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【報道資料】伝染性紅斑(リンゴ病)が警報レベルを超えました

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 感染症発生動向調査において、第26週(6月23日~29日)の熊本市の定点医療機関あたりの伝染性紅斑(リンゴ病)の患者報告数が「2.13」となり、国が警報レベルの基準としている「2」を超えました。市民の皆様におかれましては、引き続き感染予防対策を徹底していただきますようお願いいたします。


詳細は別添資料をご確認ください。



【伝染性紅斑(リンゴ病)について】
1 伝染性紅斑(リンゴ病)はどんな病気?
両頬に赤い発しん(紅斑)が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる小児に多いウイルス性の感染症です。感染経路は、感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。
年によって若干のパターンの違いはあるものの、年始から7月上旬頃にかけて増加し、9月頃に最も少なくなる季節性を示すことが多いですが、流行が少ない年には、はっきりした季節性がみられないこともあります。

2 症状は?
約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
中には長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。
多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。

3 治療法は?
伝染性紅斑に、特別な治療法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。経過観察をしっかりと行い、症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

4 予防・対策は?
伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。紅斑が出ている時期にはほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみが出る時にはマスクの使用や口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。



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