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【報道資料】クドア・セプテンプンクタータによる食中毒の発生について

最終更新日:
(ID:55042)

報道資料

 クドア・セプテンプンクタータ(以下、クドア)による食中毒が発生しましたので、お知らせします。

 

1 概要

(1)探知

   令和6年(2024年)4月21日(日)、熊本市内在住の方から熊本市保健所に「4月20日(土)に市内の飲食店を20人で利用し、

   そのうち8人が体調異常を呈している。」と連絡がありました。

(2)調査

   当該グループは親族20人であり、4月20日(土)18時から21時頃まで当該飲食店でこのうち17人が同じメニューの食事をしており、

   うち8人が同日21時から翌日3時にかけて下痢、嘔吐などの症状を呈していることが判明しました。

(3)決定

   有症者8人の共通食は、当該飲食店での食事のみであり、また、有症者の検便検査結果、喫食状況や発症状況、当該飲食店での調理状況から、

   この飲食店の食事を原因とするクドアによる食中毒と断定しました。


2 有症者の状況

(1)発症日時  令和6年(2024年)4月20日(土)21時頃(初発)

(2)主な症状  下痢、嘔吐

(3)喫食者数  17人

(4)有症者数  8人(男性4人、女性4人、年齢40~70代)


3 原因食品   4月20日(土)の当該飲食店での食事(ヒラメの刺身を含む)(18時頃喫食)


4 病因物質   クドア・セプテンプンクタータ(有症者8名のうち6名に検便の協力が得られ、1名の便から検出)


《クドアによる食中毒について》

 クドアは、魚の筋肉中に寄生する寄生虫(粘液胞子虫)の一種で、大きさ約10マイクロメートル(μm)の胞子を形成します。クドアは、

 特にヒラメに寄生することが知られています。クドアが大量に寄生したヒラメを非加熱(刺身、マリネ等)又は加熱不十分の状態で食べると、

 数時間程度(約2時間~20時間)で一過性の下痢・嘔吐を引き起こしますが、症状は軽度であり、多くの場合、発症後24時間以内に

 回復するとされています。

 ●冷凍・加熱が有効!

  ・冷凍する。(-20℃で4時間以上)

  ・加熱する。(75℃以上で5分以上)



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