最近、身に覚えのない架空請求はがきが突然送り付けられる相談が多数寄せられています。
 過去に利用した業者への未払いがあると思わせ、それに関して「裁判所に訴訟が提出された」「給与、動産物、不動産の差し押さえ」などと脅か
して不安にさせたうえで、訴訟取り下げ等について相談するよう、誘導しています。
 
<類似の事例>
「日本司法支援協会」を名乗る者から「民事訴訟裁判通達書」と題した郵便はがき
「全国紛争処理支援センター」を名乗る者から「紛争問題確認書」と題した郵便はがき
「民事訴訟管理センター」を名乗る者から「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」と題した郵便はがき
「国民訴訟通達センター」を名乗る者から「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」と題した郵便はがき
 
 
<共通点>
・はがきの記載事項を読んでも、何の契約なのか、何の利用料金なのか、全く分からない、漠然とした内容になっています。
・身に覚えや心当たりがないが、はがきの文面には「未納料金」「裁判」「訴訟」「差押え」「最終」などと不安をあおる言葉が並んでいます。
 
 <注意していただきたいこと>
 ○いかにも実在しそうな機関を名乗り、言葉巧みに消費者の不安をあおってだまそうとする手口は、差出人や題名を変えることで何度も繰り返
 されており、今後も同様の手口による架空請求が発生する可能性があります。
 ○慌てて電話をかけない
  「期日までに連絡をするように」などと書いてあっても、決して連絡をしないでください。業者からの請求がエスカレートする場合があります。
 ○無視し続ける勇気を持つ
  真面目で誠実な方ほど、言われるがままに対応してしまい、被害に遭うことがあります。どんなに巧妙な記載がなされていても、身に覚えがな
 ければ、冷静に無視することが大切です。
 消費者に送付されているはがきは、以下のようなものです。 
 
 架空請求のはがきの例1 (PDF:604.8キロバイト)
 架空請求のはがきの例1 (PDF:604.8キロバイト)
 架空請求のはがきの例2 (PDF:449.5キロバイト)
 架空請求のはがきの例2 (PDF:449.5キロバイト)
 不安や不審に思われることがあった場合は、熊本市消費者センターまでご相談ください。
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-  熊本市消費者センター 
-  場所         熊本市役所別館 駐輪場 5階        
 相談専用電話     096-353-2500 
 受付時間       午前9時~午後5時(土・日・祝日は除く)