報道資料
令和6年(2024年)9月12日に九州運輸局より通達のあった日本貨物鉄道株式会社における輪軸組立時の不正行為に伴う「鉄道車両における輪軸の緊急点検について」について、当局の保有車両に係る点検結果について下記のとおり報告いたします。 |
1 経 緯
・令和6年(2024年)9月12日、日本貨物鉄道株式会社における輪軸組立時の不正行為の発覚に伴い、九州運輸局より
鉄道車両における輪軸の緊急点検の実施に係る通達あり。
・これを受け、当局は車輪の圧入は外注で行っていることから、外注業者に聞き取りを行った。
2 結 果
・外注にて車輪の圧入を行った車軸31本(13両)のうち10本(6両)で基準値を下回る圧入値で圧入された車軸があることが判明した。
・当該車軸については緊急点検にて車輪の内面間距離の測定を行い、圧入後の測定値と差異がないことから安全性を確認した。
3 原 因
・外注の発注資料に、圧入の目安となる基準の記載を行っていたが、具体的な数値等は示していなかった。
・外注業者は、自社の基準に基づき車輪の圧入を行っていた。
4 今後の対応
・発注資料に圧入の基準となる具体的な数値や、基準値から外れた場合の対応について明記することを検討。
5 その他
・当該結果は、他事業者の分も含めて国土交通省にてまとめて公表予定です。