熊本市は株式会社Channel Corporation(東京都)・株式会社ZIAI(東京都)と3者共同で、生成AIを活用した子育て支援サービスの実証実験に取り組みます。知りたいことなどを質問すると市のホームページなどから最適な情報を瞬時に提供してくれる「子育てAIコンシェルジュ」及び子育ての不安などに寄り添い話し相手になってくれる「傾聴AI」の2つのサービスについて、一部市民の皆様に試験的に利用していただきます。
1 実証期間 令和7年(2025年)1月21日(火曜日)から2月14日(金曜日)
2 事業目的 子育て情報を調べる場合、ホームページ上での何階層ものクリックや検索ワードの工夫などの労力がかかっており、
家事、育児、仕事等で時間的余裕のない子育て世帯に大きな負担となっています。また、核家族化などが進む中、孤独や
ストレスを抱えている子育て世帯のために、悩みや不安をいつでも気軽に相談できる環境が必要です。
以上の課題を解決するために、生成AIを活用した24時間利用できるデジタルサービスの実証実験に取り組むことといたしました。
3 対象者 約2,500人(市公式LINE「子育て」登録者約2万人から、無作為に選んだ住民)
※対象者に市公式LINEで実証への参加案内を送付します。
4 実証を行うサービスの概要 下記リンクより事前登録等不要で、24時間誰でも利用が可能です。
熊本市 子育てAIコンシェルジュ (channel.io)
(外部リンク)
【サービス①】子育てAIコンシェルジュ子育てに関する悩みや知りたいことを質問すると市HP等から最適な情報を提供してくれるAIチャットボットサービス。
【サービス②】傾聴AI子育ての不安などに寄り添い、話し相手になってくれるAIチャットボットサービス。
5 今後の展開 利用者数や利用時間帯、満足度等のデータのほか、市民の皆様から直接改善意見等を取得します。それらの結果を踏まえ、3月中に全市民向けの実証実験の実施を検討する予定です。
6 実証実験の協力企業 事業趣旨にご賛同いただいた下記2企業からサービスを無償提供いただき、共同で実証実験に取り組みます。
株式会社Channel Corporation(東京都)
All-in-one AI ビジネスメッセンジャーの「チャネルトーク」を展開しており、日韓米約18万社の企業で導入されています。2018年設立からユーザー数は増え続け、5年連続で2倍以上の成長を実現するグローバル企業です。今回、「チャネルトーク」の生成型AIエージェント「ALF」を活用し、市民の皆様からの子育てに関する問合せに対して、あらかじめ学習させた市政情報の中から適切な回答を行う「子育てAIコンシェルジュ」として実証を行います。
チャネルトーク - 顧客対応の未来はAIが鍵です (channel.io)
(外部リンク)
株式会社ZIAI(東京都)
2020年に自殺対策を目的とした非営利組織として発足して以来、生成AIを用いた相談支援のあり方を変えることに取り組んでいます。同社が展開する「悩み相談AIチャットシステム」は千葉県柏市などの自治体で導入され、これまでに市民から寄せられた延べ10,000件以上の悩み相談に傾聴AIが対応し、平均満足度は82.5%を記録しています。今回本市においては、子育ての不安や悩みなどに24時間いつでも寄り添って話し相手になってくれる「傾聴AI」として市民の皆様へ実証を行います。
ZIAI Inc.|カウンセリングを再発明する
(外部リンク)