本市歯と口腔の健康づくり推進条例」及び「第3次熊本市歯科保健基本計画」に基づき総合的かつ計画的に歯と口腔の健康づくりの推進を図っており、すべてのライフステージにおける歯科保健を推進していきます。
・胎児期及び妊娠期、乳幼児期【目標】 胎児期及び妊娠期:口腔の健康を通して、健やかな妊娠生活を過ごす。 乳幼児期:乳幼児の歯と口腔の健やかな発達と楽しい育児を実践する。 【取組】 ・妊娠期に1回は必ず区役所又はかかりつけ歯科医において歯科健診を受診し、むし歯や歯石がある場合は治療をすませ安心して出産・育児ができるように準備しましょう。 - ・フッ化物配合歯磨剤やデンタルフロス(糸付きようじ)や歯間ブラシ等の歯間部清掃補助道具を使い、むし歯や歯周病予防しましょう。
・喫煙・受動喫煙による低体重児出産等の予防を図りましょう。 ・むし歯のない3歳児の割合を90%以上に増加するため、「歯っぴー39チャレンジ※」をすすめましょう。
※「歯っぴー39チャレンジ」とは、むし歯のない3歳児の割合を90%以上に増加するというスローガンです。 チャレンジ1:むし歯菌をうつさないで! チャレンジ2:歯みがき習慣をつけよう! チャレンジ3:糖分の摂取回数を控えめに! チャレンジ4:フッ化物を利用する! ・学童期、中・高生期【目標】
学童期:乳歯と永久歯の生え変わりが始まる時期で、自分の口にあった歯みがき習慣を身につけ、むし歯や歯肉炎のない楽しい学校生活を過ごせる。 中・高生期:生活習慣の改善によりむし歯や歯肉炎を減少させることができる中高生が増加する。 【取組】 ・科学的根拠に基づきフッ化物洗口を全小学校92校において実施しますので取り組みましょう。 ・フッ化物配合歯磨剤や歯間部清掃補助道具の使用の習慣化等を図り、むし歯や歯肉炎・歯周病予防をしましょう。
フッ化物洗口Q&A (PDF:2.06メガバイト)・成人期(18歳以上)
【目標】 社会生活を送る上で、歯と口腔の健康づくりが重要であることを知り、自分に合った口腔ケアを獲得できるようにする。 【取組】 ・若い世代からかかりつけ歯科医での定期歯科健診をおこない、むし歯や歯周病予防の取組の充実を図りましょう。 ・禁煙・受動喫煙の健康被害や口の健康が全身の健康につながることを等について、高齢期を見据え意識の向上を図りましょう。 歯周病予防啓発チラシ (PDF:1.47メガバイト)
・高齢期【目標】 歯の喪失等による口腔の機能低下を防止し、「食べること」を通じて積極的に社会活動ができるようにしましょう。 【取組】 ・歯の喪失を予防し、人生100年時代に向けて口腔衛生意識の醸成を図りましょう。 ・「滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品が増えた」などの歯と口の機能のささいな低下である「オーラルフレイル」の予防や改善を行い、8020(80歳になっても自分の歯を20本以上保つこと)を達成しましょう。 ・75歳以上の方は、後期高齢者歯科口腔健診を受診し嚥下機能チェックや口腔乾燥等の口腔機能状態の把握に努めましょう。
詳しくは「後期高齢者歯科口腔健診(後期高齢者医療被保険者対象)のご案内 」をご覧ください。 ・歯と口腔の健康づくりを支え・守るための環境づくり・障がい児(者)の種別毎の受入歯科医療施設の増加を図ります。 ・8020推進員の育成数の増加を図ります。 ・災害に対する備えとして、少ない水でできる口腔ケアや自助・共助について実践できるように啓発を行う。 障がい児者歯科診療対応施設一覧検索(外部リンク)
|