自転車を利用される際は、交通ルールを順守し、安全利用を心がけましょう。
※自転車損害賠償保険等の加入は「熊本県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」により、令和3年(2021年)10月1日から施行されています。
1 自転車ヘルメットの着用について
Q なぜ自転車のヘルメットを着用しなければならないのですかA 自転車乗車中の交通事故で亡くなられた方のうち、約6割の方は頭部へのダメージが致命傷となっており、最も高い数値となっています。
また、ヘルメット着用により死亡率を大きく減少させることもわかっています。
そのような背景から、市条例でヘルメットの着用を努力義務化しました。
市民の皆様には、ご負担をおかけすることになりますが、「ご自身やご家族の生命(いのち)を守る」ため、着用に取り組んでいただきますようお願いします。
Q 条例の対象はだれですか
A 熊本市内で自転車を利用される方すべてが対象です。
Q ヘルメット未着用による取り締まりや罰則はあるのですか
A 今回の条例改正では、あくまでも「努力義務」としており、取締りの実施や罰金・罰則を科されることはありません。
しかし、ヘルメット着用はご自身の安全のためでもありますので、着用に取り組んでいただきますようお願いします。
Q どのようなヘルメットを選べばよいのですか
A 条例では基準を設けてありませんが、頭部を守るという観点から、より安全なものを着用いただきますようお願いします。
ヘルメットには様々な安全基準がありますので、詳しくは販売店にご確認ください。
マーク | 認証団体等 |
SG | 一般財団法人製品安全協会 |
JCF | 公益財団法人日本自転車競技連盟 |
CE | 欧州連合の欧州委員会 |
GS | ドイツ製品安全法 |
CPSC | 米国消費者製品安全委員会 |
2 自転車損害賠償保険等の加入について
Q なぜ加入しなければならないのですか
A 近年、自転車がかかわる事故に対する高額賠償事例が発生しており、万が一の備えとして、被害者の経済的救済と加害者の経済的負担軽減のため条例により義務化したものです。
Q どのような保険に加入すればよいのですか
A 自転車利用中の事故により生じた賠償責任(生命・身体及び物への損害)を補償する保険の加入が必要です。
具体的には以下の保険・共済等が該当します。
TSマーク付帯保険 | 「自転車保険」等の名称で販売されている保険 | 自動車保険(特約) | 火災保険(特約) |
傷害保険(特約) | クレジットカードなどの付帯保険 | 会社等の団体保険 | PTA保険 |
※特約には「個人賠償責任保険」や「日常生活賠償責任保険」等の名称のものが付帯されているか確認ください。
※詳しくは各保険会社や共済等にご確認ください。
その他、詳しい内容は、熊本県のホームページに掲載されていますのでご確認くださいますようお願いします。
3 その他について
Q 暗くなってからライトをつければいいのではA 暗くなる前の夕方(薄暮)以降に自転車事故が多く発生していますので、暗くなる前の点灯をお願いします。
ライトの点灯は、道を照らすだけでなく、自分の存在を他者にアピールする効果があります。事故の未然防止のため、早めの点灯をお願いします。
なお、前照灯は白色または淡黄色、尾灯は燈色または赤色のものを使用してください。
Q 側方反射器材とはどのようなものですか
A 自転車の側面(スポーク等)に取り付ける反射材です。車等からの視認性を高め、横断中の事故を防止する効果があります。
自転車に初めから装備されているものや、後付けできる製品もあります。
(スポーク取付タイプ)
(フレーム取付タイプ)