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令和8年(2026年)3月18日、熊本市ノロウイルス食中毒注意報を発令しました。熊本市においてノロウイルスを原因とする食中毒事例が複数確認されたことから、市民及び食品事業者への注意喚起を行い、食中毒の発生防止を図る必要があると判断し、食中毒注意報を発令したものです。市民の皆様へ注意を呼びかけるとともに、飲食店、集団給食施設及び食品関係施設に対し、ノロウイルスによる食中毒防止のために必要な注意事項の周知徹底を図ります。
[発令期間]
令和8年(2026年)3月18日から3月31日まで
[注意・啓発事項]
1 ノロウイルスの特徴
・ノロウイルスによる食中毒は、冬季を中心に1年を通じて発生します。
・ノロウイルスが付着した手で調理をすると、食品がウイルスに汚染され、その食品を食べることにより感染するおそれがあります。
・ノロウイルスは非常に感染力が強く、食中毒以外にも、床・ドアノブ・便座などの身の回りの環境から感染し、大規模な集団感染につながることがあります。
2 症状
・感染から24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱等です。
・通常は3日程度で回復しますが、持病のある人や乳幼児、高齢者などは、脱水症状を起こしたり、症状が重くなったりすることがあります。また、吐物を誤って気管に吸い込むと窒息の危険があるため注意が必要です。
3 食品衛生の基本ルール
【ノロウイルス食中毒の予防4原則】
(1)持ち込まない
・丁寧な手洗いや日々の健康管理を心掛けましょう。
・腹痛や下痢の症状があるときは、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
(2)つけない
・調理前の手洗いを徹底しましょう(トイレ使用後、盛り付け前、手袋着用前など)。
・生で食べる食品や調理済み食品には、素手で触らないようにしましょう。
・石けんを用いて十分に泡立てて手洗いを行い、二度洗いが効果的です。
(3)やっつける
・食品は中心温度85~90℃で90秒間以上加熱しましょう。
・調理器具は85℃以上の熱湯で1分間以上加熱するか、塩素系消毒液(塩素濃度200ppm)に浸して消毒しましょう。
※消毒用アルコールはノロウイルスに対する効果が不十分です。
(4)ひろげない
・食器や調理環境の消毒を徹底しましょう。おう吐物等を処理するときは二次感染を防ぐため、適切な感染防止対策を行いましょう。
4 家庭において特に注意すべき事項
(1)おう吐物や下痢便等を処理する際は、十分な換気を行い、使い捨て手袋をするなど、自身が感染しないように注意し、慎重かつ速やかに行いましょう。
(2)家族に下痢等の症状がある場合は、その人は最後に入浴する、おう吐物がついた洗濯物は分けて洗う、トイレの便座やドアノブなどの消毒を徹底するなど、日常生活においてもいつも以上に感染拡大防止を心がけましょう。
5 飲食店等において特に注意すべき事項
(1)ノロウイルスは、感染した人を介して食品が汚染されることがあります。調理従事者は自身や家族の健康状態等に注意し、日々の健康管理を心掛けしましょう。腹痛や下痢等の症状がある場合は、食品を直接取り扱う作業をしないことが重要です。また、調理従事者は毎日作業開始前に健康状態を確認し、責任者に報告する体制を整えましょう。
(2)歓送迎会やお花見等により会食の機会が増える時期です。通常の処理能力を超える予約や受注は、加熱不足や調理後の提供までの時間延長につながり、食中毒のリスクを高めます。作業人員や設備の状況を踏まえ、安全に提供できる量を受注することが重要です。