報道資料
令和6年(2024年)7月23日に、県外の保健所へ提出された「デング熱発生届」の患者について、熊本市南区の20歳代男性であることが確認されました。熊本市の患者としては、令和6年(2024年)1月以降においては初めての事例となります。この病気は、蚊に刺されることで感染するため、感染予防対策として蚊に刺されないようにすることが重要です。熱帯・亜熱帯地域に渡航される方は、長袖、長ズボンを着用し、定期的に虫除けスプレー等を使用し、蚊に刺されないよう注意してください。 |
1.患者に係る情報
20歳代、男性、熊本市南区 ※熊本市の患者としては、令和6年(2024年)1月以降においては初めての事例となります。
2.経過
7月22日まで東南アジアに居住
7月23日 県外空港国際線から入国。発熱および頭痛、目まいの症状あり。
空港検疫所にてPCR検査を実施した結果、デング熱の陽性判明。
空港検疫所から県外の保健所へ発生届の提出あり。
患者が居住地を熊本市南区へ移したため、管轄が熊本市保健所へ変更。
※感染地域は、東南アジアと推定
3.患者の発生状況 ※令和6年(2024年)第1~29週(1月1日~7月21日)時点
全国 104件、熊本県 2件
4.デング熱について
蚊に刺されることによって感染する病気です。ヒトからヒトに直接感染するような病気ではありません。デング熱は急激な発熱で発症し、
発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に出現します。デング熱患者
の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ること
があります。熱帯・亜熱帯地域に渡航される方は、長袖、長ズボンを着用し、定期的に虫除けスプレー等を使用し、蚊に刺されないよう
注意してください。