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令和8年(2026年)1月29日に、熊本市内の医療機関から熊本市保健所に対して「E型肝炎発生届」が提出されました。患者は熊本市在住の70歳代の男性です。熊本市在住の患者としては、今年初めての事例となります。なお、前回の発生は令和7年(2025年)12月です。
この病気の感染経路は経口感染であり、主にウイルス汚染された食物、水等の摂取により 急性肝炎を引き起こします。治療方法は対症療法です。感染予防策としては 手洗い、飲食物の加熱が重要です。E型肝炎の流行地域へ旅行する際は、飲料水、非加熱の貝類等をとらないよう注意しましょう。また、E型肝炎は動物からヒトへの感染事例の報告もあることから、野生動物の肉等を食べる際には、中心部まで火が通るよう十分に加熱してください。特に、妊婦や高齢者は、感染すると劇症化し死亡するリスクが高まるため、野生動物の肉等を生で食べないようにしましょう。
1.患者に係る情報
70歳代、男性、熊本市在住
※熊本市在住の患者として、前回は令和7年(2025年)12月に発生しています。
2.経過
令和7年12月末頃 食欲低下あり。医療機関Aを受診し、経過観察となる。
令和8年1月22日 医療機関Aを再診、肝機能検査値の上昇あり。医療機関Aから医療機関Bを紹介され受診、同日入院。
令和8年1月29日 症状軽快し、医療機関Bを退院。経過良好。
※ 1月22日の血液検査の結果、1月29日にE型肝炎であることが判明
※ E型肝炎の感染原因として多い、ブタ、イノシシなどの肉の生食はなく、感染経路は不明。
3.E型肝炎の発生状況
※令和8年(2026年)第1~4週(1月1日~1月25日)時点 全国 41件、熊本県 0件、熊本市 0件
4.E型肝炎について
E型肝炎は、E型肝炎ウイルスを病原体とする感染症です。主な感染経路は、病原体に汚染された水の摂取や、加熱不十分な動物(ブタやイノシシなど)の肉や内臓を喫食による経口感染です。腹痛や黄疸を呈し、まれに劇症化し死亡することがあります。感染予防対策としては、ブタやイノシシなどの肉や内臓は十分に加熱して食べる、手洗いを徹底するなどの衛生管理が重要です。海外の流行地域へ行く際は、生水や生の魚介類・野菜などの食品の喫食を避けてください。