目次
SDGsの手引きを作成しました
SDGs(持続可能な開発目標)の手引きを作成しました。簡単にできるSDGsなども掲載しておりますので、是非ご覧ください。
以下よりダウンロードしてご覧ください。
グリーン/ブルーボンドについて
地球温暖化など環境課題の解決に貢献する取組を「グリーンプロジェクト」と、また「グリーンプロジェクト」のうち地下水の保全や海洋資源・生態系の保護等に貢献する取組を「ブループロジェクト」と言い、こうした「グリーン/ブループロジェクト」に必要な資金調達のために発行される債権のことを「グリーン/ブルーボンド」と言います。
本市のグリーン/ブルーボンドについては、熊本市ホームページ-熊本市の財政状況-
をご参照ください。
ESD(持続可能な開発のための教育)について
熊本市立北部中学校は、国立教育政策研究所により平成30・31年度教育課程研究指定校(ESD:持続可能な開発のための教育)に指定されました。
平成30・31年度教育課程研究指定校としての熊本市立北部中学校の取組をご紹介します。
参観授業
研究主題である「人とつながる 社会とつながるESD」に向けた取組として、平成30年6月11日に参観授業と文部科学省の濱野視学官を迎えての講演会が行われました。
「SDGsを知ろう」というテーマで行われた参観授業の様子をご紹介します。
SDGsについて最初の授業となった今回は、17のゴールを理解する機会となりました。
それぞれのマークが表すゴールについて、予想し理解しました。
さらに17のゴールのうち印象に残ったもの等について、話合いや発表が行われました。
[10]人や国の不平等をなくそう
中国の内陸部と沿岸部では格差がある。
内戦のある地域では、生活を保障されない難民がいる。
[12]つくる責任つかう責任
限りある資源を大事に使うことで、大量生産しなくてよい。
[13]気候変動に具体的な対策を
温暖化対策をすれば、熱中症で亡くなることもない。
食物も収穫できるので、「ゴール[2]飢餓をゼロに」もなくなるなど、他のゴールも達成できる。
[15]陸の豊かさも守ろう
誰でもごみ拾いをすることはできる。
といった発表がありました。
今後はさらに、自分達の地域について重要なゴールや、それに向けてできることについて、気付きを広げ考えを深めていく予定です。
狂言公演
平成30年10月15日、熊本市立北部中学校において、「野村万作の会 狂言公演」が開催されました。これは、文化庁による「文化芸術による子どもの育成事業」 - 巡回公演事業 - として実現しました。
能と狂言(合わせて能楽)は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統芸能です。
狂言とは、時代、国境、人種を越えて通じる話を題材としており、約650年前に成立した喜劇的な対話劇です。
今回公演された「万作の会」は、人間国宝・野村万作を中心とした狂言グループで、今回は5名の狂言師の方が来校されました。
この狂言鑑賞は、SDGsの目標4と目標11に繋がるものです。

4 質の高い教育をみんなに
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。

11 住み続けられるまちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする。
「人とつながる 社会とつながるESD」という北部中学校の研究の一環でもあった狂言鑑賞は、一部体験も交えて行われました。また人間味あふれる登場人物の姿に、生徒たちからは「楽しかった」「狂言に興味がわいた」という声が聞かれました。
地域の方や近隣小学校の児童も招かれ、楽しい時間を共有し、貴重な体験になったことと思われます。
過去とのつながり、未来とのつながり、芸術文化がもたらす豊かさについて、学びを深める場になりました。
シンポジウム
平成30年11月10日、熊本市立北部中学校において、北部・未来シンポジウム「ほくぶの未来を考える」が開催されました。
「人とつながる 社会とつながるESD」という研究主題をもとにしたこれまでの実践を振り返り、これからの取り組みや北部校区の持続可能なまちづくりを生徒自らが具体的に考える機会となりました。
ゲストシンポジストに、市民生委員児童委員協議会 理事 津地 尚文 様、株式会社自然と未来 会長 星子 桜文 様、熊本市副市長 植松 浩二を迎え、北部中学校生徒代表3名も加え6人の話を中心に、シンポジウムが進められました。
フロアからは、タブレット端末を活用し、生徒から出された意見はその場でスクリーンに映し出され、臨場感あるシンポジウムとなりました。
地域交流会
平成30年12月25日、熊本市立北部中学校において、北部中生徒会・地域交流会が開催されました。
「人とつながる 社会とつながるESD」という研究主題をもとにした、ほくぶ・未来シンポジウム「ほくぶの未来を考える」で考えたことや知ったことを、地域や学校に目を向け、身近なところから何ができるか考える機会となりました。
北部中学校の生徒会執行部、北部地区青少年健全育成協議会の皆さん・民生委員児童委員等の地域の方がグループに分かれ、意見交換を行いました。
図書委員会からは、SDGsに関連して新聞(5社)のスクラップづくりについて紹介がありました。
スクラップについては、例えば食品ロス等、身近な社会問題を知るきっかけになると同時に、もっと読んでほしい、活用してほしい、との 意見も出されていました。
課題を共有するとともに、地域の方の気付きもコメントしていただき、議論が深まりました。
まとめとして、北部地区青少年健全育成協議会事務局長の津地様からは、地域についての考えを確認し合う、分かり合うことで、地域がさらにつながっていく、というお話がありました。
生徒からは、「交流会で北部中校区の現状を知ることができた。地域の活動をより活発にしていくには、まずSDGsについて知ってもらうことから始めていくことが大切だと思う。生徒会新聞等を利用して、地域や学校の取組を発信していきたいと思う。」、「地域の人と中学生の交流の場を増やし、地域とのコミュニケーションをとっていきたい。」といった感想が聞かれました。
熊本市SDGs研修会
平成30年2月6日に、SDGsの基本的な理解を獲得するため、熊本市幹部職員を対象に「熊本市SDGs研修会」を開催しました。講師に法政大学准教授 川久保 俊 先生をお招きし、基本的事項の確認から、SDGsを活用した自治体のまちづくりイメージまで、講演がありました。
全体の研修後は、職員と有識者の意見交換の場を設け、行政施設にSDGsを取り入れる手法について検討を行いました。
トップマネジメント研修会
平成30年6月18日に、市長・副市長はじめ各局の局長を対象に「トップマネジメント研修会」が開催されました。法政大学准教授 川久保 俊 先生を講師に「自治体行政と持続可能な開発目標SDGs」をテーマとした研修をしていただきました。他自治体の取組、SDGsの活用の仕方、企業や市民との関わり方等を交えての講演でした。
活発な質疑も行われ、今後の本市のSDGsに関する施策展開の考え方、推進体制等を進めるにあたり大変貴重な機会となりました。
先進建設・防災・減災技術フェア
令和元年(2019年)11月20日、21日に開催されました、創造的復興に寄与する 先進建設・防災・減災技術フェア in 熊本 2019 に、「熊本市における防災への取り組みについて」をテーマに電気自動車(EV)を出展しました。
令和元年度(2019年度)の「自治体SDGsモデル事業」に選定された熊本市の事業である「地域(防災)力の向上事業」を知っていただくことも今回の出展の目的の一つでした。
今回は停電時において電気自動車(EV)から電気を供給する事業の説明のために電気自動車(EV)を展示したほか、熊本市消防局の仮想現実(VR)を活用した消火体験や地震体験、熊本地震からの復興パネルの掲示、観光案内などを行いました。
出展風景
SDGs推進に向けたシンポジウム
令和元年(2019年)11月22日、ホテル日航熊本にて、くまもと技術革新・融合研究会(RIST)・公益財団法人くまもと産業支援財団主催のシンポジウムが開催されました。
令和元年度RISTシンポジウム~熊本のSDGs推進に向けて~と銘打ち、市長の発表をはじめ、産官学金における事例発表などがあり、パネルディスカッションで幕を下ろしました。
当日の市長発表資料は以下のとおりです。
なお、シンポジウムのチラシは以下のとおりです。
市長発表
パネルディスカッション
SDGs未来都市キックオフイベント
令和2年(2020年)1月13日に、「熊本市SDGs未来都市キックオフイベント」を熊本城ホール内2階シビックホールにて開催しました。
当日は400人の方に参加いただき、木村和也さんの進行で、市長によるSDGsキックオフ宣言、お笑いコンビ「しゃかりき」によるトークライブ、熊本市立北部中学校による発表などがありました。また、150人の方に参加いただき、サイドイベントとして2030SDGsカードゲームの開催を併せて行ったほか、SDGsに取り組む企業によるブース出展もしていただきました。楽しくSDGsを学ぶきっかけになったのではないでしょうか。
これからも熊本市では、SDGsを皆さんに知っていただくための取組を行っていきます。
当日は熊本城ホール4階メインホールで成人式も開催され、コラボ企画として、フォトブースの出展や新成人と市長によるSDGsキックオフ宣言や記念撮影を行いました。
大西市長によるSDGsキックオフ宣言
熊本市SDGs キックオフ宣言全文
私たちは、清らかな地下水と豊かな緑、熊本城をはじめとした歴史文化に彩られ、
あたたかいふれあいに満ちた住みやすく賑わいのある私たちの郷土熊本、
そして、このかけがえのない地球 「 Only One Earth 」 を、
将来の子どもたちに引き継いでいくため、
今日、 この日から、「誰もが幸せに暮らすことができる持続可能な社会」の実現に向けて、
はじめの一歩を踏み出すことを、ここに宣言します。
しゃかりきトークライブ
SDGsを学ぼう
司会:木村和也さん
パネラー:榊 哲郎氏(日本青年会議所 熊本ブロック協議会 2019年度副会長)
しゃかりき(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
熊本ちゃん(熊本県公認モンバサダー 福田莉千さん)
北部中学校の生徒会による発表
2030SDGsカードゲーム
熊本ヴォルターズの小林選手にも参加いただきました
企業ブース出展
サントリーホールディングス株式会社、NPO法人くまもと温暖化対策センター、株式会社肥後銀行の3社にご出展いただきました。
成人式とのコラボ企画

成人式でのキックオフ宣言

会場に設置したフォトブース
熊本SDGs推進フォーラム2020
令和2年(2020年)2月8日に、「熊本SDGs推進フォーラム2020」を肥後銀行本店ビル 大会議室にて開催しました。
SDGsを理解し、SDGsを達成するために何に取り組むべきかを皆で考えることを目的に開催したもので、このフォーラムは主に企業を対象としたものでしたが、多くの市民団体や市民の方にも参加していただきました。当日は約380人の方に参加いただき、基調講演とパネルディスカッションが行われました。
当日のチラシとプログラムは以下よりご覧ください。
チラシ(PDF:757キロバイト) 
プログラム(PDF:554.1キロバイト) 
第1部
第1部は、内閣府地方創生推進事務局参事官 遠藤 健太郎 氏による「地方創生に向けたSDGsの推進について」と題した基調講演で始まりました。遠藤参事官からはSDGsを推進することが地方創生や持続可能なまちづくりにつながることや、SDGsに取り組む企業を認証する制度の検討状況の案内などがありました。
続いて、大西市長からは「熊本地震の経験と教訓をいかした地域(防災)力の向上事業」と題し、熊本市のSDGsの取組や今後の展開について説明いたしました。
基調講演の最後には、東北大学 災害科学国際研究所助教 ゲルスタ・ユリア氏による「みちのく震録伝~SDGsから見た災害アーカイブと伝承の重要性~」と題し、東日本大震災でのあらゆる情報を全て収集し、記録し、伝えることの重要性だけでなく、記録し伝えることについてたくさんの課題があること、災害時の必要な物資が男女で異なり、被災者が多国籍化していくことから、災害対応にもSDGsの考え方が必要であることの説明がありました。
内閣府 地方創生推進事務局 参事官 遠藤 健太郎氏
地方創生SDGsの推進について(PDF:6.47メガバイト) 
大西熊本市長
熊本地震の経験と教訓をいかした地域(防災)力の向上事業(PDF:2.73メガバイト) 
東北大学 災害科学国際研究所 助教 ゲルスタ・ユリア氏
(みちのく震録伝 プロジェクトマネージャー 東北大学災害科学国際研究所 准教授 柴山 明寛氏)
みちのく震録伝 SDGsから見た災害アーカイブと伝承の重要性(PDF:3.04メガバイト) 
第2部
第2部は、「SDGsが生み出す新たなパートナーシップ」と題し、凸版印刷株式会社 コーポレートコミュニケーション部長 今津 秀紀 氏にファシリテーターを務めていただき、横浜市SDGs未来都市推進課長 高橋 知宏 氏、MS&ADインターリスク総研株式会社 サステナビリティグループ 主席コンサルタント 原口 真 氏、熊本市環境政策課長の桝田 一郎が登壇者となり、パネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは、横浜市とMS&ADグループの取組の紹介に始まり、SDGsは目標年の2030年に向けて行動の10年であるということの共有、地域課題にビジネスチャンスがあり、SDGsは決して企業のCSR活動の一環として取り組むべきではないということ、2030年の熊本を想像しながら皆で考えることの大切さ、地域の魅力を活かすことが大事であるといった意見が出されました。
パネルディスカッション
凸版印刷株式会社 コーポレートコミュニケーション部 部長 今津 秀紀氏
横浜市 温暖化対策統括本部 企画調整部 SDGs未来都市推進課長 高橋 知宏氏
SDGs未来都市・横浜の挑戦(PDF:1.89メガバイト) 
MS&ADインターリスク総研株式会社 リスクマネジメント第三部
サステナビリティグループ 主席コンサルタント 産学官公民金連携・特命共創プロデューサー
原口 真氏
未来から選ばれる地域経営、企業経営(PDF:3.5メガバイト) 
熊本市環境局 環境推進部 環境政策課長 桝田 一郎
~今さら聞けないSDGs~ 企業向けSDGs推進セミナー
本セミナーでは、200名以上の方にお申込みいただき、そもそもSDGsとは何なのか、そして、企業に求められているSDGs経営について、わかりやすく解説いたしました。
日時
令和3年5月19日(水曜日)15時00分~16時40分
形式
ZoomによるWebセミナー
≪主催≫ 熊本市
≪共催≫ 熊本県・熊本商工会議所・三井住友海上火災保険株式会社
≪後援≫ 株式会社熊本日日新聞社
セミナー資料は以下をご覧ください
第1部 熊本市の取組(PDF:2.83メガバイト) 
第2部 未来から選ばれる21世紀型経営への変革(PDF:1.38メガバイト) 
第3部 熊本県SDGs登録制度の説明(PDF:1.09メガバイト) 
次第
第1部 熊本市の取組
熊本市役所 政策局 総合政策部 政策企画課 主査 杉本 健吾
第2部 未来から選ばれる21世紀型経営への変革~SDGsが生み出す新たなパートナーシップ
[講師]
MS&ADインターリスク総研株式 フェロー
産学官公民金連携・特命共創プロデューサー
原口 真 氏
[プロフィール]
プラント・エンジニアリング企業勤務を経て、1996年から現職。1997年から企業のサステナビリティ経営を支援する調査・分析、コンサルティングを展開。自然資本を活用した地域のレジリエンス強化と地方創生SDGs推進の領域で、数多くのオープンイノベーション・プロジェクトに携わっている。熊本市・SDGs推進に関するアドバイザー
第3部 熊本県SDGs登録制度の説明
熊本県 企画振興部 企画課 主事 宮﨑 俊輔
第4部 質疑応答
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SDGsへの取組