世界かんがい施設遺産に登録されました 最終更新日:2022年9月1日 (ID:19258) 印刷 白川流域かんがい用水群がカナダで開催された国際かんがい排水委員会(ICID)国際執行理事会で世界かんがい施設遺産に登録されました。 世界かんがい施設遺産とは かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資するために、歴史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会(ICID)が認定・登録する制度です。 国内登録状況:日本国内で31件、熊本県内で通潤用水(山都町)及び幸野溝・百太郎溝水路群(湯前町外3町)の2件。平成30年度世界かんがい施設遺産の申請の内容(1)施設名称 白川流域かんがい用水群(上井手用水、下井手用水、馬場楠井手用水、渡鹿用水)(頭首工及び水路)(2)申請者 黒川・白川河川流域水土里ネット連携協議会(3)施設の概要施設名上井手用水 下井手用水 馬場楠井手用水渡鹿用水 施設の管理者 おおきく土地改良区おおきく土地改良区 馬場楠堰土地改良区 渡鹿堰土地改良区 施設の所在地 大津町 大津町 菊陽町・熊本市 熊本市 供用開始年 1637年 1618年 1608年 1606年 現在のかんがい面積 390ha 430ha 160ha 250ha 施設の特徴 河岸段丘の地形の縁に沿うように設けられている。洪水時の過剰な水が用水路に流れ込むのを防ぐために、流量調節のための井樋と余水吐が設置された。 河岸段丘の地形の縁に沿うように設けられている。洪水時の過剰な水が用水路に流れ込むのを防ぐために、流量調節のための井樋と余水吐が設置された。 岩山をくりぬいた区間で「鼻ぐり」と呼ばれる土砂の堆積を抑制する独特な工夫がなされている。 1本の幹線用水路と3本の支線用水路からなり、白川左岸の農地のほとんどに水を配り、熊本市内の農業を支えた。 資料 申請用水群の詳細位置図 (PDF:1.29メガバイト) 報道資料(国内審査通過) (PDF:292.7キロバイト) 報道資料(登録決定) (PDF:114.4キロバイト) 水の都くまもと世界かんがい施設遺産(リーフレット) (PDF:1.92メガバイト) ※令和4年(2022年)9月1日更新農林水産省「世界かんがい施設遺産」https://www.maff.go.jp/j/nousin/kaigai/ICID/his/his.html