目次全内容
第7編 教育・学問と文化
第1章 教育と学問の発展
第1節 時習館・再春館の教育
- 時習館
時習館・再春館の設立とその背景／学寮と武芸所／両 稽古日記
- 再春館
再春館と村井見朴／蕃滋園
第2節 肥後の武道と武芸
- 肥後の武道
角場を求める侍／武芸目録しらべ／肥後の武芸流派／宮本武蔵と弟子筋の者たち
- 科学の発達と武芸
交流する人々と西洋砲術をささえた人々／測量術
第3節 肥後の儒学・国学
- 儒学
加藤清正時代の儒学／時習館以前の儒学／時習館の儒学／時習館教授以外の儒学／肥後藩終焉時の儒学
- 国学
時習館の国学講座／辛島道珠／井沢蟠龍／伊形霊雨／高本紫溟／帆足長秋／長瀬真幸／中島広足／林桜園／地誌の編集
第4節 庶民教育と私塾・寺子屋
- 時習館と庶民
時習館に学ぶ庶民／算術家−原甚吉／訓導−木下 村
- 私塾と寺子屋
私塾／木下塾／寺子屋開業の始期／寺子屋の師匠と寺子／寺子屋廃業の時期／託麻郡の手習所／御家人稽古所
第2章 伝統文化の継承と新文化の形成
第1節 伝統文化の継承
- 肥後の能楽
芸能の源流／中世の九州／秀吉下向以降／清正と中村氏／本座・新座の由来／清正の置土産／細川家と中村氏／寛文細川能番組／中期以降／町衆の芸
- 肥後の茶道
細川三斎父子の茶／数寄聞書／綱利の茶／宣紀の茶／宗孝の茶／重賢の茶／藩の茶道衆／茶道衆各家／熊本での茶会記／利休二五〇年忌／座敷飾り
第2節 新しく芽生える文化
- 肥後の俳諧
貞門・談林期−最初期の人々／俳書の出版／談林／蕉風の伝播−大久保長水／蕉風の広がり／志太野坡／三雅／美濃派−熊本美濃派／明和・安永・天明期／芭蕉百回忌／徐来・巒之／幕末期／芭蕉復興−久武綺石／追善集／柴月庵句集／軽舟／江戸座俳人と熊本−大名俳諧／鶏口と南渚／熊本鶏口派
- 肥後六花
肥後の風土が生んだ名花／肥後の園芸の歴史と花作りの心／形態と栽培法の特徴
- 博物学の流行−細川重賢の博物学ネットワーク−
動植物生写図譜のいろいろ／「重賢公御代御代筆控」／生写本の貸し借り／植物の交換 鳥の交換
- 肥後の花道
池坊生花師米屋平助／宏道流の成立／熊本における未生流
第3節 芸能の諸相
- 音曲のいろいろ
肥後琵琶／琴山琴録／如菩薩・鈴虫三味線／時習館の音楽教育
- 相撲・芝居興行
相撲／相撲興行／御国座元
第4節 肥後を訪れた人々
- 文人たちの来熊と紀行文
来熊した文人たち／各務支考／頼山陽
- 尊皇思想家や学者の来熊
高山彦九郎／吉田松陰／桃節山
- 宗教家・商人その他の来熊
宗教家の来熊／商人の往来／旅行家その他
第3章 花ひらく絵画等の芸術
第1節 肥後の絵画と書
- 加藤氏の時代
熊本城築城
- 細川氏の絵師
小倉時代／肥後入国後／法橋徳応の作品／宮本武蔵／日収秋澗叭々鳥図など／来泊明人陳柱中
- 肥後画壇の凋落
細川光尚の急死と矢野派
- 肥後狩野派の出現
狩野成信の系統（木挽町系）／薗井守供の系統（鍛冶橋系）
- 肥後画壇の復興
矢野派の再興／矢野派の全盛／肥後狩野派／文人画・復古大和絵など
- 肥後の書
藩主およびその一族／学者・文人の書／高僧
第2節 肥後の刀剣と彫金等
- 刀剣
日本刀の出現／延寿派の活動／肥後同田貫／細川時代／復古気運／侍鍛冶
- 鐔
拵の中の鐔／三斎好みの影響／林又七／平田・志水・西垣／個性豊かな諸工たち
- 甲冑
古式甲冑から当世具足へ／越中具足
第3節 松尾焼
- 松尾焼の沿革
窯のはじまり／八代焼の陶工丹次／松尾焼の再興
- 肥後藩御用松尾焼
藩の御用と保護／松尾焼の製品
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