「フェアトレード国際フォーラム2021 inくまもと」の開催
熊本市のフェアトレードシティ認定10周年を記念して「フェアトレード国際フォーラム2021 inくまもと」を開催しました。
日時:2021年11月13日(土曜日)
会場:熊本市国際交流会館 6階ホール
第一部を全編YouTubeで配信していますので、是非ご視聴ください。
https://youtu.be/GvRxgt1T6_k

■来賓挨拶 園川 良二 熊本市議会副議長
■ビデオメッセージ エッカート・ヴュルツナー ドイツ・ハイデルベルク市長
第一部 基調講演/事例発表 10:00~
■基調講演
「SDGsから考えるフェアトレードとコロナの先の未来」
講師:慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授 蟹江 憲史氏
SDGs研究の第一人者の蟹江教授から2030年の世界の常識となるSDGsの取組とその先の未来について、国内・国際動向を踏まえた説明があり、SDGsと親和性の高いフェアトレード活動を推進することの意義について解説いただきました。熊本での今後のフェアトレードとSDGsに対する取組へのエールもいただきました。

■事例発表
事例1「フェアトレード 熊本市における取組と今後の展望」 発表者 熊本市国際課長 吉住 修
これまでの熊本市の取組を紹介するとともに、海外(ドイツ)の取組事例などを踏まえて、今後の熊本市の取組方針案を説明しました。

事例2「熊本から世界へ 人つなぐフェアトレード」 発表者 フェアトレードシティくまもと推進委員会代表 明石 祥子 氏
続いて、明石様がフェアトレードシティの認定に至る経緯と認定されてからの10年間の様々な活動について、ご自身の体験を基に発表されました。災害や苦難に遭遇しながらも、国内外における多数の方々とのつながりが、今日のフェアトレードの普及につながっているということがよくわかるお話でした。

事例3「イオンの持続可能な調達の取組」 発表者 イオン株式会社 環境社会貢献責任者三宅 香氏
次に、三宅様が企業としてのフェアトレードの取組について発表されました。「将来的にはフェアトレードのラベルがなくとも、全ての商品が公正で持続可能なものになる社会の実現を願う」とおっしゃっていたことが印象的でした。

事例4「若者の就労支援 ~久遠チョコレート熊本の取組~」 発表者 認定NPO法人NEXTEP理事長 島津 智之 氏
最後に、島津様が若者の就労支援・久遠チョコレート熊本の取組について発表されました。不登校や引きこもりの若者が社会へ踏み出すきっかけとなる場を提供する活動のお話から、現代社会が抱える課題について深く考えさせられました。

事例発表の最後に、蟹江教授からご講評をいただき、第一部を終了しました。
第二部 分科会 13:00~
午後は以下4つの分科会において、それぞれ議論が交わされました。
(1) フェアトレードタウンの課題と展望
(2) 教育(スクール・大学)におけるフェアトレード活性化
(3) 地域活性化とSDGs
(4) 市民と企業によるフェアトレード活動活性化
■ファッションショー
分科会終了後、フェアトレード商品を紹介するファッションショーを開催しました。
若者による本格的なファッションショーとして大いに盛り上がりました。

■宣言
熊本市とフェアトレードシティくまもと10周年実行委員会による「フェアトレードシティくまもと2021宣言」の発表が行われました。

宣言後は会場の皆さまから、ご賛同の拍手をいただきました。
■記念撮影
最後に、フォーラムに参加された皆さまで記念撮影を行いました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!


「第6回くまもとフェアトレードマルシェ」の開催
国際フォーラムの翌日には、様々なフェアトレード商品を購入することができる「第6回くまもとフェアトレードマルシェ」を開催しました。
日時:2021年11月14日(日曜日)10:00~16:00
会場:びぷれす広場(熊本市中央区上通町2番)
天候にも恵まれ、秋晴れの中、11の団体が出店を行いました。
多くの市民の皆さまに実際にフェアトレード商品を手に取っていただく機会となりました。

