都市再生整備計画事業について
都市再生整備計画事業は、地域の歴史・文化・自然環境等の特性を活かした個性あふれるまちづくりを実施し、全国の都市の再生を効率的に推進することにより、地域住民の生活の質の向上と地域経済・社会の活性化を図るための制度です。
この制度を活用するために、市町村は地域の特性を踏まえ、まちづくりの目標と目標を実現するために実施する各種事業等を記載した都市再生整備計画を作成し、計画期間終了時は、目標の達成状況等に関する事後評価を実施し、その結果を公表することとなっています。
熊本市では、本市の特性を踏まえ、都市の再生に必要な公共公益施設の整備等を重点的に実施するために、熊本市都心部地区においては平成19年、熊本型コンパクトシティ形成地区においては平成25年、第3期植木中央地区においては平成26年、桜町・花畑地区においては平成30年、上熊本地区においては平成31年、熊本市中心市街地地区においては令和2年、富合地区においては令和5年に都市再生整備計画を作成しました。
※ まちづくり交付金は平成22年度より社会資本整備総合交付金に統合され、同交付金の基幹事業である「都市再生整備計画事業」として位置づけられています。
■問い合わせ先
実施中の計画
〇熊本市中心市街地地区
熊本市 都市建設局 都市政策部 市街地整備課 電話:096-328-2537(直通)
〇富合地区
熊本市 都市建設局 都市政策部 市街地整備課 電話:096-328-2537(直通)
完了した計画
・熊本市都心部地区
・熊本型コンパクトシティ形成地区
・熊本駅周辺地区
・植木中央地区
・第2期植木中央地区
・第3期植木中央地区
・桜町花畑地区
熊本市 都市建設局 都市政策部 市街地整備課 電話:096-328-2537(直通)
・上熊本地区
熊本市 都市建設局 土木部 道路整備課 電話:096-328-2546(直通)
○熊本市中心市街地地区
【熊本市中心市街地地区】都市再生整備計画の概要
計画区域の面積 | 415ヘクタール |
交付期間 | 令和3年度~令和7年度 |
大目標 | 誰もが安心して訪れ・回遊することができる居心地に良い人中心の公共空間整備を進め、地区の賑わいや回遊性を高めることで「昼も夜も歩いて楽しめる魅力的な都市空間」を創出します。 |
目標を定量化する指標 | 中心市街地ににぎわいがあると感じる市民の割合 (%) 中心市街地の地価上昇率 (%) 中心市街地の歩行者交通量 (人) |
計画区域の整備方針 | - 〇道路空間の再配分による歩行空間の拡充や、道路の美装化、魅力的な夜間景観の形成、屋外広告物の適正化、更には、民間による公共空間の利活用等を促進することで、誰もが安心して訪れることができる居心地の良い人中心の公共空間整備を進め、区域一帯の回遊性向上及び賑わいの創出を図る。
〇まちの活力や賑わいを生み出す建築物の建替え等を促進するとともに、併せて、公共空間(公開空地、広場)を確保し、回遊性の向上等を図る。 〇民間等による休憩施設の設置やオープンカフェの実施など、公共空間の利活用を促進し、地区の滞在時間増加や賑わい創出を図る。 〇立体駐車場(集約駐車場)を地区の外縁部に設置するなど、駐車場の適正配置等を進め、まちなかの交通円滑化を図るとともに、誰もが安心して訪れ・回遊することができる都市空間の形成を図る。 〇新型コロナウイルス感染症拡大を契機としたテレワーク等の新たな働き方への対応や地域経済を牽引する産業の創出を推進するため、熊本駅前にある観光郷土情報コーナーの一部をテレワーク拠点施設としてリノベーションし、働く世代に選ばれる活力のある中心市街地を形成する。
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○上熊本地区
【上熊本地区】都市再生整備計画の概要
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計画区域の面積 | 85ヘクタール |
交付期間 | 平成31年度~令和5年度
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大目標 | 本市立地適正化計画により都市機能誘導区域に指定されている上熊本地区において、都市計画道路の整備を行い、円滑な交通の確保はもとより、安全で快適なまちづくりを行い、地区の活性化を図る。 |
目標を定量化する指標 | 地区内における人口 地区内における交通事故の発生件数 |
計画区域の整備方針 | 地区内の都市計画道路の整備を行い、円滑な交通はもとより、安全で快適な歩きやすいまちづくりを進める。 |
都市再生整備計画の区域等(上熊本地区)
○富合地区
【富合地区】都市再生整備計画の概要
計画区域の面積 | 53ヘクタール |
交付期間 | 令和6年度~令和10年度 |
大目標 | 熊本市の南区役所、小学校、公民館等の公共機能及びJR富合駅を核に、関連事業である土地区画整理事業(組合施行)の実施に合わせて、当該地区と国道3号を結ぶ都市計画道路の整備や歩行者空間の高質化及び公園施設整備を実施し、不足している都市機能の確保を図るとともに、事業後も地域の良好な環境や価値、コミュニティを維持・向上させることで、本市の南のエントランスとしてふさわしい魅力的で持続可能な地域生活拠点を形成する。 |
目標を定量化する指標 | 地区内における人口 (人) 地区内における地価変動率 (%) |
計画区域の整備方針 | - 熊本市の南区役所、小学校、公民館等の公共機能及びJR富合駅を核に、関連事業である土地区画整理事業(組合施行)の実施に合わせて、不足している都市機能の確保を図るとともに、事業後も地域の良好な環境や価値、コミュニティを維持・向上させることで、本市の南のエントランスとしてふさわしい魅力的で持続可能な地域生活拠点を形成する。
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○桜町・花畑地区(地方再生コンパクトシティ)
平成30年3月30日、地方再生のモデル都市(地方再生コンパクトシティ)として選定されました
桜町・花畑地区は、熊本城を臨む中心市街地の一等地に位置し、バスセンター、ホテル、商業施設等の拠点機能の整備を契機に、4車線道路を廃止して人の集える空間(オープンスペース)を形成するとともに、まちなかの空間のあり方を車から人へダイナミックに変革することで、中心市街地の賑わい・回遊性の向上、エリア価値の創造を目指します。
地方再生コンパクトシティの制度概要(国土交通省)
(外部リンク)
【桜町・花畑地区】都市再生整備計画の概要
計画区域の面積 | 14ヘクタール |
交付期間 | 平成30年度~令和2年度 |
大目標 | 中心市街地の回遊の要である桜町・花畑地区の拠点性の低下という課題に対応するため、官民の取り組みにより、当該地区に賑わいを創出し、中心市街地の回遊性向上を図る。 |
目標を定量化する指標 | 地区周辺の地価 (%) オープンスペースの来場者数(人) 地下通路の通行者数(人) |
計画区域の整備方針 | 方針1 桜町地区においては、民間による再開発事業により都市機能の更新・導入を図り、隣接する花畑地区では、利活用において自由度の高い“広場”(シンボルプロムナード、(仮称)花畑広場)の整備や公園(辛島公園、花畑公園)の再整備を行うことで賑わいの創出を図る。また、コンセプトである「熊本城と庭つづき『まちの大広間』」を具現化していくことで、熊本城周辺との回遊性を高めることはもとより、中心商店街とのアクセスルートのひとつである“地下通路”を明るく快適で利用しやすい空間としていくことや、城下町風情の感じられる地区へとつながる(周辺)道路を美装化し、賑わいの波及へとつなげていく。 方針2 官民が連携した市民参加型のプロジェクトやまちの賑わいを創出するイベント等を実施し、地区の賑わいを創出する。 方針3 桜町・花畑地区を“車中心”から“人中心”への転換の象徴として整備することに合わせ、辛島地下駐車場の機能向上を図り、中心市街地への車の流入の抑制を図る。 |
都市再生整備計画の区域等(桜町・花畑地区)
・熊本駅周辺地区
【熊本駅周辺地区】都市再生整備計画の概要
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計画区域の面積 | 358ヘクタール |
交付期間 | 平成18年度~平成22年度 |
大目標 | 熊本の玄関口にふさわしい「出会い」と「ふれ合い」の副都心の形成 |
目標を定量化する指標 | 熊本駅観光案内所利用者数 (人/年) 整備基本計画区域内建築着工数 (件) 整備基本計画区域内狭隘道路率 (%) |
計画区域の整備方針 | 方針 1 都市機能の集積、交流拠点の形成を推進するための都市基盤整備を推進 方針 2 人にやさしい利便性の高い生活環境の形成 方針 3 情報発信・交流拠点として利便性が高く魅力ある都市空間の創出 |
・熊本型コンパクトシティ形成地区
【熊本型コンパクトシティ形成地区】都市再生整備計画の概要
計画区域の面積 | 954ヘクタール |
交付期間 | 平成24年度~平成28年度 |
大目標 | 多核連携型都市(熊本型コンパクトシティ)の実現を目指す。 |
目標を定量化する指標 | 計画区域内居住人口 (人) 市電利用者数(千人/年) |
計画区域の整備方針 | 方針1 中心市街地と地域拠点の都市機能の向上、及びそれらを結ぶ基幹公共交通軸の周辺地域における生活環境の向上に努める。 方針2 中心市街地と地域拠点を結ぶ基幹公共交通の利便性と利用環境の向上を図る。 |
都市再生整備計画の区域等(熊本型コンパクトシティ形成地区)
■当初計画
計画区域 
(PDF:828.5キロバイト)
■第1回変更
〔第1回変更〕計画区域 (PDF:449.3キロバイト)
【第1回変更】都市再生整備計画 (PDF:588.3キロバイト)
(PDF:342.5キロバイト) 

■第2回変更
■第3回変更
【第3回変更】計画区域 (PDF:818.4キロバイト)
【第3回変更】整備方針概要図 (PDF:1.05メガバイト)
【第3回変更】都市再生整備計画 (PDF:548.9キロバイト)
■第4回変更
【第4回変更】計画区域 (PDF:818.4キロバイト)
【第4回変更】整備方針概要図 (PDF:1.04メガバイト)
【第4回変更】都市再生整備計画 (PDF:578.7キロバイト)
■第5回変更
事後評価等の結果(熊本型コンパクトシティ形成地区)
・熊本市都心部地区
【熊本市都心部地区】都市再生整備計画の概要
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計画の面積 | 890ヘクタール |
交付期間 | 平成19年度~平成23年度 |
大目標 | 城下町の歴史が息づく暮らしやすい環境の中で、九州中央の交流拠点都市にふさわしい多様な交流と賑わいのある都心部を形成する。 |
目標を定量化する指標 | 熊本城入場者数 (人/年) 商店街歩行者通行量 (人) 計画区域内居住人口 (人) |
計画区域の整備方針 | 方針 1 熊本城の魅力を更に高めるとともに、多くの市民や来熊者が気軽に熊本城の歴史文化に触れる機会を創出する。 方針 2 都心部への交通アクセス性の向上や賑わいと交流の場の創出による中心商店街の活性化 方針 3 公共交通の利便性向上や生活環境の改善による安全で安心な暮らしやすい居住空間の創出 |
・植木中央地区
【植木中央地区】都市再生整備計画の概要
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計画区域の面積 | 98.2ヘクタール |
交付期間 | 平成17年度~平成21年度 |
大目標 | 植木町の「顔」となる地区として、シンボル性の高い魅力的でかつ安全・快適な都市空間を創造するまちづくり |
目標を定量化する指標 | 交差点事故件数 (件) 住環境満足度 (段階) 狭隘道路率 (%) まちづくり活動の充実 (人/年) |
計画区域の整備方針 | 方針 1 交通渋滞の解消及び安全性の向上 方針 2 快適性・利便性及び防災性の向上 方針 3 住民主体のまちづくり |
・第2期植木中央地区
【第2期植木中央地区】都市再生整備計画の概要
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計画区域の面積 | 105.4ヘクタール |
交付期間 | 平成22年度~平成25年度 |
大目標 | 植木町の「顔」となる地区として、シンボル性の高い魅力的でかつ安全・快適な都市空間を創造するまちづくり |
目標を定量化する指標 | 住環境満足度(段階) 緊急車両進入困難道路率(%) まちづくり活動の充実(人/年) |
計画区域の整備方針 | 方針 1 交通渋滞の解消及び安全性の向上 方針 2 快適性・利便性及び防災性の向上 方針 3 住民主体のまちづくり |
・第3期植木中央地区
【第3期植木中央地区】都市再生整備計画の概要
計画区域の面積 | 157.2ヘクタール |
交付期間 | 平成26年度~平成30年度 |
大目標 | 北区植木町の「顔」となる地区として、シンボル性の高い魅力的でかつ安全・快適な都市空間を創造するまちづくり |
目標を定量化する指標 | - 住環境満足度(段階)
- 植木中央地区内人口(人)
- 歩行者通行量(人/日)
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計画区域の整備方針 | - 方針 1
交通渋滞の解消及び安全性の向上 - 方針 2
快適性・利便性及び防災性の向上 - 方針 3
まちなかのにぎわいの再生
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都市再生整備計画の区域等(第3期植木中央地区)
事後評価等の結果(第3期植木中央地区)
◆リンク集