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熊本市知財経営支援モデル地域創出事業、通称「ちざまるプロジェクト」について

最終更新日:
(ID:67683)

熊本市知財経営支援モデル地域創出事業、通称「ちざまるプロジェクト」について

  • アイキャッチ

ちざまるプロジェクトの概要

 熊本市は、令和7年(2025年)4月8日に、特許庁が実施する知財重点支援エリアに選定され、熊本市知財経営支援モデル地域創出事業、通称「ちざまるプロジェクト」を実施しています。

 本事業は、熊本市の中小企業やスタートアップが持つ技術・デザイン・ブランド等の「知的財産(知財)」を経営に活かし、「稼ぐ力」を高めることを目的としており、知財の専門家が「事業プロデューサー」として地域の支援機関と連携し、「プロデューサーチーム」を組成。成長が期待される市内企業に対し、課題解決から事業成長までを密にサポートする「伴走支援」を行います。また、連携会議や分科会、研修会を定期的に開催することで、支援機関同士の連携を強化し、地域全体で知財活用を促進する「知財エコシステム」の構築を目指します。

「ちざまるトーク」を開催します!

 本事業の第2回研修会を「ちざまるトーク vol.1」として本事業支援先企業の株式会社RITAマーケティングパートナーズ代表取締役社長の倉崎氏をお招きしてイベントを開催します。本事業関係者はもちろん一般の方々に参加いただけますので、こちらからぜひお申込みください!!


【ちざまるトーク vol.1 開催概要】

開催日時:令和7年(2025年)12月25日(木)12時00分 – 13時00分

会場:XOSS POINT.(熊本県熊本市西区春日1丁目14-1 くまもと森都心プラザ2階)

参加フォーム:こちらからお申込み別ウィンドウで開きます(外部リンク)

※ 一般参加は研修会のみ可能です。


伴走支援の取り組みについて

 初年度となる令和7年度は、スタートアップ枠として4社、中小企業枠として1社の計5社に対して、プロデューサーチームを組成し、伴走支援を実施しています。

【スタートアップ枠4社】

  • シタテル_ロゴ

シタテル株式会社(熊本県熊本市西区春日1-14-1 2F XOSS POINT. Room 2 )

代表取締役 河野秀和

2014年3月 設立

衣服生産のワークフローにおける情報管理と、工場とのコミュニケーションをデジタル化することで「業務の管理・見える化」「取引の効率化」「生産体制の強化によるサプライチェーンの最適化」を可能にするサービスsitateru CLOUDの開発・提供を行う。


  • images


株式会社CAST(熊本県熊本市中央区渡鹿5-7-6 1階 )

代表取締役社長 中妻 啓  

2019年9月 設立

熊本大学の研究成果「ゾルゲル複合体圧電デバイス」技術を活用した、独自の耐熱・フレキシブル・薄型の特徴を有する超音波センサー、また超音波センサーを活用した配管等の厚みを測るモニタリングシステムからなる製品シリーズを展開。


  • エシカル_ロゴ


エシカルプロダクツ株式会社(熊本県水俣市大黒町2丁目3番6-2 )

代表取締役 永井 香織  

2023年9月 設立

粒状食品をメインとした、プラントベースフードの企画・開発・製造・販売。動物性原料を使用しない植物由来の食品を主力とし、食事制限がある人・健康志向・環境・宗教等、様々な消費者ニーズに応える商品を展開。


  • Uromics_ロゴ


株式会社Uromics(所在地 熊本県熊本市中央区黒髪二丁目39番1号 )

代表取締役 永芳 友

2025年4月 設立

血液や尿に含まれている細胞の代謝産物である修飾ヌクレオシド測定で筋肉量測定や生活習慣病評価を行う検査事業、利用者や介護者の負担を減らす検査キットの開発や検査結果の通知・見守り機能のあるアプリケーションの開発を行う。


【中小企業枠1社】

  • RITA_ロゴ

株式会社RITAマーケティングパートナーズ(熊本市中央区坪井2丁目1-42SDK熊本ビル5階 )
代表取締役社長 倉崎 好太郎
2010年 設立
EC立ち上げから運営代行まで実施するEC支援事業を展開。店舗集客からBtoBの問い合わせ獲得、マーケティング施策の設計提案、LP制作、Web広告の運用など多岐にわたる支援を実施。その他、持続可能な成長につながるふるさと納税支援を行う。

支援機関同士の連携強化に向けた取り組みについて

 当プロジェクトでは、個別の伴走支援に加えて、支援機関同士の連携を強化するため、以下のとおり、地域連携会議や研修会を実施してきました。
これらを通して、地域全体で知財活用を促進する「知財エコシステム」の構築を目指しています。

第1回 地域連携会議

  • 第1回地域連携会議

開催日:令和7年(2025年)7月17日(木)
場 所:KKRホテル熊本(熊本県熊本市中央区千葉城町3-31)

 本会議では、知的財産を軸に地域企業の成長を支援するネットワーク構築に向け、関係機関が一堂に会しました。運営事務局である有限責任監査法人トーマツの田島氏より、事業概要及び事業プロデューサーの小木智彦氏が紹介されました。会議には、経済産業局、INPIT(知財総合支援窓口)、日本弁理士会、大学、金融機関、商工会議所、新聞社など多様な支援機関が参加し、それぞれが知的財産という切り口からどのような支援が可能かなどを意見交換し、相互理解を深めました。


第1回 支援検討会

開催日:令和7年(2025年)9月3日(水)
場 所:オンライン

 第1回支援検討会では、本事業の全体像や今年度の支援先企業となる5社に対する支援方針が運営事務局・事業プロデューサーから共有されました。支援検討会の中で、事業プロデューサーの小木氏は、「この事業を通じて、 社会に対する知財のニーズが変わってきていると思った。 以前は知財=特許や商標ということであったが、今は知財=売り上げがあがる取り組みであると認識されていると感じている。 今こそ特許庁含め関係機関が手をつないでフォローしあって実施できればと思う。」と述べました。


第2回 地域連携会議及び第1回研修会

  • 第2回地域連携会議

             第2回地域連携会議の様子


開催日:令和7年(2025年)10月22日(水)
場 所:スタートアップ ハブ くまもと(熊本県熊本市中央区下通1丁目9-9 肥後銀座通ビル)

 第2回地域連携会議では、連携強化を主眼に置いた分科会形式で、各支援領域のテーマについて弁理士や専門家などが参加する形で、課題ややりたいこと、目指す姿を共有し、ホスト機関が議題を提示しながら意見交換をしていくことで、連携・協業に繋げていくことを目指しました。

 さらに、同日開催された研修会では、知的財産に関する最新情報のインプットを目的とし、パネルディスカッション・セミナーを開催しました。パネルディスカッションでは、事業プロデューサーの小木氏がファシリテーターを務め、事務局メンバーがパネリストとして登壇。熊本スタートアップエコシステムにおける知的財産の役割について議論しました。セミナーでは、事業プロデューサー補佐の坪内氏が登壇し、知財経営について、支援者としての視点や注意点、無形資産の重要性などを共有しました。パネルディスカッション・セミナー双方に共通して、支援機関や専門家同士の横の繋がりや、連携体制を構築することの重要性が強調されていました。

  • 第1回研修会

               第1回研修会の様子


今後の事業スケジュール

令和7年(2025年)11月19日  第2回支援検討会の開催

令和7年(2025年)12月25日  第3回地域連携会議・第2回研修会の開催

令和8年(2026年)1月19日    第3回支援検討会の開催

令和8年(2026年)2月13日    第3回研修会・成果報告会の開催

令和8年(2026年)3月6日   第4回支援検討会・第4回研修会の開催(来年度に向けた継続的な伴走支援の方向性や進め方について協議)


事業プロデューサー・プロデューサー補佐のご紹介

事業プロデューサー

  • 02小木さん)弁理士法人ソシデア知的財産事務所

ソシデア知的財産事務所 代表弁理士 小木 智彦 氏

「経営を長期的に考えるうえで、知財の視点が大きな力になります。その価値を実感していただくことが、ちざまるプロジェクトの使命です。熊本市は従来より知財意識が高い場所ですので、ここから熊本全体、九州全体に波及することを目指します。チーム一丸で取り組みますので、是非ともご期待ください。」



事業プロデューサー補佐


  • 18坪内さん)

UniBridge知財事務所 代表弁理士 坪内 寛 氏

「地域知財エコシステム形成の第一歩は、地域で活躍する支援機関同士が互いの強みを知り、相互理解を深めることです。「ちざまるプロジェクト」では、複数の支援機関が協力しながら企業の課題解決を伴走支援します。実践的な伴走支援を通して「顔の見える支援」と「支援機関同士の実効性ある横の繋がり」を目指します。 」



  • 21小林さん)株式会社シクロ・ハイジア

株式会社シクロ・ハイジア 代表取締役 小林 誠 氏
「現地の専門家ではないからこそ、先入観のない視点から課題を掘り下げ、これまでの経験の活かし、経営課題・知財課題解決のための戦略立案・実行を支援してまいります。そして、各支援機関の皆さま、そして熊本市の皆さまと共に、熊本市らしい独自の知財経営支援モデルの確立に貢献していきます。 」
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