実証実験結果
コクヨ株式会社との連携協定(2021年10月締結)に基づき、新たなワークスタイルの実証実験を行いました。
実証実験の結果は、以下の報告書のとおりです。
概要
熊本市では、平成28年(2016年)に発生した熊本地震以降、前例にとらわれることなく、社会変化や市民ニーズを的確に捉え、行政サービスの質の向上を図る市役所改革を推進しています。また、コクヨ株式会社では、50年以上前からオフィスでの働き方を考え、実践し、官民問わず働き方改革の支援を行ってこられています。
こうした中、新型コロナウイルスの感染拡大やデジタル化の進展、行政のDX推進等により、行政オフィスの在り方は大きな変革期を迎えています。「行政オフィスにおける新たな働き方」という共通課題を、両者が持つリソースを活かし、実証実験を行うことで解決に繋げ、今後の自治体オフィスの新たな運用方法を見出していくことを目的に、本協定を締結しました。
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連携協定締結式の様子(2021年10月6日) |
実証実験の内容
●熊本市役所本庁舎6階の一部にモデルオフィスを開設
●モデルオフィスは「行政オフィスにおける新たな働き方」を熊本市とコクヨが協働し企画したもので、それぞれ以下の役割を担う。
・場所の提供、働き方の実証トライアル(熊本市)
・最新の事務機器の設置と実証結果の分析(コクヨ)
●主な実施内容
・自席を持たないグループアドレスの導入
・ウェブ会議や集中して業務が可能な新たなワークプレイスの導入
・ハイブリッドワーク等、新たなワークルールの導入
・モニターや共有ツール活用等によるペーパーレスの徹底
●期待する効果
・生産性を高めることによる市民サービスの向上
・活発なコミュニケーション促進によるイノベーションの創出
・新たなワークプレイスの有効性、実現性検証
・テレワークが日常となる働き方の浸透
・ペーパーレスやウェブ会議の更なる推進
・職員の改革マインドの醸成 等
●期間
2021年10月6日から2022年2月28日
モデルオフィスについて
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モデルオフィス全景 | ウェブ会議に対応した簡易集中ブース |
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ペーパーレスミーティングの実践 | 収納庫上部を活用した立ちミーティング |

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新たなアイデアを生むミーティングコーナー | 集中力を高めるミーティングブース |
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1人で思考するためのカウンター席 | ウェブ会議にも対応した集中ブース |