受賞概要
公益財団法人 日本都市センターが主催する「第15回 都市調査研究グランプリ(CR-1グランプリ)」で、当研究所 藤井 可 併任研究員ほか5 名による「計量テキスト分析を用いた災害時における自治体産業保健対応マニュアル案の構築」が、実務部門において優秀賞を受賞しました。当研究所では 3 度目の受賞(実務部門では初)となります。
都市調査研究グランプリ(CR-1グランプリ)とは
日本都市センターが、全国の都市自治体で行った調査研究や都市自治体職員が自主的に行った調査研究を募集し、優秀な事例を紹介するもので、2010年度から実施されています。
応募対象は、政策基礎部門、政策応用部門、実務部門があり、今回受賞した実務部門は「都市自治体の課題やその解決手法について調査分析し、短期的に施策や事業への反映をめざすもの」となっています。審査については、日本都市センター研究室と学識経験者で選考されます。
また表彰された事例は同センターホームページおよび機関誌「都市とガバナンス」で紹介されます。
表彰式
令和7年(2025年)2月28日(金)日本都市センター(東京都千代田区平河町2-4-1)で開催された表彰式に執筆者が出席しました。
表彰式では、表彰や受賞者挨拶、研究員による発表等が行われました。
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表彰式の様子 (藤井研究員 写真左、中島研究員 写真右) | 研究発表の様子 |
受賞論文について
本研究は、大規模災害等発生時を想定した本市の産業保健対応マニュアル(案)を作成することを目的に取り組みました。マニュアルの策定にあたっては、熊本地震後の職員アンケートの自由記載欄の内容分析の結果を反映させて、「災害発生時の産業保健対応ロードマップ」を作成しました。このロードマップは発災時の衛生管理室の対応指針として実際に位置付けています。加えて、発災後の超急性期対応のための持ち出し救護箱の物品リストも作成し、実装しました。
なお本研究については、以下のURLで研究報告書を公開しています。