熊本市公式サイトトップへ

緊急情報

Language
閲覧支援
文字サイズを変更する
拡大標準
背景色を変更する
青黒白
音声読み上げ

マイクロプラスチック調査結果について

最終更新日:
(ID:49100)

マイクロプラスチックについて

マイクロプラスチックとは

 大きさが5mm未満の微細なプラスチック類を「マイクロプラスチック」といいます。ペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品が紫外線や衝撃で破砕されマイクロプラスチックとなりますが、自然に分解することは難しく、非常に細かいため環境中に拡散すると回収することが困難になります。世界中の海域でマイクロプラスチックが確認され、海洋をはじめとする環境への影響が懸念されています。 

マイクロプラスチック調査の概要

   微細なプラスチックが海洋をはじめ様々な場所で国際的に問題となっていることから、熊本市では、マイクロプラスチックの環境への影響を把握するために令和4年度から河川及び海洋で調査を実施しています。
 河川については、環境省策定のガイドラインに基づく調査を年に一度実施していますが、これに加えて検査結果がより早く判明する簡易調査を年に4回実施し、マイクロプラスチックの流出状況を監視しています。また、海洋の調査については、現在環境省等が策定したガイドライン等の参考資料がないため、簡易調査のみ年に4回実施しています。 

ガイドライン法

調査地点の選定

 熊本市民の憩いの場であり地域のシンボルでもある江津湖に着目し、砂取橋(江津湖上流)と秋津橋(江津湖下流)の2地点で採水を行っています。
※砂取橋、秋津橋の地図は熊本市地図情報サービス新しいウインドウで(外部リンク)からご覧ください。
 

調査の方法

 令和4年度(2022年度)の調査では、環境省が令和3年(2021年)6月に策定した「PDF 河川マイクロプラスチック調査ガイドライン(令和3年(2021年)6月策定)」 新しいウィンドウで に基づき調査を行いました。
 令和5年(2023年)に改正が行われたため、令和5年度以降は最新のガイドライン(PDF 河川・湖沼マイクロプラスチック調査ガイドライン(令和5年(2023年)3月策定) 新しいウィンドウで)に基づき調査を実施しています。

簡易調査

調査地点の選定

 熊本市が毎月調査を実施している、河川の環境基準点8地点(坪井川3地点:堀川合流前、上代橋、千金甲橋、堀川1地点:坪井川合流前、井芹川2地点:山王橋、尾崎橋、白川1地点:吉原橋、天明新川1地点:六双橋)及び有明海の4地点(St-6、St-7、St-8、St-9)で調査を行っています。
※採取地点の地図は熊本市地図情報サービス新しいウインドウで(外部リンク)からご覧ください。

調査の方法

 環境省が策定したガイドラインに基づいた調査方法ではなく、毎月実施している公共用水域(河川、海域)の調査で採水した検体を使用し、簡易的な方法で定性分析を行っています。


詳細地図

地図を見る 別ウィンドウで開きます

令和5年度(2023年度)結果

河川マイクロプラスチック調査(ガイドライン法)の結果

検体採取日:令和5年(2023年)11月8日

・表1 各地点のマイクロプラスチック検出結果

水系名調査地点個数密度 (個/m3
加勢川砂取橋9.91
秋津橋2.98

※長径1.0mm以上、5.0mm未満のマイクロプラスチックを集計

※個数密度(個/m3 )とは、1立方メートルあたりに含まれる個数のこと

 

・検出されたマイクロプラスチックの種類の割合

(1)砂取橋

  • 砂取橋プラスチック種別検体割合

 砂取橋 種類別割合テーブル


 



(2)秋津橋

秋津橋プラスチック別検体割合
秋津橋 種類別割合テーブル



 検出されたマイクロプラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)が大きな割合を占めています。

 これらはいずれも日常生活でよく用いられているプラスチック製品に由来するものと推定されており、今回の調査で河川への流出状況が確認されました。

 今後も市内のマイクロプラスチックの状況を把握するために継続監視を行います。

 

マイクロプラスチック簡易調査の結果

 令和5年度(2023年度)は、4月、7月、11月、1月に調査を実施しています。なお、全ての調査月で一部の地点から長径1.0mm以上のマイクロプラスチックが検出されました。
 詳細な結果は以下のリンク先をご覧ください。

詳細地図

地図を見る 別ウィンドウで開きます

令和4年度(2022年度)結果

河川マイクロプラスチック調査(ガイドライン法)の結果

検体採取日:令和4年(2022年)12月5日

・表1 各地点のマイクロプラスチック検出結果

水系名調査地点個数密度 (個/m3
加勢川砂取橋4.96
秋津橋2.07

※長径1.0mm以上、5.0mm未満のマイクロプラスチックを集計

※個数密度(個/m3 )とは、1立方メートルあたりに含まれる個数のこと

 

・検出されたマイクロプラスチックの種類の割合

(1)砂取橋

  • 砂取橋_種類別割合
  • 砂取橋_種類別割合テーブル

 


 



(2)秋津橋

秋津橋_種類別割合
秋津橋_種類別割合テーブル



 検出されたマイクロプラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)が大きな割合を占めています。

 これらはいずれも日常生活でよく用いられているプラスチック製品に由来するものと推定されており、今回の調査で河川への流出状況が確認されました。

 今後も市内のマイクロプラスチックの状況を把握するために継続監視を行います。

 

マイクロプラスチック簡易調査の結果

 令和4年度(2022年度)は、7月、10月、1月に調査を実施しました。なお、いずれの地点からも長径1.0mm以上のマイクロプラスチックは検出されませんでした。
 詳細な結果は以下のリンク先をご覧ください。

詳細地図

地図を見る 別ウィンドウで開きます

まとめ

  不必要なプラスチックの使用を減らし、プラスチックごみのポイ捨てや置き去りをやめ正しく分別することでマイクロプラスチックを減らすことができるため、良好な環境を未来に残すためにも市民一人ひとりのご協力をお願いします。




このページに関する
お問い合わせは
(ID:49100)
ページの先頭へ
© 2025 Kumamoto City.