目的
対話型鑑賞会は、美術作品を通した「対話」・「気づき」・「他者とのつながり」を育むことを目的としています。参加者の“感じる力”を大切にしながら、教わるだけではない鑑賞を体験していただきます。また、文化的処方を身近に感じてもらうための、市民向けの参加機会として実施します。
対話型鑑賞とは?
絵画などの一つの作品を複数人で対話しながら鑑賞します。対話を通じて自身の感情や考えに向き合い、自由に表現する力を育みます。また、自分とは異なる考えに触れ、お互いを認め合うことで、人との緩やかなつながりを実感できるプログラムです。
令和7年度の活動
対話型鑑賞会スケジュール(全8回)
9月4日(木) ファシリテーター:(公財)熊本市美術文化振興財団スタッフ/対象:小学生(熊本市立隈庄小学校)
11月1日(土)ファシリテーター:(一社)アーツアライブ代表理事 林 容子 氏/対象:認知症の方とその関係者
11月8日(土)ファシリテーター:うるとらまりん主宰 春日 美由紀 氏/対象:地域の支援やつながりを必要とする若者
11月22日(土)ファシリテーター:(公財)熊本市美術文化振興財団スタッフ/対象:大学生(熊本県立大学)
12月13日(土)ファシリテーター:うるとらまりん主宰 春日 美由紀 氏/対象:一般公募
1月16日(金)ファシリテーター:(公財)熊本市美術文化振興財団スタッフ/対象:高校生(熊本県立熊本高等学校)
2月20日(金)ファシリテーター:(公財)熊本市美術文化振興財団スタッフ/対象:小学生(熊本市立武蔵小学校)
2月26日(木)ファシリテーター:(公財)熊本市美術文化振興財団スタッフ/対象:小学生(熊本市立碩台小学校)
対話型鑑賞会の様子
第1回 9月4日
ファシリテーター:(公財)熊本市美術文化振興財団スタッフ
対象:小学生(熊本市立隈庄小学校)134名
第2回 11月1日
ファシリテーター:(一社)アーツアライブ代表理事 林 容子 氏
対象:認知症の方とその関係者 5名
第3回 11月8日
ファシリテーター:うるとらまりん主宰 春日 美由紀 氏
対象:地域の支援やつながりを必要とする若者 6名
対話型鑑賞のファシリテーターとともに、ゴッホ《ひまわり》を見ながら「今日の自分」に重ねるひまわりを選ぶワークから始まりました。続いて、2チームに分かれて作品カードを使ったゲームで盛り上がり、最後は展覧会会場でじっくり作品を見つめ、語り合う対話型鑑賞を体験しました。
第4回 11月22日
ファシリテーター:(公財)熊本市美術文化振興財団スタッフ
対象:大学生(熊本県立大学)26名
学生さんたちはグループに分かれて1点の作品をじっくり見つめ、気づいたことを言葉にしながら鑑賞していきました。他者の視点に触れることで新たな発見が生まれ、作品の物語も広がっていきました。3つのグループが同じ作品を鑑賞しましたが、作品に対する印象はグループによって異なっており、対話しながら観る魅力を深く感じる時間となりました。
対話型鑑賞の様子はこちら👉熊本市現代美術館ホームページ
(外部リンク)
第5回 12月13日
ファシリテーター:うるとらまりん主宰 春日 美由紀 氏
対象:一般公募 5名
一般公募で集まった参加者のみなさんは、初対面同士で最初は少し緊張していましたが、対話しながら鑑賞を進めるうちに、自分の意見をどんどん語ってくださるようになりました。互いの視点に触れながら会話が広がり、場の空気も次第にあたたかくなっていき、最後には「楽しかった」との声も上がり、充実した時間となりました。
第6回 1月16日
ファシリテーター:(公財)熊本市美術文化振興財団スタッフ
対象:高校生(熊本県立熊本高等学校)20名
電気仕掛けの立体作品を前に、それぞれがじっくり鑑賞した後、バネを擬人化するなど多様な見方が自然に広がりました。実は今回、作家の田中一平さんもこっそり同席しており、対話から生まれる解釈の豊かさに驚きと喜びを話されました。自分の見方を言葉にし、他者の視点を面白がる体験が、対話型鑑賞の魅力として深く感じられました。