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熊本市中学生による子ども議会

最終更新日:2023年10月18日
教育委員会事務局 学校教育部 人権教育指導室TEL:096-328-2752096-328-2752 メール jinkenkyouiku@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

子ども議会 集合写真

 「子ども議会」は、中学生が市政に関心をもち、社会への参画意識を高め、他校の参加者と意見交流をし、リーダーに必要な資質(コミュニケーション力、創造力、集団統率力等)を伸ばすために実施しています。

また、『児童の権利に関する条約』で謳われている参加する権利(意見表明権)を発揮する場としています。参加する中学生が、自分たちができることを考え意見発表を行い、それをおとなの方に聴いてもらい認めてもらうことで、自分たちがおとなから理解され、尊重されているという実感をもつよい機会となっています。

 

令和5年度(2023年度)

 令和5年8月2日(水)熊本市議会の本会議場で「子ども議会(中生連夏季研修会)」を開催しました。熊本市内の市立、私立、国立の各中学校より代表生徒51名が参加しました。

今年度のテーマは、今年4月施行の「こども基本法」と「熊本市教育振興基本計画」の基本理念に則り、「全校生徒が本気で取り組む学校づくりについて話し合おう!~私たちの『声』が生きる学校を目指して~」としました。また、学校全体に視野を広げ、より具体的な話合いを行うために、各校からの意見で決定した4つの分科会に分かれて、生徒の意見を生かした学校づくりについて話し合いました。

 

研修1 『こども基本法』及び『児童の権利に関する条約』について

<研修1の様子>


こども家庭庁が作成した動画とパンフレットを教材として、この法律の基本理念等について知るとともに、この法律がつくられた理由や「子ども議会(中生連夏季研修会)」の目的とのつながりについて考えました。


「こども基本法についての研修もあり、より自分たちの思いを伝える大切さを感じた上で活動に入れたのでよかった。」という生徒の感想がありました。

 

研修2 4つの分科会に分かれての話し合い

 生徒へのアンケートにより設定した「A:校則について考える取組」「B:地域と連携した取組」「C:生徒会活動」「D:学校行事」の4つの分科会に分かれて、今年度のテーマに基づいて話合いをしました。参加する分科会も生徒の希望によるもので、全ての生徒が第1、または第2希望の分科会に所属しました。

A分科会:「校則について考える取組」【B分科会:「地域と連携した取組」】

【C分科会:「生徒会活動」】【D分科会:「学校行事」】


 

研修3 本会議場での分科会ごとの意見表明における主な提案事項

【A分科会:「校則について考える取組」】

校則についての生徒の関心を高める取組

⇒校則は暮らしをより良くするもの

校則の中で、理由が曖昧なものを明確にする取組

   ⇒全員が話し合える場の設定

校則の見直しを定期的に行うための手立て

意見を出しやすくするための手立て

【B分科会:「地域と連携した取組」】

地域の人と交流するイベントを企画する

避難訓練や学校行事を通した地域との関わり

   ⇒生徒も地域の人も満足できる学校づくり

今までの取組に新しい取組を加える

⇒体育大会の競技、学校独自のイベント等

学校と地域の関わりを増やす手立て

【C分科会:「生徒会活動」】

生徒会への意識の向上

   ⇒生徒全員に生徒会会員という自覚を持ってもらう

意見箱の活用⇒デジタル化したアンケート

他学年との交流についての取組

   ⇒交流を盛んにする活動・イベントを定期的に開催する

【D分科会:「学校行事」】

支え合いや関わり合いの機会をもつための取組

   ⇒学校内・地域との関わり合い・支え合い

学年・学級を超えた交流をするための取組

一人一人が輝ける学校づくり

⇒小中一貫校での先輩先生等の取組

生徒全員が行事に参加し、自主性を高める




令和4年度(2022年度)

子ども議会 開会式

令和4年8月2日(火)、熊本市議会の本会議場において『子ども議会(中生連夏季研修会)』が開催され、 熊本市内の市立・私立・国立の各中学校の代表生徒44名が参加しました。 
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となりました。
今回は「全校生徒が本気で取り組む学校づくり~『校則』について考える取組を通して~」がテーマでした。「校則を考えることを通してよりよい学校づくりをめざす」ことが目的でした。
 すべての生徒が「校則の見直し」に関心をもち意見を出せるにはどうしたらよいか等、自分の学校の生徒一人一人の声を尊重し、よりよい学校づくりをおこないたいという意見表明がありました。
                               考えるラブミン

研修(1)「児童の権利に関する条約」「校則の見直し」についての学習・研修(2)各ブロックでのグループワーク

各ブロックでのはなしあい 子ども議会 話合い 各地区での活動

研修(3) 本会議場でのブロックごとの意見表明

研修3の意見表明は、議会場の壇上で行いました。各グループ一人一人の役割がきちんとあり一人人がしっかりと意見表明ができました。深水副市長、遠藤教育長はじめ生徒の意見表明を聞いた方々に大きな感動を与えました。

子ども議会(1) 東部ブロック
子ども議会 南部ブロック
【東部ブロック】
一人一人の意見が活かされる学校を作りたい。
校則を知るためのゲーム、クイズ、動画等を作成し、校則への一人一人の関心を高めて校則見直しを行いたい。
見直した校則について生徒へ説明する場を設けていきたい。先生方からの意見も取り入れ、校則に対して先生、生徒間で共通認識をもちたい。
【南部ブロック】
生徒一人一人のどんな意見も無駄にしない心構えが大切である。意見を聞き合うことで新しい考えや実践につながる。意見が言いやすい環境づくりをするために、校則の項目(頭髪、持ち物等)について興味のあるグループ分けをし話し合いを行う。
意見が対立した場合も、それぞれの意見のメリットやデメリットを考え、折り合いをつけていくことが大切である。

子ども議会(2) 西部子ども議会(4) 北部ブロックの発表
【西部ブロック】
(1)校則をみんなに知ってもらうために、漫画にしてみてはどうか、みんなに見える場所に掲示してはどうか。
(2)意見をたくさん取り入れるために、タブレットを使うと集まりやすいのではないか、きずなアンケートの項目に加えてみてはどうか
(3)決まった校則が守られるために、写真やイラストを使って基準をわかりやすくしてみてはどうか、試行期間を設けて困る人はいないかを確かめてみてはどうか
アイディアを生かして、みんなが安心して過ごせる学校づくりを目指していきたい。
【北部ブロック】
多様性を尊重する校則づくりを行いたい。少数派の人が暮らしやすいルールはみんなにとっても暮らしやすい。多様性を理解するために、匿名のアンケートを実施し、小さな声も拾って校則づくりをしていきたい。
体育服のように性別関係なく着ることができる第3の制服ができればいい。さらに多様な意見を引き出す3T[(1)Tweet(ICT機器を活用したアンケート)、(2)TSP三者合同会議(教師(T)、生徒(S)、保護者(P)、(3)Try(校則のお試し期間の実施)])を提案したい。

集合写真

 関連記事:熊本市教育委員会 教育広報誌「with you」電子版 第11号(2022年8月) 4ページ新しいウインドウで 

令和3年度(2021年度) 

令和3年(2021年)8月4日(水)に予定しておりました子ども議会は、新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大のため、急遽

中止することとなりました。
 

「子ども議会(中生連夏季研修会)」で実施予定だった研修の動画について

実施予定だった研修を、2つの動画にまとめました。内容は次のとおりです。

〇研修(1)「『児童の権利に関する条約』と校則見直しの関連について」

  QRコード(研修1)

 

〇研修(2)「校則の見直しについて」

 研修2

 

動画を見た後は、下のリンク先またはQRコードから、感想の記入をお願いします。
 リンク新しいウインドウで(外部リンク) 

 感想用QRコード

令和2年度(2020年度)

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、中止することとなりました。
 

令和元年度(2019年)

子ども議会 参加者
議場
令和元年(2019年)8月1日、市役所議会棟にて「子ども議会」を開催しました。
熊本市内の公立・私立・国立の中学校の代表生徒97 名が参加し、市政や市議会の仕組みを学びました。
本市の子ども議会は、市の中生連夏季研修会を兼ねており、学校のリーダー育成も目指しています。
 
 
 
市役所職員による説明タブレットを使って説明資料作成議場にて発表
最初に、議会の仕組みを学んだ生徒たちは、「教育」「防災」「環境」「観光」の4グループに分かれ、各委員会室で市の取り組みについての職員から説明を受けました。生徒たちは疑問点を質問するなどして、理解を深めました。
説明から学んだことをもとに、自分たち中学生に何ができるのかを協議しました。協議した意見を発表するために、タブレットを活用しプレゼン資料を作成しました。その後、各班が自分たちの発表を行い、本会議場で意見発表をする代表班を決めました。

代表班が、本会議場でタブレットを使って意見発表を行いました。短時間ではありましたが、タブレットを使ったプレゼン資料をもとに、中学生らしい意見発表ができました。

また、市政への関心を深めることにつながるよい機会となりました。

 
 関連記事:熊本市教育委員会 教育広報誌「with you」 電子版 第2号(2019年9月)3ページ 新しいウインドウで

平成30年度の概要

平成27年度(第19回)の質疑応答要旨

PDF 平成27年度(第19回)の質疑応答の要旨 新しいウィンドウで(PDF:345.2キロバイト)

 

平成26年度(第18回)の質疑応答要旨

PDF 平成26年度(第18回)の質疑応答の要旨 新しいウィンドウで(PDF:452.4キロバイト)

 

平成25年度(第17回)の質疑応答要旨

PDF 平成25年度(第17回)の質疑応答の要旨 新しいウィンドウで(PDF:446.7キロバイト)

平成24年度(第16回)の質疑応答要旨

PDF 平成24年度(第16回)の質疑応答の要旨 新しいウィンドウで(PDF:422.1キロバイト)

平成23年度(第15回)の質疑応答要旨

PDF 平成23年度(第15回)の質疑応答の要旨 新しいウィンドウで(PDF:539.3キロバイト)

平成22年度(第14回)の質疑応答要旨

PDF 平成22年度(第14回)の質疑応答の要旨 新しいウィンドウで(PDF:275.9キロバイト)

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