文化資源の概要
平安時代から続くと伝わる北岡神社の祇園祭は、現在は祭日を8月1日~3日とします。
これに先立ち7月29日に塩湯取神事(しおゆとりしんじ)という独特の神事があり、祭には必要不可欠なものであるため、この塩湯取神事もあわせて郷土文化財に認定しています。
8月1日は第一日祭が行われ、8月2日には第二日祭が行われます。この日に神幸行列も行われ、社会事情や交通事情によって昭和29年(1954年)に一度中断されましたが、その間に活動していた子ども神輿行列を基礎として平成23年(2011年)に復活しました。北巡行と南巡行の二部があり、北巡行は北岡神社を出発して古町の一町一寺の街なみを巡ります。南巡行は北岡神社を出発し、御旅所(当初、神社が建っていた地)がある二本木周辺を巡ります。
8月3日には献幣祭が行われ、この日で祭りは終わります。
北岡神社の祇園祭は時代とともに変化しながらも伝統を受け継ぎ、かつての賑わいを取り戻そうと北岡神社、祇園會、地域住民が一体となり盛り上げている大切な地域の文化資源です。