熱中症に気をつけましょう!
熱中症は梅雨明けの7月から8月に多発する傾向にありますが、近年では5月から気温の高い日が多くなり、熱中症の患者が増えてきています。
●熊本県の熱中症情報(日本気象協会ホームページ)で、毎日の県内の熱中症危険度が確認できます。
https://tenki.jp/heatstroke/9/46/
●熱中症警戒アラートや暑さ指数情報の情報を受け取ることができる環境省公式LINEアカウントは
こちら
(外部リンク)!
ぜひ友だち追加して、熱中症に関する情報を受け取りましょう。
登録した区域で熱中症警戒アラートが発表されたとき、速やかにメールでお知らせが届きます。
熱中症警戒アラート
熊本県内で暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)が33を超える場合に発表されます。
熱中症警戒アラートが発表されたら熱中症予防行動を普段以上に実施しましょう。
暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)
人間の熱バランスに影響の大きい気温 湿度 輻射熱 ( ふくしゃねつ ) ※1 の3つを取り入れた温度の指標です。 ※2
※1 輻射熱とは、地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます。
※2 正確には、これら3つに加え、風(気流)も指標に影響します。
熱中症警戒アラートが発表されたら・・・
(1)外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう
・熱中症を予防するためには暑さを避けることが最も重要
・不要不急の外出はできるだけ避ける
・昼夜を問わず、エアコンなどを使用して部屋の温度を調整する

(2)外での運動は、原則、中止または延期しましょう
・身の回りの暑さ指数(WBGT)に応じてエアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則、中止や延期をする
(3)普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう
・のどが渇く前にこまめに水分補給する(1日当たり1.2Lが目安)
・涼しい服装にする
・屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合は適宜マスクをはずす
(4)熱中症リスクが高い方に声掛けをしましょう
・身近な熱中症弱者(高齢者・こども・持病のある方)等に声をかけ、エアコンの使用やこまめな水分補給を呼びかける
(5)暑さ指数(WBGT)を確認しましょう
・身の回りの暑さ指数(WBGT)を行動の目安にする
・暑さ指数(WBGT)は時間帯や場所によって大きく異なるため、身の回りの暑さ指数(WBGT)を環境省熱中症予防情報サイトや各現場で測定して確認する
〇熱中症警戒アラートポスター・リーフレット(環境省)

熱中症警戒アラート (PDF:3.37メガバイト)

熱中症警戒アラート 全国運用中! (PDF:1.55メガバイト)
熱中症を引き起こす要因
◆熱中症を引き起こす要因
(1) 環境
気温や湿度が高い
日差しが強い
急に熱くなった日
閉め切った屋内
エアコンのない部屋
風が弱い
熱波の襲来 など
(2) からだ
高齢者や乳幼児、肥満の方
糖尿病や精神疾患といった持病
下痢やインフルエンザでの脱水状態
二日酔いや寝不足といった体調不良
低栄養状態 など
(3) 行動
激しい筋肉運動や、慣れない運動
長時間の屋外作業
水分補給できない状況 など
(出典:環境省熱中症予防情報)
小さいお子さんや高齢者の方は特に注意が必要です!!
熱中症患者のおよそ半数は高齢者(65歳以上)です
高齢者は、若年者に比べて体内の水分が少ない上、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。また、暑さに対する体の調節機能が低下します。
そのため、高齢者は特に熱中症に対する注意が必要です。ご本人だけでなく、ご家族やご近所など周りの方々を含めて、熱中症対策に取り組むことが大切です。
高齢者向け 熱中症予防リーフレット(環境省)
子どもの熱中症は大人の注意が必要です!
子どもは、大人よりも身長が低く、地面からの距離が近いため、大人が感じている暑さよりもさらに暑さを感じます。
また、子どもは、自分の体調を上手に訴えることが難しいので、日ごろから大人が観察してあげることが大切です。
子どもの熱中症を防ぐポイント
顔色や汗のかき方を十分に観察しましょう
服装を選びましょう
水分をこまめに飲ませましょう
日ごろから暑さに慣れさせましょう
(環境省 熱中症予防情報サイトより)
体の異常を感じたら
熱中症の症状と重症度分類
分類 | 症状 |
---|
1度 (軽症) | めまい、失神 「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不充分に なったことを示し、”熱失神”と呼ぶこともあります。 筋肉痛、筋肉の硬直 筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。 発汗に伴う塩分(ナトリウムなど)の欠乏により生じます。 手足のしびれ・気分の不快 |
2度 (中等症) | 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感 体がぐったりする、力が入らないなどがあり、「いつもと 様子が違う」程度のごく軽い意識障害を認めることがあります。 |
3度 (重症) | 2度の症状に加え、 意識障害・けいれん・手足の運動障害 呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけが ある(全身のけいれん)、まっすぐ走れない・歩けないなど 高体温 体に触ると熱いという感触です。 肝機能異常、腎機能障害、血液凝固障害 これらは、医療機関での採血により判明します。 |
体の異常を感じたら、熱中症の疑いの人を見かけたら
涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しがよい日陰など、涼しい場所へ
からだを冷やす
衣服(類)をゆるめ、体などに水をかけたり、濡れタオルをあてて扇ぐ。
(太い血管のある脇の下、首、足の付け根、股の間を、水、氷、保冷剤などで冷やす。)
水分補給
水分・塩分、経口補水液などを補給する。
もし、周りに熱中症を疑う人がいたら、下記チェックをし、症状に合わせ対応しましょう。

出典)環境省「熱中症環境保健マニュアル2022」
また、熊本市消防局では熱中症の症状や応急処置について動画(約1分)で分かりやすく説明をしています。
詳しくはこちら
からお願いします。
予防法
熱中症を予防しよう!!
1. こまめに水分を補給しましょう!
室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液※などを補給しましょう
※経口補水液とは、食塩とブドウ糖を溶かしたものをいいます。
2. 暑さを避けましょう
室内では・・・
外出時には・・・
日傘や帽子の着用
日陰の利用、こまめな休憩
天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
からだの蓄熱を避けるために
通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
3. 炎天下での作業や運動には注意しましょう
4. その他の注意
急に暑くなる日は注意しましょう。
普段から体調管理に注意しましょう。
体調が悪い場合は、暑い環境に行くことを避けましょう。
気温や湿度が高い日は、適度に扇風機やエアコンを利用しましょう。
一人ひとりが周囲の人に気を配り、熱中症予防を呼びかけ合いましょう。
熱中症にかかりやすい高齢者、障がいのある方や子どもについては、周囲が協力して注意深く見守るようにしましょう。
○熱中症予防リーフレット(環境省)もご参考ください
関連リンク
☆ 厚生労働省 熱中症関連情報(厚生労働省サイトへの外部リンク)
☆ 環境省熱中症予防情報 (環境省サイトへの外部リンク)
☆ 熱中症予防声かけプロジェクト (特設サイトへの外部リンク)
☆ 熱中症情報 - 日本気象協会 tenki.jp (日本気象協会サイトへの外部リンク)