デートDVとは

デートDVとは、交際相手との間におこる暴力のことです。デートDVは大人だけの問題ではありません。中学生や高校生の間でも起こっている問題です。

暴力とは、殴る・蹴るなどの身体的な暴力だけではありません。SNSの監視や束縛、デートの費用を一方が強制的に支払わされるなども暴力にあたります。また、交際相手であっても同意のない性行為や、断れない状況を作り出すことは、暴力に当たります。

デートDVの被害者になる可能性があるのは、女性だけではありません。男性も被害者になる可能性があります。また、異性間だけでなく、同性のパートナー間でも起こりうる問題です。性別に関わらず、デートDVについての知識を身につけることは、自分自身や自分の身の周りの人が、デートDVの被害者・加害者・傍観者にならないために大切なことです。

これらの行動は、いずれも愛情ではなく暴力です。相手が時に見せる優しさは、あなたをコントロールする手段です。どんな事情があったとしても、暴力を振るわれていい理由にはなりません。

束縛＝愛情ではないことを知っておいてください。

デートDVを防止するには

デートDVを防止するには、交際相手と対等な関係を築くことが大切です。

対等な関係とは、お互いの価値観の違いを認め合い、尊重すること、お互いの気持ちを素直に伝え合えて、尊重しあえる関係のことです。

嫌なことを「嫌」と伝えられる関係、相手の「嫌」を受け入れられる関係を築きましょう。好きだからと言って、相手の言いなりになる必要はありません。

また、束縛したり、連絡を即返信させたりすることが暴力に当たるなど、どのような行動が暴力に当たるかを理解することも大切です。

相手が嫌がることをすること・させることは、暴力に当たる可能性があります。

自分に起きていることはデートDVかも？

好きだけど、二人でいるのが辛いな、怖いな・・・

でも、自分が悪いし、我慢が足りないのかも・・・

いろんな気持ちがわいてきて、不安に感じることはありませんか？

暴力を受けたあなたは悪くありません。

信頼できる人に相談しましょう。

相談窓口も利用してください。

その他参考

デートDVって? | 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)

これってデートDV？ (youtube.com)

デートDV防止啓発動画

デートDV防止啓発動画（デート編）・（LINE編）を作成しました。

加害者にも被害者にもならないためにも、ご自身の現在の状況と照らし合わせながらご覧ください。

1,それ、デートDVかも！？（デート編）

2,それ、デートDVかも！？（LINE編）

相談窓口

熊本市には、DV・デートDVの相談専用電話があります。相談員へ、お気軽にご相談ください。

相談は無料、秘密は守られます。一人で悩まず、相談してください。

※緊急時は最寄りの警察署または110番へ！

友達が、交際相手のことで悩んでいたら

まずは、友達の気持ちを聞きましょう。どのような気持ちであっても「そうなんだね」と受け入れ、友達に寄り添いましょう。

そして、どのような理由があっても暴力を受けていい人はいないこと、あなたが友達のことを大切に思っていて、友達が傷つけられることがあなた自身も悲しいことなどを伝えましょう。

友達にデートDVの相談窓口があることを教えてあげてください。あなたが相談することもできます。

相談されたあなたも、一人で抱え込まないでください。

あなたに気を付けてほしいこと

友達に相談されたこと、相談された内容を友達の交際相手や、周りの友達に勝手に言わないようにしてください。

交際相手に相談があったことを伝えることは、友達を危険にさらす可能性があります。

友達にとって、NGワードになるもの

・「あなたにも、悪いところがあるんじゃない？」

・「ヤキモチや束縛は、愛されている証拠だよ」

・「気にしすぎじゃない？考えすぎだよ。」

・「相手を怒らせないようにしたらいいんじゃない？」

友達の気持ちを否定しないことが大切です。

【注意！】履歴について

ご覧になったホームページは、履歴となって一定期間保存されます。

どのようなホームページをご覧になったか、お使いの機器に履歴が残り、わかってしまう可能性があります。

プライバシー保護のためにも、閲覧後に履歴を消去することをおすすめします。