平成28年熊本地震における地域防災活動状況等アンケート調査
平成28年熊本地震で浮かび上がった、行政の対応など様々な課題について、今後の復旧・復興や防災活動等の各取組に活かしていくことを目的としてアンケート調査を実施しました。
調査概要
- 【調査期間】 平成28年7月29日(金)~平成28年8月12日(金)
【対象者および調査方法】 対象者:校区自治協議会、町内自治会及び自主防災クラブの各会長 - 調査方法:郵送による配布・回収
【回答数】 615件
実施結果
平成28年熊本地震における地域防災活動状況等アンケート調査結果報告書
(PDF:1.09メガバイト)
平成28年熊本地震に関するアンケート調査
平成28年熊本地震の被害や被災経験を今後の復旧・復興に活かしていくため、市ホームページにてアンケート調査を実施しました。
調査概要
【実施時期】 平成28年6月20日(月)~平成28年7月31日(日)
【対象者および調査方法】 市ホームページにて実施(市内外問わず回答可)
【回答数】 1,198件
回答者分野別内訳
主なご意見
【自助の取組】
・熊本で地震がくるとは思わず、食料などの備蓄をしていなかったため困った。
・前震後に食料や飲料水を備えたことが良かった。
・前震後は寝る時も持ち出し品等を寝床に置いていたので、本震時はすぐに持ち出せた。
・お風呂に水を溜めていたことでトイレ用水等で役に立った。
・家具等の固定についてはしていなかったため散乱した。地震後に固定を行った。
・物が倒れ、備蓄品や持ち出し品がすぐに取り出せなかったことが困った。
・指定避難所か指定外避難所かなどわからず、事前に調べておく必要があった。
【共助の取組】
・地域や消防団の方が、地震後に安否確認や見回りをしてくれたことが良かった。
・普段付き合いがなかったが、地震時に声掛けがあり、その後あいさつ等を行うようになった。
・避難所において避難者がボランティアで活動されたことに感心した。
・避難所での炊き出しや、スーパー(民間)等で配給をしてもらい助かった。
・マンション暮らしで近所との付き合いはなく助け合いもなかった。
・地域での避難訓練などの必要性を感じた。
・車中泊を行っており、誰からも声掛けもなく過ごした。
【公助の取組】
・指定避難所以外には食糧品等の支援がなかった。行政は把握すべき。
・避難所に配置されている職員が日毎に替わっていたため固定したほうが良かった。
・物資の配給などは民間企業などと連携したほうが良いと思う。
・車中泊や自宅避難をしている人には何の支援もなかった。避難場所により支援に差があった。
・水道の復旧等が早くて助かったが、給水車の配置は各校区の状況を考えて配置するべき。
・各情報の収集が人によって差があった。また、メディアを通して間違った情報もあり困った。
・行政も被災した中で対応をされていたが、もう少し臨機応変な対応などが必要。
【復興に向けて優先すべきこと】
・一部損壊でも修理に多額の費用が必要であり、実際のかかる費用に応じた支援を行うべき。
・住宅の確保や経済的支援など、日常の生活に早く戻れるよう被災者の支援が第一と思う。
・道路状況が悪く、また渋滞緩和のため道路等のインフラ整備を早くお願いしたい。
・熊本城の早期復旧、観光施設の復旧を行い観光客誘致が必要。
・今回の地震で離職された方の就業確保。企業誘致など仕事を増やす復興をしてほしい。
・避難所の復旧と耐震性強化。災害への備えとして避難所の耐震化は急務。
・危険箇所の早期解体が必要。通学路や道路にコーンが置いてあり二次被害の危険がある。