IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)ホームページより
副業や投資に関する情報商材のトラブルに関する相談が依然として寄せられています。特に20歳代の若者の場合、支払いのために借金をさせられるケースが多くみられますが、最近の相談事例をみると、副業や投資に関する情報商材を購入後、高額なサポート契約を勧誘され、「お金がない」と断った消費者に対して遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる手口が目立っています。
悪意のある第三者にパソコンやスマートフォンを遠隔操作されると様々な被害が発生する可能性があります!
遠隔操作アプリのリスク
・「操作される側」の意図しない操作を行われる
・画面に表示された情報が全て伝わる
・「操作される側」の端末に保存されている情報が持ち出される可能性がある
遠隔操作によるサポートを受けるときの心構え
- ・遠隔サポートを受けている間は、画面から目を離さず、操作されている内容を確認してください。
あとから何をされたかをさかのぼって調べることは困難です。 - ・不明点があればオペレータに確認してください。
消費者へのアドバイス
(1)「簡単に稼げる」「もうかる」ことを強調する広告をうのみにしない! 「借金」してまで契約しない!「簡単に稼げる」「もうかる」「借金してもすぐに元が取れる」などと言われることがありますが、簡単に稼げるようなうまい話はありません。
また、借金をすぐ返せる保証は一切ないほか、事業者に解約や返金を求めても突然連絡が取れなくなり、トラブルの解決が困難になる恐れもあります。勧誘トークをうのみにせず、冷静によく考えましょう。
(2)遠隔操作アプリは安易にインストールしない!
遠隔操作によって自分が望まない操作をされる恐れがありますので、遠隔操作アプリを安易にインストールするのは避けましょう。
(3)遠隔操作等で貸金業者サイトに登録してしまったら、IDやパスワードを変更するなど悪用されないための対策を!
遠隔操作アプリを利用した状態で貸金業者サイトに登録した場合、IDやパスワードが事業者にも知られてしまっている恐れがあります。
また、事業者によってIDやパスワードを勝手に変更されてしまう恐れもありますので、すぐにパスワードを変更しましょう。
不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、消費者ホットライン(局番なし188)または消費者センター(096-353-2500)に相談を!
消費者トラブルで困ったら、一人で悩まず、まずは 消費者センターにご相談ください。 (熊本市消費者センター相談専用ダイヤル:096-353-2500) 相談時間は、祝日・年末年始を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までです。 |