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乳児期(0歳)から始める予防接種

最終更新日:2022年8月18日
健康福祉局 保健衛生部 感染症対策課TEL:096-364-3189096-364-3189 FAX:096-371-5172 メール kansenshoutaisaku@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る
 このページでは、熊本市民が、乳児期(0歳)から始める予防接種について説明します。

乳児期(0歳)から始める予防接種項目と対象年齢

乳児期から始める定期接種項目と対象年齢

 
HibBaby 
 接種回数などの詳細にについては、各予防接種項目の本文を参照してください。
 

 

 定期予防接種項目 定期接種対象年齢
 B型肝炎ワクチン 生後1歳に至るまで
ロタウイルス感染症ワクチン

経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン(ロタリックス®)を使用する場合は、生後6週0日後から24週0日後までの間

五価経口弱毒生ロタウイルスワクチン(ロタテック®)を使用する場合は、生後6週0日後から32週0日後までの間

 Hib(インフルエンザ菌b型)ワクチン 生後2ヶ月~60ヶ月に至るまで(5歳未満まで)
(初回接種の開始月齢により接種回数は異なる)
 小児用肺炎球菌ワクチン 生後2ヶ月~60ヶ月に至るまで(5歳未満まで)
(初回接種の開始月齢により接種回数は異なる
 ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ 4種混合ワクチン(DPT-IPV) 生後3ヶ月~90ヶ月に至るまで(7歳半未満まで)
 BCGワクチン 生後1歳に至るまでに

  熊本市の接種医療機関については、熊本市予防接種実施医療機関名簿 子ども・高齢者(インフルエンザ・成人用肺炎球菌)新しいウインドウでを参照してください。


ロタウイルス感染症ワクチン

人に接種 

 
 

ロタウイルス感染症ワクチンの定期化について

  予防接種法施行令の一部を改正する政令が令和2年(2020年)1月17日付で交付され、令和2年(2020年)10月1日からロタウイルス感染症
 ワクチンが定期接種になりました。                          
 

ロタウイルス感染症について

  ロタウイルス感染症の多くは突然の嘔吐、発熱に続き、水溶性下痢を起こします。発熱を伴うことが70%~80%程度あり、回復には1週間ほどかかります。また、ほとんどの場合は特に治療を行わなくても自然に回復しますが、脱水症になる可能性は高く、無熱性けいれん、肝機能障害、腎不全、脳症等を合併することも稀にあり、脱水症状が強い場合や、合併症を併発した場合には入院が必要となることがあります。

  ロタウイルスは世界中に分布し、衛生状態に関係なく5歳までにほとんどすべての乳幼児が、このウイルスに感染します。世界では5歳未満の小児が年間約50万人死亡しているとされ、その80%以上が発展途上国で発生しています。日本での死亡例は毎年数名と稀なものの、感染の頻度は発展途上国と大きな差はなく、小学校就学前までに約2人に1人がロタウイルス感染症で小児科外来を受診し、5歳までに外来受診者の15~43人に1人(約2.65~7.8万人)は入院していると推定されています。

 

ワクチンの種類

  ロタウイルスワクチンは、飲むタイプの生ワクチンで、接種回数が異なる2種類のワクチンがあります。接種医と相談してどちらかを選び、原則として同じ種類のワクチンで接種を終了します。なお、この原則によることができない場合は、感染症対策課にご相談ください。
1)1価ロタウイルスワクチン(ロタリックス®)は、出生6週0日後から初回接種を開始し、27日以上の間隔をおいて、出生24週0日後までの間

 に2回接種します。1回に1.5mLを経口で接種します。
2)5価ロタウイルスワクチン(ロタテック®)は、出生6週0日後から初回接種を開始し、27日以上の間隔をおいて、出生32週0日後までの間に

 3回接種します。1回に2mLを経口で接種します。

 

ロタウイルスワクチンの接種スケジュール

  27日以上の間隔をおいて次の次のようにワクチンを接種する。

 RotaPlan

                                            <------------->        

      初回接種は、生後2か月から出生14週6日後まで(15週未満)に行うことが推奨されています。

  

接種費用

  無料
 

接種場所

  熊本市の予防接種実施医療機関
  ※「子どもの予防接種 実施医療機関名簿」を参照の上、事前に予約・確認を行ってください。
  ※市外での接種をご希望の場合は、事前の手続きが必要です。
  

接種方法

  予防接種は、接種対象者であれば、いつでも受けることができます。(予約は必ず行ってください。)
  接種の際は、(1)親子(母子)健康手帳 (2)本人確認ができるもの(健康保険証など)をご持参ください。
  ※予診票は病院にあります。乳幼児健診番号が不明の場合は、感染症対策課にお問い合わせください。
 

その他接種に関する注意事項

  熊本市が行う予防接種には、原則として、保護者の同伴を必要とします。保護者がどうしても同伴できない場合は、予防接種を受けるお子様の
 健康状態を普段からよく知っている親族等が同伴し接種を受けることもできます。
  この場合には、委任状の提出が必要となります。決まった様式はありませんが、予防接種への同伴と予防接種を受けるかどうかの判断を任せる
 旨の記載が必要です。ご不明点は、感染症対策課にお問い合わせください。
  ※「保護者が同伴しない場合の予防接種の受け方(委任状・同意書)」をクリックすると、委任状の様式がダウンロードできますので、印刷し
   てご利用ください。

副反応について

 下痢、嘔吐、ぐずり、咳・鼻水、発熱などが出る場合があります。通常は数日でおさまりますが、高熱やけいれんなどの異常や、下記のような腸重積症の症状がひとつでもある場合は、すぐに接種医などを受診してください。

■泣いたり不機嫌になったりを繰り返す ■嘔吐を繰り返す ■ぐったりして顔色が悪くなる ■血便がでる

 

腸重積症とは、小腸の一部が大腸の中に入り込み閉塞状態になることです。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、もともと3~4か月児くらいから月齢が上がるにつれて多くなります。この時期と重ならないようにするためにも、このワクチンは初回接種を出生14週6日後までに済ませましょう。腸重積症は手術が必要になることもありますが、発症後は早く治療すれば、ほとんどの場合は手術をせずに治療できます。 

 

接種時の注意

 接種前:空腹の方がワクチンをよく飲んでくれますので、待ち時間にはなるべく授乳をひかえてください。
 接種後:接種直後は、医療機関で30分ほど様子を見てから帰宅してください。

     接種後、吐き出したとしても、少しでも飲み込んでいれば効果は期待できます。再接種は不要です

     ワクチン接種後2週間ほどは、赤ちゃんの便の中に、ワクチンのウイルスが含まれることがあります。おむつ交換の後など、ていねい

     に手を洗ってください。高熱、けいれんなど、異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

関連ホームページ

 ○ ロタウイルスワクチンに関する情報(厚生労働省)新しいウインドウで(外部リンク)
 ○ ロタウイルスワクチン定期接種リーフレット(厚生労働省作成)新しいウインドウで(外部リンク)

B型肝炎予防接種

B型肝炎とは (「B型肝炎ワクチンの定期接種化について」厚生科学審議会資料新しいウインドウで(外部リンク)

 B型肝炎ウイルスの感染を受けると急性肝炎となり、そのまま回復する場合もあれば、なかには慢性肝炎となる場合があります。

 一部、劇症肝炎といって、激しい症状から死に至ることもあります。また症状としては明らかにならないままウイルスが肝臓の中に潜み、年月を経て慢性肝炎・肝硬変・肝がんなどになることがあります。

 年齢が小さいほど、急性肝炎の症状は軽いかあるいは症状はあまりはっきりしない一方、ウイルスがそのまま潜んでしまう持続感染の形をとりやすいことが知られています。

B型肝炎ワクチンの定期接種が始まります!新しいウインドウで(外部リンク)

平成28年10月1日からB型肝炎ワクチンの定期接種が始まりました。(厚生労働省 2016年8月作成)新しいウインドウで(外部リンク)

 

対象年齢

 生後1歳に至るまでの間にある方で、熊本市に住民票のある方

  ※1回目・2回目の接種日が1歳未満であっても、1歳の誕生日以降の接種であれば、3回目は任意接種(有料)となります。

 

受ける回数及び接種間隔

 27日以上の間隔(28日目から接種可能)をおいて2回、1回目の接種から139日以上の間隔(140日目から接種可能)をおいて1回の計3回。間隔に上限は規定されていませんが、生後1歳に至るまでの間に3回の接種を終えてください。

 1歳の誕生日を過ぎると、任意接種となります。
(標準的な接種期間は生後2月に達した時から生後9月に至るまでの期間)

 

接種スケジュールの留意点

 1回目の接種から3回目の接種までは、おおよそ半年間かかります。

 B型肝炎ワクチンは3回接種することで十分な免疫がつくとされていますので、スケジュールに余裕を持って接種してください。

 1歳までに3回の接種を終わらせる必要がありますので、2回目・3回目の接種についても、体調が良い時に早めに接種しましょう。

  

既接種者の取り扱い

 定期予防接種が開始するより前に、定期の予防接種の規定に相当する方法で既に接種を受けた対象者については、定期接種に規定された接種を受けたものとみなされます。

 

母子感染予防の対象者の取り扱い

 HBs抗原陽性の方の胎内又は産道においてB型肝炎ウイルスに感染したおそれのある方であって、抗HBs人免疫グロブリンの投与に併せて組換え沈降B型肝炎ワクチンの投与を受けたことのある方については、定期接種の対象者から除かれます

 

ワクチンの種類

 ビームゲン                (製造販売元:財団法人化学及血清療法研究所)
 ヘプタバックス            (製造販売元:MSD株式会社)

 ※ヘプタバックスについては、ラテックスアレルギーのあるお子さんは、接種する前に必ず主治医にご相談ください(ヘプタバックスを選択した方のみ)。

 

B型肝炎ワクチン接種お役立ちリンク:もっと詳しい情報が必要な方へ

  1. 厚生労働省「B型肝炎ワクチンに関するQ&A新しいウインドウで(外部リンク)
  2. 国立感染症研究所 B型肝炎ワクチンについて新しいウインドウで(外部リンク)
  3. B型肝炎及びB型肝炎ワクチンに関する基本的情報(厚生労働省審議会資料)新しいウインドウで(外部リンク)
  4. B型肝炎ワクチンの定期接種導入をめぐる話題(国立感染症研究所講演資料)新しいウインドウで(外部リンク)

ヒブ(Hib)感染症予防接種

ヒブ(Hib・インフルエンザ菌b型)って何?

  ヒブ(インフルエンザ菌b型)は、多くの子どもの鼻やのどの奥にいる身近な菌です。普段はおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ちたときなどに、いつもは菌がいないところに入り込んでいろいろな病気(感染症)を引き起こします。

 

ヒブ(Hib・インフルエンザ菌b型)感染で起こる病気は?

 ヒブに感染すると、細菌性髄膜炎、肺炎、喉頭蓋炎、敗血症、関節炎、蜂巣炎、中耳炎、心膜炎等の全身性疾患を引き起こします。細菌性髄膜炎の原因菌としてはヒブが最も多く、かかると予後が悪い傾向にあります。ヒブによる髄膜炎患者の多くは乳幼児で、特に0歳が53%と最も多く、0歳~1歳で70%を占めます。
 ※ ヒブによる髄膜炎患者数(国内) 毎年約600人(このうち死亡 約5%、後遺症 約25%)

 

予防法は?

 予防には、ヒブワクチンの接種が有効です。
 この予防接種を受けた人のほぼ100%に抗体(免疫)ができ、ヒブ感染症に対する高い予防効果が認められています。
 

熊本市の予防接種について

対象年齢 熊本市に住民票がある2ケ月~4歳(5歳に至るまで)の子ども
種費用 無料
接種場所:熊本市の予防接種実施医療機関で接種を受けられます。
医療機関名簿
をクリックすると医療機関名簿を確認できます。

当日必要なもの 乳幼児健診番号・親子(母子)健康手帳・保険証(住所・年齢が確認できるもの)
※ 熊本市が行う予防接種には、原則として、保護者の同伴を必要とします。保護者がどうしても同伴できない場合は、予防接種を受けるお子様の健康状態を普段からよく知っている親族等が同伴し接種を受けることもできます。この場合には、委任状の提出が必要となります。決まった様式はありませんが、内容に予防接種への同伴と予防接種を受けるかどうかの判断を任せるとの記載が必要です。感染症対策課にお問い合わせください。

※ 乳幼児健診番号が不明の場合も、感染症対策課にお問い合わせください。
接種回数 最大4回 (予防接種の開始年齢で接種回数が変わります)

 

 開始月齢・追加月齢

 間隔

 回数

 初回接種(標準)

 生後2ヶ月~7ヶ月に至るまでの間に開始した場合

27日(医師が必要と認めるときは20日)以上、標準的には56日までの間隔をおいて

3回

ただし、初回2回目及び3回目の接種は、生後12ヶ月に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わないこと。この場合も追加接種は可能。

 追加接種

(標準)

初回接種に係わる最後の注射終了後7月以上 、標準的には13月の間隔をおいて 

 

初回接種を完了せずに生後12月を超えた場合は、初回接種に係わる最後の接種接種終了後、27日(医師が必要と認めるときは20日)以上の間隔をおいて1回行うこと。  

 1回

 初回接種

生後7ヶ月に至った日の翌日~12ヶ月に至るまでの間に開始した場合 

27日(医師が必要と認めるときは20日)以上、標準的には56日までの間隔をおいて 

 
 2回

ただし、初回2回目の接種は、生後12ヶ月に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わないこと。この場合も追加接種は可能。

 追加接種

初回接種に係わる最後の注射終了後7月以上 、標準的には13月の間隔をおいて  

初回接種を完了せずに生後12月を超えた場合は、初回接種に係わる最後の接種接種終了後、27日(医師が必要と認めるときは20日)以上の間隔をおいて1回行うこと。  

1回 

 初回接種

 生後12月に至った日の翌日から生後60ヶ月に至るまでの間に開始した場合

 --- 1回 

 

予防接種の副反応について

  • 主な副反応は、注射部分の赤み、腫れ、硬結等です。
  • 全身性の副反応として、発熱、不機嫌、不眠、傾眠、食欲不振、下痢、嘔吐、発熱などがみられることがあります。
  • 重い副反応として非常にまれですが、ショック、アナフィラキシー症状(じんましん、呼吸困難、浮腫等)、けいれん、血小板減少性紫斑病が海外で報告されています。

ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン接種お役立ちリンク:もっと詳しい情報が必要な方へ

  1. 添付文書の入手(「インフルエンザ菌」もしくは「アクトヒブ」で検索)・医薬品の安全な使用のための様々な公的情報新しいウインドウで(外部リンク)
     独立行政法人医薬品医療機器総合機構が管理する「医薬品医療機器情報提供ホームページ」
  2. ワクチンについて(一般社団法人日本ワクチン産業協会)
     感染症・ワクチンに関する分かりやすい解説・Q&A多数あり


小児の肺炎球菌感染症予防接種

肺炎球菌って何?

 肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる、身近な菌です。普段はおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ちた時などに、いつもは菌がいないところに入り込んで、いろいろな病気(感染症)を引き起こします。

 

小児の肺炎球菌感染で起こる病気は?

  小児が肺炎球菌に感染すると、細菌性髄膜炎、敗血症、菌血症、肺炎、中耳炎等の全身性疾患を引き起こします。2歳未満の乳幼児に特にリスクが高いといわれており、重症化すると予後が悪い傾向にあります。
    ※ 肺炎球菌感染症患者数(国内)
    細菌性髄膜炎 毎年 約 200人(このうち死亡 約2%、後遺症 約10%)

         敗血症 毎年 約1000人

 

予防法は?

 予防には小児の肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。肺炎球菌感染症による髄膜炎、敗血症、菌血症等に対して予防効果があります。

 

熊本市の予防接種について

  • 対象年齢:熊本市に住民票がある生後2ケ月~60ヶ月(5歳)に至るまでの子ども
  • 接種費用:無料
  • 接種場所:熊本市の予防接種実施医療機関で接種を受けられます。
    医療機関名簿
    をクリックすると医療機関名簿(子どもの予防接種実施医療機関名簿)を確認できます。
  • 当日必要なもの:乳幼児健診番号・親子(母子)健康手帳・保険証(住所・年齢が確認できるもの)
    ※ 熊本市が行う予防接種には、原則として、保護者の同伴を必要とします。保護者がどうしても同伴できない場合は、予防接種を受けるお子様の健康状態を普段からよく知っている親族等が同伴し接種を受けることもできます。この場合には、委任状の提出が必要となります。決まった様式はありませんが、予防接種への同伴と予防接種を受けるかどうかの判断を任せる旨の記載が必要です。詳しくは、感染症対策課にお問い合わせください。また、ここをクリック後、ジャンプしたページの「保護者が同伴しない場合の予防接種の受け方(委任状・同意書)」をクリックすると委任状をダウンロードできます。
    ※ 乳幼児健診番号が不明の場合も、感染症対策課にお問い合わせください。
  • 接種回数:最大4回 (次項参照。予防接種の開始年齢で接種回数が変わります)

小児の肺炎球菌ワクチン接種スケジュール:生後2ヶ月から生後60ヶ月(5歳に至るまで

 小児の肺炎球菌ワクチンは、従来の「プレベナー(沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン)」から「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」に、平成25年11月1日から変更されました。

  1. 初回接種開始時に生後2ヶ月から生後7ヶ月に至るまでの間にあるお子さん
    初回接種:生後24ヶ月(標準的には生後12ヶ月)に至るまでに、27日以上の間隔をおいて3回
    ※初回2回目・3回目の接種は、生後24ヶ月に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わない(追加接種は実施可能)。
    ※生後12ヶ月を超えて24ヶ月に至るまでに初回2回目の注射を行った場合は、3回目の注射は行わない(追加接種は実施可能)。 
    追加接種:初回接種終了後60日以上の間隔をおいた後、生後12ヶ月に至った日以降に1回【標準的には生後12月~生後15月】
  2. 初回接種開始時に生後7ヶ月に至った日の翌日から生後12ヶ月に至るまでの間にあるお子さん
    初回接種:生後24ヶ月(標準的には生後12ヶ月)に至るまでに、27日以上の間隔をおいて2回
    ※初回2回目の接種は、生後24ヶ月に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わない(追加接種は可能)。
    追加接種:初回接種終了後60日以上の間隔をおいて、生後12月に至った日以降において1回
  3. 初回接種開始時に生後12ヶ月に至った日の翌日から生後24ヶ月に至るまでの間にあるお子さん
    60日以上の間隔をおいて2回
  4. 初回接種開始時に生後24ヶ月に至った日の翌日から生後60ヶ月に至るまでの間にあるお子さん
    1回
  5. 標準的な接種スケジュール(図)
    スケジュール

 

小児の肺炎球菌ワクチン接種お役立ちリンク:もっと詳しい情報が必要な方へ

  1. 添付文書の入手(「プレベナー」で検索)・医薬品の安全な使用のための様々な公的情報新しいウインドウで(外部リンク)
      独立行政法人医薬品医療機器総合機構が管理する「医薬品医療機器情報提供ホームページ」
  2. 厚生労働省 13価小児肺炎球菌(PCV13)の 導入スケジュールの検討(外部リンク)
      第2回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会配付資料 3-1を参照してください。
  3. ワクチンについて(一般社団法人日本ワクチン産業協会)(外部リンク)
      感染症・ワクチンに関する分かりやすい解説・Q&A多数あり


四種(三種)混合予防接種・不活化ポリオ予防接種

このページ内の目次(クリックすると該当項目へジャンプします)

四種混合ワクチンとは

 ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオの4種類のワクチンが一緒になったものです。

 これまではジフテリア、百日せき、破傷風が混合された三種混合とポリオを別々に接種していましたが、平成24年11月1日から法定接種として一度に接種が可能となりました。

 

《ジフテリア》

 ジフテリア菌による感染症です。症状は高い熱、のどの痛み、せき、嘔吐(おうと)などで、のどのはれにより窒息死することもある病気です。発病2~3週間後には心筋障害や神経麻痺をおこすことがありますので、注意して経過を観察することが必要です。

 予防接種を続けていかないと海外からの持ち込みなどにより日本でも再び流行する可能性があります。

 

《百日せき》

 百日せき菌の感染症です。普通のカゼのような症状ではじまります。続いてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続性にせき込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱はでないか、でても微熱程度です。乳幼児は咳で呼吸ができず、チアノーゼやけいれんがおきることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症をおこすことがあり、乳児では命を落とすこともあります。

 

《破傷風》

 破傷風菌の感染症です。ヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入っていることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、けいれんをおこしたり、死亡することもあります。患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。

 

《ポリオ》

 ポリオウイルスが人の口の中に入って腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは再び便の中に排泄され、この便を介してさらに他の人に感染します。多くの場合、感染しても病気としての症状は現れずに免疫ができますが、症状が出た場合、腸管に入ったウイルスが脊髄の一部に入り込み、麻痺があらわれ、その麻痺が永久に残ったり、麻痺症状がすすみ呼吸困難により死亡することもあります。

 

熊本市の予防接種(三種混合ワクチン・ポリオと共通)

 

 対象年齢

 望ましい接種年齢

 接種間隔

 接種回数

 四種混合1期初回

 生後3ヶ月~7歳半未満

 生後3ヶ月~12ヶ月

20日以上、標準的には56日までの間隔をおいて 

3回

 四種混合1期追加 生後3ヶ月~7歳半未満
 初回3回終了後

1期初回接種3回終了後6ヶ月以上、標準的には12ヶ月~18ヶ月の間隔をおいて

1回

 2
(ジフテリア・破傷風のみ)

 11~13歳未満

 11歳

 ---

 1回

 接種場所

 熊本市の予防接種実施医療機関で接種を受けられます。
医療機関名簿新しいウインドウで
をクリックすると医療機関名簿を確認できます。

 備考

  • 予防接種は、対象年齢であれば、いつでも受けることができます(予約は必要です)
  • 乳幼児健診番号・親子(母子)健康手帳を持参してください
  • 予診票は病院に備え付けてあります
  • 熊本市に住民登録している上記対象年齢のお子様は、熊本市が接種費用を負担します。
  • すでに3種混合やポリオの接種を始めている方は、原則として最初に使用した不活化ワクチン(単独又は4種混合)を使用していただくことになりますが、3種混合ワクチンが入手できない場合などは必要に応じて4種混合ワクチンを使用してください。この件については厚生労働省の「ポリオワクチンに関するQ&A(平成30年1月29日更新)」新しいウインドウでを参照してください。なお、4種混合ワクチンを接種された場合は、母子健康手帳のポリオワクチンの接種歴も更新するよう御留意ください。
  • 接種間隔は必ず守ってください。 1期の初回接種では、1回目と2回目、2回目と3回目の接種間隔を20日以上空けるのが決まりです。 また、1期の3回目と1期の追加の接種間隔は、必ず6ヶ月以上あけてください。接種間隔を間違えると接種費用が自己負担となることもあります。
 

副反応について

 主な副反応は注射部位の発赤や腫れ、しこりで、そのほか発熱等が報告されています。ほとんどの場合は問題になるほどひどくはなりませんが、腕全体が腫れたり、機嫌が悪くなるなど気になる場合は、接種を受けた医師にご相談ください。




三種混合ワクチンとは

 ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種類のワクチンがいっしょになったものです。1回の接種では十分な免疫ができないので、初回で3回の接種プラス追加1回の合計4回の接種をします。乳幼児期に基礎免疫をつければ、一定の年数をおいて追加接種をすることで免疫力を維持することができます。

 

《ジフテリア》

  ジフテリア菌の感染症です。症状は高い熱、のどの痛み、せき、嘔吐(おうと)などで、のどのはれにより窒息死することもある病気です。発病2~3週間後には心筋障害や神経麻痺をおこすことがありますので、注意して経過を観察することが必要です。

 予防接種を続けていかないと海外からの持ち込みなどにより日本でも再び流行する可能性があります。

 

《百日せき》

 百日せき菌の感染症です。普通のカゼのような症状ではじまります。続いてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続性にせき込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱はでないか、でても微熱程度です。乳幼児は咳で呼吸ができず、チアノーゼやけいれんがおきることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症をおこすことがあり、乳児では命を落とすこともあります。

 

《破傷風》

 破傷風菌の感染症です。ヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入っていることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、けいれんをおこしたり、死亡することもあります。患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。

 

熊本市の予防接種スケジュールは四種混合ワクチンと同じです


副反応について

 主な副反応は注射部位の発赤や腫れ、しこりです。接種回数により頻度に差があり、1回目では約10%、追加接種(4回目)では約40%の方にこれらの症状が認められますが、ほとんどの場合は問題になるほどひどくはなりません。通常、高熱がでることはなく、接種後24時間以内に37.5度以上になったお子さんは約0.3%です。腕全体が腫れたり、機嫌が悪くなるなど気になる場合は、接種を受けた医師にご相談ください。




ポリオとは

 ポリオは、ポリオウイルスが人の口の中に入って、腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは、再び便の中に排泄され、この便を介してさらに他の人に感染します。成人が感染することもありますが、乳幼児がかかることが多い病気です。

 ポリオウイルスに感染しても、多くの場合、病気としての明らかな症状はあらわれずに、知らない間に免疫ができます。しかし、腸管に入ったウイルスが脊髄の一部に入り込み、主に手や足に麻痺があらわれ、その麻痺が一生残ってしまうことがあります。麻痺の進行を止めたり、麻痺を回復させるための治療が試みられてきましたが、現在、残念ながら特効薬などの確実な治療法はありません。麻痺に対しては、残された機能を最大限に活用するためのリハビリテーションが行われます。

 

不活化ポリオワクチンとは

 平成24年8月以前は生ワクチンを2回経口(口から飲む)で接種する方法でしたが、 9月以降は、定期予防接種に使用するワクチンとして不活化ワクチンが導入され、不活化ワクチンに一斉に切り替えとなりました。

 不活化ワクチンは皮下に注射する方法で、ポリオの予防接種を全く受けていない方は四週混合ワクチンと同じスケジュールで4回、生ワクチンを1回接種済みの方は四週混合ワクチン初回1期と同じスケジュールで3回接種することになります(ポリオ生ワクチンを2回接種済みの方は、不活化ポリオワクチンの接種は不要です)。いずれのケースでも対象年齢内であれば、定期接種として無料で接種を受けられます

 

熊本市の予防接種スケジュールは四種混合ワクチン1期と同じです

 

副反応について

まれに発熱や接種したところが赤くなったり腫れたりすることがあります。

ワクチンの製造過程でウイルスの病原性(毒性)を完全になくしていますので、ワクチンによる小児まひの心配はまったくありません。
 

四混・三混・ポリオ 役立ちリンク:もっと詳しい情報が必要な方へ

  1. ポリオワクチンに関する厚生労働省の提供情報
    ポリオとポリオワクチンの基礎知識
  2. 添付文書の入手(「百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ」で検索)・医薬品の安全な使用のための様々な公的情報新しいウインドウで(外部リンク)
      独立行政法人医薬品医療機器総合機構が管理する「医薬品医療機器情報提供ホームページ」

BCG予防接種

BCG予防接種とは

 BCG予防接種は、重症化しやすい小児期の結核を予防するために行います。

 接種期間が短いので、機会を逃さないようご注意ください。

 

結核とは

 わが国の結核はかなり減少しましたが、いまだ、年間1万9千人以上の患者が発生しており、大人から子どもへ感染することもあります。また結核に対する抵抗力は母親からもらうことができませんので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す心配があります。

 

熊本市の予防接種について

対象年齢:熊本市に住民票がある、生後12月に達するまでのこども

 

 接種費用

 無料

 接種回数 1回
 接種場所

 熊本市の予防接種実施医療機関で接種を受けられます。
医療機関名簿
をクリックすると医療機関名簿を確認できます。

 備考

  • 予防接種はいつでも受けることができます(予約は必要です)
  • 乳幼児健診番号・親子(母子)健康手帳を持参してください
  • 予診票は病院に備え付けてあります

 

※熊本市に住民登録している上記対象年齢のお子様は、熊本市が接種費用を負担します。
 

接種後の反応について

 接種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ一部に小さくうみをもったりします。 この反応は、接種後4週間頃に最も強くなりますが、その後は、かさぶたができて接種後3ヶ月までにはなおります。これは異常反応ではなく、BCG接種により抵抗力(免疫)がついた証拠です。自然に治るので包帯をしたり、バンソウコウをはったりしないで、そのまま清潔を保ってください。ただし、接種後3ヶ月を過ぎても接種のあとがジクジクしているようなときは医師に相談してください。

副反応について

 副反応としては接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。

 通常放置して様子をみてかまいませんが、特にただれたり、2cm以上に大きく腫れたり、まれに化膿して自然にやぶれてうみが出ることがあります。その場合には医師に診てもらってください。

 

BCG予防接種についての役立ちリンク:もっと詳しい情報が必要な方へ

  1. 結核とBCGワクチンに関する厚生労働省の提供情報
    QA など詳細な情報が得られます。

  2. 予防接種に関するQ&A集(一般社団法人日本ワクチン産業協会)
     各種予防接種に関する分かりやすい解説

予防接種お役立ちリンク

もっと詳しい情報が必要な方へ

  より詳細で新しい情報が必要な方は下記のリンクを参照されてください。  

 厚生労働省による、予防接種情報総合サイトです。予防接種が可能な感染症についての、一般の方向け・医療従事者の方向けの最新Q&Aも準備されています。


熊本市 子ども・おとな・高齢者の予防接種情報総合メニュー

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電話:096-372-0700096-372-0700
ファックス:096-371-5172
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