事務職(情報)とは?
●デジタルに関する高い専門性と行政に対する広い視野をバランスよく身につけ、各施策をデジタルの面から牽引し、本市のDX推進やシステムの安定稼働に貢献する人材
●また、職場における身近な相談役として、職員が抱える業務課題の解決やDXマインドの向上を支援する人材
熊本市では上記の人材を平成27年から「事務職(情報)」の職種で採用しており、現在22名の職員が活躍しています。(令和7年4月時点)
事務職(情報)の役割
専門的知見を活かし、熊本市のDXを推進する役割を担っています。(以下、くまもとDXアクションプラン
より抜粋)
また、DX推進リーダーのD(デジタル技術)を主に担う立場として、DXの推進や庁内のシステムの安定稼働のため、専門的見地からの伴走支援を行っています。(以下、熊本市職員成長育成方針
より抜粋)
具体的な役割
- システム導入計画やデジタル関連施策の策定・推進
- 所管システムの導入、更改、運用管理、企画調整(※セキュリティ含む)
- システム導入・更改、運用管理に関する技術的支援(※セキュリティ含む)
- 行政手続のデジタル化推進
- 職員のデジタルリテラシーの向上支援
特に必要とされるスキル
- ネットワーク
- セキュリティ
- プロジェクトマネージャ
- クラウド(AWS等のクラウド上でのシステム構築・管理関連)
- システム導入のライフサイクル など
スキル向上のための取組
業務上、特に必要とされるスキルを習得するための環境整備や、それぞれが持つ知識や情報を共有できる場を創出し、職員が相互に協力できる関係を築いています。
資格取得支援
IPA実施のレベル3及び4の資格試験の受験料を全額補助しています。
意見交換会・勉強会の実施
情報職同士の連携の強化、新規採用情報職のサポート等を目的とした意見交換会を定例的に実施しています。
また、業務に必要となる知識の習得や、スキルアップのための勉強会を実施しています。実施にあたってはICTアドバイザーや外部講師を活用し、より専門性の高いスキルの獲得を目指しています。また、DXを推進にあたり、他都市の事例やシステム面での取組など、必要な情報収集ができる機会を創出しています。
ワークライフバランス
熊本市では職員が働きやすい環境が整備されています。
休暇の取得促進
柔軟な働き方の促進
快適な職場環境

【TPOに合わせた働きやすい服装の選択】

【フリーアドレスの導入・拡大】
支援制度
現役職員の声
実際に熊本市で仕事をしている事務職(情報)の職員に聞いてみました。

Q&A
(1)
Q.採用後の配属・異動はどのようになりますか?
A.原則はデジタル部、業務担当課(基幹システム等の所管課又はデジタル人材として配置が必要とされる課)に配置されます。また、1人の職員がデジタル部と業務担当課のどちらの業務も経験できるよう、ジョブローテーションを行います。
(2)
Q.昇任について教えてください。
A.昇任は、学歴・性別に関係なく一定の経験年数と人事評価等に基づき行います。主査級・課長級への昇任は、昇任試験制度があります。
Q.どのようにして、市職員を採用するのですか?
A.職員採用選考試験(試験案内(社会人経験者対象)
)に合格した方が人事委員会が作成する名簿に登載され、各任命権者から採用されることになります。